更新日:2023/01/25
二人暮らしで食費3万円または4万円可能?可能にするレシピ・献立も紹介
二人暮らしのご家庭では、生活費のうち食費が占めるウエイトが高くなりがちです。ですが、ちょとした節約術を使えば食費を4万円以内に収めることは夢ではありません。二人暮らしのご家庭向けに食費を4万円以内に収めるレシピや献立も合わせて解説しています。
目次を使って気になるところから読みましょう!
二人暮らしで食費3万円または4万円可能?
結論から言うと、二人暮らしで食費を3万円または4万円以内に収めることは可能です。
総務省が公表した「2021年度 家計調査 家計収支編 世帯人員別」によると、二人暮らしの食費はひと月あたり66,327円となっています。
平均を下回る家庭もあることから、食費を3万円または4万円で過ごすことは十分可能であるといえるでしょう。
予算から逆算すると、1日当たり・1食当たりの食費を割り出すことができます。
算出した結果は以下の通りです。
- 3万円の場合 1日1,000円 1食あたり339円
- 4万円の場合 1日1,333円 1食あたり444円
夫婦共働きだからといって、外食にばかり頼っていては3万円や4万円では収まりません。
余計なものを買わず、コストパフォーマンスの良い食材を使って料理をすることが二人暮らしで食費を安く抑えるためのカギとなります。
二人暮らしで食費3万円または4万円に抑えるコツ
二人暮らしで食事を3万円から4万円に抑えるコツは、以下のことが挙げられます。
- コンビニの商品は買わない
- お菓子などの間食をできるだけ少なくする
- 旬の野菜や卵など安い食品を多く使って自炊をする
- 冷凍食品で乗り切る
二人暮らしで3万円から4万円以内に食費を抑えるには、無自覚に財布を開かないように注意することが肝心です。
コンビニの商品は買わない
二人暮らしで食費を節約するひとつ目のコツはコンビニで買い物をしないことです。
コンビニは商品が割高なだけでなく、余計なものまで買ってしまいがちだからです。
大して用事もないのに、コンビニに立ち寄った経験は誰しもあるのではないでしょうか?
商品を手に取った時、本当に今必要なものか、ほかの店で安く買うことはできないかよく考えましょう。
コンビニで買い物をする代わりに、スーパーのセール・特売品やコストパフォーマンスが高い業務スーパーでまとめ買いをすれば、食費の節約につながります。
ただし、安いからといって余計なものまで買い込むと予算の3万円から4万円を超えてしまうので、何を買うかは事前にメモしてから買うように心掛けてください。
お菓子などの間食をできるだけ少なくする
安いからといってつい買ってしまうお菓子も「塵も積もれば山となる」で買い続けていると出費がかさみ、3万円から4万円で収めることが難しくなります。
スナック菓子は食費の節約の弊害になるだけでなく、糖質や脂質、飽和脂肪酸が含まれ体にも良くありません。
お菓子を買うのがやめられない人は、お金ではなく自分の健康に目を向けてみてください。
どうしてもお腹が空いて間食がやめられない人は、素焼きのナッツ類が腹持ちが良く健康にも良いのでおすすめです。
旬の野菜や卵など安い食品を多く使って自炊をする
野菜では、もやし・人参・じゃがいも
果物では、バナナ・りんご
食費の節約に成功している人の共通点は、
- 食材を一日で使い切らず、残った食材を冷蔵庫で保管している
- 一週間で買い物に行く曜日を決め、まとめ買いをしている
- ひとつの食材をさまざまな料理に使いまわしている
二人暮らしで食費を3万円から4万円で収めるために自炊は欠かせません。
冷凍食品で乗り切るという手も
仕事で帰りが遅くなって料理をする時間が無い時は、冷凍食品を使う手もあります。
冷凍食品は電子レンジで温めるだけですぐ食べられるので、手間いらずで便利ですね。
しかし、冷凍食品は外食と同じで何日も続けると食費がかさんでしまい、予算の3万円から4万円はすぐに超えてしまいます。
冷凍食品はどうしても料理ができない時のピンポイントで使うようにしましょう。
冷凍食品を買うのではなく、前日に冷凍した食材の残りを使えば食費を抑えられるだけでなく、一から料理するより時間短縮できるメリットがあります。
二人暮らしで食事を作る場合、多めに作ったり余った食材を補完することが増えるため、十分な冷凍スペースが必要です。
二人暮らしで食費3万円または4万円可能にするレシピ・献立を紹介
二人暮らしで食費を3万円から4万円に抑えるには一日3食の献立がカギです。
そこで節約料理を動画サイトで公開されている3名の方のレシピを紹介します。
