一人暮らし女性の食費の平均は?【女子大学生・シニア】自炊節約で1万円~2万円は可能?

一人暮らしをしている女性の中には今よりも食費を抑えたいと考えている方も多いのではないでしょうか。食費を抑えるには世の中の一人暮らし女性の平均食費を知った上で、具体的な目標を設定することが大切です。今回は一人暮らし女性の平均食費や節約レシピを紹介します。

▼この記事を読んでほしい人
  • 一人暮らしでなるべく食費を抑えたい女性
  • なかなか自炊にチャレンジできない女性
  • 簡単でおいしい節約レシピを知りたい女性

一人暮らし女性の食費の平均は?

一人暮らしをしている女性は一体どれくらい食費がかかっているのでしょうか?

総務省統計局が行なった2020年度の「家計調査結果」によると以下のような結果でした。


年齢女性の食費(月あたり)
男性の食費(月あたり)
〜34歳29,457円39,999円
35〜59歳34,366円45,170円
平均34,850円42,165円


34歳以下の女性の1ヶ月あたりにかかる食費は平均29,457円でした。大学生や専門学生などまだ就業していない方も含まれているので、全体平均と比べると少し低めの金額となっています。


35〜59歳の女性の平均額は34,366円と全体平均と比べてもほとんど差はありません。


働いているとどうしてもお弁当を買ったり、外食の機会が増えたりするので学生より食費がかかりやすくなります。


一人暮らし女子大学生の食費の平均は?

一人暮らしをしている女子大学生だけの食費の統計データは見つかりませんでした。

そこで大学生全体の食費データから推測していきます。


まず全国大学生活協同組合が行なった「第56回学生生活実態調査」によると、大学生の1ヶ月あたりの食費は平均で24,570円でした。


また上述した年代別の食費平均を見ると、年齢が低くなるにつれて食費は下がっています。

中でもまだ仕事についていない女子大学生は、34歳以下の女性の平均である29,457円より低くなると考えられます。


さらに男性の方が食べる量が多いので食費が高くなる傾向があることを考慮し、女子大学生の食費平均を導いてみます。


34歳以下の食費は全体平均と比べて-17.9%でした。そこで女子大学生の食費は大学生の全体平均から15%ほど低いと想定します。


大学生の全体平均である24,570円から15%を引くと以下のような計算になります。

24,570円-(24,570*0.15)=20885円

以上から一人暮らしをしている女子大学生の食費平均は、大体20,885円程度が目安になると考えられます。

一人暮らしシニア女性の食費の平均は?

総務省統計局の「家計調査結果」によると、一人暮らしをしているシニア世代の女性の平均食費は1ヶ月あたり36,270円でした。

全体平均である34,850円を上回っており、35〜59歳の女性の方よりも約2,000円ほど高くなっています。


ただし平均には働かれていない方も含まれています。全体的に勤労世帯の方が食費が高い傾向にあるので、仕事についている方に限るともう少し高いと考えられるでしょう。


一日当たりで割ると約1,209円となり、外食やテイクアウトの機会が多いと平均を超えてしまいます。


食費を抑えたい方は昼食にお弁当を持参したり、外食をなるべく控えたりするなど工夫する必要があります。

一人暮らし女性の食費を1万円~2万円に抑えるコツ

一人暮らし女性の世代別の平均食費について紹介してきましたが、ご自身が1ヶ月にかかっている食費と比べていかがだったでしょうか?


