更新日:2022/12/06
ワーホリに必須の海外旅行保険、補償内容や節約のポイントとは?
カナダやフランス、ドイツにワーホリに行く方は、海外旅行保険への加入が必須なことはご存知ですよね?この記事では、ワーホリ向けの海外旅行保険の補償内容や節約ポイントを紹介します。クレジットカード付帯はどうなの?という方の疑問にもお答えします!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- なぜワーホリに海外旅行保険が必要と考えられているか
- 長期滞在が考えられるワーホリならではの色んな海外旅行保険の補償内容がある!
- ワーホリ期間中の荷物の盗難や損傷が起こったときの携行品損害補償がある
- 虫歯や食べ物による腹痛など他の海外旅行保険にないワーホリだけの医療保障
- ワーホリ期間中に万が一の亡くなったときに死亡補償がある
- 国よって異なるワーホリ海外旅行保険の申請について
- カナダのワーホリで海外旅行保険を申請する場合
- オーストラリアのワーホリで海外旅行保険を申請する場合
- フランスのワーホリで海外旅行保険を申請する場合
- 高額なワーホリの海外旅行保険料を節約する方法
- クレジットカードの自動付帯や利用付帯を使って保険期間を調節する
- ワーホリに必要な保険内容だけをみて海外旅行保険を申請する
- まとめ
目次
なぜワーホリに海外旅行保険が必要と考えられているか
ワーホリは、青年(18歳〜25歳または30歳)が異なった文化の中で休暇を楽しみながら、就労も認められる画期的な仕組みです。
しかし、ワーホリの利用には条件があり、海外旅行保険への加入が必要とされています。面倒な手続きとはいえますが、ワーホリ利用者が病気やケガ等をした場合の補償のために、やむを得ない条件と言えます。
そこで、この記事では「ワーホリのための海外旅行保険加入」について、
- ワーホリのための海外旅行保険の補償内容
- ワーホリのための海外旅行保険の申請方法
- 高額なワーホリの海外旅行保険料を節約する方法
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読んでいただければ、ワーホリ海外旅行保険の基本知識、申請方法等がおわかりになることでしょう。
長期滞在が考えられるワーホリならではの色んな海外旅行保険の補償内容がある!
そんな外国での生活で体を壊したり、ケガをしたりすることもあるでしょう。また、他人にケガをさせてしまうことがあるかもしれません。
そのため、海外旅行保険のワーホリプランではいろいろなトラブルの補償が設定されています。
ワーホリ期間中の荷物の盗難や損傷が起こったときの携行品損害補償がある
加入した海外旅行保険商品によっても様々ですが、補償額は携行品1個あたり10万円程度が支払限度額となります。
なお、携行品の置き忘れによる紛失等は補償の対象外です。
虫歯や食べ物による腹痛など他の海外旅行保険にないワーホリだけの医療保障
また、ご自分が滞在している国へ、ご家族に駆けつけてもらうことになった場合も補償の対象になります。
これらの医療保障は、「治療・救援費用保険金」として保険会社から支払われます。
ワーホリ期間中に万が一の亡くなったときに死亡補償がある
なお、死亡に至らなくてもケガが原因で後遺障害状態になった場合は、「傷害後遺障害保険金」が受け取れます。
国よって異なるワーホリ海外旅行保険の申請について
○必要書類
- 本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・パスポート等)
- 申請書
- 印鑑
- 支払方法によりクレジットカード、または銀行口座の通帳
○手続きについて
できるだけ1週間以内に申し込みを終了させましょう。ただし、保険期間が6か月未満なら、当日の申し込みで加入可能な商品もあります。
以下では、国別の医療費等の状況・現地での加入方法等を紹介します。
カナダのワーホリで海外旅行保険を申請する場合
カナダドルで1ドル=85円とするなら102,000円~297,500円もかかってしまうことになります。そのため、海外旅行保険に加入する場合は医療保障を特に充実させる必要があります。
そこでワーホリでカナダへ入国したら、より現地の医療保障にあった保険を選びましょう。その保険とは、「MSP」と呼ばれているカナダの健康保険です。
○加入条件
- 6ヶ月以上有効なワーホリビザを持っていること
- 6ヶ月以上連続でブリティッシュコロンビア州へ居住すること
- 仕事は最低週18時間以上働いていること
○必要書類
- 申請書
- ワーホリビザ:コピー1通
- 雇用契約書(Confirmation of your employment):コピー1通
- 出国日の確認書(Confirmation of your departure date):1通
○提出方法
申請用紙に書かれた住所宛に郵送します。申請後の約2~3ヶ月後に郵送で保険証が届けられます。
オーストラリアのワーホリで海外旅行保険を申請する場合
現地オーストラリアで加入できる保険は、日本の海外旅行保険よりも保険料金が安い(約半額)ものの、携行品盗難の補償が付いていません。やはり幅広い補償を望むなら、aiu等の日本のワーホリ海外旅行保険が頼りになります。
なお、オーストラリアワーキングホリデーの現地保険(OVHC)に加入する場合は次の条件・手続きとなります。
○加入条件
- ワーホリ利用者
○必要書類
- パスポートの顔写真ページおよびオーストラリア入国印ページ:コピー
- 現在のビザ:コピー
○提出方法
オンラインから申し込み後、完了メールが届いたら提出書類を表示された住所宛に郵送します。
フランスのワーホリで海外旅行保険を申請する場合
フランスはビザの申請が厳しく海外旅行保険の証明書も必要です。事前にワーホリ海外旅行保険にしっかりと加入し、ワーホリの申請に備えましょう。
また、フランスの医療費は日本より2倍~8倍くらい高くなることが想定されます。そのため、海外旅行保険は治療・救援者費用の補償限度額を無制限にした「ワイドプラン」を選ぶことをおすすめします。
高額なワーホリの海外旅行保険料を節約する方法
こちらでは、クレジットカードを利用した保険期間の調節や、必要な保険内容だけを判断して申請する工夫を紹介します。
クレジットカードの自動付帯や利用付帯を使って保険期間を調節する
クレジットカードによっては、3ヵ月有効な海外旅行保険が付帯しているものも有り、その補償を活用することで保険料を大きく節約できます。
ただし、クレジットカードにより海外旅行保険が適用される条件は異なります。その条件は2種類あります。
海外旅行・留学・ワーキングホリデー等で日本を出国した時点から保険が適用される場合と、渡航先で公共交通機関等の料金をクレジットカードで支払った日から適用される場合です。
ご自分のクレジットカードの海外旅行保険が適用される条件を、出国前に確認しておきましょう。
ワーホリに必要な保険内容だけをみて海外旅行保険を申請する
旅行キャンセル費用や旅行中断費用等はオプションとして補償に設定できますが、ご自分の渡航の意思が揺るがないならば特に必要ありません。
まとめ
今回の記事のポイントは
- ワーホリの海外旅行保険はいろいろ補償が設定されているが保険料は高い
- ワーホリで渡航する国の医療費は高いことが多いものの、現地の保険を活用できる
- ワーホリの海外旅行保険は工夫次第で保険料を節約することもできる
です。
保険の加入は面倒かもしれませんが、まさかのための頼りになる備えです。慎重にご自分が必要とする内容を吟味し保険を選びましょう。