50代におすすめの個人年金保険ランキング!50代からの個人年金の選び方

老後資金の準備方法として人気の個人年金保険。50歳から個人年金保険の加入を検討している方も多いのではないでしょうか。実は個人年金保険の加入率が最も高いのが50代です。今回は、50代・50歳からの個人年金保険のおすすめランキング形式や選び方についても解説します。

内容をまとめると

  1. 50代は貯蓄があるので一時払いをしやすかったり、将来のリスクを見積やすいので、個人年金保険加入がおすすめ
  2. 50代の方には、マニュライフ生命や明治安田生命の個人年金保険がおすすめ
  3. 50代で個人年金保険に加入するメリットは、老後資金の見積もりが立てやすいこと
  4. 逆にデメリットは、積み立てたお金をすぐに引き出して使えないこと
  5. 50代からの個人年金保険がおすすめな人は、退職金を効率よく運用したい人、これから生活できる程度の貯蓄がある人など
  6. 50代におすすめの個人年金保険の選び方は、何歳まで働くか、残っているローンはどのくらいかなどを考えるとよい
  7. 個人年金保険には、確定年金、変額年金、外貨建て保険などがあるが、自分にあったものを選ぶことが大切
  8. 自分はどの個人年金保険に入るべきか知りたいという方は、個人年金のプロに無料相談するのがおすすめ
  9. 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会にお金の悩みを解決しましょう!

ランキングの前に、50代からの個人年金保険がおすすめな理由

50代から個人年金保険に加入する場合、どういったメリットがあるのでしょうか?


個人年金保険の一般的なメリットは

  • 銀行預金よりもお得に積み立てられる
  • 口座引き落としのため、強制的に老後の貯蓄ができる
  • 個人年金保険料控除により節税効果がある
の3つがおすすめされる理由です。

今回はこれらに加えて、他の世代ではなく、50代から個人年金保険に加入する場合ならではのメリットをご紹介します。

おすすめ理由①:一時払いや全期前納ができてお得

50代から個人年金保険に加入する場合、すでに貯蓄が十分にあることで、お得な支払い方法を選択できる、というメリットがあります。


個人年金保険の支払い方法には、毎月一定額の保険料を支払う「月払い」形式の他に、最初に一括で全部の保険料をまとめて支払う「一時払い」形式と、最初に全部の保険料を保険会社に預けて毎月そこから保険料を支払う「全期前納」形式があります。


一時払いと全期前納は、月払いに比べて利回りが良くなるのが特徴です。つまり、少ない保険料で同じだけの年金を受け取ることができるということです。


そして一時払いが最も利回りが良く、次に全期前納、月払い、と続きます。そのため、もし手元にお金があるのであれば、一時払いや全期前納をするのがおすすめです。


一般的に若い世代ほど貯蓄額は少ないので、個人年金保険に加入しようと思っても、月払いや年払いしか選択できないケースが多いのですが、50代で個人年金保険を検討する場合、手元に貯蓄がすでにあるケースが多く、一時払いや全期前納を選択してお得に個人年金保険に加入することができます。


個人年金保険は、加入年齢が高くなるほど保険料が割高になり利回りが下がる、というデメリットもあるのですが、一時払いや全期前納にすることで、利回りを高くしてそのデメリットを減らすことができます。

一時払いと全期前納はどう違う?

一時払いと全期前納は、どちらも加入するタイミングで、保険料を全額用意しなければならない、というのは同じです。しかし、一時払いは最初のタイミングで全て支払うのに対し、全期前納は、あくまで保険会社に預ける、という形式を取り、毎月そこから保険料を支払う形になります。


これらの違いは主に2つあり、解約時の扱い節税効果になります。


まず、解約時についてですが、全期前納の場合はあくまで保険料を預けていることになっており、まだ支払っていない保険料の分についてはそのまま返還される場合が多いのですが、一時払いの場合は保険料を支払ってしまっているので、受け取れる解約返戻金は元本割れしてしまう場合がほとんどです。


また、節税効果については、毎月支払いとして扱う全期前納は個人年金保険料控除の適用を毎年受けることができますが、一時払いはその支払った年のみの適用となります。そのため、個人年金保険料控除を受けられる額は全期前納の方が多く、お得になります。


