飛行機のキャンセル料はどうする?急なキャンセル対応の保険とは?

海外旅行に行くためには、急なケガや病気で予定していた飛行機をキャンセルせざるをえない時に備えた保険が必要です。飛行機のキャンセル料は当日キャンセルの場合、料金の50%から100%にもなるからです。保険を手配することで不安を解消し、楽しい旅行にでかけましょう!

飛行機をキャンセルしてしまった場合、キャンセル料は保険で補償される?

待ちに待った海外旅行。しかし、旅行当日、思わぬ事故にあって入院することになってしまったら。

そんな時、胸をよぎるのは悔しい思いとともに飛行機のキャンセル料のことではないでしょうか。


特に旅行当日のキャンセルについては、旅行代金の50パーセント、もしくは100パーセントものキャンセル料を支払わなければならなくなりますので、思いは切実です。


そのような時の補償をしてくれる保険があったらうれしいですよね。。


ここでは、飛行機のキャンセル料をカバーしてくれる保険について解説します。




当日旅行をキャンセルした場合は旅行費の50%ほどしか返金されない

海外旅行の予定をキャンセルした場合には、航空会社にキャンセル料金を支払わなければなりません。

キャンセル料金の額は、旅行当日からさかのぼって、キャンセルをした日が遠くなるほど低くなります。


旅行会社H.I.Sのインターネットサイトによると、


  • 旅行当日の40日以上前のキャンセル;キャンセル料なし
  • 旅行当日の31日以上前:旅行代金の10パーセントがキャンセル料
  • 旅行当日のキャンセルは、旅行代金の50パーセントがキャンセル料
のようになっています。詳しくは旅行を申し込んである業者に確認してみてください。


なお、パックツアーなどで、旅行が開始されてからキャンセルした場合や連絡をせずに旅行に参加しなかった場合などには、旅行代金の100パーセントをキャンセル料として支払わなければなりませんので、ご注意ください。

予定の飛行機に乗らないことが決まり次第、航空会社に連絡することが必要

キャンセル料は旅行当日からさかのぼって3日前までのキャンセルであれば、旅行代金の20パーセントですが、2日前になると50パーセントになります。

パックツアーなどの場合には、先ほど説明したように、旅行代金の全額がキャンセル料となる可能性があります。


そのため、予定の飛行機に搭乗しないことが決まった段階ですぐに航空会社に連絡をしてキャンセルの手続きを行うことが必要です。

保険に旅行変更費用補償特約を付帯させれば飛行機キャンセル料の補償が認められる

それでは、キャンセル料をカバーできる保険について解説します。


海外旅行保険には旅行変更費用補償特約が付いており、この特約を付けることにより、被保険者もしくはその配偶者や子供が死亡したり入院したりして、旅行をキャンセルした際のキャンセル料が補償されます。


補償される金額は保険会社によって異なりますので、加入を検討する際には各会社の保険内容をご確認ください。


多くの保険会社ではこの特約を付ける場合には、インターネットサイトからの契約はできず、保険会社や代理店による対面販売によるものとされています。


もちろんインターネットサイトからの契約ができる保険会社もありますので、一度調べてみると良いですね。

親族に不幸があった場合や旅行者自身がケガや病気になってしまった場合

旅行変更費用補償特約は、旅行者自身、その配偶者、子供がケガや病気によって入院をしなければならなくなってしまったり、叔父、叔母など3親等内の親族が死亡した場合などで旅行を取りやめることとなった時に発生するキャンセル料を補償するものです。


ここでいう配偶者には内縁関係にある人も含みますが、その場合にはそのことを証明する書類の呈示が求められます。

やむを得ず予定より早く帰国した際に、キャンセル費用などが発生した場合

旅行者の病気やケガ、さらには旅行先における地震や宿泊先のホテルでの事故、さらにはテロ行為などによって、止むを得ず早く帰国した場合に支払った費用は、旅行変更費用補償特約によって補償されます。


