損害保険の個人賠償責任保険とはどんなもの?子供に加入させるべき?

子供の自転車による事故で第三者に損害を与えて、高額な損害賠償を突き付けられた事例は多いです。実際にそのような目にあった時のために、損害保険の個人賠償責任保険に加入することは必須のように思われます。子供に損害保険の個人賠償責任保険を加入させる重要性を解説します。

損害保険の個人賠償責任保険は子供に必要?

子供が思わぬ事故を起こして「他人にケガをさせてしまった」「他人の物を壊してしまった」というときには、親が賠償責任を負うことになります。 


子供は思うようには動きませんから、個人賠償責任保険に加入しておいた方がいいかとお悩みの方もいることでしょう。


一方で「子供のすることだし、保険なんて大げさに考えなくても…」と加入を迷うのも、もっともなことです。


しかし、ご存じでしょうか?子供のちょっとした失敗で一億円の賠償金もあり得ることを。


どのご家庭でも、一億円や数千万円のお金をポンと払うのは難しいのではないかと思います。


そこで、この記事では子供にかけるべき損害保険の個人賠償責任保険について、


  • 損害保険の個人賠償責任保険とはどんな保険で、どういうときに役立つのか
  • どのような手段で損害保険の個人賠償責任保険に加入できるのか
  • おすすめの個人賠償責任保険のご紹介


以上のことを中心にお伝えしていきます。


この記事を読んでいただければ「本当に子供に個人賠償責任保険は必要か」「もし入るなら、どんな保険を選べばいいのか」というあなたの疑問は、すべて解けます。


後半部分では、かなりお得な保険商品についてもご紹介していますよ。


ぜひ、最後までご覧になってください。 


個人賠償責任保険とはどんなもの?

損害保険とは偶然の事故による損害をカバーする保険ですが、その中でも子供にかけておきたいのは「個人賠償責任保険」です。


まずは損害保険の個人賠償責任保険がどういった商品なのかということを、実際の支払い事例を交えて解説していきます。

第三者に損害を与えたときに補償される保険

損害保険の個人賠償責任保険とは、日常生活の中でうっかり他人(第三者)にケガを負わせてしまったときや、他人の物を壊してしまったときの損害賠償をカバーする保険です。


支払い対象となる例を挙げてみましょう。


  • 子供がお店の商品を落として割ってしまった
  • 子供が自転車で人にぶつかってケガをさせた
  • 子どもが蹴ったボールがよその家の車を傷つけた
  • 子供が犬の散歩をしているとき、犬が通行人にかみついてケガをさせた


いずれもウチの子は大丈夫と言い切れない、身近にありがちなトラブルですね。


なお、わざと起こした事故や家族間の事故、他人から借りていた物の破損などについては補償の対象外となっています。

過去に個人賠償責任保険で補償された事故の事例

ここで、実際にあった損害保険の個人賠償責任保険の支払い事例をご紹介します。


子供本人には何の悪気もなくても、他の人に大きな損害を与えてしまうこともあります。


  • 小学校の休み時間中に子供がふざけていて、着ていた服のファスナーがクラスメートの目に当たってしまい、視力に後遺症が残った。 (支払保険金額:約194万円)  
  • 子供がサッカーをしていて蹴ったボールが原動機付自転車にぶつかって転倒、運転手に大ケガをさせてしまった。(支払保険金額:約55万円


これらは絶対に払えない金額ではないかもしれませんが、個人賠償責任保険に加入さえしていれば、このような高額の賠償金も負担する必要がなくなるのです。

参考:子供が自転車事故で高額の賠償金を要求された例

平成20年に兵庫県で起きた子供の自転車事故による高額賠償金裁判は大きな話題となり、改めて個人賠償責任保険の必要性を世間に知らしめました。


この不幸な事故の概要をお伝えします。


  • 小学5年生の少年が夜間に自転車で走っているとき、歩道と車道の区別のない道路で歩行者(62歳女性)と正面衝突した。
  • その女性は突き飛ばされて転倒し頭蓋骨骨折等の傷害を負い、そのまま意識が戻らない状態となってしまった。
  • 裁判で母親は「子供に自転車の安全運転を適切に指導していた」として過失相殺を主張したが、裁判官は事故原因は少年の前方不注意であると認め、監督義務を果たしていないとして母親に9,521万円の賠償を命じた。


この親子がその後どうなったのかは報道されていませんが、通常は「財産をすべて処分した上で自己破産」という道しかないと思われます。

個人賠償責任保険に加入してさえいれば、少なくとも経済的には、被害者も加害者も困ることはなかったはずなのです。

損害保険の個人賠償責任保険に加入するメリット

ここまでお伝えした高額賠償事例から、損害保険の個人賠償責任保険の必要性はお分かりいただけたと思います。


そして、個人賠償責任保険のメリットは安心を得られることだけではありません。


ここからは、他の損害保険にはない個人賠償責任保険特有のメリットについてご説明します。 

家族のうち1人が加入すると被保険者になれる

多くの個人賠償責任保険では、家族のうち1人が加入すると自動的に家族も被保険者になることができます。


ただし、補償の対象となるのは以下の家族に限られます。


  • 契約者本人
  • 配偶者
  • 同居の子供
  • 本人または配偶者と生計を共にする別居で未婚の子供
  • 本人または配偶者と生計を共にする同居の親族


なお、同居であっても離婚歴のある未婚の子供は対象の家族となりません。 


保険料の相場は月120円程と安い!

