1ヶ月の生活費を7万円でやりくりする方法とは?家族人数別に解説!

1ヶ月の生活費が7万円でどうやりくりすればいいの?そう思う方もいますよね。この金額で生活するとなるとある程度の節約やメリハリが必要になってきます。この記事では世帯人数別に1ヶ月の生活費を7万円に抑える方法を解説します。ぜひ最後までご覧ください。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

1カ月の生活費を7万円でやりくりするときに必要なこととは?

上手なやりくりの仕方を知っていると、1ヶ月の生活費を7万円で抑えることができます。それにはまず、今の家計の状態を知ることが必要です。


家族が多くなると、その分食費や水道光熱費も比例して高くなっていくことが想像できます。食費や水道光熱費の他に、今は多くの方がスマートフォンを使うようになり、通信費も昔と比べて多くかかるようになりました。


この記事では、以下の事を中心にまとめていきます。


  • 生活費が7万円だった場合の世帯別家計内訳
  • 1カ月の生活費を7万円でやりくりするためにできる節約術
  • 専門家にライフプランの相談をすることもおすすめ


現在1カ月の生活費に7万円以上かかっている方は、上手にやりくりすることによって、一部を貯金にまわすことができるようになるかもしれませんので、是非最後までご覧ください。

1カ月の生活費を7万円でやりくりするには家計の整理が重要!



家計の整理をすることで、今現在どの項目に毎月平均いくらくらいの生活費がかかっているのかを知ることができるようになります。生活をしていくうえで毎月必ずかかる家計の内訳を見てみましょう。


【家計の内訳】

  1. 家賃
  2. 食費
  3. 水道光熱費
  4. 交通・通信費
  5. 交際費
  6. 被服費・生活用品代

毎月きちんと家計簿を付けることで、これらの項目に毎月平均いくらの生活費がかかっているのかを把握できるようになります。


どの項目にかかる生活費を抑えることができるのかを考えることが、1ヶ月の生活費を7万円でやりくりすることへと繋がります。

生活費を7万円に抑えるには家計の項目別に金額の目安を知る

例えば、一人暮らしの方の家計の内訳を項目別に見たときに、それぞれの項目に対する平均的な金額は次の通りです。


【一人暮らしの家計内訳】

項目金額
家賃2万1503円
食費4万3536円
水道光熱費5731円
交通・通信費2万3536円
交際費1万1156円
被服費・日用品代1万5228円

1ヶ月の生活費 12万690円 

 

こちらは、一人暮らしの方の平均的な家計の内訳ですので、何人で暮らしているかによってそれぞれの項目別にかかってくる費用は異なります。


家賃以外で一番お金がかかっているのは食費です。特に一人暮らしの方だと、自分一人のために料理をするのが面倒だから外食で済ませているという方が多く、本来もっと抑えることができるはずの食費に多くお金をかけてしまっているようです。

自分の生活費の内訳をそれぞれ比較する

改めて、自分の生活費の内訳をそれぞれ項目別に比較してみましょう。家計簿をつけることでも、より詳しく比較することができます。


食費や被服費などは、普段の買い物の仕方を変えることで大きく節約をすることが可能です。水道・光熱費についても、節水・節電をすることによって減らすことが可能なのです。


一人暮らしでない方も、夫婦で家計をまとめることによって項目別にかかっている生活費を知ることができます。


家族全員で協力をして節約をしていくことで、1ヶ月の生活費を7万円でやりくりできるようになりますので、是非試してみてください。

生活費が7万円の場合の内訳を世帯構成別にみるとどのくらい?

1ヶ月の生活費を7万円として考えてみると、項目別に理想の家計の内訳が見えてきます。例えば、一人暮らしをしながら実際に1ヶ月の生活費を7万円以内に抑えることに成功している方の家計の内訳は以下の内容になっています。


【一人暮らしAさんの1ヶ月の家計の内訳】

項目金額
家賃2万4880円
食費
1万2000円
水道光熱費7100円
通信費3630円
灯油代5700円
日用品代1000円

1ヶ月の生活費 5万4310円


このように、上手に節約をすることで、1ヶ月7万円で生活費をやりくりすることは可能なのです。

一人暮らしの生活費が7万円なら家賃は2万前後

家賃は生活費の3分の1以内に抑えることが理想的です。今回のように、「1ヶ月の生活費が7万円」という目標がある場合、必然的に生活が苦しくならない理想の家賃は2万円となります。


