3人目不妊で不妊治療は多い?3人目ができない原因と対策、体験談を解説

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3人目不妊で不妊治療を考える方は多く、2人目以降の子供は60%不妊治療という統計もあります。今回妊娠したい、赤ちゃんを授かりたいのに3人目ができない原因や妊娠しやすい体になる対策等を、体験談も含めて解説。3人目不妊で体外受精や人工授精をしようか悩む方必見です。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

【3人目不妊の現実】3人目の子供は贅沢だと思ってしまう前に


子供が3人いると、育児は大変そうですが、賑やかで楽しそうですよね。もともと子供は3人欲しいと考えている人もいるのではないでしょうか。


しかし、1人目・2人目は自然妊娠できたのに、3人目はなかなか授かれず、不妊治療を行う人も多いようです。


また、3人目の不妊治療では、身体面のつらさと同時に金銭面のつらさも増します。


なぜなら、不妊治療中に産後の身体の影響から、子宮内膜症子宮がんを発症する事例が多く、不妊治療費と同時に手術費・入院費全額自己負担しなければいけないからです。


そのため、3人目不妊の方は、不妊治療中に医療保険に加入することが多いそうです。


3人目の不妊治療中の方で、医療保険に加入していない方は下記ボタンの不妊治療中の医療保険の詳細にてまず、ご確認の上でこの記事をお読みください。


それでは、3人目不妊について詳しく紹介していきます。

3人目不妊の主な原因とは?

3人目の不妊の主な原因は母親の体の影響によるもの。また男性側にも原因がある場合も多いのです。


一般的には女性に問題があると思われていますが、どちらが原因とは一概に言えません。最近では男性側の不妊治療も出ていきていますよね。


そこで女性と男性の原因の不妊の内容を解説していきます。

老化や母乳の影響

女性側の原因としては老化や母乳の影響が大きいと考えられています。


また不妊の原因は3つあると言われています。

母乳

1人目の授乳期にホルモン値が高くなります。そのホルモンがプロラクチンと言いますが、これは母乳に含まれるものです。


このプロラクチンが高いため妊娠しにくい身体になっており、このホルモンを減らす薬を処方してもらうと妊娠できる可能性が高くなります。


なお、この母乳のホルモンによって妊娠できていないケースは約半数以上にも及びます。そのため1人目以降妊娠しづらいと感じたら産婦人科でホルモン値を測定してもらいましょう。

子宮内膜が薄くなる

2つめの原因と考えられるのが子宮内膜が薄いため妊娠がしづらいと考えられています。


子宮内膜が薄くなる原因自体はよくわかっていませんが2、3人目以降の妊娠は子宮内膜が薄いための妊娠しづらいケースもあります。

老化

女性は35歳をすぎると卵子の質が落ちてしまいます。さらに40歳を過ぎてしまうとダウン症児が生まれる確率も上がってしまいます。

男性側が原因の場合も多い

男性が原因の場合は老化によるものが大きいと考えられています。


さらにはストレスや生活習慣の乱れなども関係しているとも言われています。


男性の場合、35歳をすぎると精子の動きが活発でなくなってしまいます。そのため着床しにくいと考えられます。さらに40歳を超えると精子の奇形も増えることが研究で報告されました。


また働き盛りの年齢になるとストレスや生活の乱れから性欲も減退してしまう傾向にあります。


そのため妊活は女性だけではなく、男性もきちんとした生活を送るように意識するべきですね。

3人目不妊が「辛い」2つの原因とは

3人目の子供が欲しいけれど、なかなか授からず、欲しい気持ちと諦める気持ちの間で揺れてしまう人は多いかもしれません。

妊娠できる可能性は30代後半から低くなり、不妊治療に取り組む人もいるでしょう。しかし、不妊治療は身体的苦痛を伴うため、体力的にきついと感じる人は多いようです。

また、不妊治療中に思わぬ病気になり、入院や手術をする場合もあります。その際、医療保険に加入していれば、入院・手術費用をカバーしてもらえます。そのため、不妊治療を始める前に医療保険に加入しておくことをおすすめします。

ここでは、以下の内容について説明します。
  • 40代の不妊治療における身体的苦労
  • 1人目・2人目育児の辛さを思い出すとためらう気持ちになる
  • 3人目の不妊治療は金銭的にも辛い

年齢が40代だと身体が持たない

妊娠率・出産率は30代後半から減少し、40代でさらに減少率は加速します。

40代で3人目が欲しいけれど、なかなか授からないため、不妊治療を行う人も少なくないでしょう。

不妊治療をする場合、身体のサイクルに合わせて受診や治療のタイミングが決められるため、育児との両立や仕事との調整が大変になり、心身ともにストレスを抱えやすくなります。

