つみたてnisaは損する?損しないためにできる2つのことを紹介!

つみたてnisaは投資信託であるため、損する可能性が0とは言えません。これを聞いてつみたてnisaを始めていいか、続けて良いのか不安に思った方もいるでしょう。そこでここではつみたてnisaでなぜ損するのか、損をしないために取れる対策を分かりやすく解説します!

つみたてnisaは損失が出るのか?

つみたてnisaに興味があっても、「損することがあるなら、怖いな…」と一歩を踏み出せずにいるかもしれませんね。


資産を増やしたくてスタートしたのに、いざ、はじめてから損ばかりするようでは困ります。


実は、つみたてnisaでは、損を回避するための簡単なコツがあるのです。


そこで今回のこの記事では、「つみたてnisaの損しないコツ」について、

  • つみたてnisaのリスク
  • つみたてnisaで損をしないためのコツ
  • iDeCoとはどちらが良い?

以上のことを中心に説明します。


この記事を読んでいただけたら、つみたてnisaの損しない上手な運用方法が分かります。ぜひ最後までご覧ください。


つみたてnisaは損するリスクがある!意外な落とし穴とは

つみたてnisaは、金融庁がおすすめしていることもあり、絶対に損をしない金融商品だとと思っている人もいるようです。


しかし、つみたてnisaも投資の一種。損をする可能性はあります。


また、税金面で優遇されていますが、逆に税金を多く取られる可能性もあるのです。


つみたてnisaには、

  • 元本割れを起こすリスク
  • 損益通算

という意外な落とし穴があります。


この2点についてみていきましょう。

元本割れを起こすリスクがある

つみたてnisaは、投資です。元本保証はありません。


つまり、元本割れを起こすリスクがあるということです。


これだけを聞くと、少し怖くなってしまうかもしれませんが、実は対策があります。


元本割れのリスクは、長期で積み立てをすることで回避しやすくなるのです。


この点は、あとで詳しく説明します。

損益通算ができない

つみたてnisaのメリットとして、非課税枠が挙げられます。一言でいえば、税金で得をするということです。


しかし、実は、一概に得とも言えません。


その理由は、損益通算ができないからです。


損益通算とは、一定期間内の利益と損失を相殺すること。


複数の投資をしていたとして、Aは10万円の利益、Bは10万円の損という結果になった場合、相殺して「利益0円」として確定申告をすることができます。利益が0円なので、当然税金はかかりません。


しかし、つみたてnisaは、この損益通算ができません。


他の金融商品Aで10万円の利益、つみたてnisaで10万円の損が出た場合、「利益10万円」として申告するということになります。すると、「利益10万円」に対して課税されます。


損をするということではありませんが、場合によっては、「つみたてnisaではない方が税金面では得だった」ということもあり得るかもしれません。

つみたてnisaで損しないためにできること

せっかく資産運用のために投資するのですから、損をしたくないのは誰しも同じ。


つみたてnisaで損をしないためには、とにかく継続することがコツです。


継続するためには、

  • 値上がりしてもすぐ売らない
  • 積み立てを止めない

この2点に注意が必要です。


ここでは、つみたてnisaで損をしないためのポイントについて、詳しくお伝えします。

値上がりしてもすぐに売らず、長期的な視点で考えよう

つみたてnisaは、値上がりしてもすぐに売らないようにしましょう。


投資では、安い時に買って高い時に売るという「相場を読む」ことができると理想的ですが、この考え方は、つみたてnisaには合いません。


その理由は2つあります。


一つ目は、つみたてnisaは、基本的にプロに任せるためです。自分で相場を読む必要ありません。


自分であれこれ考える必要がない点が、つみたてnisaの最大のメリットとも言えます。


そして、二つ目の理由は、長期間で積み立てることでリスクが回避できることです。


つみたてnisaのような積み立て投資は、10年~15年くらいの長期的な視点で考えることで、利益を生みます。


値上がりしている時に売ってしまうと、再開のタイミングが分からなくなってしまい、結果的に小さな利益しか手にすることができません。


また、短期間で売り買いする場合、相場を読み間違えると損をします。ずっと相場を当てられる人はいませんから、「値上がりしたときに売ろう」という考えはリスクが高いのです。


それよりも、期間をかけてコツコツと投資していくことで、最終的に大きく得をする。そのような戦略がつみたてnisaには似合います。

積立を「やめる」のではなく「休止」や「金額変更」を

つみたてnisaで損をしないコツは継続することだとお伝えしましたが、そのためには、積み立てをやめてはいけません。


積み立てをやめるということは、保有年数が短くなるということ。短期間でやめると得しにくいことは先程お伝えした通りです。


金融庁の試算によると、保有期間が5年の場合元本割れのリスクがあるが、保有期間20年ではそのリスクがほとんどないという結果が出ています。(金融庁「つみたてNISA」の制度説明)  


