更新日:2024/08/07
生命保険と個人年金保険どっちがおすすめ?違いをわかりやすく解説!
将来に向けて生命保険や個人年金保険への加入を考えている人も多いのではないでしょうか。生命保険と個人年金保険は、役割や目的が異なるため、違いを理解して加入することが重要です。本記事では生命保険と個人年金保険の違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
内容をまとめると
- 生命保険と個人年金は加入の目的が違う!
- 生命保険は、ライフステージに応じた様々なリスクに備えたい人におすすめ!
- 個人年金保険は、将来に向けて着実にお金を貯めたい人におすすめ!
- 生命保険と個人年金保険のどちらに加入するか迷ったら、保険のプロへの相談がおすすめ!
- 保険のプロなら経済状況やライフステージに合わせ、適切な商品が提案できる!
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目次を使って気になるところから読みましょう!
生命保険と個人年金保険の違い
ライフステージに合わせた資金を準備するために、生命保険や個人年金保険の活用を考える人も多いことでしょう。
生命保険と個人年金保険は、加入の目的や役割が全く違います。
そのため違いを理解して活用することが大切です。
本章では2つの保険の違いや特徴などを解説します。
それぞれの特徴を理解し、目的に合った商品選択をしましょう。
生命保険と個人年金保険の違いを比較!
生命保険と個人年金保険の主な違いは以下の通りです。
生命保険 | 個人年金保険 | |
---|---|---|
目的 | 死亡・高度障害状態への備え 事故や怪我、病気への備え | 老後の資金の準備 |
保険金受け取りのタイミング | 死亡・高度障害状態になった時 事故や怪我、病気が発生した時 | 年金支給開始時期 |
受け取り方 | 一括 | 年金式 |
医師の診査 | 必要 | 不要 |
貯蓄性 | 低い | 高い |
解約返戻金 | ない、もしくは少ない | あり |
以上の通り、生命保険と個人年金保険は、そもそも目的から異なります。
生命保険の目的は万が一の時への備えです。
死亡や怪我、病気などに備えることから、ほとんどの商品で医師の診査や健康診断書の提出、健康告知が求められます。
その結果次第では、生命保険への加入ができません。
一方個人年金保険は老後資金への備えが目的です。
そのため原則として医師の診査などは必要ありません。
生命保険と個人年金のどちらに加入するか迷っている場合は、目的に応じて商品を選択しましょう。
生命保険の基礎知識と特徴
生命保険とは、被保険者が死亡や怪我、病気などのリスクに晒された時に、保険金が受け取れる保険です。
主な種類としては、以下のようなものが挙げられます。
- 死亡保険
- 医療保険
- がん保険
- 養老保険
- 学資保険
- 介護保険
- 個人年金保険
以上から分かる通り、種類が多岐に渡るため、ライフステージごとに生じる様々なリスクに備えられます。
個人年金保険も生命保険の一種ですが、一般的に生命保険というと、死亡保険を指すことが多いです。
続いて、生命保険の特徴は以下の通りです。
- 死亡や怪我、病気などに備えられる
- 貯蓄性がない、あるいは少ない商品が多い
- 契約の際は医師の診査や健康告知などが必要
生命保険は万が一への備えが主な目的です。
健康リスクの高い人は、条件付きになったり保険料が上がったり、そもそも加入できなかったりします。
そのため生命保険への加入は、健康な若いうちがおすすめです。
また、養老保険など一部の貯蓄性が高い商品を除き、基本的に貯蓄性は低いと考えた方が良いでしょう。
ライフステージごとに必要な資金は、別途貯蓄やその他の保険などで準備してください。
個人年金保険の基礎知識と特徴
個人年金保険とは、公的年金とは別に老後資金を準備するための保険です。
生命保険の一種で、受取期間が開始すると年金式、あるいは一括で年金が受け取れます。
公的年金だけでは生活費が不足されるとされる昨今、個人年金保険は老後の貴重な生活資金です。
個人年金保険は主に以下の3つに分けられます。
特徴 | |
---|---|
確定年金 | 一定期間、年金が受け取れる 死亡後は残存分が支払われる |
有期年金 | 一定期間、年金が受け取れる 死亡後は支払いが終わる |
終身年金 | 一生涯に渡って年金が受け取れる |
それぞれ受取期間や死亡後の取り扱いが異なるため、目的に応じて商品選択をしましょう。
続いて、個人年金保険の特徴は以下の通りです。
- 保険料が積み立てられる
- 死亡保険金は保険料の払込金額相当
- 医師の診査や健康告知は原則不要
以上のように、老後に向けた積立が個人年金保険の主な目的です。
商品によっては、受取期間が始まる前に死亡した場合に、死亡保障の受け取りができます。
ただし保険金額は保険料の払込金額相当のため、死亡保険などと比べると少ないため注意しましょう。
途中解約時には解約返戻金が受け取れますが、基本的に元本割れをします。
早期解約の場合は全くない可能性もあるため、できるだけ解約は避けた方が良いでしょう。
生命保険と個人年金保険はどちらに入るべき?