- 「まめこ」さん
・サラダ
・きゅうりの中華和え
・オクラのごま和え
・チキンフライ
・味噌汁 - 「ちーほの暮らし」さん
・ほうれん草のスープ
・大根サラダ
・ブロッコリーと胸肉のチリソース - 「きりんごはん」さん
・人参の白和え
・大根のそぼろあんかけ
二人暮らしの食費3万円から4万円を可能にするヒントが満載ですので是非ご覧ください。
①「まめこ」さんの節約料理レシピ
- サラダ
・お皿にレタスを敷いて、カットしたトマト・きゅうりを盛り付けて完成です。 - きゅうりの中華和え
・乱切りにしたきゅうりをビニール袋に入れる。
・調味料(鶏がらスープの素・にんにくチューブ・醤油・ごま油・白ごま)を入れて揉み込みます。
・冷蔵庫で冷やして完成です。 - オクラのごま和え
・オクラに塩を振り、まな板の上で産毛を取ります。
・鍋で2分間茹でます。
・擦ったごまにめんつゆを加え、茹でたオクラを和えて完成です。 - チキンフライ
・固形コンソメ1個、塩、黒コショウ、料理酒1/2杯、マヨネーズ大さじ1杯をよく混ぜます。
・鶏むね肉をスティック状にカットします。
・衣に細かく砕いたパン粉を用意します。
・パン粉が入った袋の中に鶏むね肉を入れてよく振ります。
・フライパンに油を薄く敷き、鶏むね肉をキツネ色になるまで揚げて完成です。 - 味噌汁
わかめ入りの味噌汁を作り置きで2日分作ります。
まめ子さんの場合、おかず5品でも材料費は300円以内に収まっています。
米(1合) | 55円 |
---|---|
きゅうり1/2本 | 12円 |
オクラ1/2袋 | 35円 |
トマト1個 | 40円 |
鶏むね肉 | 100円 |
レタス | 30円 |
わかめ | 5円 |
合計 | 277円 |
②「ちーほの暮らし」さんの節約料理レシピ
- ほうれん草のスープ
・ほうれん草は茹でてからカットします。
・中華スープの素を加え、味を調えます。
・溶き卵を入れて完成です。 - 大根サラダ
・大根の皮を向いて甘みの強い葉に近い部分を千切りにします。
・しばらく水にさらしておきます。
・水を切った大根に削り節、海苔をトッピングします。
・梅干し、みりん、酢、オリーブオイル、醤油を混ぜ合わせて作ったドレッシングをかけて完成です。 - ブロッコリーと胸肉のチリソース
・ブロッコリーを切ってボウルで水洗いします。
・ブロッコリーをお皿に盛りつけ、ラップを掛けて電子レンジで温めます。
・胸肉1枚をそぎ切りした後、ひと口大に切ります。
・酒、塩コショウ、マヨネーズで下味をつけます。
・フライパンでにんにく、刻み生姜を炒めます。
・軽く火が通ったら胸肉を炒めます。
・ケチャップ、味噌、酢、豆板醤を混ぜた作ったチリソースと茹でたブロッコリーを絡めて完成です。
③「きりんごはん」さんの節約料理レシピ
- 人参の白和え
・豆腐3等分して、3分の1丁を使います。
・水切りはキッチンペーパーに包み、電子レンジで2分間温めます。
・人参2分の1本を皮を向いて、千切りにします。
・切った人参に酒大さじ1杯を振り、電子レンジで4分間温めます。
・豆腐と人参をボウルに入れ、醤油大さじ1杯、みりん大さじ1杯、砂糖小さじ1杯、すりごま適量と和えて完成です。 - 大根のそぼろあんかけ
・大根は半分に切った下半分の皮を向いて、いちょう切りにします。
・火の通りを早めるために電子レンジで3分間温めます。
・フライパンで豚ひき肉を炒めます。
・火が通ったら大根と一緒に炒めます。
・水200mlと砂糖小さじ1杯を加えます。
・大根が透き通ってきたら調味料(醤油大さじ2杯、酒大さじ1杯、ほんだし適量、チューブ生姜2㎝ほど)を加えます。
・水溶き片栗粉でとろみを付けます。
・お皿に盛ってネギと糸唐辛子を飾り付けをして完成です。
まとめ:二人暮らしで食費3万円または4万円可能?
二人暮らしの食費を3万円から4万円で収める方法は、今回紹介した方法以外にもあるかもしれません。
ただ、食費を抑えることが目的ではないはずです。
浮いたお金を将来のための貯蓄に回したり、記念日に外食を楽しんだり、娯楽・レジャーに使ったりするのが本来の目的ではないでしょうか。
食べるのを我慢することなく、月に一度は外食を楽しむなどムリなく続けることが二人暮らしの食費を3万円から4万円で済ませる最大の秘訣です。
「二人暮らしだとどうしても外食中心になってしまう」
「もう少し安く済ませる方法はないかな」
外食をなるべく避け、自宅で節約して自炊を続ければ食費を3万円から4万円で抑えることはけっして夢ではありません。