夜間大学の学費は安い?授業料や特徴を私立と国立で比較して紹介!

学費が安いと言われている夜間大学(二部・定時制大学)。授業料等かかる平均費用を私立夜間大学と国立夜間大学で比較し解説します。また、学費が安い夜間大学ランキングや奨学金についても紹介します。大学は学費が高いという方は一度夜間大学を検討してみてはいかがでしょうか。

内容をまとめると

  1. 国立夜間大学の平均学費は約26万円
  2. 公立夜間大学の平均学費は約30万円
  3. 私立夜間大学の平均学費は約89万円 
  4. 夜間大学でも日本学生支援機構や自治体の奨学金制度は適用される
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この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

夜間大学の学費はいくら?学費が安い夜間大学ランキングも紹介


夜間大学といえば、大学進学を考えているが経済的に難しい方や、スキルアップのために働きながら大学へ通いたいと考えている方たちが検討されていると思います。


そういった方々にとって学費が安いということは、夜間大学の最大のメリットではないでしょうか?


しかし、学費が安いといっても学費を4年間払うとなると結構高額な金額になるので、実際の授業料はいくらなのか?学校によって金額がどのくらい変わるのか?など、お金のことは気になりますよね。


学費の安さが魅力的な夜間部ですが、実は国立大学や公立大学、私立大学の授業料などの費用には差があるのです。


この記事では

  • 国立夜間大学の学費の一覧
  • 公立夜間大学の学費の一覧
  • 私立大学の学費が安いランキング
  • 国公立・公立・私立の夜間大学の平均比較
  • 夜間大学の奨学金制度

について、詳しく紹介します。


この記事を読んでいただければ、夜間大学の学費がいくら必要なのかが分かるので、夜間大学を検討する手助けになるかと思います。
ぜひ最後までご覧ください。

夜間大学の特徴と近年の傾向

その名の通り、昼間に通うのではなく、夜の間に学ぶのが夜間大学です。


もともとは昼間に働いきながら大学へ通おうとしている人、つまりは勤労学生を対象に整えられた制度でした。


かつて高校を卒業した後すぐに大学に通える人は少数派でした。


一度就職して、働きながら大学で学び、専門の資格を取得したいという人々も多くいたのです。


現在、夜間大学を希望する人は「働きながら大学に通いたい」「夜間でもいいから通いたい大学がある」「学費が安い」などの理由で選ばれることが多いとのこと。


ここからは、夜間大学の特徴と近年の傾向を述べていきます。

夜間大学とは、大学の二部のこと

夜間大学とは二部や夜間学部とも言われており、昼間に授業を受けることを一部(昼間部)と言い、夜間に授業を受けることを二部(夜間部)と言います。


夜間部の最大のメリットは「学費が安い」ということです。 


一部の学費に比べて、二部の学費は約2/3程度に抑えられて、大学によっては半分の学費で通うこともできるのです。 


学費が安いので、経済的に昼間部の大学に通うことが難しいと考えている方は、夜間部への入学がおすすめです。


なぜかというと、夜間部の授業はだいたい18時前後から開講されます。


そのため昼間に正社員やフルタイムのアルバイトで働くことができるので、親の負担なしに自分で学費を稼ぐことも可能なのです。 

夜間大学は年々減少傾向にある

近年、大学の夜間部は減少傾向にあり、その理由として最も大きいのは進学者の減少にあると言われています。


高校を卒業して、一度就職してから大学へ通う人が多かったころ、夜間部は社会人のキャリアアップのために重宝されていました。


しかし、現在では大学へ通うか通わないかは、本人の意思で選べるようになってきています。


大学進学が当たり前化のように考えられている今の時代、会社に行った後に通うというタイプの学校は進学者が少なくなっており、学校自体も数を減らしているようです。

ランキングの前に!国公立・公立・私立の夜間大学の学費比較

国公立・公立・私立の3つの夜間大学の平均を比較した一覧です。

【国公立・公立・私立の学費の平均一覧】
学費平均額
国公立267,900円
公立324,815円
私立889,271円
表を見て頂いても分かるように、私立大学はやはり一番金額が高額です。

