二人暮らしでガス代が1万円は高い?

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ズバリ結論から言うと二人暮らしで1ヶ月のガス代が1万円は高すぎです。ガスの使用量を節約してみるというのも一つの方法ですが、ガス代が1万円を超えている場合はガスの使用量以外の問題があります。この記事ではガス代を節約する方法をわかりやすく説明いたします。

▼この記事を読んで欲しい人
  • 二人暮らしをしていて今後のために支出を減らしたいと考えている方
  • 1ヶ月あたりのガス代が1万円前後になって困っている方
  • ガス代を節約してあまったお金で充実した生活を送りたい方
  • 1ヶ月あたりのガス代の節約方法を知りたい方
▼この記事を読んでわかること
  • 1ヶ月あたりに支払うガス代の目安
  • 二人暮らしで1ヶ月のガス代が1万円を超える理由
  • 二人暮らしで1ヶ月のガス代を1万円以下に下げる方法

二人暮らしでガス代が1万円は高い?



ズバリ結論から言うと二人暮らしでガス代に1万円以上支払っているのは相当高いです。総務省が毎年実施している家計調査の結果をから年間のガス代の月平均を世帯人数別にまとめると以下のようになります。 


  • 全世帯平均:4,648円
  • 二人暮らし:4,330円
  • 3人暮らし:4,930円
  • 4人暮らし:4,882円
  • 5人暮らし:4,883円
  • 6人以上:5,213円

(引用元:e-Stat 政府統計の総合窓口)


 家庭のなかでガスを一番多く使うのは「料理」だと思っている方が多いのですが、実は一番多いのは「給湯(お湯を沸かすこと)」です。冬から春にかけては水が冷たくなっているので、お湯を沸かすにも時間がかかりガス代が多くなります。


しかし、それでも二人暮らしで1ヶ月のガス代が1万円を超えることはまずありません。


6人以上が一緒に生活している世帯でも1ヶ月のガス代は5,213円です。二人暮らしでガス代が1万円を超えるというのは相当高い支払いをしているということです。 


それでは二人暮らしでガス代の1ヶ月平均が1万円を超えてしまっている世帯の方はどうしたらガス代を1万円以下にまで下げることができるのでしょうか。 

二人暮らしでガス代が1万円かかっている人のための節約方法



二人暮らしで1ヶ月のガス代が1万円かかるのは高いということがわかりました。しかし、どうしたら節約することができるのでしょうか。


多くの人はガスの使用量を減らすということをまずは考えると思います。しかし、ガスの利用をガマンして使用量を減らしたところで、逆にストレスが溜まってしまっては意味がありません。


またすでに1万円以上払っているのであれば、ガスの使用量を減らすだけで、1万円以下にすることは至難の技でしょう。


また1万円というのは平均価格の倍以上ですから、ガスの使用方法以外の原因があると考えた方がよいでしょう。二人暮らしで1ヶ月のガス代が1万円を超えるのは、ガス会社が基本料金を高めに設定している可能性があります。


まずするべきことは、ガス会社と話しをして契約を見直すことです。


その次に、二人暮らしのなかでガスを節約しながら使う方法を工夫していきましょう。それではこの2つについてこれから解説していきます。

値引き交渉をしてみる

ガス代を公共料金だと思い込み、値引き交渉などできないと思っている方は意外と多いようです。実はみなさんが使っているガスには二つの種類があります。


都市ガスプロパンガスです。


都市ガスとは主に都市部で使われているガスであらかじめ配管されているガス管(ガスパイプ)を通じて各世帯に届けられています。この仕組みが「ガス代=公共料金」というイメージを持たせているかもしれません。


プロパンガスはガス会社が各世帯と個別に契約をして、各世帯にガスボンベを運びます。そのガスボンベからガスを家の中に引き入れるという方法です。


都市ガスを使用している場合、料金が一律に設定されていることが多いので値引き交渉をすることは難しいと思います。ただし都市ガスを使用していて二人暮らしのガス代に1万円以上支払うケースはほぼないと思います。


二人暮らしで1ヶ月のガス代金が1万円以上という方は、おそらくプロパンガスを使用している方ではないでしょうか。プロパンガスを使用している場合は値引き交渉はするべきです。


