更新日:2019/01/14
学資保険で悩む方必見!全期前納のメリットデメリットと一時払い
子どもが産まれると学資保険について調べるようになります。学資保険での全期前納と前納の違い、支払いについてお得になる方法や返戻率の違いについてお伝えします。また学資保険と一時払いを比較し、それぞれの保険の特徴をご説明します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 学資保険の全期前納払いのメリット・デメリットを全て紹介
- 全期前納払いとは、前払いして保険会社にお金を預けておくこと
- 月払いと比較したときの全期前納払いのメリット・デメリット
- メリット:保険料総支払額が少なく、返戻率が高い
- デメリット:学資保険の保険料をまとめて支払うためのお金が必要
- 一時払いと比較したときの全期前納払いのメリット・デメリット
- メリット1:契約者に万が一があった場合、保険料払込免除が適用される
- メリット2:途中解約した場合、未納の保険料の分が返ってくる
- メリット3:生命保険料控除を毎年受けられる
- デメリット:一時払いのほうが保険料総支払額が少なく、返戻率が高い
- 学資保険は全期前納払いがメリットが多い
- まとめ
目次
学資保険の全期前納払いのメリット・デメリットを全て紹介
生命保険と比較しても20年前後の短期での保険契約となります。
学資保険は支払い方法が月払い、半年払い、年払い、前納が主にあります。
同じ学資保険でも全期前納専用プランがあります。
全期前納とは契約時に学資保険の保険料の総額を全てまとめて支払うことを指します。
学資保険の全期前納のメリットとデメリットをご紹介します。
- メリット
学資保険の保険料の総額を契約時にまとめて支払うことにより毎月の生活の負担が増えないことです。
全額保険会社に預けるため、受取の時までの手続きがなく子どもが大きくなるまで同じ内容で契約を維持できます。
契約時にまとめて支払うため、月払いや年払いよりも返戻率が高くなることが特徴的です。
- デメリット
月払いに比べて一度に支払う保険料の金額が大きいためお金の流れが激しいです。
契約と市はリアを一度に済ませるため、受取時にどんな内容に加入していたのか分からなくなります。
他に良い商品を見つけたときに保険料の総額の支払いを済ませているために余裕資金がなく加入できないことも挙げられます。
全期前納払いとは、前払いして保険会社にお金を預けておくこと
一括払いとも呼ばれています。
本来なら毎月もしくは毎年支払う保険料をまとめて先払いしていることになり、保険会社と契約者にとって全期前納だからこそできるメリットが2点あります。
- 学資保険の月・半年・年払いとは別に全期前納専用のプラン作れること。
- 前払いすることで割引が付いたり、返戻率が上がるなど全期前納だけの特典もあります。
例えば、契約後2年間は月払いをし、3年目から満期になるまでの保険料の総額を支払っておくというのは、全期前納ではなく「前納」と呼ばれます。
全期間に渡っての支払いとなるので、前納とは意味が異なります。
月払いと比較したときの全期前納払いのメリット・デメリット
全期前納するために加入する学資保険の総保険料を準備しておかなければなりません。
学資保険を全期前納したときのメリット・デメリットを理解して加入しましょう。
メリット:保険料総支払額が少なく、返戻率が高い
- 全期前納の一番のメリットは保険料の総支払額が月払いの総支払額より少ないこと
保険会社によって総支払額の変動はあります。
まとめて支払うご契約者様を大切にしていため、総支払額が少なるなるのは、保険会社に先に預けることで受けられる保険会社の割引です。
- 月払いより早く納めることによる返戻率アップ
保険契約の中で一番月払いをしている方が多く、毎月支払っていただけるのか保険会社としては不安な点があります。
しかし、先に保険料を納めると月払いでの心配がありません。
お客様の中でも先に支払いがあることで信頼度が高く返戻率アップにつながるのです。
- 支払いは一度で済ませても毎年の生命保険料控除を受けることが可能
学資保険は毎年の生命保険料控除の対象になっています。
全期前納では保険料を先に納めていても、毎年保険料を納めているという考え方のため、生命保険料控除を受けることが可能です。
デメリット:学資保険の保険料をまとめて支払うためのお金が必要
全期前納は契約時にのみ選択が可能です。
総支払保険料は約20年分にもなることが高く、数百万のお金が動きます。
お祝い金や貯蓄などで手元にお金が用意できれば問題ありませんが、一度に大きな保険料を支払うためにお金を用意するのは大変です。
出産直後にお祝いを頂いてそのまま全期前納に充てる方もいます。
子どもが少し大きくなってから全期前納をする場合、契約者の年齢も上がっているため、生命保険と同じように保険料が上がります。
子供が0歳の時に見たプランと1歳になってから見たプランと金額の違いが出てきます。
あまり大きな金額の差ではありません。
支払いを少なくして、満期金を多く受け取りたいと考える場合や全期前納プランを検討する場合は、子どもが生まれた直後と考えていたほうが良いでしょう。
全期前納を検討する場合、お子さんの年齢が大きくなっていると全期前納の対象外になることもあります。
一時払いと比較したときの全期前納払いのメリット・デメリット
支払い方法は一括になるため、月払いや年払いの選択肢はありません。また、契約者の万一の払込免除はついていません。
メリット1:契約者に万が一があった場合、保険料払込免除が適用される
万一とは契約者の死亡・高度障害を指します。
全期前納で保険料を支払っていても、払込免除が適用された時点から満期になるまでの保険料が返還されます。
メリット2:途中解約した場合、未納の保険料の分が返ってくる
全期前納では途中解約した場合、未納分の保険料が返ってきます。
例えば、20年の払込期間で全期前納をした場合保険料を満期期間まで既に支払っていることになりますが、10年目で解約した場合、残りの10年分の保険料は返還されるのです。
メリット3:生命保険料控除を毎年受けられる
大きく異なるのは毎年保険料控除ができるか、できないかです。
全期前納の場合は、保険料そのものは一括で支払っていますが、毎月支払っているという形で事務処理されるため毎年の年末に生命保険料控除を申請することができます。
一時払いでは支払った年のみの生命保険料控除になるため、所得税・住民税の税金の軽減は1回のみで終わります。
デメリット:一時払いのほうが保険料総支払額が少なく、返戻率が高い
プランによっても金額が異なるため比較する必要がありますが、一度に保障を大きく買うことで、返戻率アップにつながるのです。
一時払いと全期前納のプランを比較するには、返戻率が上がる年数が異なるため、同じ保障額もしくは総支払保険料でプランを見ることが大切です。
一時払いでは払込免除の保障がありません。
払込免除の保障がない分、返戻率が全期前納より高いプランを作ることができるのです。
学資保険は全期前納払いがメリットが多い
全期前納で支払いを済ませておけば、保険料の毎月の負担がなくなります。
支払いを終えれば、お祝い金を受け取れるだけになるため、万一の払込免除をつけながら、安心して教育資金を確保することができます。
まとめ
家族の収入と見合った保険に加入できることがベストです。
月払い・半年払い・年払いは加入後も変更可能ですが、全期前納は契約時にしか選ぶことができません。
子どもには均等にかけてあげたいです。
学資保険は一人目から家族計画を立てて全期前納プランをチェックしましょう。
学資保険の選び方が知りたい方はこちらの記事もご覧ください