更新日:2022/05/21
子供の定期預金におすすめの銀行は?子供定期預金キャンペーンも解説
子供の定期預金を始めたいと思っても、「どの銀行を選べばいいの?」「選ぶときのポイントは?」「メリットとデメリットを知りたい」など、不安に思うことはたくさんあると思います。本記事ではそんな疑問を解消すると共に、子供の定期預金におすすめの銀行をご紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 子供の定期預金におすすめの銀行は?
- 子供の定期預金におすすめの銀行口座比較表
- 商工組合中央金庫 商工中金ダイレクト
- SBJ銀行
- UI銀行
- あおぞら銀行 BANK支店
- ゆうちょ銀行
- 子供の定期預金のキャンペーン一覧
- 子供の定期預金の選ぶときのポイント
- 定期預金の金利が高いかどうか
- 預金金額が1000万円以下なら倒産するリスクは考えなくて問題ない
- キャンペーン中の口座はキャンペーン終了後に金利が下がることに注意
- 子供名義の定期預金を開設するメリット
- 貯金を分散させることで金利を上げることができる
- 子供の貯金を別で管理でき、うっかり使い込むことを防止できる
- 子供がお金について興味を持つきっかけになる
- 子供名義の定期預金を開設するデメリット
- 子供に預金通帳を渡す際に贈与税がかかる可能性がある
- 銀行印、暗証番号を忘れやすい
- まとめ:子供の定期預金におすすめの銀行は?
目次
子供の定期預金におすすめの銀行は?
- 金利
- 将来的に引き出す際に便利か
子供の定期預金におすすめの銀行口座比較表
銀行名 | 種別・金利 | 条件など |
---|---|---|
商工中金ダイレクト | 1~3年定期預金:0.22% | 一口50万円以上の預け入れ |
SBJ銀行 | スーパー定期、大口定期:0.35% | ネットで普通預金口座と定期預金口座の開設 |
UI銀行 | 定期預金(1年以上):0.2% | 1年以上の定期預金 |
あおぞら銀行 BANK支店 | 定期預金(1年もの):0.2% | 1年ものの定期預金限定 |
ゆうちょ銀行 | 定期預金:0.002% | 特になし |
商工組合中央金庫 商工中金ダイレクト
- 利率が高い
- アプリで開設するとギフト券がもらえる
アプリが少し使いづらい
口座の開設に時間がかかる場合がある
アプリの画面がPCと同じなので慣れるまでは少し使いづらさを感じる人もいると思います。
SBJ銀行
- ネットで普通預金口座とSBJダイレクトを開設
- 口座を開設したあと定期預金口座を開設
- キャンペーン時は「0.35%」の高金利
- 定期預金のプランも豊富
- 各種手数料の無料回数も多い
- 普通預金にすると金利が下がる
- 窓口のある店舗が少ない
UI銀行
あおぞら銀行 BANK支店
ゆうちょ銀行
子供の定期預金のキャンペーン一覧
本章では子供の定期預金におすすめの銀行とキャンペーンを表にしました。さっそく、見ていきましょう。
銀行名・キャンペーン期間 | 1年の金利(10万円) | 1年の金利(100万円) |
---|---|---|
商工組合中央金庫 商工中金ダイレクト ※ 2022年9月30日(金)まで | ー | 0.22% |
SBJ銀行 ※「SBJモアキャンペーン」 2022年7月20日(水)まで | 0.20% | 0.20% |
しずおか焼津信用金庫 しずしんインターネット支店 ※2022年9月30日(金)まで | 0.20% | 0.20% |
豊田信用金庫 とよしんインターネット支店 ※2022年9月30日(金)まで | ー | 0.20% |
豊橋信用金庫 インターネット支店 ※2022年9月30日(金)まで | 0.15% | 0.15% |
岡崎信用金庫 おかしんインターネット支店 ※2022年9月30日(金)まで | 0.15% | 0.15% |
auじぶん銀行 ※2022年8月31日(水)まで | 0.10% | 0.10% |
