海外旅行での飛行機トラブル、旅行保険ではどこまで補償してくれる?

海外旅行ではほとんどの場合、飛行機に乗りますよね。飛行機に乗ると旅行気分もさらに盛り上がります。しかし、海外旅行では飛行機でのトラブルに遭うこともあります。そんな時、旅行保険ではどのような補償が受けられるのでしょうか?そこで、保険の補償についてお話しましょう!

海外で起こる飛行機トラブルの保険の補償について

海外旅行ってとてもワクワクしますよね!

そんな楽しい海外旅行でも、飛行機に関するトラブルが起きることもあります。


飛行機に搭乗する際にはスーツケースなどの大きな荷物は預け荷物として預け、到着地や乗り継ぎ地にて受け取ります。


しかし、毎日たくさんの人が利用する飛行機では、その預け荷物の紛失が起きてしまうことがあるんです。


また、航空会社のミスにより預け荷物がまったく違う国に届けられていた、なんてトラブルも聞きます。


ほかにも、海外から帰国時の飛行機が遅延、または欠航になり搭乗予定だった飛行機に乗れなかったなどのトラブルがあります。


このように、海外での飛行機に関するトラブルはいつ自分にも起きるか分かりません。


そこで、このようなトラブルに遭ったとしても、その損害を補償してくれる海外旅行保険の補償があるんです!


飛行機でのトラブルに対する海外旅行保険の補償について、説明していきましょう。

海外の飛行機の遅延や欠航に対応した保険の航空機遅延補償

海外旅行中に飛行機が遅延、欠航した場合には、その後のスケジュールが大きく変更することになりますよね。


最悪の場合、当日に振り替えられる飛行機がなく、翌日まで待機しなければならない、なんてこともあります。


その際には宿泊施設の確保、また待機中の食事も必要となります。


そこで、海外旅行保険では飛行機の遅延や欠航で生じた費用を補償してくれる、「航空機遅延補償」という補償があります。


この航空機遅延補償は海外旅行保険にもともと組み込まれていることもありますが、ほとんどの場合、オプションとして付加することになっています。


オプションと聞くと、保険料とは別に料金が発生してしまうので付加するのをためらうかもしれませんが、航空機遅延補償オプションの金額はおよそ数百円ですので、海外旅行保険に加入する際には、ぜひ付加しておくことをおすすめします。



宿泊代や宿泊先の食事代にのみ補償される観光費用などには補償されない

それでは、航空機遅延補償にて補償される費用をご説明しましょう。

  • 宿泊施設の客室料
  • 食事代
  • 国際通話に要した費用
  • 旅行サービスのキャンセル料や違約金
  • 宿泊施設までのタクシーなどのの移動費

上記の費用が重荷補償される費用となります。


飛行機の遅延、欠航によって待機が必要となり、宿泊を伴う場合の費用と、スケジュールが変更することにより発生する旅行サービスのキャンセルに伴う費用が補償されることになります。


さて、飛行機のトラブルによってもう1泊海外に滞在することになった、または観光時間が延びたからと言って観光地へ行ったりショッピングを楽しんでも、その観光に要した費用は補償されませんのでよく覚えておきましょう。

航空機遅延の保険補償金額は多くて2万円程度

飛行機の遅延、欠航によって発生した費用の補償をしてくれる「航空機遅延補償」ですが、その補償金額は多くて2万円程度です。


保険会社によって補償金額は異なりますので、海外旅行保険に加入する際には補償内容をよく確認しておきましょう。


また、飛行機の遅延、欠航により航空会社から航空券の払い戻しを受けた金額と、航空会社が宿泊施設などに対して負担する金額は補償からは差し引かれます。


自己負担で支払った余分に発生した費用が補償対象となります。

海外の飛行機の荷物便の遅延や欠航に対応した保険の航空機寄託遅延特約

「航空機寄託手荷物遅延特約」とは、海外旅行での飛行機への搭乗手続きの際に預けた荷物が何らかの事情で到着地に到着しないために、渡航先で新たに購入しなければならなくなったものを購入するための費用を補償してくれる海外旅行保険の特約です。


海外旅行に飛行機で行き、到着地で自分の荷物が受け取れなかった場合、とても困りますよね。


預けた荷物の中には、旅行先で必要となる下着や衣服、化粧品や普段服用している薬なんかも入っていることがあります。


それらの大切な荷物が受け取れず、仕方がないので到着地で新たに購入しなければならない場合でも、その購入に要した費用が補償される「航空機寄託手荷物遅延特約」について、さらに詳しく説明していきましょう。