個人賠償責任保険は、損害保険の中でも保険料がとりわけ安く設定されています


保険料の相場は、1億円の補償が付いている場合でも月額120円~500円程度となっています。


月にジュース1本程度の料金で、万が一のときに家族の危機をまぬがれることができます。

個人賠償責任保険の加入方法は2種類

損害保険の個人賠償責任保険には、自動車保険や傷害保険の特約としてつける方法と、単独で加入する方法があります。


単独加入には「自転車保険」や「自動付帯でないクレジットカード保険」などがあります。


他の損害保険などに個人賠償責任保険を付帯させていることを忘れて、改めて加入しないように注意しましょう。


損害保険は生命保険とは違って実損のみを補償するため、2つ保険に加入していても二重に支払われることはないからです。

人気の個人賠償責任保険を比較

ここまでは、損害保険の個人賠償責任保険ならではのメリットと加入方法の種類についてお伝えしました。


ここからは、トップクラスの人気を誇る二つの個人賠償責任保険「コープ」「都道府県民共済」の個人賠償責任保険についてお伝えしていきます。


どちらも個人賠償責任保険単のみの加入はできず、医療保険に付帯する特約となります。

コープ(生協)の個人賠償責任保険

コープ(生協)の個人賠償責任保険を付帯できる保険のうち、もっとも保険料が安いのは「生命医療保険/たすけあい/医療コースV1000円」となります。 


付帯した場合、補償などの概要は以下の通りです。  


項目金額
主契約の保険料月額1,000円
個人賠償責任保険の保険料月額140円
損害賠償上限額3億円
入院日額2,000円
事故(ケガ)の通院日額1,000円 


月額140円と格安の保険料にも関わらず、損害賠償は上限3億円とかなり充実していますね。

都道府県民共済の個人賠償責任保険

続いては、都道府県民共済の個人賠償責任保険を付帯できる子供向け医療保険のうち、もっとも保険料が安い「こども1型」の概要です。


項目金額
主契約の保険料月額1,000円
個人賠償責任保険の保険料月額140円
損害賠償上限額100万円 
入院日額5,000円
事故(ケガ)の通院日額2,000円


保険料はコープと同額です。


主契約である入院や通院の補償は充実していますが、個人賠償責任保険の上限額は低く設定されています。 

おすすめなクレジットカード付帯の個人賠償責任保険

次に、クレジットカード加入者に限り契約できる損害保険の個人賠償責任保険を紹介します。


いずれもカード年会費無料、本人も家族も補償の対象、示談代行サービスもついているお得なものばかりですが、比較してご参考にしてください。 


カード JCBカードR三井住友VISAカード
エブリプラス
楽天PINKカード
(男性も可)
イオンカードエポスカード
保険の名称トッピング保険ポケット保険
自由設計コース
個人賠償責任
事故補償プラン
日常生活賠償
プランCコース
賠償責任
重視コース
保険料月額150円月額140~160円月額220円月額270円月額540円
損害賠償上限額1億円1億円~3億円1億円1億円2億円
備考交通事故による死亡や後遺障害を100万円まで補償入院500円/日の傷害保険を含む傷害による死亡や後遺障害を100万円まで補償交通事故による死亡・後遺障害を400万円まで補償入院日額1,000円、通院1回750円まで補償


保険料も、自動付帯される傷害の補償もさまざまですね。


これらの中にはリボ払い専用カードもありますが、年会費は無料なので保険専用カードとして所有しておいてはいかがでしょうか。

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自転車保険を実際に選ぶとなった時、数ある選択肢の中から選ぶのは大変ですよね。


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ぜひあなたの自転車保険選びの参考にしてください!


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※一定の条件下とは、個人賠償責任保険の補償額1億円と傷害保険が付帯していることです。詳しくは記事をご覧ください。

まとめ:子供の万が一に損害保険の個人賠償責任保険で備えを

子供にかけるべき損害保険の個人賠償責任保険について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回この記事のポイントは、


  • 子供の起こす事故により親が超高額の賠償責任を負う可能性がある 
  • 個人賠償責任保険は、月に120円程度の保険料で1億円の賠償金を補償できる
  • 個人賠償責任保険は、主となる保険に付帯したり、クレジットカードの会員となることで安く加入できる


の3つです。


子供の起こした事故というのは、ほとんどの場合まったく本人に悪気はありません。


しかし人を傷つけてしまったことに加えて親に大きな経済的負担をかけてしまったという事実は、子供自身の心にも大きな傷を残します。


被害者への償いという目的はもちろん、あなたのお子さんの健やかな人生のためにも、ぜひ損害保険の個人賠償責任保険をご検討ください。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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