子供の定期預金の選ぶときのポイント
子供の定期預金を選ぶとき、どのようなことに気をつければいいでしょうか?注目すべきポイントやおすすめしたい点についてご紹介します。
定期預金の金利が高いかどうか
定期預金の金利が高いかどうかは、子供の定期預金を選ぶときに最も重要なポイントです。
たとえば、100万円を定期預金講座に預けるとして、金利が0.20%のA銀行、金利が0.001%のB銀行にそれぞれ1年間預けてみるとします。
その場合、1年後にいくらもらえるかというと、A銀行は2,000円、B銀行は10円ということになります。金利が高いか低いかで、大きな差が出ることは明らかです。
このことから、どうせ預けるのであれば金利が高い銀行を選ぶことをおすすめします。金利が高ければ、同じ預金額でも効率が良く上手に貯金することができるため、定期預金を選ぶさいには金利を必ずチェックしましょう。
預金金額が1000万円以下なら倒産するリスクは考えなくて問題ない
長期に渡る定期預金をするとなると、倒産する不安が胸をよぎるかもしれませんが、預金金額が1000万円以下なら倒産するリスクを考える必要はありません。なぜなら、預金保険制度(ペイオフ)という制度があるからです。
預金保険制度(ペイオフ)とは、もし金融機関が破綻してしまい、預金等を引き出せなくなったとしても、預金保険機構が金融機関の代わりに払い戻しをしてくれる制度です。つまり、1,000万円以下の預金であれば、金融機関が倒産した場合でも全額預金が返ってくるということです。
1,000万円以内の元本に加えその利息も全額保護されるため、まさに安心の制度といえます。
ちなみに1,000万円を超える範囲は保護されないため、そのときは注意が必要でしょう。
キャンペーン中の口座はキャンペーン終了後に金利が下がることに注意
子供の定期預金におすすめの銀行一覧にて、キャンペーンなどをご紹介しましたが、キャンペーン中に作った口座は、キャンペーン終了後に金利が下がるので注意が必要です。
たとえば、商工組合中央金庫 商工中金ダイレクトのキャンペーンにおける金利については、「当初満期日までの適用」となること、また「継続後の金利は継続時における同一商品の店頭表示金利を適用すること」が公式サイトに記載されています。
キャンペーンに申し込むときには、キャンペーン終了後の金利をしっかり把握しておくことをおすすめします。
また、中途解約した場合なども異なる金利が適用されることがあるため、事前にチェックしておく必要があるでしょう。
子供名義の定期預金を開設するメリット
子供名義の定期預金についてみてきましたが、開設するとどのようなメリットがあるのでしょうか?主な3つのメリットをご紹介します。
貯金を分散させることで金利を上げることができる
子供名義の定期預金を開設するメリットとして、子供名義の口座に自分の預金を分散させることで、金利を上げることができるという点が挙げられます。
通常、高金利の普通預金や定期預金には、上限が設けられていることがほとんどです。しかし、預金を複数の口座に分散すればその上限を回避することができるため、高金利でより多くの預金を預け、効率的に貯蓄を行うことが可能になります。ぜひおすすめしたい裏技です。
また、それぞれの口座に用途別の預金を預けておけば区別しやすくなり、家計管理が楽になるというメリットもあります。預金とはいえ入出金もできるため、生活費が安定しないときには一時的にお金を引き出して、後で補填するという使い方もおすすめです。
子供の貯金を別で管理でき、うっかり使い込むことを防止できる
子供名義の定期預金を行うことで、「子供用の貯蓄」として通常の貯金と別で管理することができ、うっかり使い込んでしまうことを防止することができます。
子育てをしていると、お年玉、入園・入学祝いや七五三などの親戚からのお祝い金や、児童手当などの制度で受け取るお金があると思います。これらのお金を教育費や子供の将来のために貯めておこうと思っても、自分と子供の預金を同じ口座に預けてしまったら、住宅ローンの頭金などとしてうっかり使ってしまうことがあるのです。