保険の航空機寄託遅延特約の補償金額は最大で10万円だが生活必需品を提供する形で補償する場合もある

航空機寄託手荷物遅延特約での補償を受ける場合、一般的には海外旅行先に到着してから96時間以内に購入したものに対して補償を受けることができます。

それでは、どのようなものが補償対象となるか見ていきましょう。


  • 衣類・・・下着や寝間着など必要不可欠な衣類
  • 生活必需品・・・洗面用具やカミソリ、くしなど
  • やむを得ず必要となった身の回り品・・・新たに購入した衣類などを持ち運ぶためのカバンなど

これらのものが補償対象となりますが、預けた荷物が“遅延”と見なされるのは手荷物の到着が6時間以上遅れた場合となります。


補償金額は10万円が限度とされており、補償を受ける際には購入したものを証明するため、購入品のレシートや領収書が必要となりますので、必ず保管しておくようにしましょう。


また、航空会社によっては預け荷物が遅延した場合、お詫びとして生活必需品のセットを支給してくれる場合もあります。


荷物の紛失、遅延は大変困りますが、このように補償やサポートがあるということも知っておくことで、万が一荷物が受け取れなかった場合にすぐに対処することができます。


海外旅行へ行かれる際には、さまざまなトラブルを想定し、旅行保険や航空会社のサポートについてよく調べておきましょう。

補償内容に制限がない

航空機寄託手荷物遅延特約での補償金額は10万円の制限があるとお伝えしましたが、やむを得ず購入しなければならなくなったものの内容には制限がありません。

購入するものの内容に制限はありませんが、『生活必需品』としてやむを得ずに購入したものに限ります。


人によって生活必需品は異なりますので、旅行保険の保険会社が一方的に補償するものの内容を決めることはありません。


例えば、女性でしたら女性ならではの必要な生活必需品もありますし、年齢や持病により必要なものがそれぞれ異なりますよね。


ただし、生活必需品でも、旅行中にいずれは自分で購入しなければいけなかったものは補償されません。

海外の飛行機トラブルで保険の航空機遅延補償や航空機寄託手荷物遅延特約を受けるための注意点

これまでお話してきた「航空機遅延補償」と「航空機寄託手荷物遅延特約」の補償を受ける際に注意しておいてもらいたい点をご紹介します。

海外の飛行機または荷物による遅延時間が6時間以内であると保険の適用外であること

飛行機の遅延、欠航により搭乗予定だった飛行機に乗れなかった場合、また預け荷物が到着地にて受け取れなかった場合に、補償を受けることができるのは、その飛行機トラブルが発生して6時間以上問題が解決しないときです。


飛行機に乗れなくなった場合、6時間以内に新しく振り替えられる飛行機がないときには「飛行機遅延補償」が受けられます。


そして荷物の遅延などで6時間以上預け荷物を受け取れなかったときに、「航空機寄託手荷物遅延特約」の補償が受けられます。


このように、どちらの補償を受けるにしても、6時間以上問題が解決しないということが条件となりますので注意しておきましょう。

車や電車など交通機関の遅れによる海外飛行機の乗り遅れは保険の適用外であること

ここで、海外旅行保険について十分気をつけておいてもらいたいことは、『旅行保険』と名が付く保険ですので、旅行時のトラブル全てを補償してくれると思われるかもしれませんが、補償が受けられるトラブルには限りがあります


海外旅行保険では、飛行機の遅延、欠航の際に生じた費用を補償してくれるとお話しましたが、海外旅行先での飛行機の乗り遅れは、自己責任として補償対象とはなりません。


例えば、空港へ向かう電車やバスが何らかの事情で遅れてしまい、空港への到着が遅れ搭乗予定の飛行機に乗れなかったとしたら、私たちとしてはこの乗り遅れた飛行機代も補償してもらいたいですよね。


しかし、残念ながら交通機関の遅れによる海外での飛行機乗り遅れは保険の適用外であるため、何らかのトラブルに巻き込まれないよう、空港へはゆとりを持って向かうようにしましょう。



まとめ

いかがでしたでしょうか。


海外旅行で遭遇する可能性がある飛行機トラブルに対して、海外旅行保険では補償される内容がが多くなっています。


海外旅行に行く前には、万が一のトラブルに備えて、海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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