更新日:2023/03/23
肝臓がんでも保険に加入できる？治療費に備えた保険をプロが解説
肝臓がんを患っている人の保険加入について持病保険の専門家がわかりやすく解説します。肝臓がんと診断されると保険に加入できないケースが多く、加入できても高い保険料となってしまう可能性があります。不利な保険加入を避ける為には持病保険の専門家への相談がおすすめです。
内容をまとめると
- 肝臓がんと診断されたことがあっても民間の保険に加入できる可能性がある！
- 告知では肝臓がんの治療経過や健康状態など事実を詳細に記入することが重要！
- 肝臓がんと告知しても加入できる保険商品を比較して検討することが大切！
- 肝臓がんの保険加入でお悩みなら持病保険専門のマネーキャリアの保険相談を有効活用することがおすすめ！
目次を使って気になるところから読みましょう！
肝臓がんの保険加入はプロに相談したほうがいい理由
肝臓がんに関する保険で悩んでいるひとは、持病保険の専門家に相談しましょう！
プロにアドバイスをおすすめするのは、以下のような理由があるからです。
- 加入時の告知内容が加入可否に大きく影響する
- 保険商品ごとに保障内容に違いがある
- 保険会社や保険種類ごとに加入できる審査基準に違いがある
肝臓がんを患った経験があるなら、持病保険専門のマネーキャリアがおすすめです。
持病保険のプロに保険相談することで、多くの保険商品から相談者にとって最適な保険料や保障内容になるものを見つけて提案してもらうことができます。
持病に肝臓がんがあると、知らず知らずのうちに保険料が高い保険商品を選んでしまう傾向があり、必要以上に不利な保険へ加入してしまうことになるので注意が必要です。
無料でFPに相談ができるマネーキャリアなら、適切な保険選びのアドバイスから保険請求の相談まで、保険に関する疑問を解決することができるので、ぜひ活用するようにしましょう。
肝臓がんでも保険に加入できますか？治療費に備えられる保険はある？
肝臓がんと診断された経験があると、再発リスクや重篤度から保険会社に判断され、一般の保険へ加入することは難しいと言えるでしょう。
肝臓がんは治療方法によって医療費に大きな差があり、自己負担額が3割でも家計を圧迫してしまう可能性が考えられます。
再発率の高い肝臓がんは、手術をしても2年以内に70％の確率で再発すると言われているため、保険会社では肝臓がんと診断されたことがあるひとに対し、保険金や給付金を支払うリスクが高いと判断するため加入時の審査を通過しにくくなっているのです。
加入できる保険を探すときには、できるだけ多くの保険種類を比較しより有利な保険商品を選択することが重要です。
肝臓がんに備えて保険に加入するなら、医療費だけでなく収入が途絶えてしまった場合のリスクも含めて、必要保障額について考えることも必要となります。
肝臓がんだけど加入できる保険はありますか？
肝臓がんを告知すると、保険会社の審査を通過しにくいことから加入を断られてしまいますが、以下のような保険商品なら加入することが可能です。
| 保険種類 | 特徴 |
|---|---|
| 引受基準緩和型保険 | 告知項目が少なく、該当項目がなければ加入できる |
| 無告知型の保険 | 告知がないため、肝臓がんの治療中でも加入できる |
引受基準緩和型や無告知型の保険は、一般の保険に比べ最初から保険料を高くしたり保障内容を抑えたりすることで、加入時の審査基準が低く設定されているので肝臓がんを告知しても加入することができるのです。
告知項目が少ない引受基準緩和型保険では、以下の内容に該当しなければ加入できます。
- 直近3ヶ月以内に医師による入院・手術・検査・先進医療を勧められて未実施
- 過去2年以内に病気や怪我で入院・手術・先進医療を受けたことがある
- 過去5年以内にがん（上皮内がん含む）・肝硬変・認知症・アルコール依存症・統合失調症で医師の診察を受けた
いまは健康だけど肝臓がんの治療費を知って備えたい
医療技術の発達により肝臓がんの治療には様々な方法がありますが、総額医療費が160万円を超える場合もあり健康保険（3割）を利用しても50万円程度の自己負担が必要となり、家計に大きなダメージを与えます。
国立がん研究センター中央病院『入院費概算 一覧表』では、肝臓がんにおける医療費の平均は次のとおりです。
| 肝臓がんの治療内容 | 平均在院日数 | 平均総額医療費（3割負担） |
|---|---|---|
| 腹腔鏡下肝切除術（部分切除、単回切除） | 9.9日 | 1,395,000円（418,500円） |