それでも昼間部に入学するよりも学費を安く抑えることができます。

夜間部ですので昼間部に比べて学費が安いといえど、大学に通うためには相当な金額が必要になります。

それでも昼間部だと、夕方から働いて学費を稼ぐことは中々難しいかもしれませんが、夜間部だと正社員やフルタイムで仕事ができ、尚且つ学費が安いので自分の力で大学に通うことが可能になります。

授業時間は1日2コマと制限はありますが、カリキュラムや授業内容は一部の学生と同じ質のものを受けられます。

二部といっても、大学の学部のひとつにすぎないと考えた方が良いかもしれません。

卒業後は企業への就職や大学院への進学と、選べる幅も一部と二部では差はありません。

国立夜間大学の学費の一覧

全国の国立夜間大学の学費を一覧にしましたので、参考にしてみてください。

以下の資料は、大学入学情報図書館RENAを参考にしております。

【2020年度全国年間授業料】
大学名学費
小樽商科大学267,900円
室蘭工業大学267,900円
山形大学267,900円
福島大学267,900円
茨城大学267,900円
群馬大学267,900円
千葉大学267,900円
電気通信大学267,900円
横浜国立大学267,900円
新潟大学267,900円

富山大学

267,900円
静岡大学267,900円
名古屋工業大学267,900円
京都工芸繊維大学267,900円
岡山大学267,900円
広島大学267,900円
徳島大学267,900円
香川大学267,900円
愛媛大学267,900円
長崎大学267,900円
※こちらは授業料のみの一覧ですので、入学金等は別途必要になります。

国立大学の一部(昼間部)への入学は、私立大学への一部の入学に比べて学費は安いとされておりますが、それでも年間の授業料は535,800円かかります。

そう考えると、夜間部の国立の大学は、276,900円ですので、かなり学費を抑えることができます。

ちなみに、入学金にも差があり、一部の国立大学へ入学する場合は、入学金282,000円ですが、二部の場合ですと、入学金141,000円ですので、同じ大学に入学するにも関わらず、夜間部コースの方が安く入学することができます。

国公立というと中々ハードルが高いので難しいと考えると思いますが、昼間部よりも偏差値が低いです。

なぜかと言うと、国公立の夜間部の場合、昼間部と同様に一般入試はセンター試験と二次試験を受けますが、受験人数が少ないため偏差値が下がるのです。

ですから昼間部に比べて、センター試験のボーダーラインも6割弱程受かりやすくなっています。

国公立に行きたいと考えていても偏差値が足りないと諦めている方は、夜間部に入学するのも良いかもしれません。

公立夜間大学の学費の一覧

全国の公立夜間大学の学費を一覧にしましたので、参考にしてみてください。

【2019年度全国年間授業料】
大学名学費
前橋工科大学495,560円
神戸市外国語大学267,900円
高知県立大学267,900円
北九州市立大学267,900円
※年間の授業料のみで入学金等の費用は別途必要になります。

前橋工科大学だけ異例ですが、他の大学は国立大学と同じ授業料です。

公立大学の一部への入学は、私立大学に比べて学費は安いとされておりますが、それでも年間の授業料は535,800円かかります。 

そう考えると、夜間部の国立の大学は、ほぼ276,900円ですので、かなり学費を抑えることができます。

入学金にも差があり、一部の公立大学へ入学する場合は、市内だと入学金282,000円ですが、二部の場合、市内だと入学金141,000円ですので、同じ大学に入学するにも関わらず、夜間部コースの方が安く入学することができます。

