小学生が加害者に!自転車事故で9500万円の賠償金事例が発生

最近のニュースで小学生や高校生が加害者になり自転車事故で9500万もの賠償金を請求される事件をよく耳にするようになりました。小学生も自転車事故の危険性が高いこと、またそれによる賠償金が高いことが分かっていますが件数や小学生に多い自転車事故はあるのでしょうか。この記事では衝突による自転車事故など起きやすい事故についても紹介します。

小学生の子供が自転車事故を防ぐにはどうする?


小学生以上になれば、自転車にも乗れるようになり、子供達だけで自転車に乗って出かけることが増えていきます。


そんな時に、子供の自転車事故のニュースを耳にすると、「もし我が子が事故に合ったら」と不安に思う親御さんも多いです。


自分の子供が怪我をしてしまうことはもちろん心配ですが、相手に怪我をさせてしまうこともあります。もし相手に怪我をさせてしまった場合は、損害賠償を請求されることもあります。


「自転車事故での賠償金っていくらくらい?」「備えのために保険は必要?」などわからないことも多いです。


そこで、この記事では子供の自転車事故

  • 被害者にも加害者にもなる可能性がある
  • 事故の発生件数
  • 賠償金を払えない場合
  • 子供の自転車事故への対処法

について、詳しく解説していきます。


事故をしないことが何より大切ですが、万が一、子供が自転車で事故を起こしてしまった時のために、親としてしっかり知識をつけておきたいです。

参考になる情報もたくさんありますので、ぜひ最後までご覧ください。

小学生の子供でも自転車事故の被害者にも加害者にもなる

自転車に乗る人はみんなが、加害者・被害者どちらにもなる可能性があります

子供の自転車事故の原因として、特に多いのが「出会い頭の衝突」で、その割合は約半数と言われています。また、見通しの悪い交差点や、信号が設置されていない交差点での事故が多です。

小学生の自転車事故が発生しやすい時間帯は、午後4時〜6時頃です。ちょうど⼩学⽣が家に帰る時間帯で、日が暮れて視界が悪くなるので危険性が高くなります。

警視庁が出している「小学生の交通人身事故発生状況(令和元年中)」の統計データによりますと、⼩学⽣の交通⼈⾝事故での死亡者は減少しています。しかし、事故の発生件数は、10年ほど前から比べると減ってきてはいますが、ここ数年はさほど変わりません

小学生の自転車事故での死者数は減少していても、事故の危険性はゼロではありませんので注意しましょう。

小学生の子供の自転車保険の事故の件数

「小学生の交通人身事故発生状況(令和元年中)」の統計データを参考に、小学生の自転車事故の発生件数を学年別で一覧にしました。
学年自転車事故件数全体の事故件数
1年生40人149人
2年生74人
181人
3年生109人188人

4年生

127人192人
5年生
118人147人
6年生85人109人
合計553人966人

このように、小学生の自転車事故の件数は、決して少なくありません。

⼩学⽣で事故の発生が最も多いのは、4年生でした。


また、3年生以上になると、発生した事故の半数以上が「自転車での事故」だという事がわかります。⼩学⽣でも年齢が上がるにつれ、自転車で出かける機会も多くなり、行動範囲も広くなっていきますので、自転車での事故も増えてしまいます。

小学生の自転車事故で最大9500万円の賠償金事例がある

過去には、「小学生が自転車事故を起こしてしまい、9,500万円の損害賠償が請求された」という事例があります。


このように、自転車事故は、加害者が小学生であっても高額な賠償金が請求される例はいくつもあり、加害者が未成年の場合は、保護者に支払い命令が出されます


しかし、事故を起こしてしまうのは小学生だけではありません。中学生、高校生でも事故を起こしてしまう可能性は十分にあります。


ここでは、

  • 年齢に関係なく、自転車事故の危険性はある
  • 加害者が未成年場合、責任は保護者に追及される
について、詳しく解説していきます。

小学生や高校生であっても自転車事故の危険性がある

年齢に関係なく、自転車事故を起こす危険性は十分あります。

幼児、小学生、中学生の場合、事故発生数の約60%を自転車事故が占めています。 高校生の場合は、約80%とさらに高くなっています。

過去には、高校生が下校中に自転車事故を起こし、約5,000万円の損害賠償を請求されたという事例もあります。自転車に乗りながら携帯電話をいじっていたり、無灯火であったため、損害賠償が高額になってしまいました。

中学生、高校生は登下校で自転車を使用したり、塾や習い事に通う際など、自転車に乗る機会が増えます。
このように、年齢が上がるにつれ、子供だけで自転車に乗る機会が増えるため、自転車事故を起こす危険性が高くなるので注意が必要です。

未成年の自転車事故は保護者に責任が追及される場合がある

事故を起こしたのが未成年だった場合、保護者が責任を追及される可能性があります。

人口千人あたりの年齢層別事故件数では、一番多いのが16~19歳、次いで7~15歳成年が多いです。
自転車は子供でも毎日のように使用するため、子供がもし事故を起こしてしまった場合のリスクについて、保護者もしっかり理解しておかなければいけません。

