更新日:2023/04/11
レーザー治療でも生命保険は適用になる?治療費用に関する注意点
眼科に罹った場合など、レーザー治療を受けたときに生命保険の対象になるかは気になるところです。過去の医療保険の手術給付金の適用事例では、適切な支払いが行われなかった事があるようです。レーザー治療が生命保険の対象として認められ、どのような給付を受けられるのか解説します。
内容をまとめると
- 生命保険でレーザー治療の治療費を賄うのであれば、医療保険への加入か医療特約の附帯が必要
- 病気やケガを治す「治療」でなければ保障を受けることはできない
- 受け取れる手術給付金は治療の種類や入院期間で大きく変わる
- 60日以内に再発してしまった場合は保障対象外になることが多い
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目次を使って気になるところから読みましょう!
レーザー治療は生命保険保障の対象なのか
レーシック手術をはじめとして、最近ではレーザーを利用した治療の認知度も上がってきました。
皮膚の色素異常や視力回復手術、果ては花粉症の治療など、様々な部位の治療に対して使われるレーザーですが、医療費が高額になるというネックもあります。
そこで気になるのが、生命保険でレーザー治療の治療費を賄えるかどうかです。
結論から言いますと、レーザー治療は医療特約を付けている場合に限り、直接の治療であれば生命保険で保障されます。
この記事では、レーザー治療が生命保険の対象になるかについて、
- 生命保険が適用される条件と治療の種類について
- どのくらい給付金がもらえるのか
- 給付金を受け取る際の注意点
レーザー治療を保障するのは医療保険もしくは生命保険の医療特約
まず前提条件として、レーザー治療の治療費を賄うことができる生命保険は医療保険になります。
死亡保険では、基本的にレーザー治療の治療費が保障されることがありません。
ただし、死亡保険でも医療特約という特約を附帯していれば、レーザー治療の治療費が保障されます。
生命保険という言葉で一緒くたにせず、各保険の保障内容を今一度確認しましょう。
上記の要件を満たしていても、レーザー治療の種類によっては治療費が保障されることはありません。
治療費が保障されるか否かの基準になるのが、レーザーを「治療」に使用しているかどうかです。
例えば、刺青の除去や医療脱毛などに関しては、病気やけがを治す「治療」とは言えないため、保障の対象外になってしまいます。
反対に、重度のやけどの治療や網膜裂孔、眼底出血などの眼の病気については保障の対象です。
眼の治療については、レーシック手術などの視力矯正手術は対象外なので注意しましょう。
レーシック手術についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
レーザー治療で手術給付金が支払われる場合:どれくらい給付金を貰えるのか
レーザー治療の種類 | 給付金の目安 |
---|---|
網膜穿孔 | 数万円前後 |
網膜剥離 | 最大10万円 |
皮膚移植 | 30万円 |
例えば、網膜穿孔と呼ばれる網膜に穴が開いてしまう病気にかかった場合のレーザー治療には手術給付金は入院代の10倍ほどの値段が目安となります。
この場合、数万円前後が一つの目安になります。
ただ、網膜剥離にかかってしまって失明の危険があるなどによる手術を必要とした場合には、入院代の10倍ほどの値段の一時金が支払われます。
レーザー治療の場合は基本的には最大で10万円くらいを上限とした一時金となります。
皮膚移植の場合は、入院期間が長くなるため30万円くらいまでの金額が支払われる可能性はあります。
生命保険の手術給付金の注意点
生命保険の手術給付金を受け取る際には、いくつか注意点があります。
手術給付金を受け取る上で注意しなければならないのは以下のような点です。
- 通院か入院かで受け取れる金額が大きく変わる点
- 60日以内に再発してしまった場合は保障対象外になるケースが多い点
レーザー治療が通院なのか、入院なのか確認する
まず、レーザー治療を受ける必要がある病気が通院だけで済むのか、入院する必要があるのかを病院に確認する必要があります。
これは、通院か入院かによって手術給付金のもらえる金額が大きく変わってくる点があるためです。
通院の場合は、もらえる給付金は数万円程度で設定されている場合が多いです。
皮膚移植などで入院期間が長期間に及ぶ場合においては、生命保険で支払われる金額については上がっていきます。
ただ、このあたりは保険会社とも十分に話し合うようにしましょう。
近年では、入院付きのレーザー治療については生命保険の適用になる場合が多くなりました。
これによって、患者にとっては以前よりもレーザー治療に不安を感じることが少なくなってきたことはいえます。
60日以内の再発に対応して保障が無い場合が多い
それは、治療を行った後に60日以内の再発に対応して保障がない場合が多いということです。
保険会社には、施術の開始から60日の間に一回の給付を限度とするという決まりを設けている場合が多いです。
ですので、再発しやすい病気にかかってしまった場合にも注意しておく必要もあります。
60日を超えた後で再発した場合にまたレーザー治療を受けた場合については、再度生命保険による手術給付金の対象となります。
生命保険の約款を確認しよう
これは、約款に書かれていることを見落とすことによって後々のトラブルを引き起こしてしまう可能性を防ぐ目的があります。
また、生命保険の約款を把握することによって慌てずに対応しやすくなります。
レーザー治療に関するトラブルのうちのかなりを生命保険の約款を見落としてしまったことによるものが多くなっています。
こうした生命保険に関するトラブルは、防げるケースが多いことを覚えておくようにしましょう。
分からない場合は保険会社に問い合わせる
保険会社のスタッフは、保険に関することならなんでも答えてくれます。
できるだけ早めに相談をしておいて、トラブルを防いでおくように心がけておくと良いでしょう。
生命保険のことなら保険のプロに聞くのもおすすめ
生命保険と言っても、様々な場合や特約・給付金など多くの検討すべきポイントがあり、今後もたくさん利用する機会があります。
保険に関しては一人で考えるよりも、知識豊富な保険のプロと相談することが良い場合も多くあります。
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まとめ:レーザー治療で受け取れる生命保険の給付金について
レーザー治療は生命保険で保障されるのかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 生命保険でレーザー治療の治療費を賄うのであれば、医療保険への加入か医療特約の附帯が必要
- 病気やケガを治す「治療」でなければ保障を受けることはできない
- 受け取れる手術給付金は治療の種類や入院期間で大きく変わる
- 60日以内に再発してしまった場合は保障対象外になることが多い