私立夜間大学の学費の一覧|学費が安いランキング

全国の私立夜間大学について、学費が安い順番で都道府県を含めて紹介します。

年間の入学金や授業料、諸費用を含めた費用で比較していますので、参考にしてみてください。

【2019年度全国年間授業料ランキング】
大学名都道府県学費
九州産業大学福岡県456,350円
福岡大学福岡県472,370円
聖徳大学千葉県560,500円
北海学園大学北海道609,000円
大阪経済大学大阪府613,000円
熊本学園大学熊本県630,000円
日本大学東京都670,000円
東洋大学東京都715,000円
駒澤大学東京都792,500円
東北学院大学宮城県896,200円
東京理科大学東京都910,000円
立命館大学京都府956,000円
國學院大學東京都1,71,000円
同志社大学京都府1,228,000円
立正大学東京都1,254,000円
明治学院大学東京都1,263,150円
中央大学東京都1,267,300円
国士舘大学東京都1,273,940円
法政大学東京都1,280,000円
明治大学東京都1,294,000円
近畿大学大阪府1,362,400円
こちらは入学金や学費、諸費用全て含めた金額です。

初年度の年間に支払う金額ですので、二年次以降は少し安くなります。

私立大学は、学部によって授業料や諸費用が変わります。

表に載っている金額は全ての学部に共通する学費ではありませんので、入学したい学部があれば一度調べてみてください。

私立大学は各大学が学費を決めているので学校により様々ですが、文部科学省によると平成29年度の私立大学の昼間部の初年度の年間授業料の平均額は1,333,418円だそうです。

こちらは平均額ですが、夜間部の中で一番高額な近畿大学とさほど変わらないと思うと、やはり私立大学へ通うには、かなりの金額が必要になります。

そう考えると夜間部への入学は、学費がかなり抑えられています。

大学によっては、夜間部に行く学生を支援するために、昼間部に行く学生の学費の半分の金額に設定してある学校もあります。

通いたいと考えている大学の夜間部へのサポート体制なども比較すると良いかもしれません。
さらに、一部の大学では夜間部の学生を、昼に大学職員として雇ってくれるところもあります。

