学資保険の満期保険金の使い道は?教育費以外に使っても大丈夫?

学資保険の満期保険金の使い道は?教育費以外に使っても大丈夫?-サムネイル画像

学資保険の満期保険金は教育費としか使えないと思っている人も多いのではないでしょうか。実は使い道は自由で、授業料はもちろん結婚資金や投資にも使えます。ここでは学資保険の使い道を知りたい人に向けて、教育費以外の使い道や教育資金の運用方法について解説します。



▼この記事を読んでほしい人
  • 学資保険の使い道を知りたい人
  • 学資保険の使用用途に悩んでいる人
  • おすすめの教育資金運用方法を知りたい人

内容をまとめると

  • 学資保険の使い道は自由で教育費として使わなくてもいい
  • 教育資金を貯めるには資産運用がおすすめでつみたてNISAなどをうまく使うことで利益も見込める
  • 教育資金を運用するときは分散投資をするなどできる限りリスクを減らす。
  • マネーキャリアでは経験豊富なFPが無料で相談に乗ってくれる
  • 顧客満足度93%のマネーキャリアならオンラインでFPに無料相談ができる!

学資保険の満期金は教育費以外に使っても大丈夫



子どもが生まれたり成長するにつれ学資保険を検討する人も多いでしょう。学資保険とは、子どもの教育資金を貯める貯蓄型保険のことです。


学資保険と聞くと、その使い道は大学入学費などの子どもの教育費用が思い浮かびます。子どもの教育資金としてでしか使用してはいけないと思っている人も中にはいるのではないでしょうか。


学資保険という名称がついていますが、実は使い道は自由で教育費以外に使うことも可能なのです。学資保険は使用用途が制限されていません

  • 子どもが大学進学すると思っていたけど就職した
  • 子どもが高校卒業後海外へ留学することになった

学資保険はこういった場合の費用にも充てることができます。


また、学資保険で受け取ったお金を子どもが使わない場合は、親の生活費や祖父母の老後資金として使用することも可能なのです。たとえ子どもの教育資金として使用しなくても、学資保険は幅広く自由に使えるため加入しておくのもいいでしょう。

学資保険の使い道は?4つの事例をご紹介

学資保険は、その貯蓄性の高さから子どもの教育資金を貯める保険として人気です。学資保険の目的は子どもの大学進学費用に使用することが一般的ですが、実はその使用用途は自由なのです。


子どもが大学進学しない場合、その使い道に迷っている人もいますよね。学資保険の使い道は具体的にどういったものがあるのでしょうか。


ここでは、学資保険の使い道について4つの事例をあげて紹介していきます。

  1. 大学の入学金や授業料
  2. 学生活で必要となる諸々の費用
  3. 将来の子どもの結婚資金
  4. 投資するための資金

事例①大学の入学金や授業料

学資保険の使い道1つ目の事例は大学の入学金や授業料です。

  • A子さんの場合 学資保険の使い道は大学の入学金や授業料の準備に使いたいと思っています。大学は私立にしても公立にしても本人の希望するところにいれてやりたいと考えています。保険の満期を高校三年生にしたので、大学の受験料や交通費などにも充てるつもりです。 大学の授業料にも使用する予定で、毎年結構な金額が掛かるので今のうちにしっかり保険で準備しておくのがいいかなと思って学資保険に加入しました。

大学の入学資金や授業料に使用することは、学資保険の最も一般的な使い道です。


学費の中で一番大きな負担となる大学入学金のために計画的に準備しておくことが大切です。

事例②学生活で必要となる諸々の費用

学資保険の使い道2つ目の事例は学生活で必要となる諸々の費用です。

  • B子さんの場合 学資保険の使い道は、子どもが部活に入っており遠征費など掛かるためそちらの費用に充てたいと思います。 大学入学資金も必要ですが諸々発生する費用にも使いたかったので祝い金の受け取れるタイプに加入しました。 また、大学進学すれば子供は一人暮らしをする予定です。家賃や光熱費など子どもが困ることがないよう生活費にも使いたいと思っています。

