更新日:2024/04/23
学資保険の返戻率、実は全期前納払いが高いことはご存じでしょうか?
学資保険の返戻率は、高いにこしたことはありません。平準払で払い込むよりも、全期前納ないし、一括で払い込んだ方が、返戻率が高く、将来の学費に大きく備えることが出来ます。まとまった資金のある方は、ぜひ、学資保険を全期前納払に!
目次を使って気になるところから読みましょう!
学資保険に入るとき、重視すべきは返戻率
昔は、円建の学資保険が人気であり、円で積み立てていき、将来受け取る学資保険の金額が、銀行で普通預金や定期預金で預けるよりもはるかに増え、貯蓄率、つまり返戻率が高く、誰もが入っていました。
現在は、円建の学資保険は、昔ほど、金利の魅力がないため、学資保険の代わりとして、外貨建の終身保険に加入し、将来の学費の備えをされる方も増えてきているのが現状です。
外貨建の終身保険は、為替のリスクはありますが、金利は固定のものも多く、はるかに円建の学資保険よりも返戻率が高いのです。
しかし、探せばあるある!
昔ほどではないですが、現在の預貯金の利回りよりもはるかに良い円建の学資保険はあります!
是非、返戻率の高い円建の学資保険を探しましょう。
返戻率の算出方法
(満期保険金 + 祝い金)÷支払い保険料の総額
です。
実際に、保険会社から、提案時や契約時にもらう設計書にて確認するのが一番正確であり、簡単に分かりますが、もし自身で計算する場合は、上記の計算式に当てはめて返戻率を算出し、どの保険が得なのか、しっかりと確認するようにしましょう。
保険料を全期前納にすると返戻率は上がる?
学資保険の払込方法として、月払、半年払、年払といった平準払の払込方法と、全期前納、一時払といった、一括で支払う方法があります。
この中でも全期前納払は返戻率が平準払と比べると高いです。
学資保険の保険料を全期前納にすることで、保険会社は運用に回すことの原資が増える訳ですので、契約者に対する保険金の返戻率は高く設定され、上がるのです。
よって、まとまった資金を用意することが可能な方は、ぜひ全期前納払をお勧めします。
学資保険を全期前納にするメリット
以下でその説明を細かくしていきます。
それ以外のメリットとしては、一括で払ってしまうことにより、目に見えないお金となり、子供の教育費がかかる満期まで、まったく充てにすることなく生活していくことが出来ることです。
平準払だと、毎月、ないし、半年に一度、年に一度、支払が生じるため、その度に払込の負担を感じ、それがストレスになったりします。
しかし、全期前納だと、一度に払ってしまうため、そういったストレスとは縁のない契約となるのです。
また、合計で支払う保険料についても、実は全期前納にした方が少なくて済みます。
このように、全期前納には多くのメリットがあるのです。
返戻率が高くなる
保険会社にとっては、保険料の全額を預かることで未払いなどのリスクが下がり、その分高い返戻率で運用します。
銀行に預けるよりも、高い利率で運用することが可能です。
生命保険控除を受けることができる
仮に5回、つまり5年の全期前納払いであれば、5年間、生命保険料控除を受けることができるという仕組みです。
保険料控除は節税対策になるため、ぜひ活用すべきです。
払い込み免除特則が適用になる
一括払では、これが適用になりませんが、全期前納払であれば適用となります。
もし解約してもお金が戻ってくる
そして、それ以降支払われる予定だった保険料も全額返ってきます。
もちろん、一時払いも同じように解約返戻金がありますが、時期によっては元本割れを起こす可能性があります。
学資保険に全期前納で入るときに注意したいこと
保険に全期前納で入ったは、その後生活難で、途中解約したはでは、意味がありません。
よって、しっかりと家族で話し合って、加入するようにしましょう。
一時払いと全期前納の違い
そう、一見同じように見えるのですが、実は違うのです。
メリット、デメリットをしっかり理解した上で、加入の検討をしましょう。
生命保険控除の回数に注意
クレジットカードのポイントは貯まらない
加えて、それは平準払の話であり、一括払、全期前納払では対象外であるため、ポイント付与は期待してはなりません。
まとめ
それぞれメリットデメリットがあることを認識し、その家庭にあった保険と出会い、学資の備えができることを祈ります。
また、今回は学資保険の全期前納のメリットについて説明しましたが、こちらの記事「学資保険のメリット・デメリットとは?」にて、学資保険のメリットの全まとめが載っているので、ぜひご覧になってください。
学資保険の選び方が知りたい方はこちらの記事もご覧ください