生命保険は万が一のリスクへの備え、個人年金保険は老後の資金への備えが主な目的です。
加入の目的や特徴が異なる2つの保険は、それぞれどのような人に向いているのでしょうか。
本章では、以下の内容について解説します。
- 生命保険がおすすめな人
- 個人年金保険がおすすめな人
将来に向けて想定されるリスクや費用を考え、どちらが必要か考えてみましょう。
生命保険がおすすめな人
生命保険がおすすめな人は以下の通りです。
- 死亡や怪我、病気などの万が一の時へ備えたい人
- 家族を養っている人
生命保険は毎月保険料を支払うことで、死亡や怪我、病気の際にかかるまとまった資金を準備できます。
そのため貯蓄とは別に、死亡後の遺族の生活資金や、高額な医療費などに備えたい人におすすめです。
また、学資保険では子供の教育資金を、介護保険では老後の介護費用の準備ができます。
生命保険には想定されるリスクに応じて様々な種類があるため、結婚や出産などのライフステージに合わせ、加入や見直しを検討しましょう。
もちろん独身の場合も死亡や怪我、病気などのリスクはあります。
特に貯蓄が不十分な人は、怪我や病気による経済的ダメージが大きいでしょう。
そのため独身であっても、怪我や病気になっても安心して生活できるように、生命保険への加入を検討した方が良いでしょう。
個人年金がおすすめな人
個人年金保険がおすすめな人は以下の通りです。
- 老後の資金に備えたい人
- 節税しつつ資産形成したい人
個人年金保険は老後の資金への備えを目的としています。
貯蓄と違い保険料が口座から自動で引き落とされ、途中解約以外で引き落としもできません。
そのため、老後に向けて着実に資金を準備したい人におすすめです。
また、個人年金保険は個人年金保険料控除の対象になります。
個人年金保険料控除とは、年間の払込保険料に応じた所得控除が受けられる制度です。
所得控除により、所得税や住民税の節税ができます。
同じ積み立てでも、貯蓄にはこのような節税できる制度はありません。
利用には条件がありますが、条件をクリアすれば生命保険料控除と別枠で利用できるため、非常にお得な制度です。
節税をしつつ将来に向けた資産形成をしたい人は、ぜひ活用を検討してみてください。
生命保険と個人年金保険のメリット・デメリットを比較
生命保険と個人年金保険のどちらに加入するか検討する際は、メリット・デメリットを理解することが大切です。
知らずに加入すると、目的と合っていなかったり、損をしたりするかもしれません。
本章では生命保険と個人年金保険のメリット・デメリットを解説します。
メリット・デメリットを比較して、経済状況やライフステージに合った保険を選びましょう。
生命保険と個人年金保険のメリット
生命保険と個人年金のメリットをそれぞれ解説します。
生命保険のメリットは以下の通りです。
- 貯蓄がなくてもまとまった資金が準備できる
- 保険商品次第では貯蓄性がある
- 相続税対策になる
生命保険は万が一の時に必要な、多額の資金に備えられます。
養老保険など一部の商品は、貯蓄性があるため資産形成も可能です。
また、死亡保険金にかかる相続税には非課税枠があります。
そのため相続税対策としても利用可能です。
次に、個人年金保険のメリットは以下の通りです。
- 老後に向けて着実に資金が準備できる
- 節税をしながら資産形成ができる
- 保険料の払込方法次第では返戻率が上がる
- 医師の診査などが原則不要
個人年金保険は保険料が自動で口座から引き落とされるため、貯蓄が苦手な人であっても着実に老後資金が準備できます。
契約内容次第では個人年金保険料控除が利用できるため、所得税・住民税の節税にもおすすめです。
また、保険料の払込方法によっては、返戻率が上がります。
返戻率とは、払込保険料の総額に対し、受け取った保険金額の割合で、払込保険料が少ないほど上がります。
したがって、一時払いや年払いを利用することで割引が適用されるため、返戻率が上がります。
医師の診査などが原則不要であるため、健康リスクの高い50代以降でも加入しやすいです。
そのため退職金などを利用した一時払いも検討してみましょう。
生命保険と個人年金保険のデメリット