以上のように、一時払いと全期前納はそれぞれメリットデメリットがあるので、自分の場合に当てはめてどちらがお得なのか検討してみてください。


そして、両方とも月払いより確実にお得になるので、50代から加入する場合は一時払いや全期前納ができる商品がおすすめされることが多いです。


保険に加入しなきゃと思っているけど、まだできていないという方は、この機会にやってしまうのがおすすめです。 


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おすすめ理由②:将来のリスクが見積もりやすい

50代から個人年金保険に加入する場合の、他の世代にはないもう1つのおすすめなポイントは、老後までの時間が短いために将来のリスクを見積もりやすいことにあります。


個人年金保険に加入する場合、確定年金だと加入した時点で老後の受取額が確定します。そのため、受け取るまでの期間に物価が上昇してしまうことで受取額が目減りする「インフレリスク」が存在します。


インフレリスクは、加入してから受け取るまでの期間が長ければ長いほど高くなります。


そのため、若い世代の場合は慎重に検討しないと損をしてしまう可能性があるのですが、50代であれば受け取りまでの期間が非常に短いため、インフレリスクを最小に抑えることができます。


また、保険会社が破綻してしまうリスクや、自身の収入が不安定になるリスク、公的年金がいくらもらえるか不明、退職金がどの程度になるか不明、など、保険料支払いや受取額や老後資金に関するリスクは多くありますが、老後までの期間が短い50代の場合、それらのリスクをほとんど気にする必要がなくなります。


20代で加入する場合、老後まで40年あると考えれば、50代で加入する場合のリスクへの考え方が大きく異なることがご理解いただけるでしょう。

50代におすすめな個人年金保険ランキング!

公的年金だけでは不足するといわれている老後の資金ですが、50代で加入するにはどういう商品がオススメなのか気になる方も多いかと思います。


ある程度の貯蓄があってリスクが取れるのなら、短期間である程度のリターンが見込める「外貨建て個人年金」や「変額個人年金保険」がオススメです。


リスクを取りたくないという方には、確定タイプの個人年金保険で資産を増やす方法もあります。


以下に、人気の高い商品を5つご紹介しますので、それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ながら、自分に合った商品選びの参考にしてください。

第1位:マニュライフ生命「こだわり個人年金」

マニュライフ生命の「こだわり個人年金」は、

  • 資産形成に外貨を活用したい方
  • 将来ゆとりのある生活をするための資産形成をしたい方
にオススメです。

商品の特徴は大きく分けて、次のとおりです。
  1. 積立金の外貨での運用
  2. 積立利率を毎月更改
  3. 契約後も契約内容の変更が可能
  4. 個人年金保険料控除の対象になる

積立金の外貨での運用

積立金を米ドルまたは豪ドルで運用し、海外通貨の金利の高さを利用した安定的で柔軟な資産作りを目指す個人年金保険です。積立金の運用や年金・死亡給付金などの支払は、契約通貨で行われます。

なお、払い込む金額については一定額の「円」で確定しているので、毎月の積立額が変動することはありません。

積立利率を毎月更改

積立利率は、金利の変動に合わせて毎月ゆるやかに連動します。しかも、最低保証積立利率が1.5%に設定されているので安心です。

契約後も契約内容の変更が可能

為替相場の変動やライフステージの変化、家計の状況の変化に対して、柔軟に契約内容の変更をすることができます。そのため、無理のない払い込みが可能です。

個人年金保険料控除の対象になる

個人年金保険料税制適格特約」を付加することで、所定の条件を満たせば、払い込んだ保険料は個人年金保険料控除の対象になります。

また、年金の種類は、
  1. 確定年金(5年または10年)
  2. 保証期間付終身年金(保証期間10年)
の2つです。

年金の受け取りについては、
  1. 外貨建の年金で受け取る
  2. 外貨建の年金を毎年円に換算して受け取る
  3. 年金原資を円に換算して円で年金を受け取る
  4. 年金を一括して受け取る
の4つの方法の中から選べます。

以上のように外貨の高金利を活用して安定的かつ柔軟に運用できる商品ですが、為替相場の変動による損失リスクもあります

また、解約時には解約控除、年金支払期間中には年金管理費、円に換算する場合の為替手数料などの費用がかかります。

第2位:明治安田生命「年金かけはし」

明治安田生命の「年金かけはし」は、

  • 老後の生活資金を準備したい方
  • 年金開始が遅くても大丈夫な方
  • 個人事業主の方
にオススメです。

商品の特徴は大きく分けて、次のとおりです。
  1. 受け取れる金額が多くなるように設計
  2. 保険料払込期間と据置期間を設定できる
  3. 健康状態などの告知は不要
  4. 加入できるのは55歳まで

