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変額個人年金保険ってどんなもの?メリットとデメリットを解説!

変額個人年金保険は運用実績によって満期保険金の金額が増減する生命保険です。将来の公的年金の不足を補えることや相続対策もできることから人気があります。しかし解約控除がかかったり一部の所得控除の対象外であったりします。変額個人年金保険を知って上手く活用しましょう。

変額個人年金保険とは?詳しく解説!

「自分や家族にもしものことが会った時に備えたい」

「資産はなるべく増やしたい」


このように考えている人は多いのではないでしょうか。

その2つの希望を持つ人におすすめしたいのが、変額個人年金保険です。


変額個人年金保険に、どのようなイメージを持っていますか?

「変額と聞くと損をしそうで怖い」

「難しそうでよく分からない」

「全く名前を聞いたことがない」


そんな人のために、この記事では変額個人年金保険のしくみやメリットとデメリットについて解説します。


もしかしたらあなたの要望にピッタリ応えられる商品かもしれません。

ぜひ最後までご覧ください。

変額個人年金保険では、将来受け取る”年金額が変動する”

変額個人年金保険とは、個人年金保険のひとつで、保険会社の運用の成果によって、将来受け取ることができる年金の金額が変動するタイプのものをいいます。


保険会社は契約者から受け取った保険料を株や債券などで運用し、将来の年金の支払いに備えます。


景気が良くなり、運用が上手くいけば年金の額は増えますが、反対に景気が悪くなり運用が上手くいかないと年金の額が目減りしてしまうのです。


リスクがあって怖いと感じるかもしれませんが、変額個人年金保険は、仕組みやメリットデメリットを良く知ることによってうまく活用できるものだと言えます。

変額個人年金保険の3つのメリット

まずは変額個人年金保険のメリットについて確認しましょう。

メリット1:保険会社の運用実績が良いと満期保険金が増える

前述の通り、変額個人年金保険は保険会社が保険料を運用し、年金の金額を増やすことをひとつの目標としています。


そのため、運用の実績が良いと将来もらえる保険金の金額が大きく増える可能性があるのです。


個人で株や債券の売買を行ったり、運用状況をチェクしたりするのは大変ですし、経済の知識も必要になります。


しかし変額個人年金保険なら、プロがあなたに代わって資産を運用してくれて、面倒な売買の手続きや商品選びをすることなく恩恵を受けることができるのです。

メリット2:公的年金の不足を補える

老後、夫婦2人でゆとりある生活を送るためには月に30万円以上、最低でも22万円は必要であると言われています。


一方で公的年金は年々減額されている傾向にあり、今後も安定した年金が支払われるという保障はありません。


また、日本は世界一の長寿国であり男女ともに平均寿命は80歳を超えています。


自分が想定した以上に長生きすることによって、準備した資産が尽きてしまうという老後破産も他人事ではないのです。


現代では、「長生きリスク」に備えて自分の老後資金は自分で用意する必要があり、変額個人年金保険は老後の公的年金の不足分を補うことができるのです。

メリット3:変額個人年金保険は相続対策で人気が高い

変額年金保険は相続対策を考える多くの人からも選ばれています。


まず、被保険者が死亡した際に相続人が受け取る死亡保険金には非課税枠があります。

非課税枠の計算方法は以下の通りです。


  • 500万円×法定相続人の数=死亡保険金の非課税枠

つまり、夫婦と3人の子供がいる5人家族で、夫が亡くなった場合、妻と3人の子供が法定相続人であるため500万円×4=2,000万円までの死亡保険金については相続税を支払う必要がないのです。