しかし、支払われる費用は保険金額が限度となり、全額が補償の対象とはならないこともありますから、ご注意ください。




保険の旅行変更費用補償特約で飛行機のキャンセル料が補償対象外になるケース

海外旅行保険の旅行変更費用補償特約で飛行機のキャンセル料が補償されないケースについて解説します。


主なものとしては、旅行者とその同行者によるけんかや、自殺、犯罪行為が原因のキャンセルがあげられます。


入院については、むち打ち症や腰痛などの医学的に他覚的な証明ができない痛みによる入院は補償の対象となりません。


また、妊娠、出産、早産などが原因入院も補償されません。


さらに、山岳登はん、スカイダイビング、ハンググライダー、ボブスレーなどといった危険なスポーツや、職務以外の航空機の操縦などによって起きた事故による死亡や入院も補償の対象外となります。


また、保険に加入する前から入院をしていた場合には補償の対象とはなりません。


注意しなければならないのは、保険に加入する前から発病していて、それが原因となって旅行をキャンセルした場合には、補償の対象とならない点です。


入院に限らず、死亡した場合でも、保険に加入する前にその原因となるケガや病気が発生していた場合には補償の対象外となります。


保険契約はあくまでも、保険会社が契約を引き受けた時点以降に生じたことがらに対する補償を行うものです。


契約の引き受け以前から生じている原因による事故は補償されないのです。

旅行のプラン変更や寝坊など自己責任で飛行機に乗り遅れてしまった場合

旅行のプランを変更して、本来乗るべき飛行機に乗らなかったり、寝坊をして飛行機に乗り遅れたりした場合などは、旅行変更費用補償特約の対象とはなりません。

故意や重大な過失、戦争や変乱、地震や噴火などの場合

旅行変更費用補償特約では、旅行者とその同行者、保険料を支払う保険契約者、さらには保険金受取人の故意または重大な過失によって生じた事故による入院によって、搭乗する飛行機をキャンセルした場合は、補償の対象外となります。


また、戦争や革命、内乱といった武力による戦闘行為が行われることによって飛行機が飛べなくなった時も補償されません。ただし、テロ行為によって飛行機が飛べなくなった場合には補償の対象となります。




参考:最近では特約だけではなくキャンセル保険というのもある

旅行変更費用補償特約は、海外旅行保険の特約として付保する補償であって、単独で加入できる保険ではありません。


しかし、AWPチケットガード少額短期保険株式会社が販売する旅行キャンセル保険は、旅行変更費用補償特約の機能のみに特化した保険であって、しかもインターネットサイトからの契約ができます。


この保険は、保険契約者とその家族が急な事故や病気によって、搭乗する予定の飛行機をキャンセルした場合のキャンセル料を補償するものです。


また、交通機関の遅延や運休によって飛行機の搭乗をキャンセルした場合に発生するキャンセル料も補償されます。


保険の対象となる人は、保険契約者と、契約者とともに旅行に参加する同行者となります。


通常の保険と異なるのは、保険契約者と被保険者さらに保険の申込方法です。


通常は、保険契約者は保険料を支払う人であって、旅行に出かける人でなくてもよいのですが、この保険では旅行に出かけるために契約をする本人を保険契約者と呼んでいるのです。


また、被保険者も通常と異なり、いわゆる3親等の親族などということは関係なく、保険契約者とともに旅行をする人となっています。


保険の申込については、団体で旅行する場合には単独での申込はできず、必ず参加するグループ全員での申込が必要となります。


旅行キャンセル保険は旅行会社のパックツアーによる旅行を前提とした保険であるところから、このような方式をとっているのです。

まとめ

いかがでしたか。

海外旅行保険の旅行変更費用補償特約について解説してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。


急な事故や病気による入院などによって、搭乗予定の飛行機をキャンセルせざるをえない場合、キャンセル料が気になります。


そんな時に備えて、旅行が決まったら飛行機の切符の手配と共に旅行変更費用補償特約の付いた海外旅行保険にも加入しておきましょう。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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