受け取れる金額が多くなるように設計

保険料払込期間中の死亡保障を抑える代わりに、年金として受け取れる金額が多くなるように設計されています。

保険料払込期間と据置期間を設定できる

保険料払込期間と据置期間を設定することで年金保障の厚さを変えることができます。

健康状態などの告知は不要

契約時に医師の診査や健康状態などの告知がいらないので、手続きが簡単です。また、健康状態に不安がある人でも安心して加入できます。

加入できるのは55歳まで

加入できるのは20歳~55歳までとなっています。

年金の受け取りについては5年・10年から選択する確定年金で、個人年金保険としては返戻率も高く魅力的な商品です

ただ、保険料の払込期間の設定が20年~40年なので、50歳で加入した場合、受け取れるのは早くても70歳からとなります。そのため、個人事業主など長く働ける人以外は、この保険だけで老後資金を賄うのは難しいです。

第3位:第一生命「しあわせ物語」

第一生命の積立年金「しあわせ物語」は、

  • 契約時に年金額を確定させたい方
  • 元本割れのリスクを取りたくない方
にオススメです。

商品の特徴は大きく分けて、次のとおりです。
  1. 年金額が契約時に確定
  2. 健康状態などの告知は不要
  3. 個人年金保険料控除が受けられる

年金額が契約時に確定

将来受け取れる年金がいくらになるかわからないと、「この保険だけで大丈夫だろうか」「このまま継続していてもいいのか」と不安になることがあります。

その点、契約時に年金額が確定していれば老後資金の準備を計画的に行えます。また、元本割れのリスクを気にすることなく、安心できます。

健康状態などの告知は不要

健康状態の告知が不要なため手続きが簡単で、健康に不安がある人でも加入できます。

個人年金保険料控除が受けられる

個人年金保険料税制適格特約を付加すれば個人年金保険料控除を受けられるので、税負担が軽減されます。

利率の高い確定年金の年数を選択し、据え置き期間を長くすることで、高い返戻率見込めるなど魅力的なメリットがある反面、中途解約をすると解約返還金が元本を下回る可能性があるので注意してください

第4位:日本生命「みらいのカタチ」

日本生命の「みらいのカタチ」は14種類の保険の中からライフスタイルに合わせて自由に選べる保険です。


みらいのカタチは、

  • 総合的な自分だけの保障を設計したい方
  • 安心して確実に資産形成をしたい方

にオススメです。


商品の特徴は大きく分けて、次のとおりです。

  1. 自分だけの保障を設計できる
  2. 個人年金保険料控除を受けられる
  3. 配当金を受け取ることができる
  4. 保険料払込免除特約を付加できる
  5. 年金の受け取り方を柔軟に変更できる


自分だけの保障を設計できる

年金保険は14種類の保険の中の1つです。年金保険だけでなく、さまざまな保障を組み合わせて自分だけの保障を設計することもできます。


個人年金保険料控除を受けられる

年金保険だけを選択した場合は、個人年金保険料税制適格特約を付加することで個人年金保険料控除が受けられ、所得税・住民税が軽減されます。


配当金を受け取ることができる

日本生命は相互会社なので、契約者=社員として扱われます。そのため配当金を受け取ることができ、将来の年金の受取額が増える可能性があります。


保険料払込免除特約を付加できる

所定の3大疾病などの免責事由に該当した場合は保険料の払込みが免除されるので、万が一の場合安心です。


年金の受け取り方を柔軟に変更できる

年金の受け取り方は、

  • 5年確定年金
  • 10年確定年金
  • 15年確定年金
  • 10年保証期間付終身年金
の4通りですが、年金の受給開始時に年金の種類や受取時期などを変更することができます。

個人年金保険だけでなく、さまざまな保障を組み合わせることができるため、余計な保険に入って保険料が割高にならないように、担当者にしっかり相談にのってもらうほうがいいでしょう。