 学生活の諸々の費用に充てたい場合、祝い金を受け取れるタイプの学資保険を選ぶことで高校などの節目にも保険金を受け取ることができます。


祝い金があるタイプの学資保険を選ぶ人は、大学入学資金だけでなく学生生活などの広い範囲での費用に充てたい人が多いです。

事例③将来の子どもの結婚資金

学資保険の使い道3つ目の事例は将来の子どもの結婚資金です。

  • C子さんの場合 子どもは大学へ進学しない予定なので、学資保険のお金は子どもの結婚資金に使いたいと思っています。結婚式などは一生に一度なのでできる限り多くのお金を出してあげたいです。結婚したら結婚生活や出産などお金がかかる機会も増えると思うので、必要になった時に渡すことができればいいなと思って使わずに貯めています。

学資保険で教育資金を準備していても、子どもの進路によっては使わない場合もあります。


学資保険は貯蓄性を重視しており、必要な資金を効率よく準備することができるため、
結婚資金などまとまったお金を貯めるのにも最適です。 

事例④投資するための資金

学資保険の使い道4つ目の事例は投資するための資金です。

  • D子さんの場合 子どもは高校を卒業してすぐ就職するため、教育資金としての使い道はなくなってしまいました。子どもに渡そうかと思いましたが当面の間使わないとのことなので、どうしようか考えていたところ学資保険のお金の使用用途は自由と聞いたためとりあえずは投資に回そうと思っています。 今のご時世貯金だけでは不安ですし、これを機に投資を始めてみようと思います。

資産形成に興味を持つ人も増えてきているため、学資保険の満期保険料を投資に回すという方もいるでしょう。


投資にもある程度まとまったお金が必要です。
学資保険の貯蓄性であれば、十分な金額を投資に充てることもできるでしょう。

学資保険のお祝い金は運用するのもおすすめ

学資保険にはいくつかの種類があります。一括で満期保険料を大学入学時頃に受け取るタイプや大学四年間給付されるものなどさまざまです。


学資保険にはお祝い金をもらえるものもあります。お祝い金とは、満期保険金とは別に、小学校・中学校・高校などの入学のタイミングで受け取れる一時金のこと。


お祝い金は入学の節目で一時金としてもらえるため便利です。しかし、大学入学時と比べると中学校や高校の入学時に必要な費用は少ないです。そのため、お祝い金を使わず運用するというのもひとつの方法になります。


投資の知識がある人は投資信託などの金融商品で運用するのもいいでしょう。また、運用識がない人は、保険会社に預けてそのまま運用してもらうことも可能です。


その際は利率など内容をしっかり把握しておきましょう。


運用にはリスクが伴います。今はあまり必要としていないだけで将来教育資金として使うお金のためハイリスクな運用は避けた方がいいでしょう。


ハイリスクな運用をしていると状況によっては資産が目減りしてしまいます。

運用期間を決め、目的を明確にして運用商品を選ぶのがポイントです。

児童手当はそのまま教育資金にする!

教育資金を貯めるには、児童手当をそのまま教育資金に充てるという方法もあります。児童手当とは、国・地方自治体から毎月1万円~1万5,000円ほど支給される手当のことです(子どもの年齢や生まれた順番により変動)。


大学入学資金は学費の中でもより多く費用が必要なため、なるべく家計の負担なく準備をしたいですよね。


児童手当は毎月や一定の期間で支給されます。それをそのまま教育資金にまわすことで、安定して教育資金を貯蓄することもできるのです。


大学四年間の教育費は約500~800万円かかります。児童手当の総額は約200万円のためすべてを賄うことはできませんが、それでも必要な額の1/3程度は児童手当で備えることができます

おすすめの教育資金運用方法

近年、超低金利時代ということもあり資産運用に興味を持つ人が増えています。投資の知識がない場合、始めるのはなかなかハードルが高い気もしますよね。


しかし、実は初心者でも簡単に始められる資金運用方法もあるのです。投資をうまく活用して教育資金を貯めていきましょう。


ここでは、おすすめの教育資金運用方法について詳しく解説していきます。

  1. 投資信託
  2. 株式
  3. つみたてNISA・ジュニアNISA

方法①投資信託

おすすめの教育資金運用方法1つ目は投資信託です。


投資信託は、たくさんの投資家から資金を集めて、集まった資金をもとに専門家が投資・運用を行う金融商品のこと。その運用で得た成果は投資家に分配されるようになっています。


