更新日:2020/08/02
小学生が加害者に!自転車事故で9500万円の賠償金事例が発生
最近のニュースで小学生や高校生が加害者になり自転車事故で9500万もの賠償金を請求される事件をよく耳にするようになりました。小学生も自転車事故の危険性が高いこと、またそれによる賠償金が高いことが分かっていますが件数や小学生に多い自転車事故はあるのでしょうか。この記事では衝突による自転車事故など起きやすい事故についても紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 小学生の子供が自転車事故を防ぐにはどうする?
- 小学生の子供でも自転車事故の被害者にも加害者にもなる
- 小学生の子供の自転車保険の事故の件数
- 小学生の自転車事故で最大9500万円の賠償金事例がある
- 小学生や高校生であっても自転車事故の危険性がある
- 未成年の自転車事故は保護者に責任が追及される場合がある
- 賠償金を払えない場合はどうなるの?小学生の自転車事故とその後
- 小学生などの自転車事故への対処法
- 普段から注意喚起や安全運転を教える
- 万が一のために自転車保険などの任意保険に入ること
- 保護者が自転車の安全点検を怠らない
- まとめ:小学生が加害者になる場合も!自転車事故に備えて保険に入りましょう
目次
小学生の子供が自転車事故を防ぐにはどうする?
小学生以上になれば、自転車にも乗れるようになり、子供達だけで自転車に乗って出かけることが増えていきます。
そんな時に、子供の自転車事故のニュースを耳にすると、「もし我が子が事故に合ったら」と不安に思う親御さんも多いです。
自分の子供が怪我をしてしまうことはもちろん心配ですが、相手に怪我をさせてしまうこともあります。もし相手に怪我をさせてしまった場合は、損害賠償を請求されることもあります。
「自転車事故での賠償金っていくらくらい?」「備えのために保険は必要?」などわからないことも多いです。
そこで、この記事では子供の自転車事故の
- 被害者にも加害者にもなる可能性がある
- 事故の発生件数
- 賠償金を払えない場合
- 子供の自転車事故への対処法
について、詳しく解説していきます。
事故をしないことが何より大切ですが、万が一、子供が自転車で事故を起こしてしまった時のために、親としてしっかり知識をつけておきたいです。
参考になる情報もたくさんありますので、ぜひ最後までご覧ください。
小学生の子供でも自転車事故の被害者にも加害者にもなる
小学生の子供の自転車保険の事故の件数
学年 | 自転車事故件数 | 全体の事故件数 |
---|---|---|
1年生 | 40人 | 149人 |
2年生 | 74人 | 181人 |
3年生 | 109人 | 188人 |
4年生 | 127人 | 192人 |
5年生 | 118人 | 147人 |
6年生 | 85人 | 109人 |
合計 | 553人 | 966人 |
このように、小学生の自転車事故の件数は、決して少なくありません。
⼩学⽣で事故の発生が最も多いのは、4年生でした。
また、3年生以上になると、発生した事故の半数以上が「自転車での事故」だという事がわかります。⼩学⽣でも年齢が上がるにつれ、自転車で出かける機会も多くなり、行動範囲も広くなっていきますので、自転車での事故も増えてしまいます。
小学生の自転車事故で最大9500万円の賠償金事例がある
過去には、「小学生が自転車事故を起こしてしまい、9,500万円の損害賠償が請求された」という事例があります。
このように、自転車事故は、加害者が小学生であっても高額な賠償金が請求される例はいくつもあり、加害者が未成年の場合は、保護者に支払い命令が出されます。
しかし、事故を起こしてしまうのは小学生だけではありません。中学生、高校生でも事故を起こしてしまう可能性は十分にあります。
ここでは、
- 年齢に関係なく、自転車事故の危険性はある
- 加害者が未成年場合、責任は保護者に追及される
小学生や高校生であっても自転車事故の危険性がある
未成年の自転車事故は保護者に責任が追及される場合がある
賠償金を払えない場合はどうなるの?小学生の自転車事故とその後
高額な賠償金が払えない場合、自己破産するしかない可能性があります。
自転車保険に加入していなかった場合、賠償金は加害者が自費で支払いをしなければいけません。しかし、賠償金の請求額がかなり高額だったため、自己破産した例がいくつもあります。
では、「自己破産すれば賠償金を支払わずに済むのか」と言えばそうではありません。
自己破産の申請をする際に、財産を隠したり悪意ある行為が見られた場合は免責にはなりません。また、事故が加害者の重過失によって起きていた場合も免責にはなりません。
このように、自己破産すれば必ず責任から逃れられるというわけではないので注意しましょう。
まずは、万が一の時に自己破産をせずに済むように、自転車保険に加入し備えておくことが大切です。
小学生などの自転車事故への対処法
- 普段から自転車の運転について教える
- もしもの時のために、自転車保険には加入する
- 保護者が責任をもって、定期的に安全点検する
普段から注意喚起や安全運転を教える
万が一のために自転車保険などの任意保険に入ること
もしもの時のために、自転車保険に加入しておくことをおすすめします。
自転車保険は、被害者に怪我をさせたり、物を壊してしまった時に補償が受けれる「個人賠償責任補償」と、自分が怪我をした時に補償が受けれる「傷害補償」が一緒になっているものが多いです。
自転車保険の加入率を向上させるために、自転車保険を義務化した地域も増えてきています。自転車保険の加入の義務がある人は、「自転車を利用する人」ですが、未成年の場合はその保護者が対象者となります。
自転車保険にも様々な種類があり、保険によって保険料や補償内容も違います。今では、手軽にコンビニでも加入できる自転車保険もあります。
補償内容や月々の保険料を比較し、自分の家族に合った保険を選ぶようにしましょう。
保護者が自転車の安全点検を怠らない
子供が自転車に乗る際、自転車の日常点検・定期点検は必ずするようにしましょう。
かんたんな日常点検は、小学生のうちは大人と一緒にするようにし、自転車を利用する度点検する癖をつけておきましょう。中学生、高校生になれば、日常点検なら一人でできるようになるでしょう。
定期点検は、大人が責任をもって行いましょう。点検を怠ると、危険性が高まるだけでなく、事故があった際に責任を問われることにもなりますので、気を付けましょう。
定期点検は1年に1回、プロにしてもらうことをおすすめします。自転車事故を防ぐためには、定期的なメンテナンスを行うことがとても重要です。
ブレーキやタイヤ、ライトなどの点検に合わせて、ヘルメットの点検も一緒にしておきましょう。
まとめ:小学生が加害者になる場合も!自転車事故に備えて保険に入りましょう
この記事では、子供の自転車事故について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイント
- 子供でも自転車事故の加害者・被害者どちらにもなる可能性はある
- 登下校の時間帯に事故が多い
- 小学生は3年生以上になると、事故の半数以上が自転車での事故になる
- 加害者が小学生であっても高額な損害賠償が請求されることもある
- 保険に未加入で損害賠償が払えず自己破産する方もいるが、自己破産しても免責にならない可能性もある
- 小学生のころから、安全運転についてしっかり伝えていく必要がある
- もしものために自転車保険に加入しておく
でした。
日常的に自転車を利用している人であれば、誰もが事故を起こしてしまう可能性があります。
まだ自転車保険に加入していない人も、ぜひこの機会に家族みんなで加入し、もしもの時に備えておきましょう。
ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。