保険料の負担が大きくなって中途解約することになると、元本割れのリスクもあるので充分注意しましょう。

第5位:住友生命「たのしみ未来」

住友生命の「たのしみ未来」は地方銀行などの募集代理店で取り扱っている商品です。営業職員が販売している「たのしみワンダフル」と内容的にはほぼ同じです。

たのしみ未来は、
  • 公的年金以外に年金を準備したい方
  • 生命保険の営業職員との面談に抵抗のある方
にオススメです。

商品の特徴は大きく分けて、次のとおりです。
  1. 商品設計に自在性がある
  2. 円建ての定額年金
  3. 告知や医師の診査が不要
  4. 年金の受取総額を大きくする仕組みになっている
  5. 受取方法が選べる

商品設計に自在性がある

ライフプランに合わせて、保険料払込期間や据置期間などを自在に設定できます。

円建ての定額年金

基本年金額と年金原資はご契約時に円建てで確定します。

告知や医師の診査が不要

告知や医師の審査がいらないので、手続きが簡単です。

年金の受取総額を大きくする仕組みになっている

保険料払込期間中の死亡保障をすでに払い込んでいる保険料相当額に抑えることで、年金の受取額が大きくなる仕組みにしています。また、据置期間を長く設定することで返戻率を高くすることもできます。

さらに、払い込む保険料に応じて、たのしみランク(保険料割引制度)が適用されます。

受取方法が選べる

契約時に5年確定年金、10年確定年金、15年確定年金から選択できますが、年金支払開始時に一時金としてまとめて受け取ることもできる。

返戻率・利率の高さで魅力のあるたのしみ未来ですが、ほかの確定年金同様、早期解約・中途解約には元本割れのリスクがあります。また、返戻率を高くするには据置期間も設定しないといけないので注意が必要です。


↓この部分は消さないでください。 

ここまで5つおすすめの個人年金保険を紹介しましたが、「どれが自分に合うかわからない」という方も多いのではないでしょうか。 


そのような場合は、保険のプロに無料相談するのがおすすめです。 


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50代で個人年金保険に加入した場合のシミュレーション

50代で個人年金に加入する場合、保険料の払込期間を20年とし、据置期間の有無、掛け金の違いによって、いくらの年金が受け取れるかを、明治安田生命の「年金かけはし」を例にとってシミュレーションしてみます。


みてわかるように、70歳で払い込みを完了してすぐに年金を受け取るよりも、据置期間を置いて75歳から受け取りを開始したほうが返戻率が高くなっています。つまり、早めに加入するほうが返戻率が高くなるということです。

50歳から個人年金保険に加入した場合

月掛保険料を20,000円と30,000円、据置期間なしと5年で比較すると、50歳で個人年金保険に加入した場合の年金額のシミュレーションは以下のようになります。

月掛保険料20,000円20,000円30,000円30,000円
払込保険料累計額 480万円480万円720万円720万円
据置期間0年5年0年5年
年金開始年齢70歳75歳70歳75歳
年金満了年齢79歳84歳79歳84歳
一括受取額約482万円約490万円約723万円約735万円
基本年金年額約48.9万円約49.7万円約73.3万円約74.6万円
年金受取累計額約489万円約497万円約733万円約746万円
年金受取率101.9%103.7%101.9%103.7%

個人年金保険に55歳加入した場合

55歳で個人年金保険に加入した場合の年金額のシミュレーションを月掛保険料を20,000円と30,000円で比較した場合、据置期間を設定することはできないので以下のようになります。

月掛保険料15,000円20,000円30,000円
払込保険料累計額360万円480万円720万円
据置期間0年0年0年
年金開始年齢75歳75歳75歳
年金満了年齢84歳84歳84歳
一括受取額約361万円約481万円約722万円
基本年金年額約36.6万円約48.8万円約73.3万円
年金受取累計額約366万円約488万円約733万円
年金受取率101.8%101.8%101.8%

50代で個人年金保険に加入するメリット

人生100年時代といわれるほど、長生きリスクに対応する必要が増えてきました。公的年金だけでは不足するといわれる中、貯蓄や退職金を切り崩して老後資金に充てるにしても限界があります。


老後資金の準備方法にはいろいろ考えられますが、50代では収入の見込み額を確定しやすい個人年金保険でカバーするのがオススメです。


また、50代で個人年金保険に加入する場合、

  • 老後資金の見積もりが立てやすい
  • 60代や70代までの短期間で効率よく積み立てられる
というメリットもあります。その2点について、以下に詳しく解説します。