また、不妊治療は高度治療になるほど注射・服薬・検査・処置などの回数が多くなり、身体的な苦痛も多くなります。

例えば、卵管造影検査・筋肉注射・採卵では大きな痛みを伴います。また、服薬の副作用で体調が悪化し、入院が必要になるケースもあります。

3人目の不妊治療を行っている40代は、体力との勝負、時間との勝負になります。長引くほど心身の疲労は大きくなるため、○歳までと諦め時を決めておくことも大切です。

1人目、2人目の辛さがよみがえる

3人目が欲しいと思う一方で、1人目・2人目の育児を思い出し、妊娠・出産・赤ちゃんのお世話までのプロセスをもう一度行うことにひるんでしまう人もいるでしょう。


特に、2人の子供に手がかからなくなり、やっと自分の時間がとれるようになった場合、それを手放すことをためらいを感じるかもしれません。


また、40代で3人目を望む人は高齢出産にあたるため、様々なリスクや困難に見舞われる可能性があります。妊娠中はつわりの影響で体調を崩したり、年齢とともに高まる流産リスクに注意しなければなりません。


出産後は新生児のお世話で寝不足になり、母体の回復に以前よりも時間がかかるかもしれません。その後も離乳食・公園遊び・保活など、やるべきことが延々と続いていきます。


これらのことが1人目・2人目では問題なくできたのに、40代では気力・体力の低下により難しくなるかもしれません。そのため、3人目が欲しいけれど、ためらいも感じてしまう人も多いようです。

3人目不妊は金銭的に辛い

不妊治療で体外受精を行う場合、高額な費用がかかります。


2人の育児費用や教育費に加えて、3人目の体外受精費用を捻出するのは金銭的に余裕のある家庭でないと、苦労するでしょう。


体外受精にかかる費用は、薬剤の種類や手術の方法によって異なりますが、一回でおよそ40万円~70万円が相場です。


例えば、体外受精で凍結胚移植(一度凍結し子宮環境が整っている状態の時期に胚を戻す方法)をしたケースでは、2周期間で費用総額は46万円~50万円になります。


費用内訳を見ていきましょう。


1周期目:13万円~

  • ホルモン検査 
  • 超音波エコー検査

2周期目: 46万円~50万円

  • 排卵誘発剤注射
  • 超音波エコー検査
  • アンタゴニスト注射(4回)
  • 末梢血検査・hCG注射 
  • 採卵+麻酔=12.4万円
  • 3日間培養+AHA+胚移植+黄体ホルモン補充‬=16.3万円~16.7万円‬
  • 胚盤胞追加培養+胚凍結+胚凍結保管+タイムラプス7日間=11.2万円

3人目不妊の不妊治療の本音。30代・40代

30代女性

34歳で3人目不妊です。

20代の頃に2人を出産しました。1人目は自然妊娠、2人目は不妊治療の末授かりました。2人目の頃を思い出し、また不妊治療をするのかと思うと憂鬱になります。年齢的にも体外受精や人工授精を視野に入れなくてはいけないのかなと思うと体力的にも経済的にも踏み込めません。

40代女性

40代で3人目不妊。子供を授かりたい

子供が6歳と3歳になります。2人目までは自然妊娠でしたが、出産後の身体の変化により、不妊症で不妊治療を受けています。年も年なので仕事、育かつ、妊活は自分の身体が心配になります。
妊娠率・出産率は年齢とともに減少するため、40代での自然妊娠は難しくなります。

