二人暮らしで水道代は1万~9000円は高すぎ?7000円、15000円はどう?

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二人暮らしの水道代について、一般的な使用量や金額の相場から、1万円~9,000円では高すぎるのかを解説します。簡単にできて効果抜群の節水方法もご紹介。最近急に水道代が上がった、普通の金額より高い気がするという方は必見です。

この記事では、二人暮らしの水道代が1万円前後の場合、相場と比べて高すぎるのかなどについて解説します。

▼この記事を読んでほしい人
  • 二人暮らしで水道代が1万円~9,000円ほど、またはそれ以上かかっている方
  • 二人暮らしで、相場よりも水道代が高い気がしている方
  • 最近急に水道代が増えた気がしている方
  • 自宅で手軽にできる節水方法が知りたい方

よくあるお悩みとして1万円前後としましたが、6,000円程度という方でも見直しが必要かもしれません。水道代が気になる方はぜひチェックしてみてください!

二人暮らしで水道代は1万~9000円は高すぎ?7000円、15000円は?(6000~8000円)



二人暮らしの水道代が1万円程度は高いかを考えるにあたり、まずは一般的な相場がどれくらいか見ていきましょう。


  • 二人暮らしの平均的な水道代(※1):4,255円
  • 二人暮らしの1ヶ月の水道使用量(※2):14.9㎥


※1:2021年6月の総務省統計局による家計調査参照

※2:東京水道局による令和2年度生活用水実態調査参照


この調査結果を踏まえると、二人暮らしの水道代に対する金額ごとのイメージは以下のようになります。


  • 6,000円:少し高め
  • 7,000円~8,000円:高い
  • 9,000円~1万円:かなり高い 
  • 1万5,000円:高すぎるため確実に見直しが必要  


二人暮らしで水道代1万円前後となるとかなり高く、およそ半額程度でようやく相場といえます。


現在1万円ほどかかっているという方は、平均的な水道使用量とかけ離れている可能性が高く、削れる無駄がないか見直したほうが良さそうです。


水道局による検針票にはその検針期間の水道使用量が表示されていますので、一度確認してみてください。

補足:地域によって水道代は変化するのでそれも加味して考えよう

水道代は全国一律ではありません。現在の水道代が高いかどうかは、地域差も加味して考えましょう。


水道料金の地域差に関しては、ウォーターサーバー比較サイトミズコムの運営する「水と暮らす」が公開した全国水道料金ランキングが参考になります。


順位都道府県水道料金
1位
神奈川県2,142円
2位高知県2,332円
3位
静岡県2,351円
4位山梨県2,366円
5位愛知県2,386円
6位群馬県2,454円
7位埼玉県2,467円
8位福井県2,548円
9位東京都2,573円
10位鳥取県2,650円
45位山形県4,228円
46位北海道4,279円
47位青森県4,418円


※口径13mmの基本使用料と水道使用量20㎥の料金で比較


上表のとおり、1位の神奈川県と47位の青森県では倍以上の値段の開きがあります。


これは、水源の数や水質の良さ、上下水道の維持コスト(寒冷地や過疎地域は高い傾向)などによって水道代も変わるからです。


そのため、全国平均でみた二人暮らしの水道代相場より多少高くても、地域の違いを加味すると妥当な金額の場合もありえます。


とはいえ、二人暮らしで1万円程度の場合、地域差の要因以外に原因があると考えたほうがよいレベルでしょう。

急に水道代が上がったという人は漏水していないか確認

以前は1万もしていなかった気がする、以前と比べて水道代が急に上がった気がするという方は、漏水が原因になっていないかを確認しましょう。


まずは水道のメーターの数値を確認します。メーターは玄関周辺などに設置されています。


水道を使っていないにも関わらず、メーターが回っているということはないでしょうか。


例えば外出時など、水道を確実に利用していない時間にメーターに変化がないか見てみてください。家を出る前と帰ってきたときで水道使用量が変化していれば、どこかで漏水が起こっていると考えられます。


また、キッチンやトイレ、洗面所などで水が漏れている形跡がないか、目視でも確認します。普段使わない場所が濡れていたり、使っていないのに蛇口周辺が濡れたりしていないかをチェックしてみてください。