| 肝切除術（部分切除、単回切除） | 19.9日 | 1,529,200円（458,800円） |
| シスプラチン動注療法 | 6.6日 | 418,700円（125,600円） |
| 血管塞栓述（東部・胸腔・腹腔内血管等、選択的動脈科学塞栓術） | 8.0日 | 653,300円（196,000円） |
| 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法（2cm以内、その他） | 6.7日 | 442,800円（132,900円） |
治療における一時的な医療費だけでなく、転移や再発への備えから毎年検査を受ける必要があるため、これら以上の医療費が必要となることを覚えておきましょう。
肝臓がんでも加入できる可能性がある保険の種類
肝臓がんと診断されていても、ニーズに合わせて加入できる保険は意外と多くあります。
| ニーズ | 保険種類 |
|---|---|
| 死亡や医療・がんに備えたい | 引受基準緩和型や無告知型の保険 |
| 老後に備えたい | 個人年金保険 |
| 怪我に備えたい | 傷害保険 |
| 第三者への賠償に備えたい | 個人賠償責任保険 |
病歴によって加入可否に影響が出にくい保険種類を選ぶことで、肝臓がんを患っていても加入できるのです。
個人年金保険は死亡保障が解約返戻金相当のため、持病があっても加入しやすくなっています。傷害年金や個人賠償責任保険は障害保険であるため、健康状態に関係なく加入することが可能です。
気をつけておきたいのは、引受基準緩和型や無告知型の保険を検討する際の告知です。
事実をありのままに報告する告知義務があるため、肝臓がんを患っていることを隠したり、検査をすすめられているのに記入しなかったりすると告知義務違反となります。
保険会社は保険金や給付金の請求があると調査を行いますので、告知義務違反が発覚すると保険契約は解除となり支払った保険料は返金されません。もちろん保険金や給付金は支払われないため、加入者は支払った保険料が損になるのです。
加入する際の告知方法で悩んだときは、保険のプロに相談し詳細な記入方法についてアドバイスを貰いましょう。
マネーキャリアなら持病保険のプロがいるので、多くの経験と知識を持った専門家に相談できるためおすすめですよ。
肝臓がんをかかる人の保険加入の必要性とは？
肝臓がんに罹患したからといって、必ずしも保険へ加入する必要はありませんが、様々なリスクを考え、備えに懸念があるなら保険加入を視野にいれて検討する必要があります。
肝臓がんに対する転移や再発などのリスクだけを考えるのではなく、生きていくなかで発生するリスクを踏まえて考えることが重要となるからです。
人生におけるリスクは貯蓄でカバーしきれない場合もあり、リスクに備えて保険へ加入する場合のポイントは以下の通りです。
- 肝臓がんの再発や転移に対する医療費に備えた保険
- 肝臓がん以外に対する保障に備える生命保険や医療保険
- 事故によって怪我をしたときに備える傷害保険
- 老後の生活費に不安があるなら個人年金保険
- 物を壊して他人への賠償が必要となるときの個人賠償責任保険
肝臓がんの転移や再発に備える保険として、最終治療日から一定期間経過していれば加入できるがん保険もあるため、必要に応じて検討するようにしましょう。
まとめ：肝臓がんでも保険に加入できる可能性があるが保険会社によっては加入制限が設けられることがある！
肝臓がんに罹患していることを告知すると、転移や再発のリスクが高いため申し込んだ保険種類によっては、保険会社に加入を拒否されてしまう可能性があります。
保険会社ごとに設定されている審査基準は一般公開されていないため、希望する保障内容や保険料で加入しやすい保険を選択して申し込むことができないからです。
引受基準緩和型や無告知の保険なら加入できる可能性は高まりますが、一般の保険よりも保険料が高く設定されており希望する保障内容と合致しないケースは多々あります。
少しでもニーズに沿った保険料や保障内容となる保険商品を見つけたいなら、マネーキャリアに相談してみましょう。
- 肝臓がんの治療経過などを踏まえて40社以上の保険会社から探すことができる
- 相談累計件数4万件以上なので豊富な知識と経験を持った専門家に相談できる
- 肝臓がんの告知方法について専門家からアドバイスをもらえる
- 保険知識のないひとには難しい保険商品の比較をわかりやすく解説してもらえる
持病や既往症として肝臓がんがあると、保険の検討時には保険商品の比較が必要不可欠です。保険料や保障内容について少しでも有利な保険商品を探したいなら、できるだけ多くの保険商品を比較しましょう。