思っていたよりも平均的な食費が低く、驚かれた方もいるかもしれません。食費は気をつけていないと小さな金額が積み重なって負担になりがちです。


ここでは少しでも食費を節約するためのコツを紹介していきます。工夫次第では食費を1万円~2万円に抑えることができるので節約の参考にしてみてください。

やはり王道は自炊をすること

食費を抑える一番の方法はやはり自炊をすることです。


外食が多いとどうしても食費がかさんでしまうので、食費を抑えたい方は自炊を増やしてみましょう。


しかし自炊に慣れていない方からすると、いきなり料理を始めるのはハードルが高いですよね。


ただ安心してください。昨今ではとても簡単でおいしいレシピはネット記事やyoutubeにたくさんあるので、料理らしい料理をしなくても自炊はできます。


中にはレンジだけでできるというようなものもあり、自炊に苦手意識がある方でも簡単に始められるようになっています。


簡単な料理に慣れてくれば楽しんで自炊できるようになるので、自炊を始めようという気になった人はぜひ調べてみてください。

コンビニの商品は買わない

コンビニは便利ですが、スーパーと比べて商品が割高です。また食材以外にも手に取りやすい商品が並んでいるので、つい必要ないものを買ってしまう恐れもあります。


そこでコンビニで商品は買わず、業務用スーパーや格安スーパーなど商品が安いお店で買い物するのが理想です。


一つひとつの商品の差額は小さくても積み重なると大きな出費になるので、なるべくお得なスーパーで買うようにしましょう。


またスーパーでは量が多い商品もよく売られており、まとめ買いをすれば無駄な買い物をせずにすむというメリットがあります。


ただし無計画にまとめ買いすると食材をロスしてしまうので、あらかじめ何を作るのか考えておくと無駄を省けます。

お菓子などの間食をできるだけ少なくする

一人暮らししている女性は、つい間食でお菓子やデザートを食べてしまう方も多いのではないでしょうか?