子供のための貯蓄を明確に区別することで、お金の管理がしやすくなり、より効率的に貯金や運用を行なっていくことができるため、試してみることをおすすめします。
子供がお金について興味を持つきっかけになる
子供名義の口座をおすすめする理由として、金銭教育としても効果があるというメリットが挙げられます。子供が「自分にも銀行預金があるんだ」と認識することで、どうやってお金を有意義に使うかを考えるキッカケになるからです。
また、通帳などにこれまでの貯蓄を記録しておくことで、子供へ貯蓄の大切さを教えられるほか、お金が溜まっていく感覚をわかりやすく伝えることができます。
「おじいちゃん・おばあちゃんからのお年玉」や「小学校の入学祝い」など、細かい記録を残すこともおすすめです。子供が成長したとき、具体的にお金のことがわかるようになり、親子でお金の使い方を話し合うキッカケにもなります。
お金を管理できる人間へと成長するために、子供名義の口座はきっと役立つでしょう。
子供名義の定期預金を開設するデメリット
子供名義の定期預金にはメリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。開設する前にしっかりと内容を把握し、対策をとっておきましょう。
子供に預金通帳を渡す際に贈与税がかかる可能性がある
子供名義の定期預金では、通帳を渡す際に金額によっては贈与税がかかる可能性があります。贈与税は「1年間に110万円以上」贈与する場合発生する税金です。
ここで注意すべきなのは「贈与税は子供がもらったことを知ったときに初めて成立するものである」ということです。たとえば、毎年30万円貯めることにして、10年間で300万円になった預金通帳を子供に渡すとなると、贈与税が発生する可能性があるのです。
しかし、贈与税を回避できる制度もちゃんと用意されています。
ひとつは「贈与税の非課税制度」です。学費や習い事の費用など、預金を教育費に使えば、1,500万円まで非課税になり、「1年間に110万円以上」贈与を受け取っていても問題ありません。学校以外に支払う場合は非課税の枠が500万円に縮小するため注意が必要ですが、ぜひ利用をおすすめしたい制度です。
もうひとつは贈与契約にもとづき、年間110万円までの金額を毎年贈与する「暦年贈与制度」があります。相続税対策にもなるのでおすすめです。
銀行印、暗証番号を忘れやすい
子供名義の定期預金の多くは子供が幼いころからスタートし、成人する前後で引き渡すため、何年も貯めていくばかりで引き出す機会がほとんどないという特徴があります。そうすると、いざ引き出そうと思ったときに、銀行印、暗証番号を忘れやすくなってしまいます。
引き出すさいにすぐ対応できるよう、銀行印や暗証番号は決めた場所にまとめて保管しておくか、メモをしておくなどの対策が取ると良いでしょう。
忘れていても大きな問題にはならないかもしれませんが、確実に手間や面倒が増えてしまうほか、予想外の事態にもなりかねないため、あらかじめしっかりと準備しておくことをおすすめします。
まとめ:子供の定期預金におすすめの銀行は?
本記事では、子供の定期預金についてご紹介しました。
子供の定期預金をお得に預金したい方には高金利の銀行がおすすめですが、振込手数料やATM出金手数料などの費用を抑えられて、ストレスフリーでより快適に利用できる銀行もおすすめです。
大切なのは、定期預金の金利以外にも、目的やデメリットに対する対策、使い勝手の良さなどを総合的に判断し、より自分や自分の子供にマッチする銀行を選ぶことです。まずは本記事でおすすめした銀行一覧から、自分に合う銀行を探してみてください。
- 子供の定期預金を検討している方
- 子供の将来に金銭的な不安のある方
- 子供の教育費用を積み立てたい方
- 子供のお祝い金やお年玉を貯めたい方
- 家計と分けて管理したい方
▼この記事を読んでわかること