更新日:2021/01/10
40代で不妊治療は遅い?成功率(出産率)やリスク、妊娠までの流れ
40代でも子供が欲しい。と不妊治療をしようか迷っている方は多いんではないでしょうか。実際に、高齢出産の成功率(出産率)はかなり落ちますし、体が疲れたり、ケガや疾病などのリスクが多かったりします。今回、その妊娠率やリスク、期間などの高齢出産までの流れを紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
40代の不妊治療は無駄?成功率(妊娠率)はどれくらい?
40代でも子供が欲しい、と願い不妊治療を行おうか考えている夫婦は少なくありません。しかし、40代となると高齢出産。妊娠率は低下しますし、体調不良や怪我、疾患のリスクも極めて高くなります。
それでも子供が欲しくて不妊治療を行う夫婦も増えてきています。最近の医療は発達しているので、40代でも子供を授かることは不可能ではありません。
そこでこの記事では、
- 40代不妊治療の平均期間と平均費用
- 40代で不妊治療を行うリスク
- 40代の不妊治療の主な流れ
- 高齢出産に向けてやっておきたいこと
- 不妊治療中でも加入できる保険
40代の不妊治療の平均期間
不妊治療に必要な期間には個人差がありますが、今回は40代の方の平均期間を調べました。
不妊治療にかかる一般的な期間としては、2~3年となります。しかし、40代になると妊娠成功率の低下のことを考えて、2年以下に収めることがほとんどです。
貴重な時間を無駄にしないよう、慎重にそしてできるだけ早く妊娠できるように治療を行っていきます。
まず、不妊治療を始めるにあたってなぜ不妊なのか検査を行う期間が約3か月間あります。この検査内容を踏まえてより質の高いタイミング法を約半年間行います。それでも妊娠しなかった場合は、人工授精や体外受精に切り替わります。この期間の目安は約6か月から1年です。
40代の場合、検査後なぜ不妊なのか原因が判明したらその原因を解決するための治療が行われます。例えば、タイミング法についても、精子の元気が少ない場合は意味がほとんどないため、すぐに人工授精や体外受精へステップアップします。
原因を探り、できる限り期間を短くするのが40代の不妊治療の主な方法といってもいいでしょう。
40代の不妊治療の平均費用
40代の不妊治療に必要な費用はどれくらいなのでしょうか?今回は目安として、約2年間の不妊治療を行った場合の費用を計算していきます。
まず、検査やタイミング法には1回数千円から1万円程度必要です。月に1度、6か月間通ったとして約6万円となります。
妊娠しなかった場合、人工授精へ切り替えますがこちらの費用は1回5万円程度必要です。半年間行った場合、約30万円前後必要となるでしょう。
人工授精でも妊娠しなかった場合、体外受精へ切り替えます。体外受精の平均費用は1回につき100万円前後といわれています。5回行えば、すでに500万円必要となります。
これらを計算してまとめると、2年間の不妊治療に必要なお金は約536万円前後ということがわかります。金額はクリニックによって違いますし、不妊治療の方法によってはもっと安くなったり、高くなる可能性もあるので参考程度にしてくださいね。
40代の不妊治療のリスクとは
40代の妊活には、20代と比較するとリスクが多くなります。代表的なリスクとして挙げられるのは以下の通りです。
- 妊娠高血圧症
- 妊娠糖尿病
妊娠高血圧症
40代の妊娠において、一番気を付けたいのが血圧です。妊娠高血圧症は、40代になるとかかる確率がかなり上がります。20人に1人の妊婦さんがかかるといわれています。
主に、初産婦さんにかかりやすいといわれていますので、40代で一人目の子供を妊娠した場合は要注意です。
妊娠高血圧症が重症化してしまうと、母体の血圧上昇、けいれんの発作、脳出血、肝臓や腎臓の機能障害などが起こってしまいます。
赤ちゃんへの影響としては、発育が悪くなってしまったり、胎盤がはがれてしまい赤ちゃんに栄養が届かなくなってしまうことがあります。
妊娠高血圧症の原因はまだ解明されていません。ですが、かかりやすい条件はありましたので紹介します。
- 高血圧や腎臓病、糖尿病などの持病がある人
- 家族に高血圧の症状がある人
- 肥満の人
- 35歳以上で妊娠を経験している人
妊娠糖尿病
妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて見つかった糖の代謝異常のことを言います。35歳以上の場合、20代の方と比べると発症率は約8倍といわれています。
妊娠糖尿病になると、母体では妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産、網膜症・腎症の悪化が心配されます。
赤ちゃんについては、流産、形態異常、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡などが心配されます。
現在、妊婦の1割の方が何らかの糖代謝異常と診断されています。とはいえ、気を付けていても年齢を重ねればかかりやすくなってしまいます。
最悪の場合、入院することも必要となるでしょう。そういったときに役立つのが、不妊治療中から加入できる医療保険「子宝エール」です。不安な方は、加入しておきましょう。
40代で不妊治療をする人の流れ
40代の不妊治療は、時間があまりありません。40代になると卵子の数が減少したり、質の低下が気になってきます。染色体異常の卵子も増加していくので、妊娠率が低下します。
そのため、基本的には40代になると一般的な不妊治療のステップではなく、ステップアップを急いだ治療となります。
一般的な不妊治療の流れは
- タイミング法
- 人工授精
- 体外受精
- タイミング法
- 体外受精
【高齢出産必見】40代が不妊治療の成功率を上げるためにすべきこと
不妊治療を始める前に、やるべきことを解説します。不妊治療、つまり妊活を行う前にやることをプレ妊活といいます。
本格的に不妊治療を行い始めた際、最初にこうしておけばよかったと感じる方も少なくありません。そうならないための事前準備ですので、ぜひ参考にしてみてください。
- 日常生活の見直しを行う
- 基礎体温の測定を行う
- 医療機関でメンテナンス
【身体の負担が心配な人へ】40代の不妊治療中でも入れる保険
40代の不妊治療で一番不安なのが、身体への負担ではないでしょうか?思いがけない入院や通院が増えてしまうケースも多く、心身ともに疲れてしまう場合があります。
そんな方におすすめしたいのが、医療保険の子宝エールです。子宝エールは、不妊治療中でも加入できる保険となります。
(参考:子宝エール)
40代でも不妊治療中でも加入しやすい月々2,000円前後と保険料が安いのも魅力的です。不妊治療には多額のお金が必要ですが、保険に加入しておくことで万が一の入院や手術もしっかりまかなえます。
保証される疾病には、
- エストロゲン過剰・減少、卵巣ホルモンの機能障害
- 妊娠中毒症、子宮外妊娠
- 乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮筋腫
- 子宮内膜症、乳腺症、チョコレートのう胞
まとめ:上記のことを確認してから不妊治療をしよう
40代の不妊治療について、リスクや不妊治療の流れを解説してきましたがいかがでしたか?
この記事のポイントは、
- 40代でも妊娠することはできる
- 一般的な不妊治療より早くステップアップする場合がある
- 不妊治療の期間は約2年、費用としては500~600万円程度必要
- 身体への負担が心配な方は、子宝エールに加入するのがおすすめ