無職でも入れる医療保険はある?医療保険や生命保険の加入条件や公的保障も解説

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現在無職でも入れる保険(医療保険・生命保険・がん保険)はあるのでしょうか?今回、無職でも入れる医療保険や生命保険、がん保険はあるのか、それらの保険の加入条件を解説します。また、主婦や年金生活者、資産生活者も無職というのか、保険加入は可能なのか解説します。

無職者でも保険加入できる?医療保険・生命保険・がん保険の加入条件を解説


もし病気になってしまったら、医療費は払えるのか…無職の人は、常にそんな不安を抱えながら生きている人も多いと思います。

無職だと医療保険や生命保険への加入は難しいと聞きますが、万が一に備えて無職の人でも加入できる医療保険や生命保険があれば安心ですよね。

そこで、この記事では「無職でも加入できる医療保険や生命保険、がん保険はあるのか」について、
  • 無職でも加入できる保険にはどのような種類がありどのような保障なのか
  • 無職と言っても様々なタイプがあり、どのような人が保険会社にとって無職とみなされるのか
  • 無職の健康保険などの公的保障はどうなっているのか
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、無職の人がどうやって保険でもしもの時に備えれば良いのかを知ることができ、今後の生活設計に役立てていただけます。

是非最後までご覧ください。

無職だと医療保険や生命保険、がん保険加入は難しい?

そもそも、保険とは加入者にもしものことがあった場合に、その後の生活を維持するための保障としての役割が基本です。


例えば、会社の経営者である加入者が病気や怪我で仕事も出来ず生活に支障が出るうえに、医療費が高額となるときに医療保険は頼りになります。


また、サラリーマンの加入者が亡くなってしまった場合に、その妻や子どもが生活に困窮しないよう、生命保険でカバーするといった使い方も考えられます。


しかし、そもそも無職であれば守るべき生活が無いものとみなされ、医療保険や生命保険に加入する必要性が無いと判断され、保険に加入することが難しくなるのです。

無職だと保険加入が難しいこともあるが、生命保険会社次第

まずはいろいろな会社の無職に対する対応を見ていきたいと思います。


A社の場合

  • 医療保険などの入院が保障されるものに関しては加入が出来ません。
  • 死亡保障やがん保険は加入が出来るケースもあります。
  • 主婦または主夫の方は仕事をしていなくても加入が出来ます。
  • アルバイトの方は収入の額によって、加入が出来る場合もあるけれども仕事の内容によっては引き受け不可、もしくは保険金額などの制限があることもあります。


B社の場合

  • 無職でも加入ができます。ただ収入がある人よりも保障額が少なくなる可能性もあります。

いろいろな保険会社のホームページを見てみましたが、しっかりと明記されているのは数社であるようです。


例えばお仕事のない状態で生命保険に加入するということは、保険料をきちんと支払ってくれるかというところを加入の際に保険会社が見るものなので、加入が難しいと考えていいと思います。


生命保険の役割としては、契約者が病気になった時、万が一のことがあった時に、医療保険の場合は治療に専念できるように、そしてその間の収入を補てんするものとして考えられています。


そして死亡保険の場合はご家族の生活を今後も送ることができるようにという意味あいで加入するものですから、収入のない方が入ると考えると、その前の生活はどうなっているのかを疑問視されることもあります。


 とはいえ、無職の方でも最低限の保険には入っておきたいでしょう。 


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なぜ保険会社は無職だとわかる?

