
更新日:2023/01/24
抜歯で手術・入院した場合、生命保険・医療保険で給付金はもらえる?
抜歯手術は生命保険の手術給付金の対象外となっており、保険金は給付されません。抜歯手術によって入院するケースもあり、1泊の入院となることがほとんどですが、1泊から保障する内容の契約であれば、その入院に対し、生命保険から入院給付金が支給されます。
目次を使って気になるところから読みましょう!
基本的に抜歯手術は手術給付金の対象外
通常、抜歯手術自体には生命保険は適用されない

現在、ほとんどの生命保険では、抜歯手術は手術給付金の適用外となっています。
虫歯や歯槽膿漏で抜歯する場合、抜歯処置は簡単に済むことが多く、重篤な症状に至ることは稀です。
ただ親知らずの場合は、抜歯が難しく、あごの骨を削る場合もあり、抜歯手術という範疇では済まなくなることもあります。
大掛かりな手術となり、歯科治療の範疇にとどまらなくなった場合は、あごの骨を削るなどの手術に対して、加入している生命保険から手術給付金が出る場合があります。
抜歯手術費用の相場
歯列矯正のために抜歯する場合は、自費診療となり、1本5万円になる場合もあります。
- 歯列矯正のため→自由診療で自費負担
- 歯列矯正以外のため→健康保険で3割負担
自由診療ですから、医療機関によって値段は大きく異なります。
抜歯手術内容・保険商品によっては手術給付金が支給される場合も
虫歯や歯槽膿漏での抜歯なら、簡単な処置で済むためでしょう。
一方、親知らずの抜歯の場合は、かなり大掛かりな手術になることもあります。
特に下の親知らずについては、あごの骨を削る手術も必要になる場合があり、程度によっては、抜歯手術だけという見方ができなくなることも当然あります。
医師の診断書をとって提出すると、その手術内容から、手術給付金の対象になることもあります。
抜歯手術で入院した場合は、入院給付金が支給される

1泊から入院給付金が出る生命保険に加入している場合は、抜歯手術で入院したら、入院給付金が支給されます。
ただ、数泊以上の入院でないと給付されないという条件の生命保険だと、1泊では給付が受けられません。
それは契約時の内容次第となります。
一般的に抜歯手術の入院は1泊2日程度
抜歯手術は日帰りで済むことが多く、下の親知らずで難しい手術となったケースであっても1泊2日程度の入院で済む場合が大半です。
1泊の入院から給付金が出る生命保険であれば給付が受けられますが、1泊では給付金が出ない生命保険も中にはあるため、契約内容を確認しておくことが大事です。
抜歯手術の内容によっては1週間かかることも
そうなると、歯だけの問題ではなくなり、大掛かりな手術となります。
抜歯手術という枠内に収まり切らない大きな手術に発展し、時には1週間ほど入院するという事態になることもあります。
その場合は、1泊では入院給付金が下りない生命保険であっても、入院保険金が給付されます。
抜歯手術とはまた別の名称の手術も加わるため、手術の内容によっては生命保険から手術給付金が出る場合もあります。
生命保険の入院給付金はどのくらい?
入院給付金の額は、契約内容によります。
毎月支払う保険料が高い場合は、入院給付金も高くなります。
また、何泊目から入院給付金が出るかも、契約内容によります。
入院給付金などの入院保障についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
通院保障があるのは入院した場合のみであることに注意
ただし、入院する必要がなく、通院だけで済む場合は、通院に対しての保険金は給付されません。
通院保障特約によって保険金給付の対象となるのは、入院後の通院に限られます。
これを機会に通院保障や入院保障の手厚い保険に加入を見直すのも良いかもしれません。
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参考:生命保険加入時に抜歯手術は申告すべきか?

生命保険加入時に、抜歯手術が差し迫って必要な状態である場合は、申告すべきです。
近々手術の必要があると認識していて、そうしたことを尋ねる項目があったら、告知すべきこととなります。
生命保険加入時の書類は、保険会社によってまちまちです。
また、ほとんどの生命保険会社では、抜歯手術を手術給付金の対象外としていますので、告知したことによって不利な扱いとなる可能性は非常に低いですが、やはり判断はその生命保険会社次第となります。
保険加入時の告知や告知義務違反についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
まとめ
抜歯手術によって入院が必要になった場合は、入院給付金が支給されます。
抜歯手術での入院は、1泊2日程度であることがほとんどです。
1泊から保障する内容の生命保険なら、給付金が出ます。
通院保障特約のついている生命保険に加入している場合は、入院後の通院に対しても、保険金が給付されます。
入院する必要がなく、通院だけで済む場合は、通院保障特約があっても、保険金は給付されません。