このように、つみたてnisaは、いかに継続するかがポイントなのです。


しかし、収入に変化があったりなど、「やめようかな…」と考えるときもあるかもしれません。


そんな時は、積み立ての休止積み立て金額の変更ができます。


休止しても、口数が増えないだけで、いままで購入している分はそのまま保有できます。また、積み立て金額も金融機関の最低額まで減らすことが出来ます。


解約は、最終手段。できれば思いとどまることをおすすめします。

初心者におすすめのつみたてnisaの銘柄

つみたてnisaのコツが分かってきたと思いますので、ここで、初心者におすすめのつみたてnisaの銘柄を3つご紹介します。


【eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)】


eMAXIS Slimシリーズは、人気の銘柄です。その中でも、バランス(8資産均等型)は、初心者におすすめ。


株式、債券、不動産、それらを国内、国外、先進国、新興国と細分化されて、投資はジャンル選びが分かりづらいです。


バランス(8資産均等型)は、すべてのジャンルに、均等に投資できるようパッケージになっています。


迷わななくて良い、考えなくて良いという点が初心者におすすめの理由です。


【楽天・全米株式インデックス・ファンド】


全米の株式市場で約3,600社に分散投資できる銘柄です。


日本に居ながら、全米の株式に投資ができるすぐれもの。


運用している米国投信会社バンガード社は、運用資産額第2位の実績を誇る企業ですから、初心者にもおすすめできます。


【ひふみプラス】


日本株式に多く投資しているファンドです。


販売以来、右肩上がりで運用成果を出しているため、初心者にもおすすめです。


ファンドを運用するレオス・キャピタル・ワークスの社長が、データ分析だけではなく、あらゆる企業に実際に訪問して情報収集した上で投資するという独特な方法に人気が集まっています。

つみたてnisaと似ているiDeCoではを損する?

つみたてnisaのことを調べていると、比較としてiDeCoの話題が登場することが多いですよね。


似ていると言われる両者ですが、iDeCoでも損をする可能性はあるのでしょうか?


実は、iDeCoでも元本割れをすることはあります。


投資という意味では、つみたてnisaもiDeCoもよく似ています。


ここでは、

  • iDeCoとつみたてnisaの違い
  • iDeCoのメリット・デメリット
  • iDeCoとつみたてnisa併用のコツ

について解説します。

そもそもiDeCoとは?つみたてnisaと比較!

iDeCoとは、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金制度。積み立てながら投資を行う点で、つみたてnisaと似ていると言われます。


そこで、両者の違いを理解するために、比較をしてみましょう。


項目つみたてnisaiDeCo
年齢20歳以上20歳~60歳
期間20年60歳まで
非課税枠年40万円職業による
節税メリット運用利益は非課税運用利益は非課税
掛け金が全額所得税控除
投資対象一定の条件にあう株式投資信託・ETF株式・債券・投資信託・定期預金など
出金自由60歳まで不可


年齢や節税など、細かな違いがありますが、つみたてnisaは途中で引き出しが可能な点が、iDeCoにない大きなメリットです。

iDeCoのメリットとデメリット

それでは、具体的にiDeCoのメリットとデメリットについて説明していきます。


iDeCoのメリット

iDeCoのメリットには、税金の優遇が挙げられます。

  • 掛け金の全額が所得控除
  • 運用中の利益に税金がかからない
  • 受け取り時も控除がある

運用した資産を受け取る時は、「一時金」「年金」「一時金と年金の両方」の3つの方法を選択できますが、「退職所得控除」「公的年金等控除」など、どの方法を選んだとしても控除が受けられ、所得税が安くなります。


iDeCoデメリット

iDeCoのデメリットは、運用によるリスクです。

  • 元本割れのリスクがある
  • 60歳まで解約・引き出しができない
  • 手数料・維持費がかかる

iDeCoは、途中でやめられないこと、途中で資金が不足してお休みしたり減額すると、維持費で損する可能性があることがデメリットです。


20代など将来の予測が立たないうちにはじめるのは、あまりおすすめできません。


老後資金以外に使えないことを理解してスタートしましょう。

つみたてnisaとiDeCoの併用は赤字のリスクを減らす?

「つみたてnisaとiDeCoを併用すると良い」と聞かれたことがあるかもしれません。


併用すると、赤字になるリスクを減らせるのでしょうか?


赤字リスクを減らしたい場合は、「つみたてnisaでは積極的運用を、iDeCoでは貯蓄」といった使い分けをするのも一つの手です。


それぞれの投資割合を調整することでリスクを減らすことができます。


ただし、どちらも同じ銘柄に投資した場合は、つみたてnisaでもiDeCoでもリスクは同じ。


あくまでも、投資先を分散させることでリスクも分散できるというだけです。


つみたてnisaとiDeCoの併用メリットは、それぞれを補うことで、上手に運用できる点にあります。


「iDeCoでは、老後の資金作り。つみたてnisaでは、子供の教育資金作り。」など、目的に合わせて併用すると良い結果を得られるでしょう。


また、併用によって、それぞれの税金の優遇をうけることができるのもメリットの一つです。


つみたてnisaは、運用益にたいして非課税。 iDeCoは、掛け金の全額が所得控除、運用益も非課税。併用によって、この3つの優遇が受けられることになります。

まとめ:つみたてnisaは投資信託。損をする可能性はある

つみたてnisaで損をしないコツについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、 

  • つみたてnisaは投資信託のため、損をする可能性はある
  • 長期運用することでリスクは回避しやすい
  • 途中解約より、休止や減額を検討すると良い
  • つみたてnisaと iDeCoは併用で上手に運用すると良い

でした。


つみたてnisaは投資信託のため、リスクは避けられません。 iDeCoも同様に元本割れのリスクはあります。


しかし、リスクなく資産を増やす方法はありません。


短期的に考えてしまうと焦りが出て失敗しやすくなりますから、どっしりと構えて長期運用をしていきましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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