定期保険特約とは?定期保険特約の種類や注意点など徹底解説

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定期保険特約とは、主契約に付加して一定期間の保障を手厚くできる保険のことです。賢く使えば便利な保険ですが、特約の中途付加や解約をする場合は気をつけておきたいポイントもあります。今回は、定期保険特約の種類や必要性、注意点について詳しく紹介します。

内容をまとめると

  • 定期保険特約は主契約に付加して使える保険
  • 種類には「全期間型」と「更新型」がある
  • 格安な保険料で手厚い保障が可能
  • 契約の期間や更新のタイミングは要確認
  • 解約返戻金はないものだと捉える
  • 中途付加は診査や保険の見直しに対するハードルが高い
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定期保険特約とは?定期保険特約の種類や注意点など徹底解説


保険を契約する際、「定期保険特約」にも加入するべきか悩んだことがある方も多いでしょう。


定期保険特約とは、一定の保証期間があり、主契約に対して付けることのできるオプションタイプの保険です。


ただし、定期保険特約に種類があることや、定期保険特約を付けることで毎月の支払いが増えることは、契約を考えるする時に知っておきたいポイントです。


そこで、この記事では「定期保険特約」について、

  • 定期保険特約とは何か

  • 定期保険特約で契約できる種類

  • 定期保険特約のメリット・デメリット

  • 定期保険特約の契約における注意点

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、定期保険特約の契約を検討するうえで必要な基礎知識を得ることができるはずです。


ほけんROOMでは、他にも保険に関する記事や、お金とライフスタイルについての記事を公開しておりますので、お悩みの方はそちらも是非ご覧ください。


また、生命保険に関する記事はこちらにまとめてあります。

定期保険特約とは主契約に付加できる掛け捨て部分の保障のこと


定期保険特約とよく似た言葉に「定期保険」があります。


定期保険特約は語尾の通り「特別な約束」であるわけですから、定期保険とは立ち位置が違う保険です。


もちろん「定期契約」という言葉の通り、保証期間が一定である点では定期保険特約と変わりません。


ただ、定期保険はメインで契約する保険(=主契約)であり、主契約に付加するための定期保険特約とは異なります。


定期保険特約は、主契約がなければ加入できず、付加している定期保険が期間満了になれば特約の契約も同時に終了するような、あくまでもオプションの保険なのです。


ちなみに、主契約では満期でお金が返ってくるものもありますが、定期保険特約分は掛け捨てとなるため、特約をたくさん付けたところで返戻金の額は変わりません。


つまり、定期保険特約はむやみやたらに付加すれば良いわけではなく、目標とする保障内容にするために必要な分を付加する保険であると言えます。

定期保険特約は必要な特約が上乗せでつけられ、上手に活用すべき!

