更新日:2020/05/31
一人暮らしの食費は1ヶ月平均でどのくらいかかる?目安はいくら?
一人暮らしの食費の平均は1ヶ月で約4万円です。また平均として1ヶ月の食費は、女性よりも男性の方が1万円ほど多く食費がかかり、大学生よりも社会人の方が1万円ほど多くかかります。この記事では、一人暮らしの食費の平均額と、1ヶ月の食費目安別の節約術を解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 一人暮らしの食費の平均はどのくらい?
- 一人暮らしの食費の平均は1ヶ月約4万円!
- 一人暮らしの食費平均比較:男性と女性
- 一人暮らしの食費平均比較:20代・30代・40代
- 一人暮らしの食費平均:大学生
- 一人暮らしの食費は家計の15%が理想!節約するポイントは?
- 昼食を自炊すると食費が1ヶ月2万円以下になる?
- 家計簿で日々の食費をチェック
- 食費に占める割合は昼食が大きい
- 一人暮らしの1ヶ月の食費目安別に節約術を解説!
- 食費1ヶ月:3万円
- 食費1ヶ月:2万円
- 食費1ヶ月:1万円
- 一人暮らしにおすすめの食費節約のための食材の選び方
- 献立を決めて、1週間に一度まとめて買う
- 使い回ししやすい食材を使う
- 安くてお得な食材
- 一人暮らしの食費・生活費を専門家にライフプラン相談する
- まとめ:一人暮らしの食費平均について
目次
一人暮らしの食費の平均はどのくらい?
一人暮らしをしていると、食費をはじめとする生活費が色々とかかり、貯金が難しいですよね。
特に、食費は毎日かかり、支出割合も大きいことから、もう少し節約したいと考える人も多いのではないでしょうか。
実は、一人暮らしの食費は自炊や手作り弁当を持参することで、大きく節約できるのです。
この記事では、
- 一人暮らしの1ヶ月の食費平均
- 食費平均を男女・年代・勤労状況別に比較
- 食費を節約するポイント
- 一人暮らしの食費別にみた節約術
- 食費節約のための食材選びや買い物方法
- 一人暮らしの食費・生活費などを相談する方法
について、解説していきます。
この記事を読んでいただければ、一人暮らしの1ヶ月の食費平均が把握でき、自炊の仕方や食材の選び方など、ポイントを押さえた節約術が身につくと思います。
ぜひ、最後までご覧ください。
一人暮らしの食費の平均は1ヶ月約4万円!
総務省統計局「家計調査」によると、2019年の一人暮らしの食費平均は1ヶ月あたり約4万円となっています。
ここでは、家計調査のデータをもとに、一人暮らしの食費について、男女別・年代別・勤労状況別に見て差異を分析し、属性別にどのような食生活を送っているか考察していきましょう。
以下の内容について説明していきます。
- 男女別:食費・消費支出の平均比較
- 年代別:食費・実収入の平均比較
- 勤労状況別:食費・消費支出の平均比較
一人暮らしの食費平均比較:男性と女性
一人暮らしの1ヶ月あたりの食費・消費支出平均を女性・男性別に見ていきましょう。
項目 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
食料計 | 44,466 | 36,729 |
魚介類 | 1,774 | 2,440 |
肉類 | 1,667 | 2,341 |
乳卵類 | 1,288 | 1,996 |
野菜・海藻 | 2,400 | 4,532 |
果物 | 949 | 1,974 |
調理食品 | 8,147 | 5,279 |
酒類 | 3,007 | 944 |
外食 | 15,439 | 7,238 |
消費支出(※) | 168,721 | 159,473 |
e-Stat「家計調査/家計収支編/単身世帯/2019年」(2.男女,年齢階級別)
※食費の内訳は一部抜粋です。
男女別の食費平均を比較すると、男性の方が女性よりも約7,700円高くなっています。内訳を見ると、男性は調理食品・外食費が高いのに対して、女性は魚・肉・野菜などの生鮮食品費が高いです。女性は自炊をしているために食費が抑えられていると考えられます。
※消費支出には以下の項目が含まれます。
- 食料
- 住居
- 光熱・水道
- 家具・家事用品
- 被服及び履物
- 保健医療
- 交通・通信
- 教育
- 教養娯楽
- その他の消費支出
一人暮らしの食費平均比較:20代・30代・40代
一人暮らしの1ヶ月あたりの食費・実収入平均を勤労者世帯の年代別に見ていきましょう。
項目 | ~34歳 | 35~59歳 |
---|---|---|
食料計 | 43,848 | 46,703 |
穀類 | 1,611 | 2,663 |
魚介類 | 531 | 1,519 |
肉類 | 1,023 | 1,889 |
野菜・海藻 | 1,198 | 2,493 |
