更新日:2024/04/23
学資保険の基準保険金額とは?意味や受取り目安額をわかりやすく解説
学資保険でよく目にする基準保険金額とは何かご存知ですか?今回は学資保険の基準保険金額の意味や、学資金の受取り目安額を解説します。また、保険会社やプランごとに基準保険金を比較します。子どもの教育資金を確保する学資保険だからこそ基準保険金額とは何か把握しましょう。
目次を使って気になるところから読みましょう!
学資保険の基準保険金額、その意味とは?
子どもの教育資金を確保するために、学資保険を加入される方は多くいらっしゃいます。
ところで、実際に学資保険の加入を検討されている方がよく目にするであろう「基準保険金額」とは何でしょうか?
あまりはっきり意味が分かっていないという方も多いのではないでしょうか?
実はこの基準保険金額とは、祝い金や保険金の金額を左右する重要なものなのです。
そこでこの記事では、
- 学資保険の基準保険金額とは?用語の意味
- 学資保険の保険基準金額と返戻率の関係性
- 基準保険金額の違いを比較
- 学資保険の受取額の目安とは?
基準保険金額とは、保険金(給付金)の算出のための基準の金額
基準保険金額とは、一言でいうと「最終的に受け取る保険金(祝い金や満期金)を算出する基準となる金額」のことです。
例えば基準保険金額が100万円で、高校入学時の祝い金が30万円という内容の契約では「高校入学時に、基準保険金額の30%が受け取れます」などと説明されます。
少々ややこしいのですが、受け取る保険金の総額という意味ではありません。また、契約期間に払い込む金額とも関係がありません。
保険会社や保険の種類により、若干の定義の違いがあるので注意
学資保険の基準保険金額とは、返戻率を決める1要素
学資保険における基準保険金額とは、返戻率を求めるうえで大切な要素になります。
返戻率とは「戻り率」とも呼ばれ、保険料の支払額と保険金の受取額のバランスをわかりやすく表した数値のことです。
この数値が高いほど、契約者としては得をしていると言うことができます。
その計算式とは、
返戻率=受取総額÷払込保険料総額×100
となります。
例えば、100万円支払って105万円受け取ったなら、105÷100×100で返戻率は105%になります。
支払額と受取額が同じであれば100%なので、貯蓄性という観点から見れば、最低でも返戻率100%を押さえておきたいところです。
学資保険の受取額の目安とは?シミュレーションで求める
学資保険とは、教育資金を貯蓄するための保険ですね。
では、その平均額とはどれくらいなのでしょうか?
受取総額でいうと、平均はおよそ200万円から300万円台です。この受取金額に対して、支払いがどれくらいになるのか、明治安田生命の「つみたて学資」を例にシミュレーションしてみます。なお今回は、子どもが5歳から加入するものとします。
基本条件
- 契約者:30歳男性
- 被保険者(子):5歳
- 受取総額:200万円(基準保険金額50万円)
- 保険料払込期間:15歳まで(払込期間10年)
この場合、保険料は月払いとして、毎月16,365円です。
なお、文部科学省の「私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果」によれば、平成29年度の私立大学の授業料は、前年度より2.5%増加した900,093円となっています。
まとめ:学資保険の基準保険金額とは返戻率を左右する!
今回の記事のポイントは
- 基準保険金額とは、受け取る保険金を算出する基準額のこと
- 「基準保険金額」は、保険会社やプランによって意味が違う場合がある
- 基準保険金額は学資保険の返戻率を決める要素の1つ
でした。
学資保険における「基準保険金額とは」という言葉の意味とあわせて、基準保険金額が、返戻率を左右する重要なものであることも分かっていただけたと思います。
親として、子どもが将来望む進路を叶えるために、最大限のサポートをしたいものです。
一方で、教育資金は長い期間にわたってとても高額になるものなので、計画的に積み立てていく必要がありますね。
そのためにも、学資保険というものをきちんと知っておくことが大切です。基準保険金額に関する理解も、その一助になるのではないでしょうか。
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