老後資金の見積もりが立てやすい

20代や30代では結婚や子育てなどで突然の出費も多く、老後資金にまで手が回らなかったり、必要な費用の予測が立てにくかったりします。


50代は子育てがひと段落していたり、住宅ローンの返済などのメドが立っている人も多いので、老後資金の見積もりが立てやすい傾向にあります。


また、どのくらいのリスクを取れるかもはっきりするので、積極的にリターンを求めるか、リスクを取らずに確実性を求めるかの運用方針も決めやすくなります。

60代や70代までの短期間で効率よく老後資金

現在の国内金利では、銀行へ預けたとしてもほとんど利息はつきません。個人年金保険も、年金として受け取れる総額は払い込んだ保険料を大きく上回ることは期待できません。


しかし、それでも銀行預金と比較すると短期間にお得に積み立てることができます。また、個人年金保険料控除を受けることができるので、節税のメリットもあります。

50代で個人年金保険に加入するデメリット

個人年金保険にはメリットだけでなく、当然デメリットは存在します。


その主なものとして、

  • インフレリスク
  • 流動性の低さ
の2つが挙げられます。その2点について、以下に詳しく解説します。

個人年金保険はインフレリスクに対処できない

確定年金タイプの個人年金保険は、予定利率が固定です。そのため、インフレリスクには対応できません。


加入した時点で将来の年金額が確定するので見積もりが立てやすい反面、物価上昇で貨幣価値が下がった時、実質的には目減りしている可能性があるのです


インフレで物価が上昇してモノの値段が1.2倍になった時に、もらえる年金も1.2倍になっていれば問題ありません。しかし、確定年金タイプは固定金利なので、どんなに物価が上がろうと、もらえる年金額は変わらないのです。

いざという時に簡単にお金を引き出すことができない

個人年金保険は中途解約すると、解約返戻金がそれまでに支払った保険料の総額よりも少なくなります。長期間据え置き、引き出さないことを前提に積み立てる流動性の低い商品なのです。


老後までの長い期間には、子どもの教育費、病気やケガの入院費や治療費、働けなくなった時の生活費など、突然出費がかさむケースがあります。


すぐに引き出せるお金があれば問題ありませんが、そうでない場合は元本割れも覚悟して解約しなければなりません。


個人年金保険はいざという時に簡単にお金を引き出すことができないということを念頭に置いて、老後までのさまざまなリスクに備えなければなりません。

50代で個人年金保険に加入するのがおすすめな人

公益財団法人生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、老後の最低日常生活費は月額で平均22.1万円、ゆとりある老後生活費は平均36.1万円といわれています。

老後資金を個人年金保険で運用する方法には、リスクの少ない「確定年金タイプ」か、投資性が強く、ある程度リスクのある「変額個人年金」や「外貨建て個人年金」があります。

50代で個人年金保険に加入するのにオススメな人は、
  • 退職金などを利用して、一時払いで返戻率を上げたい方
  • セカンドライフのための資金を効率的に増やしたい方
  • ゆとりある老後の生活費を準備したい方
  • 年金額を増やすために、据置期間を長めに取れる方
などが挙げられます。


ただ、保険料を「一時払い」すれば返戻率は良くなりますが、個人年金保険料控除による節税メリットを受けることはできないので注意してください。

50代から始める、おすすめの個人年金保険の選び方

ここまでで、50代から個人年金保険に加入する場合のメリットについて説明してきました。


では、50代から個人年金保険に加入する場合、どんなことに気をつけながら商品を選んだら良いのでしょうか。


ここでは、50代から個人年金保険を検討する場合に、判断するポイントをご紹介します。


まず、個人年金保険には大きく分けて、「確定年金」「変額年金」「外貨建て年金」の3種類があります。


それぞれの違いを表にしたものが以下になります。

確定年金
変額年金外貨建て年金
特徴支払った
時点で受取額
が確定する
保険会社の
運用実績に
よって受取額
が変動する
米ドルなど
の日本より
金利の高い
外貨で運用する
利率
低い

高い

高い
確実性
受取額が確定
するので
元本割れしない
×
運用実績次第で
元本割れする
可能性がある
×
為替レートの
変動によっては
元本割れする
インフレ
リスク
(50代には
関係なし)
×
受取額が確定
しているので
インフレには
対応できない