家賃が2万円の物件は、大都市だと特になかなか見つけにくい物件ですよね。しかし、土地や内観、間取りにそれほどこだわりを持たなければ、実は大都市にも2万円台の物件はあります。


シェアハウスに住むという方法もあります。今どきのシェアハウスは、家賃も2万円台で借りられるうえに、古い建物をリノベーションしてシェアハスとして貸し出している所が多いため、内装が綺麗な点も魅力的です。


全く知らない他人と一つ屋根の下で生活をすることに不安のある方は、気心の知れた友人と家賃を折半して賃貸物件を借りるという方法もあります。


一人暮らしをしている学生の方ですと、学校が提供している学生寮や下宿もある場合が多いです。家賃も安く、食堂がある寮だと自分で料理をしなくても良いので食費も抑えることができます。

夫婦の家賃抜き生活費が7万円の場合の家計内訳

夫婦二人暮らしの世帯が、1ヶ月の生活費を家賃を抜いて7万円で抑えた場合の家計の内訳は以下の通りです。


【夫婦二人世帯の家計内訳】

項目金額
食費2万4000円
水道光熱費9000円
交通・通信費15000万円
被服費・日用品代1万円
交際費1万円

1ヶ月の生活費 6万8000円  


食費を抑えるために、外食は減らしましょう。1回の外食で一人1000円使うとすると、二人で2000円もかかってしまいます。そう考えると、外食を1回我慢するだけで2000円も浮くのですから大きな節約といえます。


通信費については、スマートフォンのアプリがなくても、携帯電話会社に「家族割」のプランを申し込みすることで、家族間の通話が無料になります。


電気代に関しても、プランを見直したり電力会社を変えることによって、使用頻度の高い時間帯は電気代を安くすることのできるプランや、もともとの基本料金を下げることが可能になるかもしれません。

家族3人の家賃抜き生活費が7万円の場合の内訳

4人家族が、1ヶ月の生活費を家賃を抜いて7万円で抑えた場合の家計の内訳は以下の通りです。


【家族3人世帯の家計内訳】

項目金額
食費2万円
水道光熱費1万円
交通・通信費1万5000円
被服費・日用品代1万円
交際費4000万円
養育費1万円

1ヶ月の生活費 6万8000円 


家族三人の世帯では、一人暮らしや夫婦二人の世帯に比べて節約を増やしていかなければ1ヶ月7万円の生活費でやりくりをすることが難しくなります。


うまくやりくりをすることで、子育てのために奥様が専業主婦の家庭でも、生活費を月7万円に抑えることが可能です。


食費の部分は、人数が増えたからといって、必ずしも 比例して増えていくものではないということを頭に入れておきましょう。


食材の買い物の仕方を変える方法があります。これだけでも、大きく節約をすることが可能になります。


一番食費を抑える方法で、家庭菜園をするという方法もあります。自分の庭で採れた野菜を使って料理をすることで、ご飯を食べるときの気持ちも違ってきますね。

4人家族の家賃抜き生活費が7万円の場合の内訳

4人家族が、1ヶ月の生活費を家賃を抜いて7万円で抑えた場合の家計の内訳は以下の通りです。


【家族4人世帯の家計内訳】

項目金額
食費2万円
水道光熱費1万円
交通・通信費1万円
被服費・日用品代7000円
交際費3000円
養育費2万円

1ヶ月の生活費 7万円 


家族4人の世帯で1ヶ月の生活費を7万円に抑えるためには、人数が増えた分、更に節約をしていかなければいけません。


そこで一番抑えることができるのは、夫婦それぞれの交際費ではないでしょうか。友人とランチに行くのを我慢して、家に招いてお茶をしながら過ごす時間も、お金をかけずに楽しむことができますね。


水道光熱費についても、エアコンの使い方を工夫したり、電気の付けっぱなしや水の出しっぱなしなどに気を付けながら切り詰めていきましょう。


更に、「レシートホルダー」というものを使って、項目ごとにあらかじめ予算を決めておくことができる方法もあります。予算をあらかじめ決めることで、


毎日少しづつの節約が、1ヶ月単位で考えると大きな積み重ねとなっていくのです。

生活費を7万円に抑えるための節約方法を分かりやすく解説



節約といっても、どのような方法があるのか細かいことまではなかなか思い浮かびませんよね。


しかし、この「細かい節約」こそが、大きな節約やと繋がっていくのです。例えば、毎日30円何かを節約することができれば、1カ月後には930円なので、約1000円近くも節約することに成功するのです。