たしかに食べたくなる気持ちはわかりますが、お菓子やデザートはお腹が満たされない割に値段が高いです。


日常的に食べていると、気がつけばかなりの出費になっていたということもよくあります。そのため食費を抑えたい方はなるべく食べない方がいいでしょう。


ただしお菓子やデザートはストレス解消の効果もあるので、好きな方が完全に控えてしまうと生活が辛くなる恐れもあります。


そこで普段から食べるのではなく、ストレスが溜まった時の発散に食べて無理のない節約生活を目指しましょう。

旬の野菜や卵など安い食品を多く使って自炊をする

自炊は食費を抑える上で効果的ですが、割高な食材をよく使っていると結局食費が膨れ上がってしまいます。


そのためなるべく安くておいしい食材を取り入れることで、ストレスなく食費を抑えることができます。


そこでおすすめなのが旬の野菜や卵などです。


旬の野菜は生産量が多いので他の季節に比べてお得に購入できます。また値段だけでなく、よりおいしく食べられる点も嬉しいです。


卵も食費を抑える上でおすすめです。値段が安く、さまざまな料理に取り入れられるのでレシピのレパートリーも広がります。


また旬の野菜や卵は栄養価が高いというメリットもあります。いくら値段が安くても、栄養のない食材ばかり食べていては体を壊してしまいかねません。


効率的に栄養を取る上でも旬の野菜や卵は大切です。

冷凍食品で乗り切るという手も

冷凍食品をフル活用するのもひとつの手です。


最近では1食300円以下というリーズナブルな価格でおいしい冷凍食品も多く発売されています。

1食分の冷凍食品を2回に分けて食べて、その分お米でお腹を満たすことで食費を抑えれます。


また冷凍食品は長期間保存がきくため、一度まとめ買いすれば買い物に行く機会を減らせる点も魅力的です。

無駄な買い物をせずにすむだけでなく、今日の献立にもう一品加えたいというときでもすぐに食べることができます。


レンジで温めるだけですぐに食べられるので、忙しい方や働いている方にとっても心強い味方です。


冷凍食品をうまく取り入れて食費を抑えましょう。

一人暮らし女性の食費を1万円~2万円に抑えるための自炊節約レシピ

一人暮らし女性が食費を抑えるためにはやはり自炊が大切です。


ただ「自炊が大切なのはわかっているけど、何を作ればいいかわからない...」という方も少なくないでしょう。


何も考えずに自炊をしていると、思っていたよりも食費がかかってしまうこともよくあります。


そこでここからは食費を1万円~2万円台に抑えるためのおすすめ自炊節約レシピをご紹介します。


なるべく簡単でおいしいレシピをまとめているのでぜひ挑戦してみてください。

①「まめこ」さんの節約料理レシピ

はじめにご紹介するのは「まめこ」さんがYouTubeに投稿している節約料理のレシピ動画です。


平日の月曜日から金曜日までの献立を、2人分で一食あたり約300円で抑えるという動画になっています。


メインの料理は以下の通りです。


  • 1日目:チキンカツ(合計282円)
  • 2日目:焼うどん(合計231円)
  • 3日目:からあげ丼(合計312円)
  • 4日目:ツナの和風パスタ(合計297円)
  • 5日目:青梗菜と卵のオイスター炒め(合計300円)
使っている食材は7種類の野菜と鶏肉だけですが、うまく調理することでレシピに幅を持たせています。

また月曜日に必要な食材をまとめて購入しているので、一度買い物に行くだけで5日間を乗り切れます。
事前にレシピを考えて計画的に買い物することで無駄をなくしている点もポイントです。

また一つひとつの食材も激安店で購入することでより食費を抑えられています。

この動画を丸々真似するだけで1週間の献立を決められるので、節約レシピに挑戦したい方はぜひ参考にしてください。

②「ちーほの暮らし」さんの節約料理レシピ

次に紹介するのは「ちーほの暮らし」さんのチャンネルで公開されている節約料理レシピです。


日曜日にまとめて買った食材で、月曜日から金曜日までの5日間の夕食を作るという動画になっています。

トータルで2,500円以内に抑えられるように挑戦しているので、一日あたりの夕食は約500円ほどです。


献立は以下の通りです。


  • 1日目:チキンとブロッコリーのケチャップ炒め
  • 2日目:麻婆大根と中華スープ
  • 3日目:チキン南蛮
  • 4日目:ぶり大根と茶碗蒸し
  • 5日目:ガパオライス
限られた食材の中でもうまく組みわせることで、豊富な種類の料理を作っています。
また調味料を活用して同じような味付けにならないように工夫されている点もポイントです。

さらに料理の手順もわかりやすく解説しているので、自炊に慣れていない方でも動画を見ただけで作れるようになっています。

食費を抑えながら色々な味を楽しみたいという方におすすめの動画です。ぜひ参考にしてみてください。

③「きりんごはん」さんの節約料理レシピ

最後に紹介するのは「きりんごはん」さんがYouTubeに投稿している節約料理のレシピ動画です。


他に紹介した動画とは異なり、7日間分のレシピを紹介しています。また驚きなのは7日分の食費が1,000円以下に抑えられている点です。


献立は以下の通りです。

  • 1日目:人参の白和え・大根のそぼろ餡掛け
  • 2日目:竹輪と大根の塩きんぴら・豆腐の卵とじ丼
  • 3日目:大根のゆかり和え・もやしのとん平焼き
  • 4日目:ピリ辛そぼろうどん
  • 5日目:おでん・玉ねぎのもちもち焼
  • 6日目:人参と竹輪のマヨポン和え・照り焼きチキン
  • 7日目:チャーハン
1,000円という限られた予算の中でもバリエーション豊かな料理が作られています。これだけのメニューが1日当たり約140円で出来てしまうのは驚愕ですね。

他に紹介した動画と比べてるとより節約に重きを置いている分、控えめな料理にはなりますが一人暮らしの女性であれば十分満足できるのではないでしょうか。

何としてでも食費を最低限に抑えたいという方にはとてもおすすめの動画です。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:一人暮らし女性の食費の平均は?【女子大学生・シニア】

今回は一人暮らし女性の世代別の平均食費や節約レシピについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?


今回の記事のポイントは

  • 一人暮らし女性の1ヶ月当たりにかかる食費の全体平均は34,850円
  • 工夫次第では食費を1万円~2万円に抑えることは可能
  • 食費を抑える上で重要なのはやはり自炊
  • なるべく安い食材を計画的にまとめ買いすれば節約につながる
  • YouTubeやネット記事で節約レシピが簡単に見れるので参考にしよう
うまく工夫すれば食費は1万円~2万円に抑えることができます

ただ我慢するだけでなく、簡単でおいしいレシピも公開されているのでぜひチャレンジしてみてください!

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