主契約で受けられる最低限の保障で納得できるなら、それに越したことはありません。


とは言え、あまりにも保障内容が薄い主契約では、万が一を考えると心配になりますね。


そんな時こそ、定期保険特約をうまく活用するべきです。


定期保険特約を付加することで、不足を感じる部分の保障を補うことができます。


例えば、死亡時や重い障害が残って働けなくなった場合に備えるなら、20代から40代の間は主契約の保障を増額するといった使い方です。


住宅ローンの支払いが終わるまでの期間に対して、特約を付けるというのも良いでしょう。


定期保険特約は足りない部分に必要な分だけ保障を上乗せできるため、場合によっては長い目で見ると、手厚い主契約を契約するよりも保険料がお得になることもあります。

定期保険特約の付加について保険のプロに相談するのもおすすめ

しかし実際のところ「どの程度の保証内容が自分に適しているのか」を考えること自体が大変で、保険契約の検討や見直しをしたくても、なかなか進まないことが多いです。


たとえ付加できる定期保険特約を全て付けたところで、必要以上の保障内容や身の丈に合わない保険料では元も子もありません。


定期保険特約で迷った時は、一人で考え込まず、周囲に相談するようにしましょう。


家族や知り合いに話を聞いてみるのも良いですが、より年齢や家族構成、経済状況に合った定期保険特約を付加するなら、保険のプロにアドバイスをもらうのもおすすめです。


筆者も以前保険のプロに相談したことで、内容や保険料に納得できる特約に絞ることができました。

定期保険特約の種類「更新型」と「全期型」

定期保険特約には、一定の期間ごとに特約を自動更新する「更新型」と、終身タイプの主契約に付随した「全期型」の2種類があります。


このどちらかを選ぶかで保険料が大きく変わってきますので、それぞれの特徴について、確認していきましょう。

定期保険特約の更新型とは

更新型は、10年単位など一定期間に定期保険特約を付けられるタイプの契約です。


定期保険が満期になると自動更新され、再び同じ期間の保障が続きます。


更新には医師の診査や告知が不要で、保障の追加や増額をしない限り、基本的に更新されないことはありません。


ただし、初めのうちは安い保険料も、更新をくり返すたびに少しずつ上がってしまいます。


保険料をおさえるには、更新時に保障額を下げるなどの対応が必要です。

定期保険特約の全期型とは

全期型は、主契約の契約と同じ期間、もしくは払い込みが終了するまでの期間に定期保険特約を付けるタイプの契約です。

主契約の契約期間が終了するまで保障が続くため、更新型の特約よりも最初のうちの保険料は高くなります。

ただし、加入時の保険料はそのまま維持される点においては更新型よりも優位性があります。

また、更新型と同じ条件の保障内容で総額費用を比べると、全く同じ期間支払いを続けた場合、一般的に全期型の方が総額費用は安くなります。

確認しておきたい定期保険特約のメリット・デメリット


定期保険特約は、上手に使えば大きな保障を付けられる便利な保険です。


その反面、知らないと損をしてしまうこともあります。


メリットだけでなくデメリットもよく確認して、保険選びに役立ててください。

定期保険特約のメリット

定期保険特約は、一生涯に渡って保障をカバーする終身保険や養老保険とは違って、あらかじめ10年単位など一定期間に限って保障をするタイプの保険です。


保障を手厚くしたい時期だけ特約を付加するので、保険料の無駄を省くことにつながります。


例えば、最初から4,000万円の保障を受けられる保険を契約するよりも、基本保障は2,000万円にしておいて、一定期間だけ2,000万円の特約を付けたほうが保険料は安いです。