インフレしても
運用実績が
その分よくなれば
対応できる

インフレにより
日本円が相対的
に安くなれば
対応できる


まずこの3つについて、どのように選ぶのがおすすめか、解説します。

ローンの支払いなど、残っているリスクの大きさで商品を選ぶ

50代の個人年金保険選びで重要なポイントが、個人年金保険でどのくらいのリスクを取れるのか、というポイントです。そしてそれは、家計が抱えているリスクとのバランスで決まります。


家計が抱えているリスクとは、子育てに必要なお金の目処が立っているかどうか、や、住宅ローンの支払いの目処が立っているかどうか、などがあります。


例えば、子育てがすでに終了している場合や、もう大学生になっており、必要なお金の目処が立ち、支払いえる見込みがある場合などは、家計のリスクが低いため、変額年金や外貨建て保険でリスクを取ることもできます。


また、住宅ローンをすでに完済していたり、払いきれる目処が立っている場合などは、同じく家計のリスクが低いため、変額年金や外貨建て保険でリスクを取ることもできます。


一方で、まだ子供が小さく、今後の教育費が不明瞭であったり、まだ払いきれるか分からないような場合や、住宅ローンが完済できるかまだ不安な場合などは、個人年金保険でリスクを取るのは危険なので、リスクの少ない確定年金に加入すると良いでしょう。


ご自身の抱えているリスクと、個人年金保険のリスクのバランスを意識して選ぶようにしましょう。


難しくて毎回保険を考えるのが後回しになっているという方は、この機会に面倒な保険を片付けてしまいましょう! 


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何歳まで働くかで、一時払いか全期前納かを選ぶ

次に、払込方法の選び方ですが、先ほど月払いよりも、一時払いや全期前納がおすすめと説明しました。


では、一時払いと全期前納はどちらが良いのでしょうか。


これは何歳まで働くつもりかによって答えは変わってきます。


一時払いと全期前納の違いは、利率と個人年金保険料控除の額にありました。


つまり、一時払いと全期前納のどちらがお得なのかを考えるには、それぞれの総額保険料の差額と、個人年金保険料控除の差額を比較することで、どちらがお得かを判断することができます。


当然、定年を早く迎える場合は、定年後所得がなくなるため、個人年金保険料控除の恩恵を受けにくくなり、一時払いがお得になりますし、長く働けば個人年金保険料控除の恩恵を大きく受けることになり、全期前納がお得になります。


そのため、何歳まで働くつもりなのか、その場合はどちらがお得になるのかを計算して、選ぶようにしましょう。

年金の受取時期の選び方

個人年金保険は、その受け取り時期によって2系統5種類に分類されます。

【1】公的年金などの不足分を補う目的で、一生涯受け取る

種類内容
終身年金生存している限り年金を受け取ることができます。
保証期間付終身年金保障期間中は生死にかかわらず年金を受け取ることができ、その後は生存している限り年金を受け取ることができます。


【2】公的年金の支給開始までのつなぎ資金として、一定期間受け取る

種類内容
確定年金生死にかかわらず、10年や15年などの一定期間年金を受け取れます。
有期年金生存していれば、10年や15年などの一定期間年金を受け取れます。
保証期間付有期年金有期年金のうち、5年などの一定期間は生死にかかわらずに年金を受け取れるタイプです。


以上のように、受け取りの時期を考えて契約することも重要です。

外貨建てか円建てか運用方法の選び方

円建て商品は、保険料の払い込み、運用、年金の受け取りをすべて日本円で行います。そのためリスクも少なく、安全に運用したい方向けです。


外貨建て商品は、米ドルや豪ドルなどで運用するため、為替変動リスクがあり、為替相場によっては受取額が減少する可能性もあります。しかし、円建てよりも金利が高く、運用実績によっては返戻率が高くなります。


年金の受け取りの際には為替手数料もかかるので、外貨建て商品は、資金に余裕があり、ある程度のリスクを取れる方向けです。

自分に合ったおすすめの個人年金保険を選ぶならプロに相談

ここまでで、50歳ならではの個人年金保険の選び方を見てきましたが、あくまでこれは目安であり、実際に自分に合った個人年金保険を選ぶのは非常に難しいです。


例えば、変額年金を選ぶ場合は運用実績が高い商品を選びたいところですが、どの商品が有望なのかは判断が難しいです。


また、外貨建て年金の場合は、為替リスクを勘案しなければいけませんが、向こう数年の為替予想ですら、非常に難しいことがお分りいただけると思います。


このように、入る商品タイプを選べたとしても、その先でさらに検討・比較が必要になりますし、各家庭や個人によって事情は様々のため、本当に自分に合った個人年金保険を選びたいなら、保険のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのがおすすめです。