調理食品 | 6,699 | 8,813 |
酒類 | 988 | 3,057 |
外食 | 22,695 | 15,645 |
実収入 | 332,533 | 401,688 |
e-Stat「家計調査/家計収支編/単身世帯/2019年」(2.男女,年齢階級別)
※食費の内訳は一部抜粋です。
実収入は35~59歳の方が34歳以下に比べて、7万円弱多いですが、食費の差は小さいです。
35~59歳は穀類・魚・肉・野菜などの生鮮食品費や調理食品費が高いことから、自炊・中食など自宅内での食事が多いようです。一方、34歳以下は外食費が高く、自宅外での食事が多いようです。
一人暮らしの食費平均:大学生
一人暮らしの1ヶ月あたりの食費・消費支出平均を勤労状況別に見ていきましょう。
項目 | 勤労者 | 勤労者以外(学生など) |
---|---|---|
食料計 | 44,348 | 36,725 |
魚介類 | 1,319 | 2,839 |
肉類 | 1,609 | 2,397 |
乳卵類 | 1,232 | 2,048 |
野菜・海藻 | 2,199 | 4,730 |
果物 | 789 | 2,124 |
調理食品 | 7,731 | 5,623 |
外食 | 17,012 | 5,747 |
消費支出 | 181,784 | 147,639 |
e-Stat「家計調査/家計収支編/単身世帯/2019年」(1.実数,構成比,増減率,寄与度)
※食費の内訳は一部抜粋です。
勤労者以外(学生など)は生鮮食品費が高く、外食費が低いことから、自炊をして食費を抑えているようです。
また、全国大学生活協同組合連合会「第55回学生生活実態調査 概要報告」によると、2019年の大学生一人暮らしの1ヶ月の食費平均は、26,390円となっています。
一人暮らしの食費は家計の15%が理想!節約するポイントは?
一人暮らしの食費は手取り額の15%程が理想の金額と言われています。例えば、手取り20万円の社会人の場合、食費の目安は3万円程になります。
食費を抑えるためには、ポイントを押さえて効率よく節約することが大切です。食費を浮かすために朝食を抜かしたり、偏った食事を続けたりすると、健康を害する恐れがあるので、注意しましょう。
ここでは、以下の内容ついて説明していきます。
- 昼食を自炊にすると1ヶ月の食費が2万円以下も可能
- 家計簿をつけて日々の食費をチェックする
- 食費に占める割合は意外と昼食が大きい
昼食を自炊すると食費が1ヶ月2万円以下になる?
一人暮らしで自炊メインの生活を送ると、食費を1ヶ月2万円以下に抑えることも可能です。夜食を多めに作って、翌日のお弁当にすると、節約になるだけでなく、料理の手間も時間も省略できます。
自炊メインで1ヶ月2万円以下の食費例は以下のようになります。
1日 | 1ヶ月 | |
---|---|---|
朝 | 100円 | 3,000円 |
昼 | 250円 | 7,500円 |
夜 | 310円 | 9,300円 |
合計 | 660円 | 19,800円 |
昼を外食にした場合は700~900円、コンビニ・スーパーなどで購入した場合は500~700円程かかりますが、自炊でお弁当にすると250円程度に抑えられるでしょう。
家計簿で日々の食費をチェック
一人暮らしの食費は手取り額の15%程が理想です。手取り20万円の人は食費を3万円程度に抑えましょう。
食費がどれくらいかかっているかを知るには、家計簿をつけることが大切です。家計簿を細かく書くのが面倒な人は、レシートを貼るだけの方法や家計簿アプリを使用する方法で簡単につけられます。
家計簿をつけると、自分がどのような買い物をしているかを把握でき、改善策を見つけやすくなります。
例えば、ペットボトル飲料を買いすぎていると思ったら水筒を持参するようにしたり、コンビニでお菓子を買いすぎている傾向があれば、スーパーでお得なファミリーパックを購入して持参するなどの対策がとれるでしょう。
食費に占める割合は昼食が大きい
一人暮らしの社会人は、昼食に外食をする人も多いと思いますが、毎日のように続けていると、大きな出費となるので注意が必要です。
昼に外食をすると、1回に付き600~900円程度は必要になるでしょう。週休2日で月22日出勤した場合、昼食のすべてを外食にすると月13,200~19,800円程かかってしまう計算になります。
昼食を節約するには、外食の代わりに手作り弁当を持参するのがおすすめです。前日の夜食を多めに作って残り物を弁当箱に詰めたり、冷凍食品を詰めたりすれば、1回に付き、150~300円程度の費用に抑えられます。
月22日すべて手作り弁当にした場合、3,300~6,600円程しかかからず、すべて外食の場合に比べると、9,900~13,200円程の節約になります。
一人暮らしの1ヶ月の食費目安別に節約術を解説!