保険会社と言っても個人情報は守秘義務があり、また必要以上に個人の情報を収集することもできません。


それでは、保険会社はどうやって無職の人かどうかを判断し、保険加入の参考としているのでしょうか。


保険加入にあたっては、加入者は告知義務と言って、氏名や生年月日、住所、病歴など保障の内容を決定するために必要な情報を保険会社に告知しなければなりません。


そのとき、告知書に職業や年収といった情報の記載欄を用意している保険会社もあります。


つまり、無職かどうかは加入者の自己申告なのです。


しかし、虚偽の申告だけはしないようにしましょう。


虚偽の申告をした場合、告知義務違反となり、保険の契約自体が無効となりますのでご注意ください。

保険会社が無職と判断する場合と、判断されず保険加入が可能な場合

それでは先ほど無職と一言でいっても、たくさんのパターンがありました。

どのような状態のことを生命保険会社では無職と言われるのでしょうか。

無職と判断される場合

生命保険の中でも無職とみなされるのは、やはり現在お仕事を探している状態の方でしょう。

  • 仕事を辞めて再就職を探している
  • 失業保険を受給中

生命保険以前に生活の保障が出来ていない場合、加入は難しいといわれています。


これは民間の生命保険会社以外にも共済商品などもあてはまりますので、注意しましょう。

無職と判断されなず、保険加入が可能な場合

先ほども1例の保険会社をご紹介しましたが、たとえお仕事をしていない状態でも、主婦もしくは主夫は加入ができるということがわかりました。

これは配偶者が仕事をしているという前提がある専業主婦、または主夫となりますので、保険料を払うことができると判断されるのではないでしょうか。


無職とみなされない例として、

  • 年金の生活者(定期的に年金の収入があるため)
  • 学生(20歳以下の場合は親権者が契約者になることが多いので、保険料は親権者から支払われることになります)
  • 自営業で実家の手伝いをしている
  • 家族を介護している
  • 不動産収入などがある資産生活者
  • 退職金を潤沢に受け取っている退職者
  • 配偶者に安定した収入がある主婦または主夫

などがあります。


実際に契約の時に無職と書いてしまうと、保険に加入できないケースもありますので、無職の中でも現在こういったことをしているというのを担当者等に確認してみることが必要でしょう。

無職ではないが医療保険や生命保険、がん保険に加入できない職業

それでは仕事をしているけれども、医療保険に加入が出来ない職業というものも存在します。

デスクワークではなくお仕事の中でも常に危険と隣り合わせのお仕事だった場合、けがをする可能性が高いと考えられます。

もちろんどういった職業が加入できないかというのは、保険会社によって異なりますので、それぞれ確認する必要があります。


それではC共済の加入に制限がある職業を見てみましょう。


1.加入が出来ない方

  • 自動車やオートバイのテスター
  • 自動車やオートバイの競争選手
  • その他当社が不適当と認めた職業についている方


2.死亡保険金や病気やけがに対する入院日額が制限される方

  • 登山家や登山ガイド
  • 潜水士
  • トンネル内作業に従事している方
  • タクシーやハイヤーの運転手
  • 土砂や石材など採掘もしくは運搬の仕事をしている方
  • その他当社が不適当と認めた職業の方

こう考えると、確かに一般的なデスクワークよりも危険が伴うことがわかりますね。


登山家や潜水士などはいくら経験を積んでいても、いつトラブルに巻き込まれるかわからないですし、常に自動車やオートバイに乗ってタイムを競っている選手などは危険がつきものですものね。


今回はある生命共済の会社の職業欄をご紹介しましたが、民間の生命保険会社にもそれぞれに職業の定めがありますので、確認をしてみましょう。

アルバイトやフリーター、無職でも入れる、入りやすい保険を紹介!

無職ではなかなか通常の医療保険や生命保険への加入が難しいことは分かりました。


しかし、無職だとまったくどの保険にも加入できないわけではありません。


保障が少なくなるなどの条件付きではありますが、一般の民間医療保険に加入できる場合もありますし、以下でご紹介する共済であれば加入できる可能性は高いです。


共済は民間の医療保険会社とは異なり、営利を目的とする団体ではなく、「加入者同士で助け合う」ということを目的とした団体です。


この共済は、加入にあたって職業の告知の必要がありません。


そのため、無職でも加入できる可能性が高くなりますし、アルバイトやフリーターであればなおさらです。


ここでは、無職でも加入しやすい医療保険の代わりである共済についてご紹介します。

県民共済

無職の人が加入しやすい保険としてまず県民共済が挙げられます。


県民共済とは、全国生協連が運営している民間で言うところの保険事業のことで、各都道府県で展開されています。


共済では、保険料に該当するものを掛金と言いますが、この掛金が非常に安価かつ保障の内容が充実しているのが県民共済です。


県民共済は民間の医療保険のように年齢による掛金の差はなく、一定の掛金を支払うことで一定の保障を得るという形式になっています。


県民共済の掛金と保障内容を、代表的なコースである総合2型を例に見てみましょう。

掛金
2,000円
事故による入院保障
1日あたり5,000円
病気による入院保障1日あたり4,500円
交通事故による死亡
1,000万円
不慮の事故による死亡800万円
病気による死亡400万円
このように、掛金は安価でも必要な保障がしっかりと揃っているのも県民共済の特長です。