保護者は事故に直接関係がなくても、監督義務を怠ったという理由で責任を問われる可能性もあります。もちろん、「監督義務を果たしていた」と認められれば、責任を逃れることも可能です。しかし、それを証明することはなかなか難しいのが現実です。

もし、子供が事故を起こしてしまった場合は、交通事故に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。

賠償金を払えない場合はどうなるの?小学生の自転車事故とその後

高額な賠償金が払えない場合、自己破産するしかない可能性があります。


自転車保険に加入していなかった場合、賠償金は加害者が自費で支払いをしなければいけません。しかし、賠償金の請求額がかなり高額だったため、自己破産した例がいくつもあります。


では、「自己破産すれば賠償金を支払わずに済むのか」と言えばそうではありません。


自己破産の申請をする際に、財産を隠したり悪意ある行為が見られた場合は免責にはなりません。また、事故が加害者の重過失によって起きていた場合も免責にはなりません。


このように、自己破産すれば必ず責任から逃れられるというわけではないので注意しましょう。


まずは、万が一の時に自己破産をせずに済むように、自転車保険に加入し備えておくことが大切です。

小学生などの自転車事故への対処法

自転車事故について説明してきましたが、「事故を起こさない」という事がことが何より一番大切です。

ここでは、

  • 普段から自転車の運転について教える
  • もしもの時のために、自転車保険には加入する
  • 保護者が責任をもって、定期的に安全点検する
を詳しく解説していきます。

事故を起こさないためにも、「どのようなことを子供に伝えていけばいいか」「どのような対策をすればいいか」と考えておられる方は、ぜひ参考にしてください。

加害者にも被害者にもならないよう、家族や大切な人を守るため、自転車を安全に乗るための知識をしっかり身につけ、子供にも伝えていきましょう。

普段から注意喚起や安全運転を教える

子供が自転車事故を起こさないようにするため、運転する際の注意事項や、運転の仕方をしっかり教えてあげましょう。小学生のうちからしっかり伝えていくことで、安全運転が習慣づいていくでしょう。


自転車は車道

基本的に自転車は車道を走行することになっていますが、13歳未満の場合は例外として歩道を走行しても大丈夫です。しかし、歩行者が優先なので、走行の際はスピードを出さず歩行者に気を付けて乗るようにしましょう。歩行者が多いところは、降りて押しましょう。

左側を通行する

自転車で走行する時は、左側に寄って走行します。逆走は危険なので絶対にしないようにしましょう。


ルールを守る 

  • 2人乗りをしない
  • 並走しない
  • 暗くなり始めたらライトをつける
  • 信号を守る
  • 安全確認を徹底する

など、基本的な安全ルールはしっかり守りましょう。


子どもはヘルメットを着用 

子供が自転車に乗る時や、保護者の自転車に乗せる時はヘルメットを着用しましょう。

万が一のために自転車保険などの任意保険に入ること

もしもの時のために、自転車保険に加入しておくことをおすすめします。


自転車保険は、被害者に怪我をさせたり、物を壊してしまった時に補償が受けれる「個人賠償責任補償」と、自分が怪我をした時に補償が受けれる「傷害補償」が一緒になっているものが多いです。


自転車保険の加入率を向上させるために、自転車保険を義務化した地域も増えてきています。自転車保険の加入の義務がある人は、「自転車を利用する人」ですが、未成年の場合はその保護者が対象者となります。  


自転車保険にも様々な種類があり、保険によって保険料や補償内容も違います。今では、手軽にコンビニでも加入できる自転車保険もあります。


補償内容や月々の保険料を比較し、自分の家族に合った保険を選ぶようにしましょう。

保護者が自転車の安全点検を怠らない

子供が自転車に乗る際、自転車の日常点検・定期点検は必ずするようにしましょう。


かんたんな日常点検は、小学生のうちは大人と一緒にするようにし、自転車を利用する度点検する癖をつけておきましょう。中学生、高校生になれば、日常点検なら一人でできるようになるでしょう。


定期点検は、大人が責任をもって行いましょう。点検を怠ると、危険性が高まるだけでなく、事故があった際に責任を問われることにもなりますので、気を付けましょう。


定期点検は1年に1回プロにしてもらうことをおすすめします。自転車事故を防ぐためには、定期的なメンテナンスを行うことがとても重要です。

ブレーキやタイヤ、ライトなどの点検に合わせて、ヘルメットの点検も一緒にしておきましょう

まとめ:小学生が加害者になる場合も!自転車事故に備えて保険に入りましょう



この記事では、子供の自転車事故について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイント

  • 子供でも自転車事故の加害者・被害者どちらにもなる可能性はある
  • 登下校の時間帯に事故が多い
  • 小学生は3年生以上になると、事故の半数以上が自転車での事故になる
  • 加害者が小学生であっても高額な損害賠償が請求されることもある
  • 保険に未加入で損害賠償が払えず自己破産する方もいるが、自己破産しても免責にならない可能性もある
  • 小学生のころから、安全運転についてしっかり伝えていく必要がある
  • もしものために自転車保険に加入しておく

でした。


日常的に自転車を利用している人であれば、誰もが事故を起こしてしまう可能性があります。

まだ自転車保険に加入していない人も、ぜひこの機会に家族みんなで加入し、もしもの時に備えておきましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。 

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