投資信託は専門家が運用してくれるため投資知識のない初心者にもおすすめです。投資信託の内容は国内外の株式や不動産、債券などさまざま。


投資信託を1銘柄買うだけで複数の銘柄に投資できるため銘柄選定が苦手な方にも適しています。

方法②株式

おすすめの教育資金運用方法2つ目は株式です。


株式とは、株主から集めた資金に対して発行する証券のこと。株式は莫大な数の銘柄があるため選定など一見難しそうに見えますが、株主優待などで初心者にも人気が高まっています。


株式は基本100株で売買されますが、単元未満株といって1株から買えるものも増えているため少額からでも取引が可能です。


また、株式は企業の状況や決算、相場などで価格が上下します。1つの銘柄に多く投資していた場合大きなリターンを得ることもできますが、同時にリスクも大きいため注意が必要です。

方法③つみたてNISA・ジュニアNISA

おすすめの教育資金運用方法3つ目はつみたてNISA・ジュニアNISAです。


つみたてNISAとは、長期での積立で資産形成を目指す小額投資非課税制度のこと。ジュニアNISAとは、未成年を対象にした小額投資非課税制度のことです。

非課税投資枠投資期間
つみたてNISA年間40万円最長20年
ジュニアNISA年間80万円最長5年

NISAの最大のメリットは、配当金などを非課税で受け取れること。通常の投資では利益の20.315%が税金で引かれますが、NISAを利用することで得た利益をそのまま受け取ることができます。


ジュニアNISAは子どもの資産を形成する長期投資を目的としていることから、原則として18歳になるまで払出しができません。
払い出しする場合は、過去に非課税とされた利益に課税されるため注意が必要です。 

教育資金を運用する際の2つの注意点

教育資金の運用方法には、小額から取引できるものや利益が非課税になるNISAなど初心者でも始めやすいものが多くあります。


しかし、そういった教育資金を運用する方法は元本保証ではありません。当然リスクが伴ってきます。


リスクを抑えることができれば教育資金も比較的安心して運用ができますよね。


ここでは、教育資金を運用する際の2つの注意点について解説していきます。

  1. 分散投資する
  2. 長期運用も必要

注意点①分散投資する

教育資金を運用する際の注意点1つ目は分散投資することです。


分散投資とは、投資の対象を多様化させ、資産運用のリスクを低減させる手法のことをいいます。具体的には、投資銘柄を複数にしたり投資のタイミングを変えたりなど、集中させるのではなくいくつかに分散させます。


1つに集中した場合、その銘柄の価格が暴落すると資産を一気に失ってしまう場合があります。


また、ドルコスト平均法といって1つの銘柄を常に一定の金額かつ期間を分散して定期的に買い続ける方法があります。この方法をとることで、1回で集中して買うよりもリスクを減らすこともできます。


集中投資は資産を大きく減らしてしまう可能性があるため、教育資金を運用する際には分散投資を意識して運用をしましょう。

注意点②長期運用も必要

教育資金を運用する際の注意点2つ目は長期運用も必要ということです。


長期運用とは、短期間で株などを売買するのではなく長期にわたって運用する投資のことをいいます。長期投資のメリットは、長期的に資産を運用することで安定した収益を得られる可能性がある点です。


日々値動きがあるため短期的にみると値幅が大きく感じますが、長期的にみると値幅は緩やかになる傾向があるため安定的に教育資金を運用したい際には長期運用が有効になります。


値動きに左右されるとすぐに売りたくなりますが、長期投資の効果が無くなってしまうため保有を続けることも必要です。

まとめ:教育資金の相談はマネーキャリアへ

今回は、学資保険の満期保険金の使い道を知りたい人に向けて、教育資金以外の使い道やおすすめの教育資金運用方法を紹介してきました。


学資保険の使用用途に制限はなく、使い道は自由です。子どもの教育費以外にも使うことができるため、運用するのもひとつの方法です。


学資保険の満期保険金の使い道や教育資金の運用方法について疑問や不安がある人は、マネーキャリアの無料相談を利用するのがおすすめです。マネーキャリアでは、学資保険に関するお悩みをプロに時間や場所を選ばずオンラインで何度でも相談ができます。


LINE経由で簡単に予約もできるため、ぜひマネーキャリアに最適な教育資金の準備方法について相談してみましょう。

ランキング