更新日:2018/02/09
変額保険における契約日とは?誕生日が近いと損をすることもある?
変額保険を契約するときは、契約日に注意しましょう。契約日が責任開始日の翌月1日の場合、保険の契約は誕生日前に締結していても、変額保険の保険料が誕生日後のものになってしまう可能性があります。損をしないためには誕生日特約を使いましょう。
目次を使って気になるところから読みましょう!
変額保険の契約日について解説!
では、変額保険の「契約日」とはいつのことを指すのでしょうか。他にも「申し込み日」「責任」などがあるのでそれぞれの違いと意味を覚えておきましょう。
変額保険の契約日とは申し込んだ契約の起算日のこと
申し込み日と責任開始日との違いは?
申し込み日というのは書類を提出した日ですが、責任は書類を提出しただけでは始まりません。
- 申込書類の提出
- 審査
- 第一回の保険料の支払い
の3つがそろってからはじめて開始されます。保険料を支払うことで開始するのが一般的です。
ですから、責任開始日は申し込み日よりあと、ということになります。
保険料の払込方法によっては契約日と責任開始日が異なることがある?
責任開始日から保険の契約が執行されるということになりますが、責任開始日=契約日という訳でもありません。
変額保険の商品や払い込み方法によって契約日と責任開始日が異なることもあります。契約日と責任開始日が同じという場合もありますが、責任開始日の翌月1日を契約日とする場合もあります。
契約時点の年齢によって保険料が決まる
変額保険に限ったことではありませんが、生命保険などの保険料は契約時の年齢によって保険料が決まります。
ですから、誕生日の前になると保険の更新や変更の案内がたくさんくると思います。誕生日の前に保険に加入するというのは良いことですが、あまりギリギリに契約すると損をしてしまう可能性もあるんです。
誕生日が近い場合は契約日特例を利用しよう
- 責任開始日=契約日の場合:29歳の保険料
- 責任開始日の翌月1日が契約日の場合:30歳の保険料
になってしまうという訳なんです。変額保険の責任開始日時点では29歳だったのに契約日までに誕生日を迎えてしまうと、初めから30歳の保険料で契約することになります。これだとなんだか損した気分になりますよね。
こんな時は「契約日特例」というのを使用することが出来ます。本人が申し出て会社が承諾することで、責任開始日=契約日にしてくる特例です。これなら29歳の保険料で済みます。とくに20代から30代になるときなどは保険料の変動も大きい可能性があるので、誕生日を迎える前の年齢の保険料にしてもらえると助かりますよね!
契約日特例は、変額保険の会社によって名称が異なることがあります。
参考:変額保険の契約日から一定期間内の解約の場合に発生する解約控除とは?
反対に、契約日からの期間が短い(保険料の支払い回数が少ない)場合は解約控除が差し引かれてしまいます。控除というとこちらに戻ってくるイメージがあるかもしれませんがこの場合の控除は解約の手数料として保険会社に入るお金です。
変額保険の契約日から一定期間を過ぎれば解約控除は発生しません。保険会社によっても異なりますが10年以上変動保険を契約していた場合は控除されないのが一般的です。保険にはある程度の期間加入しておいたほうがいいのかもしれませんね。
まとめ
- 申し込み日:変額保険の申し込み書類を提出した日。
- 責任開始日:保険会社が保険金や給付金など契約上の責任を果たす日。書類提出後審査、保険料の支払いが完了してから開始される。
- 契約日:契約の起算日。変額保険の場合は運用の実績が開始される日。
責任開始日=契約日という場合もありますが、変額保険の種類によっては責任開始日の翌月1日が契約日になることもあります。
変額保険などの生命保険は加入日の年齢によって保険料が変わります。ですから責任開始日と契約日の間に誕生日を迎える場合誕生日前でも次の年齢の保険料を支払わなくてはならなくなります。
ただし、保険会社に申請し了承されれば「誕生日特例」として責任開始日を契約日にしてもらうことができます。誕生日前に保険に申し込む人は多いと思いますので、この間に誕生日を迎える場合はぜひ誕生日特典を使ってください。