FPに相談すれば、複数の個人年金保険を一度に比較することができますし、現在入っている保険や資産状況からぴったりの個人年金保険を提案してもらうことができます。


個人年金保険を検討している、という段階でも相談できるので、まずはFPに相談してみてはいかがでしょうか?

55歳から個人年金保険に加入した男性の体験談

過去にほけんROOMのサイトから加入された方の体験談です。


  • 55歳男性
  • 埼玉県在住の一般企業勤務、退職金あり
  • 貯蓄:700万円程度
  • 相談内容:銀行に預金している700万円程度の貯蓄を積立または投資をしたい。ただ、元手よりも減ってしまうリスクが少なくて、少しでも増やしたい。
    ちょっとネットで調べたら、一時払いの個人年金保険や養老保険がおすすめとのことが書いてあり、おすすめの商品があれば聞いてみたい。

FPの回答
まずは、将来の老後に必要な生活費、ご趣味等についてお話をお伺いしました。お子様が2人おり、2人とも成人されて独立されているということで、ご夫婦お二人の生活費のみで計算することになりました。老後は奥さんと2人で定期的に海外旅行もしたい、とのことでしたので、年間400-500万円の支出で計算しました。

次に、将来の収入について考えていきました。貯蓄状況や、退職金の金額、年金定期便について確認しました。年金については、満額もらえる状況でした。

奥さんも旦那さんも55歳ということで、今から個人年金保険や養老保険を検討するのは遅いのでは?と不安がっていらっしゃいましたが、全然遅くはありません。10年程度寝かしておける資金は500万円程度と話し合って決めましたので、一時払いで個人年金保険への加入をされました。元本保証の一時払いのなかで、おすすめの商品で調整させていただきました。

55歳加入でも全然遅くありませんので、ご相談がある方はぜひお気軽に。

50歳からのiDeCoやつみたてNISAはおすすめ?

個人年金保険について調べていると、個人型確定拠出年金(iDeCo)や投資信託(つみたてNISA)などをおすすめされることがあります。


iDeCoは掛け金が全額所得控除になるため、個人年金保険よりも節税面で効果が大きい商品です。


また、つみたてNISAは運用益が非課税になるので、大きな利益を産むことができれば非常にメリットの大きい商品です。


そして、iDeCoもつみたてNISAも利率が個人年金保険に比べて高いのが特徴です。


しかし、iDeCoやつみたてNISAは、変額年金や外貨建て年金以上に選ぶのが難しい商品で、正しい商品を選べないと元本割れするリスクが十分にあります。


また、iDeCoは60歳までしか拠出できないので、50代で始めるには積立期間が短くなりメリットの薄い商品になってしまいます。


個人年金保険と同様に、現在自分の抱えているリスクについて考えた上で検討し、どの商品が良いのかプロに相談してみましょう。

まとめ:50代からの個人年金保険はプロに相談!

老後が迫っている今、手元にある預金を少しでも老後に向けて積み立てることが重要です。


今回の記事では以下のポイントについて説明してきました。

  • 50代は個人年金保険の加入率が最も高い世代でおすすめ
  • 50代からの個人年金保険は、一時払いか全期前納で
  • 50代の個人年金保険選びは、自分の抱えているリスクから判断
  • 自分にぴったりのおすすめの商品はプロに相談して決める

50代からでも個人年金保険は遅くありません。むしろ、今こそ入るべき保険ということができるでしょう。

預金にしてしまっているお金はそのまま置いておいても増えることはありませんが、少なくとも確定年金であれば確実に増やすことができます。できるだけ早く、検討・相談することをおすすめします。

個人年金保険だけでなく、iDeCoやNISA・つみたてNISAなど、商品に迷ったり、老後の漠然とした不安を確かな安心に変えたい方は、ファイナンシャルプランナーに相談してみてはいかがでしょうか。

個人年金保険の必要性が知りたい方はこちらの記事もご覧ください
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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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