なぜならプロパンガスの値段は実はガス会社とあなたが話し合いをして合意している値段です。ガス会社とあなたとの間で契約が交わされているはずですので値引き交渉はできるはずです。


どうしても値引きをしてくれない場合はガス会社の変更を検討しましょう。 

安いガス会社に変更する

都市ガスの料金は一律に設定されているため値引き交渉は難しいとお伝えしました。しかしガス会社を変えることはできます。


意外と知られていないのが都市ガスの自由化です。2017年4月から消費者が都市ガスの会社を選べるようになりました。


これによって最近では電気とガスをセットで契約したら安くなるという料金プランを打ち出しているガス会社や電力会社が増えています。すなわち二人暮らしのガス代がもっと安くなる可能性があるということです。


一般社団法人エネルギー情報センターがネット上で電気代やガス代の一覧を公開しているので参考にしてみてください。


新電力ネット ガス料金プランの比較表


 プロパンガスの場合はガスの値段はガス会社が独自に決めています。


インターネットなどであなたが住んでいる地域にあるプロパンガス会社を探してみてください。現在、契約しているガス会社よりも安いガス会社が見つかると思います。


ただし安さだけで選んでしまわないようにしましょう。

安全管理やトラブルが起きたときの対応が行き届いていない会社もあるので注意してください。


一般社団法人プロパンガス料金消費者協会のホームページは参考になります。ガス会社を選択する際のポイントなど参考になる記事や、電話での無料相談案内のほか、料金自動診断アプリも掲載されているので一度確認してみてください。


 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会のホームページ

シャワーの時間を短くする、回数を減らす

家庭のなかで一番ガスを使用している場所はお風呂場です。


お風呂に入らずにシャワーだけだったらガス代も安いはずと考えている方も多いようです。しかしシャワーを使っているあいだはガスも使っているということを思い出してください。


シャワーを長く使えばそれだけガス代がかかるということです。


体や頭を洗う時は、こまめにシャワーを止めたり、シャワーの時間を短くしたりしてみましょう。なかなかシャワーの時間を短縮できないという方におすすめなのはお風呂のお湯を有効に無駄なく使う方法です。


お風呂から上がったときお風呂のお湯がすべてなくなっているということはありませんよね。このお湯をうまく使うことでガス代を節約することができます。


たとえば、お風呂に入って、1)お湯につかる、2)体を洗う、3)体についたせっけんなどをお風呂のお湯で流す、という入り方に切り替えればシャワーを使う機会はほとんどありません。最後にちょっとだけ体にかける程度で済むかと思います。 


シャワーだけではなく、食器を洗う時も水だけで洗うようにすればガス代を大きく節約できます。 

お風呂の場合は追い焚きを使わないようにする

お風呂の追い炊きもガス代が上がる大きな原因の一つです。


追い炊きをするよりは熱いお湯を足すほうがガス代の節約には効果的と言われています。追い炊きは極力使わないようにしましょう。


二人暮らしの場合は二人で一緒にお風呂に入るということで追い炊きの回数を減らすことができます。二人で入ることに抵抗がある方は次のような入り方をおすすめします。

 

 一人目:お湯につかる → 体を洗う → お風呂のお湯で体を流す → 次の人のために熱いお湯を追加する


二人目:お湯につかる → 体を洗う → お風呂のお湯で体を流す


このような入り方をすれば暖かいお湯を無駄なく使うことができます。


またガス代だけではなく水の使用量も減らすことができ水道料金の節約にもつながります。 

まとめ:二人暮らしでガス代が1万円は高い?

  • 二人暮らしのガス代の全国平均は4,330円で1万円は高すぎる。
  • ガス会社を変更したり契約を見直したりすることでガス代の節約ができる。
  • シャワーを使う回数、時間を減らすことでガス代が節約できる。
  • お風呂に入る時は追い炊きをやめてガス代と水の使用量を減らす工夫をする。
いかがでしたでしょうか?


もしも二人暮らしのガス代を1万円から平均価格の4,330円まで減らすことができたら、月に5,670円も貯金することができます。これが1年続けば68,040円も貯金できるということです。


ガス代を節約して浮いたお金で充実した二人暮らし生活を楽しめそうですね。

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