子どもの進学費用や住宅ローンの支払いに保障を充てられるように、支出の負担が重くなる30代から50代の間に特約を活用するという使い方もできます。


必要な時期だけに絞ることで、保険料の節約ができるのは嬉しいですね。


また、定期保険特約は掛け捨てタイプがほとんどなので、貯蓄性のある保険に比べて基本的に保険料自体が安く設定されています。


つまり、定期保険特約は格安で大きな保障を付けられる保険というわけです。

定期保険特約のデメリット

定期保険特約を付加するデメリットとしてまず挙げられるのは、特約の更新時に保険料が上がることです。


定期保険は更新する時の年齢で保険料が決まってくるため、はじめのうちは安くても更新するたびに保険料が高くなってしまいます。


しかも更新型の定期保険は、一定の年齢に達すると自動更新できないケースも出てくるため注意が必要です。


例えば、主契約が500万円で特約が3,500万円の保障を付けていたとします。


そんな時に年齢を理由に特約の更新が認められなくなると、手元に残る契約は500万円だけです。


他の保険に新しく入りたくても、保険料や告知の関係で断わられる可能性もあります。


特約分の保障を続けたい年齢までは契約ができるように、保険期間の長さやタイミングはよく確認しておきたいですね。


なお、定期保険特約は主契約に付随した保険であるため、主契約を解約した時点で特約も消滅してしまいます。


主契約だけなら他の保険に切り替えるのも比較的簡単ですが、今の保険と同じような条件や費用で契約できる保険は、ほとんどありません。


年齢を重ねるほど、保険を見直すためのハードルは高くなるので、特約の保険期間は加入前によく考えた上で決めるようにしましょう。

定期保険特約付き終身保険とは?解約返戻金がないことに注意


定期保険特約付き終身保険は、保障の土台である主契約を終身保険とし、その上に一定期間だけ保障を手厚くできる特約を付けた保険のことをいいます。


確かにそうすれば保険料をおさえられるのですが、定期保険という性質である以上、支払っている保険料は保障部分にまわります。


そのため、保険期間中に死亡してしまった場合をのぞいて、定期保険特約付き終身保険では解約返戻金を基本的にもらえないことは、あらかじめ注意しておきましょう。


定期保険特約付き終身保険については、こちらの記事で詳しく説明しています。合わせてご覧ください。

定期保険特約を中途付加するときの注意点

定期保険を中途付加する時は、

  • 死亡保険金額

  • 保障期間の確認
以上の2点に注意するようにしましょう。

以前に同じ主契約で定期保険特約を付加していたとしても、中途付加する場合は再度診査を受けることになります。

診査が必要になるのは、前に特約を付加した時点よりも保障額が増えるためです。 

死亡保障金額が高額になるほど、診査は厳しくなります。

また、保障期間は短いほうが、不必要な保険料の支払いをせずに済みます。

注意点①定期保険特約中途付加時には告知審査が必要

定期保険特約を中途付加する際、死亡保険金額が低いと医師の診査は不要となり、書面による告知書扱いとなります。


ただし、死亡保険金額が高額であるほど診査は厳しく、生命保険面接士の面接診査もしくは医師の診査が必要です。


告知書扱いか診査かを判断する基準は、保険会社によって運用ルールが異なるため一概には言えませんが、中途付加時には加入を認められない可能性もあります。


保険加入時には健康面の問題がなかったとしても、特約の中途付加を認める判断材料に使われるのは、その時点における健康面であるためです。


なお、高額保障を付けた中途付加の定期保険特約は、主契約加入時と比べて割高になってしまうことは覚えておくようにしましょう。

注意点②終身保険や養老保険の場合は保障期間をしっかりと把握する

定期保険特約を付加しているのが終身保険や養老保険である場合は、保険期間もよく確認することが大切です。


まずは、定期保険特約を付加する目的を明確にします。


例えば、定期保険特約を2,000万円付加するとした場合、その保障はいつまで必要でしょうか。


住宅ローンの支払いが終わるまで、子どもが大学を卒業するまでなど、定期保険特約の保障期間はライフイベントを中心に自然と定まってくるはずです。


むしろそういった大きなイベントを終えれば、高額な保障はさほど必要なくなってきます。


定期保険特約を付加する期間が長くなるほど保険料も高くなるので、本当にその保障期間が適しているのかはよく考えるべきです。


無駄な保険料を支払わないためにも、「定期特約付き終身保険」や「定期特約付き養老保険」の特約期間は、手厚い保障が必要な年齢までになるよう調整しましょう。

定期保険特約の中途付加を迷ったら保険のプロに相談してみよう

定期保険特約は、一定期間だけ保障を手厚くすることを考えると便利な保険と言えます。


ただし、中途付加をする際に告知診査が必要になったり、保険料が高くなったりすることは往々にして避けられません。


定期保険特約の中途付加に関して、分からないことや不安なことがあれば、保険のプロに相談することも考えてみましょう。


できるだけ個人の希望に合わせた方法で、解決の糸口を見つけてくれるはずです。


保険のベテラン専門家が無料で相談にのってくれるマネーキャリアなら、予約も簡単にできるのでこちらもぜひご覧ください。

定期保険特約を解約したいときに気をつけること

一度解約した定期保険特約は、それが本当に必要なものでも、元に戻すことはできません


そうなると、今の保険とは別に新たな保険契約をしなければいけないケースも出てきます。


不必要な保障だと思って特約を解約し、保険料を下げるはずが、逆に以前よりも高くなってしまっては、わざわざ解約した意味がなくなってしまいます。


また、定期保険特約の多くは掛け捨てであるため、解約返戻金が全くないものや、ほんの少ししかないものがほとんどです


特約を解約する時は、本当に外しても問題はないか、よく考えてから手続きを進めましょう。


定期保険特約の解約手続き方法や、解約によるメリット・デメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。


まとめ

定期保険特約について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 定期保険特約は主契約に付加して使える保険
  • 種類には「全期間型」と「更新型」がある
  • 格安な保険料で手厚い保障が可能
  • 契約の期間や更新のタイミングは要確認
  • 解約返戻金はないものだと捉える
  • 中途付加は診査や保険の見直しに対するハードルが高い
でした。

定期保険特約は、一定期間付加することで、保険料をおさえたまま大きな保障を受けられる便利な保険です。

ただし、終身保険や養老保険に比べると、解約返戻金がほとんどないなど注意点もあります。

途中で保障を増やすには新たに告知や医師の診査が必要となるため、健康面の不安が少ないうちに加入しておくのがおすすめです。

生命保険は必要なの?と疑問をお持ちの方はぜひこちらをお読みください。

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