ここからは、食費水道光熱費通信費をそれぞれ節約するための方法をご紹介していきますので是非参考までにご覧ください。

食費は一週間分をまとめ買いするのがおすすめ

食料品を買いに行くときは、その日に作る料理の材料だけを買い物するのではなく、できれば一週間分の材料をまとめ買いするのがおすすめです。


1日分、または2・3日分の料理に使う材料をなんとなく、ふらっと買いに行くと、献立が定まっていないために、ついつい余計な物まで買ってしまうことが多くなります。


そうなると、材料を余してしまい、また次の買い物のときはこの余った材料を使って何を作ったら良いのだろう…と考える負担も増えてしまいます。


学校の給食のように、一週間分の献立表を作ってみましょう。そうすると、献立表を作る時に考えるだけで、あとはそのレシピに必要な材料をメモして買い物に行くだけで済みますので、無駄遣いをすることがなくなります。

水道光熱費は節約額を知れば節水、節電を楽しく出来る

その月に使用した水量に対する金額を従量料金といいます。従量料金は各家のメーター口径によって異なりますが、一般的な水道料金は1リットルあたり約0.2円です。


1日あたりの水の使用量は、平均280リットルと言われています。280(ℓ)×0.2(円)=56(円)ですので、これを1ヶ月続けると従量料金が約1700円になります。


これを節約して1日あたり200リットルの水を使用したとします。200(ℓ)×0.2(円)=40(円)ですので、これを1ヶ月続けると従量料金が約1200円になりますので、500円も節約することができます。


【節水方法の例】

  • トイレのレバーの大小をきちんと使い分ける
  • お風呂の残り湯を洗濯機で再利用する
  • シャワーを出しっぱなしにしない

総務省の統計によると、一人暮らしの電気代は平均3,697円です。こちらも水道料金と同じく1ヶ月で約500円の節約をすることが可能になります。


【節電方法の例】

  • テレビを付けっぱなしにしない
  • エアコンは自動運転でサーキュレーターを併用するのがおすすめ
  • 契約プランを見直す

通信費は格安SIMに乗り換えれば簡単に固定費を節約できる

通信費にかかる費用を抑えたいという方も多いのではないでしょうか。一人当たり平均5,000円~7000円かかっていると言われています。


しかし、格安SIMを取り扱っているキャリアの携帯電話に乗り換えることで、通信費を一人当たり平均1,000円~2,000円にすることが可能です。家族単位で見ても、かなりの節約になりますね。


格安SIMには注意しなければいけない点もありますのでよく確認してから乗り換えることをおすすめします。


  • 大手キャリアよりも通信速度が不安定
  • キャリアメールを使うことができなくなる
  • 購入可能な端末が限られている など

生活費7万円で抑えるために専門家にライフプラン相談する

実際にこれからの生活費を1ヶ月7万円でやりくりしていくに当たって、まずは何から始めたら良いのか等、不安なことがあるかと思います。


専門家に相談をして、ライフプランを考えながら一緒に家計を見ていくことで、節約方法が明確になっていきます。


保険ROOMでは、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーに、WEB上で無料相談をし、あなたに一番合ったアドバイスを受けることができます。


24時間、365日相談が可能ですので、少しでも不安な事や困っていることがあれば、気軽に相談することができます。


一人ひとりのライフプランは違うものですので、節約できる範囲も違ってきます。是非専門家に相談をして、あなたに合った節約方法を見つけてみましょう。


ちなみに、さらに節約したい方には生活費を6万円にする方法をまとめた記事がありますのでそちらをご覧ください。

まとめ:生活費を7万円に抑える方法について

最後に、これまで解説をしてきた「生活費を7万円に抑える方法」についてまとめてみます。


  • 家計簿などをつけて、家計を整理する
  • 家計の項目別にかかっている費用を見直してみる
  • 外食を減らしたり、食料品は一週間分まとめて買うこと等で食費を節約する
  • 水の出しっぱなしや電気の付けっぱなしをやめる
  • エアコンの使い方を工夫する
  • 通信費を安くするために、格安SIMに乗り換える

以上のことを行うだけで、生活費を大幅に抑えることができるようになります。しかし、節約をすることだけに固執しすぎるのは健康的な節約とはいえません。


無理のない範囲で、家族みんなで協力をして、頭の片隅に「節約」という言葉を置きながら生活をすることで、楽しく節約生活を送ることができるようになります。


ほけんROOMには他にも読んでおきたいマネーライフに関する記事が数多くありますので、是非ご覧ください。

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