更に死亡保険金は受取人固有の財産であると考えられるので、遺産分割協議の対象外となります。

変額個人年金保険の3つのデメリット

変額個人年金保険にはたくさんのメリットがありますが、もちろん良いことばかりではありません。


デメリットをしっかり理解しておかないと思わぬ失敗をしたり損をしたりするので気を付けましょう。

デメリット1:保険会社の運用実績が悪いと満期保険金が減り、最低死亡保障のみの場合も

一番分かりやすいデメリットは、保険会社の運用状況が悪いと保険金が減ってしまうという点です。


これは変額個人年金保険のメリットである、顧客から預かった保険料を運用し、年金が増える可能性があるということの裏返しでもあると言えます。


契約後に景気が悪くなったり、保険会社が保有している株や債券の価格が暴落した場合、保険金の金額に大きく影響します。


最悪の場合、満期のタイミングが悪いと支払った元金を大きく下回った保険金しか受け取ることができない可能性があります。


しかし、どんなに運用状況が悪くても、保険期間中の死亡保険金は元金を最低保障している場合が多く、商品によっては満期金も保険料と同額を保障しているものもあります。


加入する前に、運用が上手くいかない時の保険金の扱いや最低保障についてなどは必ず確認しておきましょう。

デメリット2:解約時に期間に応じて解約控除が引かれる

変額個人年金保険を途中で解約する場合も、注意しなければならないデメリットがあります。


解約する場合、解約返戻金を受け取ることができますが、加入から一定期間は、経過年数に応じた「解約控除」が引かれてしまいます。一種の、解約へのペナルティのようなものです。


一般的に、契約後短期間で解約すればするほど解約控除によって差し引かれる金額は大きくなり、10年ほどで解約控除がかからなくなる場合が多いです。


もし契約後、急激に株価や債券価格が上昇し、運用状況が良くなったとしても、あわてて解約してしまって大きな解約控除を引かれてしまうと損をしてしまう可能性があります。


加入前には解約控除がいつ、どのくらいかかるのか、解約を考えている時には現在解約控除はいくらくらいかかるのかをきちんと確認するようにしましょう。

デメリット3:一般生命保険料控除の対象だが、個人年金保険料控除の対象外

給与などの所得がある人が所得税や住民税を支払う場合、課税金額は所得額によって変わります。


この時、決められた項目に該当する場合は、かかった費用に応じて申告する所得額を減らしても良いという仕組みが「所得控除」です。


所得額が減ると、課税される金額も減るため、結果的に節税できることになります。


変額個人年金保険は「一般生命保険料控除」の対象になります。


これは死亡保障などがある生命保険の保険料を支払っている人が受けられる所得控除であり、変額個人年金保険の保険料を支払っている人も該当します。


生命保険料控除には他にも「個人年金保険料控除」というものがあり、個人年金保険の保険料を支払っている人が対象ですが、変額個人年金保険は対象外です。


「個人年金保険」という名前がついているので、「個人年金保険料控除」にも該当すると思ってしまいがちですが注意しましょう。

ただし、変額個人年金保険を利用するにあたり”注意すべきこと”

変額個人年金保険のデメリットを理解したうえで、メリットに魅力を感じ、加入したいと考えている場合、他にも注意すべきポイントがないか確認しましょう。



変額保険はあくまでも保険であり、投資目的の場合は”投資信託”を行うべき

変額個人年金保険は保険料を運用しているからといって、投資目的で加入するのはおすすめできません。


保険会社が運用をするため、解約控除をはじめとした諸費用がかかったり、投資用の商品に比べて利益が出にくかったりする可能性があります。


あくまでも保険であるということを忘れず、投資を目的としている場合は投資信託や株での運用を検討しましょう。

変額個人年金保険の年金を受け取る際は、条件によって税金の種類が変わる

変額個人年金保険が満期を迎え、年金を受け取る場合、条件によってかかる税金が変わります。

  • 契約者(保険料負担者)と年金受取人が同一の場合、所得税
  • 契約者と年金受取人が異なる場合、贈与税

保険料を自分で支払って、自分で受け取る場合は所得税の対象となり、自分で支払った保険の年金受取人を自分以外にする場合、年金を第三者に「贈与」している形になるので贈与税の対象になります。


また契約者と年金受取人が同一の場合、年金を一括で受け取ると所得税の「一時所得」扱い、分割で受け取ると所得税の「雑所得」扱いになります。

まとめ

これまで変額個人年金保険について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

今までの内容をまとめると


  • 満期保険金は運用実績によって大きく増えたり、大きく減ったりする可能性がある
  • 長生きリスクに備えて、将来の生活費に充てることができる
  • 相続対策としても有効である
  • 解約時には解約控除がかかる
  • 個人年金保険料控除の対象外である
  • あくまでも保険なので投資には向かない
  • 契約者と年金受取人の関係によって所得税の対象か贈与税の対象か変わる

このように言えます。


デメリットもありますが、メリットも多い変額個人年金保険。

良く理解して検討すれば非常に便利な商品であると言えます。


将来のことを考えて、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

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