コープ共済

また、無職の人が加入しやすい共済としてコープ共済もあります。


コープ共済とは、日本コープ共済生活協同組合連合会が運営する共済です。


コープ共済もさまざまなコースを展開していますが、その中でも一般的な「たすけあい」大人向けコース(男性)の保障を見てみましょう。

掛金
3,000円
入院
1日あたり8,000円
手術
1.5・3・6・12万円
長期入院
48万円
病気死亡
300万円
事故死亡
500万円
コープ共済は、これらの保障に加え先進医療特約や、個人賠償責任保険が付帯してくるのが特徴です。

また、県民共済ほどではありませんが掛金の割に保障が充実しており、おすすめの共済です。

無職で医療保険に入れない場合は、公的保障を確認!

無職の人は医療保険に加入しづらいことは説明したとおりですが、そんな人でも全く何の保障が無いわけではありません。


日本においては社会保障制度が充実しており、国民皆保険とも言われるほどの福祉大国です。


その最たるものが、国民健康保険制度です。


国民健康保険とはどのような制度なのか、以下で詳しく解説していきます。

国民健康保険

国民健康保険は、74歳以下のすべての国民が加入を義務付けられている保険制度です。


前年度の所得や年齢に応じて保険料を納めることで資格を得ることができ、診療や調剤薬局での医薬品の購入において自己負担3割で医療行為を受けることができます。


無職の人は収入がなく保険料が払えないため、国民健康保険に加入できないと思われがちです。


しかし、国民健康保険には減免制度というものもあり、所得が極端に少ない人などはその所得の金額に応じて、保険料が減額もしくは免除されることになります。


まずは役所に行き、国民健康保険の加入や保険料について相談しましょう

高額療養費制度

また、国民健康保険には高額療養費制度という制度があります。


病気や怪我で長期入院や長期療養になると、いくら自己負担3割とはいえ治療費はかなり高額になってしまいます。


その医療費負担を低減するため、一か月あたりの同じ病気や怪我に対する治療が一定の金額を超えたとき、その金額は自己負担とはならない制度が高額療養費制度です。


つまり、一か月あたりの医療費の上限が決まっているため、医療費によって破産するということがないような制度となっているのです。

参考:保険加入後に無職になってしまったら、保険を見直そう

保険加入中に失業して無職になってしまった場合、保険料の支払いが厳しくなってしまうこともあるかもしれません。 


保険料の支払いが厳しいからと言ってすぐに保険を解約するのではなく、現在加入している保険の見直しをするべきです。 


まずは、プロに相談して、自分にとって必要な保険と不必要な保険を分けましょう。 


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失業によって、保険の見直しを考えている方は、まずはプロからアドバイスをもらってみましょう。

まとめ:無職でも医療保険や生命保険、がん保険に加入できるのか?

無職の人の医療保険や生命保険、がん保険の加入について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回のこの記事のポイントは、
  • 基本的に収入のない無職の人は、保険に加入することはできない
  • 配偶者や扶養家族に安定した収入がある主婦など、無職でも保険への加入ができるケースもある
  • 加入義務がある公的保険も保障は厚く、医療保険などの必要性が薄いケースもあるので確認する
です。

無職と一口に言ってもさまざまなケースがありますので、まずは保険加入にあたって単純に無職と書くのではなく、どのような収入があるのかを明確にしておきましょう。

また、保険加入が難しい場合でも公的保険は頼りになりますし、収入がほとんど無い人などは保険料の減免もしてもらえる可能性がありますので、諦めず役所に相談しましょう。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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