更新日:2018/02/07
お給料のように保険金が受け取れる人気の収入保障保険。妻には必要?
一定期間のうちに死亡した場合、毎月お金がもらえる収入保障保険。一家の大黒柱にはもちろん必要な保険と言えますが、では妻は?共働きの場合、妻がパートや専業主婦だった場合、など妻の働き方によって収入保障保険は必要なのかどうかを解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
妻に収入保障保険はおすすめかどうかを説明!
一定期間のうちに死亡した場合、毎月お金がもらえる収入保障保険。
一家の大黒柱である夫に万が一のことが起きて、収入が途絶えることに対する補償として人気の保険です。
それでは、妻に収入保障保険は必要なのでしょうか?
収入保障保険は働いている妻はもちろん、専業主婦やパートの妻でも加入することができます。
きちんとした収入のある夫でありながら、妻が収入保障保険に加入するということはおすすめかどうかを説明します。
収入保障保険とは、保険金が減っていく掛け捨て定期死亡保険
収入保障保険とは一定期間のうちに亡くなった場合、保険金がお給料のように毎月支払われる定期死亡保険です。
掛け捨てですので、安い保険料で大きな保障を持つことができます。
収入保障保険の大きな特徴は、保険金は一定金額ではなくどんどん減っていくというところ。
保険に加入して早い段階で死亡した場合は支払われる期間も長いですが、保険の満期が近い段階で死亡すると支払われる期間が残り短いという仕組みから、時間の経過とともに保険金が減っていくということになります。
共働き夫婦の妻の場合は、収入保障保険はおすすめ!
共働きで夫と妻の収入で家計を保っているのであれば、もちろん夫にも妻にも収入保障保険は必要と言えます。
夫婦どちらかの収入が途絶えたら生活費に困る状態になってしまうのであれば、夫にも妻にも収入保障保険を検討することをおすすめします。
住宅ローンの団体信用生命保険の替わりに収入保障保険に加入する夫婦もいます。
子供が大きくなるにつれて、死亡保険金の金額が高額である必要性が低くなるから
時間の経過とともに、その分の生活費や教育費、ローンなどは当然償却していきます。
なので、その分の死亡保険金は不要となってきます。
収入保障保険は子供が大学を卒業する頃までという期間で加入する方が多いですが、子供が大きくなるにつれて残りの学費は減るわけですから、いつまでも死亡保険金が高額である必要性は低くなってきます。
このことから、収入保障保険は加入したばかりのお金が必要な時期は大きな保険金で、時間の経過とともに徐々に保険金が減っていくという理にかなった仕組みになっているのです。
死亡保険金が減っていくと聞くと不安に聞こえますが、無駄を省いた保険ということになります。
専業主婦やパート主婦の場合は、収入保障保険はあまりおすすめしない!
妻が専業主婦やパート主婦の場合は、もし万が一のことがあったとしても夫や子供のこれからの生活に金銭的な面ではダメージは少ないと思います。
リスクの少ないことに対して保険料をかけることは無駄になります。
なのでパート主婦や専業主婦には収入保障保険はあまりおすすめではないと言えます。
万が一のことよりも、病気や怪我に備えておいたり、貯蓄に回したほうが賢明です。
2014年4月に遺族基礎年金が改正され、妻の死亡保険の必要性が下がった
妻に収入保障保険がおすすめではない理由の一つに、2014年4月の遺族基礎年金の改正が挙げられます。
それまでは、遺族基礎年金は「死亡した者によって生計を維持されていた、子のある妻と子」が受給対象でしたが、改正後は「死亡した者によって生計を維持されていた、子のある配偶者と子」となり、妻を亡くした夫も受給対象になりました。
この時の妻はパートでも専業主婦でも構いません。
遺族年金基金は、子供が小さい時に妻に万が一のことがあった場合の父子に対する保障としては手厚い保障だと言えます。
ただ、受給できる要件があることと、今後の法改正には気を付けましょう。
死亡保険よりも、医療保険などの加入がおすすめ
妻に対する保障としては、万が一のことがあったとしても金銭的なダメージが少ないことから、死亡保険よりも病気や怪我に備えて医療保険などを手厚くすることをおすすめします。
乳がんや甲状腺の病気、更年期障害など女性特有の病気は治療が長引くことが多いものです。
安心して治療に専念できるよう、医療費をカバーできる対策をとっておきましょう。
また、妻が通院や入院で不在になることで育児や家事でヘルパーを頼むなど、治療費以外にもお金がかかることもあります。
妻が収入保障保険の加入を検討しているのであれば、死亡保障だけでなく病気や怪我で働けなくなったら保険金がおりるタイプの収入保障保険をおすすめします。
まとめ
安い保険料でお守り代わりに加入する人の多い、人気の収入保障保険。
共働きの夫婦なら夫も妻も検討してみてください。
パート主婦や専業主婦でしたら、収入保障保険などの死亡保障よりも医療保険などを手厚くしておくことをおすすめします。
保険に加入する際は、今自分や家族にこんなことが起こったら、いくらお金が必要でその後の生活はどうなるんだろう、ということをイメージすることが大切です。
様々なリスクに備えて、無駄のない加入の仕方をしましょう。
生命保険は必要なの?と疑問をお持ちの方はぜひこちらをお読みください。