学資保険では、幼稚園の入園時に一時金を受け取れるものもあります。

学資保険では、幼稚園の入園時に一時金を受け取れるものもあります。-サムネイル画像

子どもの教育資金を用意するための学資保険はあらかじめ決められた金額とタイミングで教育をサポートする保険です。幼稚園に入学する際も学資保険の祝い金は適用されます。幼稚園の入学とは初めての教育機関へ入ることであり十分に気をつけなければならない時期でもあります。

学資保険は幼稚園の入園時にも受け取る事ができる

お子さんの教育資金を用意するうえで学資保険というものは非常に大事なものです。毎月の保険料を支払っていくことで必要な時のお金を確保していくには単なる貯金では足らない場合が多いためです。

多くのご家庭では幼稚園や保育園から始まり大学を卒業するまであるいは大学に入学するまで学資保険を貯め続ける形式をとります。幼稚園でも場所によっては信じられないほどの出費を伴う場合があり油断はできません。


もっとも学資保険の満期というのは自分で決めることができますし、支払期間も自分で決めることができます。そのため幼稚園の入園とともに学資保険を受け取ることも可能です。

学資保険の一時金を受け取れるタイミング

基本的に学資保険というものは10年から18年の間支払うものです。これは幼稚園から始まり大学入学に至るまで何が起こるか分からず、そのために教育資金は確保しておかなければならないためです。


こうして貯められた学資保険は祝い金という一時金を節目にもらうこともできます。学資保険の祝い金は高入学や大学進学時に受け取ることが多いですが、保険によっては幼稚園の入学時に受け取ることもできます


今では高額な教育資金が必要なのがある程度成長してきた高校生や大学生だけとは限りません。幼稚園という極めて未熟な時あるいはそれ以前からも教育が必要な場合はあります。また幼稚園や保育園、学校だけが教育の場所ではないため、学資保険が役立つ場面は多いのです。

幼稚園3年間にかかる費用

幼稚園は保育園とは異なり教育の場としての顔が強い場所でもあります。この幼稚園に通う場合は授業料、制服や教科書代、給食費そして幼稚園の外でかかる教育費を考慮しなければなりません。


公立の幼稚園の場合は年間平均230,100円がかかり、3年間で総額690,300円かかります。子どもが一人ならまだしも兄弟がいる場合はその分だけ加算されていく形となります。


私立の幼稚園の場合では年間平均487,427円であり、3年間で総額1,462,281円と大きな教育費が必要となります。近年では幼いころからの英才教育に熱心な保護者も多いため公立幼稚園の2倍以上の額でも厭わないご家庭も少なくありません。

幼稚園入園に備えるためには

学資保険とは一般的には自分で受取額と受け取るタイミングを決めます。また、それ以外の時期に受け取ることはできず、学資保険は堅実にその保険金を積み立てていかねばなりません。


学資保険は短期で高金利の運用をしているわけでも、莫大なお金を一か所に集めて運用しているわけでもありません。そのため学資保険が保険料を支払うには長い期間が必要となります。この長い期間を経て必要な教育資金を育んでいるのです。


よって幼稚園の入園時に学資保険の保険料を引き出すためには0歳からの積み立てが必要となります。急激な保険料の支払いは家庭に負担をかけるだけでなく学資保険としても不安定になってしまうため早めの加入をお勧めします。

幼稚園入園時に祝い金が貰える学資保険もある

学資保険はあらかじめ決められたタイミングで決められた分の保険料を受け取る仕組みです。もちろん満期金は別として祝い金も仕組みの中に入っています。


学資保険の仕組み上、保険金を小出しにすると年齢が増えるにしたがって増加する出費に追いつけなくなるため、できるだけ温存しておいた方が良いでしょう。


そうはいっても保険金が必要なのはそれぞれのご家庭で異なるものです。そうしたニーズにこたえる形で幼稚園入園時に祝い金が受け取れる学資保険もあります。

それぞれのタイミングでの祝い金

学資保険の月々の保険料は1万円強から2万円ほどが相場となっております。そのようにして積み立てられた保険料は300万から350万円の受取総額となることが多いです。


また、学資保険の祝い金というものは一括で受け取ることはまれであり継続して受け取ることを多くの方がお考えかと思います。そのような場合では幼稚園と小学校の入園・入学時には10万円、中学と高校への入学時には20万円、大学入学時には200万円程度の祝い金が相場とされています。


ただし、入学や入園の時に毎回祝い金を支払わなければならないというルールはありませんので必要と思われるときを見定めることが重要です。


大学に入るためには試験料と入学金、授業料がそれぞれ高額になるため大学入学時の費用を考えて逆算することで無理のない保険金の支払い計画が作れるでしょう。

祝い金はお得なのか

祝い金を言うものは支払われた保険料を小出しにして返還していくものです。そうすることで節目に必要な資金を用意することができます。

しかし、小出しにするということはその分だけ運用ができないということです。運用ができなければ利益は伸びず返戻率というものは下がることになります。返戻率をいたづらに下げると元本割れを起こす危険があるのでご注意ください。

まとめ

学資保険というのはお子さんの教育資金を用意する一つの方法です。学資保険に加入する際はどのくらいの額がいつ必要となるのかを十分に考えたうえで加入しましょう。

学資保険の選び方が知りたい方はこちらの記事もご覧ください

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