一人暮らしの1ヶ月の食費を金額別に分けて、内訳や節約術を見ていきましょう。
食費別の自炊・外食費の目安は以下のようになります。
1ヶ月の食費 | 自炊費 | 外食費 |
---|---|---|
3万円 | 15,000円 | 14,000円 |
2万円 | 16,500円 | 3,450円 |
1万円 | 9,900円 | 0円 |
食費を安くするためには、自炊の割合を増やして、外食費を抑えることが大切です。食費3万円は自炊と外食が半々くらいでも問題ありませんが、2万円ではほぼ自炊、1万円では全てを自炊にする必要があります。
以降の章では、食費別の内訳や自炊・外食の日数目安をご紹介し、節約術についても説明していきます。
食費1ヶ月:3万円
一人暮らしの1ヶ月の食費を3万円に抑える場合の内訳を見ていきましょう。
内訳 | |
---|---|
朝 | 自炊100円×30日=3,000円 |
昼 | 自炊250円×20日=5,000円 外食600円×10日=6,000円 |
夜 | 自炊350円×20日=7,000円 外食800円×10日=8,000円 |
合計 | 29,000円 |
昼・夜それぞれ週5日程の自炊が必要ですが、週2日程は外食しても問題ないでしょう。ただし、昼の外食費は600円程度、夜の外食費は800円程度に抑える必要があります。
食費1ヶ月:2万円
内訳 | |
---|---|
朝 | 自炊100円×30日=3,000円 |
昼 | 自炊200円×27日=5,400円 外食500円×3日=1,500円 |
夜 | 自炊300円×27日=8,100円 外食650円×3日=1,950円 |
合計 | 19,950円 |
食費1ヶ月:1万円
内訳 | |
---|---|
朝 | 自炊50円×30日=1,500円 |
昼 | 自炊100円×30日=3,000円 |
夜 | 自炊180円×30日=5,400円 |
合計 | 9,900円 |
一人暮らしにおすすめの食費節約のための食材の選び方
一人暮らしで自炊する際の食費節約術や食材の選び方について見ていきましょう。
節約術では、食材の買い物を週に一度まとめて行う方法や多めに調理して冷凍保存したり、翌日のお弁当にする方法などを説明します。食材の選び方では、様々な調理に活用できる安価でお得な食材を一覧でご紹介します。
以下の内容について説明していきます。
- 献立を決めて1週間に一度だけまとめ買いをする
- 様々な調理に活用できて使い回しのきく食材を選ぶ
- 安くてお得な食材の価格目安と調理法
献立を決めて、1週間に一度まとめて買う
使い回ししやすい食材を使う
- 炭水化物:米・パン・うどん・パスタ
- たんぱく質:肉類・魚類・豆腐・チーズ・卵
- 野菜:じゃがいも・にんじん・たまねぎ・キャベツ・ピーマン
- 加工品:鯖缶・魚肉ソーセージ・ちくわ・ハム・ベーコン
安くてお得な食材
一人暮らしの自炊では、安くて栄養価が高く、様々な料理に使いまわせる食材を選ぶのが良いでしょう。
おすすめの食材は以下の通りです。
食材 | 価格目安 | 調理法 |
---|---|---|
もやし | 1袋10~20円 | 焼きそば・炒め物 |
豆腐 | 1丁30~40円 | 冷奴・麻婆豆腐 |
豚ばら肉 | 100g100円~ | 野菜炒め |
鶏むね肉 | 100g60円~ | 親子丼 |
しめじ | 100円前後 | 汁物・炒め物 |
納豆 | 3パック70~150円 | 納豆ご飯 |
キャベツ | 半玉100円~ | お好み焼き |
じゃがいも | 1個25~35円 | 肉じゃが |
人参 | 1個35~45円 | カレー・シチュー |
たまねぎ | 1個35~45円 | 牛丼 |
卵 | 1パック100~200円 | ハムエッグ |
上記の食材は煮る・焼く・炒めるなどの基本的な調理はもちろん、様々な食材や調味料を組み合わせてアレンジ料理もできます。
これから自炊を始めたいという人は、カレー・シチュー・野菜炒め・焼きそば・お好み焼きなど簡単なメニューから作ってみると良いでしょう。
野菜炒めやお好み焼きなどは多めに作って翌日のお弁当にすると、さらに節約になります。
一人暮らしの食費・生活費を専門家にライフプラン相談する
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まとめ:一人暮らしの食費平均について
一人暮らしの1ヶ月の食費平均ついて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 一人暮らしの1ヶ月の食費平均は約4万円
- 食費平均は性別・勤労状況別で差が見られる
- 自炊や家計簿をつけることで食費を節約できる
- 食材の購入は週に一度まとめ買いをする
- 使いまわしのきく安価な食材を選ぶ
- 食費や生活費についてFPに無料相談できるサービスがある
でした。
一人暮らしの食費は、自炊をしたりお弁当を持参することで節約ができます。食材の買い物は週に一度まとめて行い、様々な料理に活用できる安価な食材を選ぶと良いでしょう。
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ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。