この方の場合も、2人目までは自然妊娠できたけれど、3人目がなかなか授からないため、不妊治療を受けているとのことです。

そして、不妊治療は仕事・育児との調整が大変で、40代である自分の身体が心配であると仰っています。

後の章で詳しく説明しますが、一般的に、不妊治療はタイミング法人工授精体外受精というステップで進んでいきます。

しかし、この方のように40代での不妊治療は時間の余裕がないため、必ずしも上記の通りに進める必要はありません。

例えば、タイミング法と人工授精を同時に進めたり、人工受精のステップを省略して、体外受精に進むことも可能です。

不妊治療は時間をかけるほど、費用も高額になります。2人の子供の教育費もこれから大きくなるため、治療費用も意識して、効率的に行うのがおすすめです。

3人目不妊だった芸能人:東尾理子

タレントでプロゴルファーの東尾理子さんも3人目不妊で体外受精を経験しました。


3人目を産んだの時は、年齢が40代でした。


一般的に40代の出産は、40%の流産率と言われており、他にも体外受精ではかなり痛みに苦しんだと語っています。


そんな辛い思いを抱えながら、転院を繰り返し、3人目の子供を出産しました。

10%の着床率(妊娠率)と言われた体外受精

一般的に35歳以上の体外受精は、着床率が10%ほどしかないと言われています。

東尾理子さんも40代での妊娠でしたので、妊娠率が低かったと言えます。


2人目までは自然妊娠できたけれど、年齢の上昇に伴い3人目がなかなか授からない。

不妊治療は仕事・育児との調整が大変で、40代である自分の身体も心配。


様々な不安が襲ってきます。


年齢が高いと体力的にも負担は倍となり、子宮がんや子宮筋腫を発症する確率も上がり、不妊治療費+手術費・入院費を余儀なくされます。


不妊治療期間だけで1,000万円以上かかったという事例もございますので、最低手術費・入院費の準備として医療保険に加入される方が多いようです。


不妊治療中の方は、金銭面を抑える方法として、不妊治療中の女性疾病に特化した医療保険「子宝エール」に加入することをおすすめします。

3人目不妊の不妊治療の流れ

一般的な不妊治療の流れは、以下のようになります。


①不妊検査

不妊の原因を探るために、月経周期に沿って以下のような検査を受けます。

  • 基礎体温測定
  • 超音波検査
  • 子宮頚管粘液検査
  • 子宮卵管造影検査
  • 各種ホルモン検査
  • 着床不全検査

②タイミング法

まずは排卵日に会わせて夫婦生活を行うタイミング法にて自然妊娠を目指します。これで妊娠できない場合は③のステップに進みます。


③人工授精

採取した精子を子宮に直接注入する方法です。その後の受精・着床は自然妊娠と同じ方法です。5〜6回の人工受精で妊娠できない場合は④のステップに進みます。


④体外受精

採取した卵子と精子を体の外で受精させて受精卵を子宮に戻し、着床を促す方法です。


②から④までの流れは、治療の段階を徐々にあげていくステップアップ方式と呼ばれます。


しかし、前述した通り、高齢での不妊治療は時間的余裕がないため、タイミング法と人工受精を並行したり、人工授精を省略して体外受精に進むことも可能です。

不妊治療を始める前にできること!不妊治療中保険とは?

不妊治療を始める前に準備しておきたいことがいくつかあります!

  • 妊娠しやすい・赤ちゃんができやすい体を作ること
  • 不妊治療中保険に加入すること
以上の2つです。

不妊治療中保険とは一般的に保険は不妊治療中だと加入できない場合がほとんどです。

しかし不妊治療中保険であれば不妊治療中でも加入することができ、不妊治療の結果疫病などにかかってしまった場合などを保障してくれます。

妊娠しやすい・赤ちゃんができやすい体をつくる

妊娠する前にはきちんと体を整えておくのがおすすめです。


生活習慣が不規則であったり、食事の偏っていたりすると赤ちゃんは授かりにくいです。さらに体の調子を整えておくことで産後の体の調子も崩れにくくなります。


出産も大変ですが、出産してからすぐに育児が始まります。その時に体調を崩していては満足に育児ができないですよね。


旦那さんが全面サポートしてくれればいいですが、残念ながらほとんどの場合がそうではありません。


そのため妊娠前から身体には気をつけて、出産後も健康的でいられるような工夫が必要です。


また健康と妊娠は密接に関係していると考えられています。女性の不調としてあげられるのが肩こりや冷え、むくみなど様々です。このような不調を改善していくことで妊娠できたという方もいらっしゃいます。


なかなか妊娠できない時には「不妊治療」がまず頭に浮かびますが、はじめにご自身の健康について考えてみてはいかがでしょうか。

3人目不妊で不妊治療を行う際は、不妊治療中保険で対策を

不妊治療の費用は高額になるため、少しでも経済的負担を軽くするために医療保険に加入しておくのがおすすめです。


不妊治療中は加入する際の告知義務である「最近3ヶ月以内に検査・診断・投薬・治療などを受けている」に該当し、医療保険に加入できない可能性が高いです。


しかし、不妊治療中でも加入できる医療保険があります。例えば、アイアル少額短期保険株式会社「子宝エール」は、過去1年以内に排卵誘発剤の投与・人工授精・体外受精の不妊治療を行っている(申込日において予定している場合を含む)のであれば、加入条件を満たせます。


また、唯一の不妊治療中保険ですので、不妊治療中の女性疾病に特化した保障内容になっています。


保障される疾病例

  • 卵巣の機能障害
  • 妊娠や分娩の合併症
  • 乳房や女性性器の疾病と障害 
  • 悪性・良性新生物、上皮内新生物
また、月額保険料は、35歳女性で月額1,820円ですので、詳しい内容や告知は下記ボタンでご確認してみてください。

まとめ:3人目の不妊は不妊治療の前に準備を万全に

3人目の不妊治療について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 3人目は自然妊娠できず、不妊治療を行う人も多い
  • 40代の不妊治療は体力的に辛い
  • 不妊治療費は高額なため、家計が苦しくなる
  • 40代の不妊治療は効率的に進めるのが良い
  • 不妊治療はステップアップ方式が主流だが、それに従う必要はない
  • 医療保険「子宝エール」は不妊治療中でも加入できる
でした。

2人目までは自然妊娠できたけれど、3人目はなかなか授からず、不妊治療を行う人は多いようです。40代ともなると、体力の低下により不妊治療が一層辛く感じるかもしれません。また、治療が長引くと、費用も高額になり、家計的にも厳しくなります。

不妊治療はステップアップ方式が主流ですが、必ずしもそれに従う必要はないため、効率よく行うのが良いでしょう。

また、不妊治療を開始する前に医療保険に加入しておくと安心です。不妊治療中でも加入できる「子宝エール」のような医療保険もあるので、未加入の場合は検討されてみてはいかがでしょうか。

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