生命保険と個人年金保険のデメリットを解説します。
生命保険のデメリットは以下の通りです。
- 保険料がかかる
- 途中解約をすると払い込んだ保険料が損になる
- 健康状態次第では加入できない可能性がある
生命保険の保障を受けるには、当然ながら保険料がかかります。
生命保険はもしもの時への備えのため、必ずしも保障が必要になるとは限りません。
そのため払い込んだ保険料が損になる可能性があります。
特に掛け捨てタイプの生命保険の場合は、途中解約しても解約返戻金が全くないため注意が必要です。
また、加入の際は原則として医師の診査や健康告知などが必要になります。
この結果次第では加入ができない可能性があるため、若くて健康なうちに加入を検討しましょう。
次に、個人年金保険のデメリットは以下の通りです。
- インフレリスクに弱い
- 途中解約すると元本する可能性がある
- 受け取る年金は課税対象になる
インフレとは物価が上昇し、貨幣の価値が下がることです。
個人年金保険は、契約時に決めた金額が受取開始後に支払われます。
将来的にインフレが進むと、契約時に決めた年金の金額では、資金が不足するかもしれません。
そのため個人年金保険はインフレリスクに弱いとされています。
また、個人年金保険は貯蓄性があるとはいえ、途中解約をすれば元本割れの可能性が高いです。
解約が必要な場合は、できるだけ解約返戻率の高いタイミングが良いでしょう。
個人年金保険は節税しつつ資産形成ができる点が大きな魅力ですが、一方で受け取りの際には年金に対して税金がかかります。
かかる税金は以下の通りです。
- 契約者=受取人 → 所得税
- 契約者≠受取人 → 贈与税
契約者=受取人の場合は、受け取った年金に対して所得税が発生します。
契約者≠受取人の場合は、所得税に加えて初年度に贈与税がかかります。
つまり契約者≠受取人だと、税負担が重くなるのです。
年金の受取人を選択する際は、課税方法に注意しましょう。
どちらに加入するのがベストか迷ったらまずはマネーキャリアの無料相談!
これまで生命保険と個人年金保険の特徴や、メリット・デメリットなどを解説してきました。
家庭の経済状況やライフステージによって必要な保険は異なるため、あれもこれもと考えているうちに、どちらに加入すれば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
そんな時は保険のプロへの相談がおすすめです。
保険のプロであれば、家庭の事情や経済状況から判断して、複数ある商品の中から最適な商品を提案できます。
生命保険と個人年金保険のどちらに加入すれば良いか迷ったら、保険のプロに相談をしてみましょう。
マネーキャリアであれば、保険のプロに無料相談ができます。
予約から面談まで全てオンラインのため、スマホひとつで利用可能です。
保険の加入に迷っている人は、ぜひ一度マネーキャリアへご相談ください。
生命保険と個人年金保険の違いに関するまとめ
生命保険と個人年金保険の違いを中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
生命保険と個人年金保険は、そもそも加入の目的が異なります。
生命保険は死亡や怪我、病気などのリスクへの備え、個人年金保険は老後に向けた資産形成が主な目的です。
そのためどちらに加入するか選ぶ時は、家庭の経済状況やライフステージを踏まえ、目的に合った商品選択をしましょう。
生命保険と個人年金保険のどちらに加入すべきか迷う場合は、保険のプロへの相談もおすすめです。
保険のプロであればひとりひとりの事情に合わせて、複数ある商品の中から適切な商品を提案できます。
生命保険や個人年金保険に加入を検討している人は、積極的に活用してみましょう。
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生命保険や個人年金保険に関する悩みや疑問をお持ちの人は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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