更新日:2020/04/23
2人目不妊で兄弟を産むママ友が羨ましい。その原因を体験談から紹介
2人目不妊により、保育園で会うママ友の妊娠に羨ましいと思う方は多いんではないでしょうか。実際に不妊ママは、すぐ妊娠する人を見て、イライラしたり、焦りを覚えたり、辛い気持ちになります。今回、その不妊の原因と子供を羨ましいと思う体験談、対処法を紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
2人目不妊。ママ友が兄弟を作ることが羨ましいと感じる日々
- 2人目不妊の原因
- 2人目不妊経験者が2人目不妊中、周囲を羨ましいと感じた体験談
- 周囲のママ友を羨ましいと思ってしまう原因や対処法
赤ちゃんが羨ましい。2人目不妊の原因
1人目を出産後、排卵日のタイミングに合わせて夫婦生活を送っているのにも関わらず、6カ月以上妊娠しない状態のことを2人目不妊といいます。
2人目不妊の方は「1人目の時は問題なく妊娠・出産できたのになぜ?」と思ったり、「ママ友と年齢はあまり変わらないのになんで自分だけ妊娠できないの?」と悩むことが多いとされていますが、実は2人目不妊にもいくつかの原因があります。
ここからは、2人目不妊の原因について詳しく解説していきます。
自身に当てはまることはないか確認してみてください。
産後と年齢による子宮内の疾病
2人目不妊の原因としてまず考えられるのは、産後であることや子宮内の病気の可能性です。
順に分かりやすく説明していきます。
産後に増加するプロラクチンの影響
産後は母乳を作るホルモンであるプロラクチンが多量に放出されます。
このプロラクチンは授乳に欠かせない重要なホルモンですが、一方で排卵を抑制する働きも持ち合わせています。
そのため、このプロラクチンが減少しない限り妊娠することは難しいと言われているのです。
プロラクチンが減少するのは授乳期間が終了し、生理が再開した後とされています。
現在授乳期間中であるという方は、1人目の授乳期間が終了してから妊活に励むと良いかもしれません。
子宮内の病気の可能性
仕事と育かつの忙しさによるセックスレス
2人目不妊の方の中には、仕事に家事・育児と忙しい毎日を送っている方もいると思いますが、夫婦生活の方はどうでしょうか。
妊娠をするためには、夫婦生活を送らないわけにはいきません。
仕事や家事・育児に追われて夫婦生活を送れない日々が続いている方は、妊娠のチャンスを逃していることになります。
また夫婦生活をしていると言っても、排卵日を狙った夫婦生活のみだと男性がプレッシャーを感じたり、精子の質が悪くなることで男性不妊になってしまうことも十分考えられます。
そのため、仕事や家事・育児に追われ夫婦生活をあまり送れていないという方は、夫と相談し家事や育児の負担を軽減できるようにしたり、働き方を見直すなど現在の生活が変わるように行動することが大切です。
男性側の不妊
不妊の原因は女性側にあると思われがちですが、実は男性側に原因があるために不妊となってしまっているケースも多いです。
女性は加齢が原因で卵子の質や数が低下すると言われていますが、男性も加齢やストレスにより、精子の質が低下すると言われています。
そのため、2人目不妊で悩んでいる方は男性側にも一度検査を受けてもらうと良いと思います。
授乳後の排卵抑制
授乳期間中は、プロラクチンというホルモンが増加することにより、排卵が抑制されてしまうことは既にお話させていただきました。
このプロラクチンというホルモンは、授乳期間が終了し生理再開と共に減少するのが一般的です。
しかし、中には授乳期間が終了しているにも関わらず、プロラクチンが減少せずに排卵が抑制されていることがあるようです。
また、育児や家事、仕事などによるストレスを抱えている方は、排卵が不規則になっている可能性もあるとされています。
そのため、排卵検査薬を使用して排卵がきちんときているか確認すること、また夫と相談して育児や家事などの負担を軽減することが大切だと言えます。
2人目不妊の体験談①「すぐ妊娠する人が羨ましい」
ここで実際に2人目不妊を経験した方が、2人目不妊中に周囲に対し「羨ましい」と思った体験談を紹介していきたいと思います。
まずは、「すぐに妊娠する人が羨ましいと感じた」というAさんの体験談です。
Aさんは、結婚する前から子供は2人欲しいと思っていたのだそうで、1人目が2歳になったのを機に妊活をスタート。
しかし、中々2人目を授かることができなかったそうです。
そんな中、周りのママ友も妊活をスタートし、Aさんの周りには2人目を妊娠するママ友が続々と増えていきました。
このような状況にAさんは「すぐに妊娠する人が羨ましい」と強く感じたそうです。
その後は、妊娠したママ友から「2人目はまだ?」と聞かれることが増え、羨ましいという気もちが徐々に嫉妬のような感情に変化し、ママ友を避けるようになった時期もあったと語っています。
2人目不妊の体験談②「親友が兄弟を作るのが羨ましい」
続いては、「親友が兄弟を作ったことに羨ましいと感じた」というBさんの体験談を紹介します。
Bさんは1人目を出産後、妊活をしていましたが中々妊娠することができず。
Bさんの親友も全く同じ状況だったため、2人で1人っ子であることを良く嘆いていたそうです。
しかし、ある日その親友から2人目を妊娠することができたとの報告があり、嬉しい反面、羨ましいと強く思ってしまったと言います。
その後、その親友と何気ない連絡を取るだけで、ため息が出るようになってしまい、Bさんは自身の気持ちをコントロールするのにかなり苦労したと語っています。
【解説】2人目不妊の人が他のママ友を羨ましいと思ってしまう原因とは
ここまで、実際に2人目不妊の経験がある方が2人目不妊中に、周囲のママ友などに対して、「羨ましい」と思ってしまった体験談を紹介してきました。
どちらのケースも羨ましいという気持ちから、徐々にネガティブな感情へと変化してしまっていることが分かりますね。
では、なぜ2人目不妊中の方は、他のママ友をそこまで羨ましいと思ってしまうのでしょうか。
2人目不妊の方が他のママ友を羨ましいと思ってしまうのは、「自身も2人目を欲しいと思っているのに、授かることができない」という状況があるからです。
人間は誰しも、自分が出来ていないことを他人が出来ていたり、自分よりも幸せそうな人や恵まれている人を見ると、羨ましいと思ってしまう性質があります。
そのため、2人目不妊の方が妊娠したママ友を羨ましいと思ってしまうのは、自然なことなのです。
2人目不妊中に羨ましいと思った時の対処法
2人目不妊中に他者を羨ましく思うのは、自然なことであるということはお話してきましたが、羨ましいという気持ちは時に辛いと感じることもあります。
そこで、ここからは2人目不妊中に他者を羨ましいと思った時の対処法について解説していきます。
羨ましいと思った時の対処法は以下の通りです。
- 羨ましいと思った自分を悪く思わない
- 妊娠しやすくなる身体作りに取り組む
- 子供や夫との時間を大切にする
- 趣味や仕事などに没頭する
まとめ:2人目不妊の人は他のママたちを見て羨ましいと思う
ここまで2人目不妊中の方へ向けて、2人目不妊の原因や他のママ友が羨ましいと思う原因・対処法を説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイントは、
- 2人目不妊は全体の30%が経験している
- 2人目不妊の原因は加齢だけでなく、ストレスや男性不妊など様々である
- 他のママ友を見て羨ましいと思うのは自然なこと
- 羨ましいと思った時は、ネガティブな感情に変わる前にプラスになる行動をとる