二人暮らしでの水道代を節約する方法



次に、二人暮らしの水道代を節約する方法を解説します。


一般的な家庭では、以下の4ヶ所が代表的な節水場所となります。


  • お風呂の節水
  • トイレの節水
  • 炊事の節水
  • 洗濯の節水

この4ヶ所の合計で、家庭の水使用割合のほとんどを占めています。  


そのためここでは、上記4ヶ所それぞれについて、二人暮らしでできる節水方法を具体的に紹介していきます。


普段のちょっとした心がけや、便利グッズを導入するだけでできる節水方法もありますので、できることから試してみてください。

お風呂の節水まとめ

お風呂の節水には以下のような対策がおすすめです。


  • 節水シャワーヘッドを使う
  • ためる湯量を減らす
  • 風呂桶を使う


特におすすめなのが「節水シャワーヘッド」を利用する方法です。


シャワーは1分間流し続けることで約12Lも水を使用するため、ここを節約すると大きな効果が見込めます。


節水シャワーヘッドは、水量を30~80%ほど下げることができ、水量を下げても使用感が変わらないのが特徴です。


1,000円程度のものから1万円程度の高額なものまで種類がありますが、高価なシャワーヘッドほど水量を節約できる傾向にあります。そのため、高くても良い商品を選んだほうが、長い目で見るとコストパフォーマンスは高くなるでしょう。


さらに手元にストップボタンが付いているタイプであれば、手軽にお湯を止めることで節水効果が高まるため、おすすめです。


湯船にお風呂をためる人は、無駄に多めにお湯をはっていないか湯量の設定を確認しましょう。また、シャワーではなく風呂桶を使って湯船のお湯で体を流すことでも節水できます。


シャワーを流しっぱなしにしないと隙間風が寒いという場合は、入り口や窓の隙間をテープなどでふさぐことも同時に行ないましょう。

トイレの節水まとめ

トイレの節水方法は以下の2つがおすすめです。

  • 小と大の水洗を使い分け
  • 節水リングを設置する


トイレの水洗には小と大があると思いますが、よく考えず常に大で流しているという方も多いのではないでしょうか。しかし大小を使い分けると、毎回0.5~2リットルほどの節約が可能です。使う人数や回数が多いほど効果は大きくなり、二人暮らしだと2人分の節水効果が出てきます。


また、トイレの節水グッズとしては「節水リング」という商品があり、数百円程度で販売されています。


節水リングをトイレのタンクの中に設置することで、水を流した際に最後までちょろちょろと流れる無駄な水を早めに止められます。こちらも毎回のトイレで効果を発揮するため、おすすめです。

炊事の節水まとめ

炊事では料理と皿洗いで水を使用すると思いますが、使用量の大半が皿洗いによるものです。皿洗いの際の水を以下のような方法で節約することで、高い節水効果が得られます。


  • 水を流し続けない
  • 食洗器を導入
  • 節水シャワーヘッドを使う


まず、皿洗い中に水を流し続けないように気をつけましょう。


食器を一つずつ洗って流す方法だと、ずっと水を出し続けなくてはなりません。食器はため洗い(まとめて洗ってまとめて流す)が節水の大前提で、これだけでも水量が半分程度にまで減らせます。さらにを使うようにすると劇的に水の使用量が減るので試してみてください。


食洗器は手洗いよりも節水できます。桶で手洗いするほどの節水効果はないのと、二人暮らしで導入するには効果に対して費用が高くなる点がデメリットですが、時短などの効果も同時に見込めますので検討してみるのも一つの手です。


またお風呂と同様にキッチン用の節水シャワーヘッドもあるので、こちらも検討してみるとよいでしょう。

洗濯の節水まとめ

洗濯での節水は以下のような方法があります。


  • ドラム式洗濯機導入を検討する
  • お風呂の残り湯を使う


ドラム式洗濯機は、一般的な縦型洗濯機の70~80%の使用水量で済みます。ただ、昨今は縦型も性能がアップしているためそこまで節水効果の差はなく、ドラム式は縦型よりも高価なため、二人暮らしだと費用対効果が弱くなる傾向はあります。乾燥機能を頻繁に使うかなど他の面でのメリットも合わせて検討するとよいでしょう。


お風呂の残り湯を洗濯に使うのもおすすめです。水道使用量を抑える効果はもちろんですが、お風呂の排水と洗濯の排水が合わせて1回で済むため、下水の節約にもなります。水の使用量が多い縦型洗濯機は特におすすめの方法です。


残り湯を使うのに抵抗がある人もいるかもしれませんが、最後のすすぎは上水で行なうため、そこまで気にせずに試せるのではないかと思います。


まとめ:二人暮らしで水道代は1万~9000円は高すぎ?7000円、15000円は?(6000~8000円)

二人暮らしの水道代1万円が高いかについて、一般的な水道代や水使用量との比較から節水方法まで解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


二人暮らしで1万円ほど水道代がかかっているという場合は、かなり節水の余地があると思われます。漏水の可能性やそもそもの水道代の地域差は確認しつつ、お風呂・トイレ・炊事・洗濯の場面で、節水してみてください。


手軽な節水グッズの取りつけだけでも効果があるので、まずは無理なくできる方法から試してみてはいかがでしょうか。

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