昼間にしっかりとした働き口があるというのも、安心材料ではないでしょうか。

このように私立大学は各大学で様々なサポートをしてくれるのも、私立大学の特徴ともいえるでしょう。

夜間大学でも利用できる奨学金制度を紹介

二部大学に入学しても、学費を払うことが困難な方もいると思います。


しかし、夜間部も奨学金制度を利用することができます。
 


大学の中には、夜間部独自の奨学金制度を設置しているところもあるので、進学したい大学の奨学金制度を調べると良いでしょう。 


夜間部でも利用できる以下の奨学金制度を順に紹介していきます。

  • 日本学生支援機構の奨学金
  • 地方自治体の奨学金
  • 民間企業の奨学金 
  • 大学独自の奨学金制度

日本学生支援機構の奨学金

もっとも有名といえるのが日本学生支援機構による奨学金制度で、給付型と貸与型があります。


給付型は授業料の免除・減免と奨学金給付の二本立てで支援を行う仕組みになっています。


貸与型には無利子の第一種奨学金と有利子の第二種奨学金があり、学校を卒業した後に返済が必要となります。


条件によっては貸与型の第一種と第二種を併用することもでき、奨学金の金額としてはかなり大きなものとなることもあります。


注意点としては、貸与型奨学金は学校卒業後に長期間の返済が必要となる点で、卒業後に収入を得られない場合は生活を圧迫する可能性があります。


返済については、日本学生支援機構や各種学校の奨学金担当者へ相談することが必要です。


注目したいのは2020年からスタートする「高等教育の修学支援制度」。


これは給付型の奨学金制度で、より学生への支援が強化されています。

地方自治体の奨学金

地方自治体にも、その関係する団体から受けられる奨学金が存在します。


地方自治体が関係する奨学金は原則、その地方や地区に住んでいる人またはその地区の学校へ通っている人しか対象になりません。


当然ながら、他の奨学金と同じように審査が必要となります。


例えば、東京都で受けられる東京都育英資金貸付事業(東京都私学財団)は貸与型奨学金(無利息)を実施しています。


また、東京都府中市に申請することで受けらえる大学を対象とした奨学金があるとのこと。


日本学生支援機構によると、地方公共団体や奨学金事業実施団体等による奨学金制度は722団体によってじっしされているとのこと。


地方自治体が実施している奨学金は、バリエーションこそ多くはありませんが、学びたいという希望を持っている人への支援として力になってくれるはずです。


奨学金を検討している方は、お住いの自治体に問い合わせをしてみるのもいいかもしれません。

民間企業の奨学金免除制度

近年の大学への進学者は増加しており、大学進学が当たり前の世の中になりつつありますが、その分奨学金を望む声も大きくなってきています。


一方で人口減少にも拍車がかかっており、就職できる人の数が減ってしまっているという状況。


そんな中、労働者を求める各企業が奨学金制度を設けることが増えてきています。


これから会社に就職しようとしている側には、卒業後の奨学金返済の負担が減るかもしれないという利点があり、企業側にしても就職希望者を集めたり離職者を減らしたりというメリットがあるようです。


仕組みとしては、返済中の奨学金を企業が肩代わりしてくれるというものが多いようですが、そのほとんどは貸与型


就職後に企業への返済が必要となるものです。


就職希望の企業が奨学金返済を支援してくれている場合は、計画的な利用が大切になるでしょう。

大学独自の奨学金制度

各大学にはそれぞれ独自の奨学金制度を設けているところがあります。


形式は他の奨学金と同様、貸与型と給付型があり、他に入学金を免除するタイプや資格取得によって受けられるタイプなどもあります。


例えば前項のランキングで最も授業料が高かった近畿大学では、経済的支援が必要な学生を対象とした返還不要の奨学金があります。


これは当該年度一年限りのものですが、入学前に予約することが可能となっているそうです。


大学独自の奨学金制度では、給付・貸与される奨学金の金額や期間、返済時の規定などは独自のものがあります。


進学を検討している大学がある場合や、すでに大学に修学中の場合は、自分が受けられる奨学金があるかどうか大学の奨学金担当者に問い合わせてみることが必要になるでしょう。

働きながら大学卒業するなら通信制大学もおすすめ

働きながら大学卒業を目指す場合には、夜間大学だけでなく、通信制大学も選択肢の一つでしょう。


通信制大学の多くはテキストによる自学自習と、年に決まった日数だけ大学に通うスクーリングによる二本柱が一般的です。


インターネットが発達した現在、通学不要のインターネット大学も存在しており、大学へ通うことの可能性は大きく広がっています。


一度大学を卒業した方でも、キャリアアップのために利用できます。


大学進学に悩んでいる場合は、通学方法や勉強方法にバリエーションが増える通信制大学の検討もしてみてはいかがでしょうか。

まとめ:国立・公立・私立夜間大学の学費

夜間大学の学費について、解説しましたがいかがでしたでしょうか?


今回の記事のポイントは

  • 国立夜間大学の平均学費は約26万円
  • 公立夜間大学の平均学費は約30万円
  • 私立夜間大学の平均学費は約89万円
  • 夜間大学でも奨学金制度は適用される

相場としては、夜間大学は昼間大学に比べて学費は約2/3程度に抑えられています。


その理由としては、夜間大学は第二次世界大戦後に「働きながら学びたい」という学生のために設置されたものだからです。


大学に通いたいけれど、金銭面で諦めようとしている方には働きながら大学に通うことのできる夜間部への検討をしてみてください。


就職活動も、昼間部と同じように大学の就職サポートを受けることができ、支援体制も変わりありません。


また、学生時代に仕事と勉強を両立したということは、企業側から評価される点ですので自信を持って夜間部で学んでください。


また、国立大学か公立大学、私立大学のどの学部に通うかによって、金額が大きく異なります。

大学でどんなことを学びたいのか。どの大学が通うのに適しているかを、検討してみてください。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数記載されていますので、ぜひご覧ください。

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