更新日:2022/07/01
収入保障保険と定期保険、どちらが良い?上手に使い分ける方法とは
収入保障保険と定期保険、どちらも掛け捨てタイプで、割安な保険料で大きな死亡保障を確保することができます。ではどのように使い分ければ良いのでしょうか?収入保障保険と定期保険、それぞれの特徴とどちらを選べばよいのかについて、わかりやすく解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
収入保障保険と定期保険、どちらがお得?両方入るもの?など、比較解説!
保険期間があらかじめ決まっていること、満期保険金がないこと、掛け捨てであることなど、定期保険と共通する特徴もあります。
どちらを選べばよいのかについては、ケースバイケースとなります。
具体的にどういったケースでどちらを選べばよいのか、早速ご紹介していきます。
一般的には収入保障保険のほうが保険料が割安とされている
実際に保険料の比較をして、どちらが安いか確認してみましょう。
5年や10年などの短期間だけの保障が欲しい人は定期保険がお得かも
収入保障保険は、どちらというと長期の保障を前提に作られているため、短期間の保障にはあまり向いていません。
定期保険よりも収入保障保険のほうがおすすめな人の特徴とは?
それでは、どちらかというと定期保険よりも収入保障保険を選んだ方が良いケースについて、ご紹介していきます。
5年や10年ではなく、長期間の死亡保障が欲しい方
一般的に、必要保障額は逓減していきますが、定期保険は保障額が変わらないため、年数が経過するにつれ、不要な保障額が増えてしまいます。
これに対して収入保障保険は、受け取る保険金の総額が逓減するため、必要保障額との乖離が少なく、合理的に必要な保障をカバーすることができます。
しかし、保険金総額が逓減するスピードは速くなく、短期間ではあまり逓減しません。
こういった特性もあり、収入保障保険は20年や30年といった長期間の死亡保障を前提に設計されていて、保険期間が5年といった短期間の設定がありません。
収入保障保険は、どちらかというと「長期間のライフプランに合わせた合理的な保障が欲しい」という方に、ぴったりの保険です。
保険期間の更新(延長)をしない予定の方
5年や10年といった保険期間が短い保険を、更新していくイメージをお持ちの方は定期保険のほうが向いています。
妻や家族が病気で、いつであってもお金を多く残したい、という人ではない方
つまり、遺族が必要最低限暮らしていけるだけの生活費を確保することが、まず最初に想定されているこの保険の活用法ということです。
いっぽう、遺族の生活費以外に、妻や家族が病気がちで、できるだけ多くのお金を残してあげたいという場合もあるでしょう。
そういったケースでは、どちらかというと一括で大きな保険金を受け取ることができる定期保険のほうが向いています。
なお、収入保障保険と定期保険の両方に加入している人は少ない
ただし、「長期間の保障を収入保障保険、大切な時期だけ定期保険をつける」もおすすめ
まとめ
一方、定期保険は保険金額が変わらないのに対して、収入保障保険は受け取る保険金の総額は経過年数とともに逓減していきます。
つまり、単純な保険内容の比較では、どちらが優れているかとは言えません
どちらを選ぶかという基準については、必要な保障の「期間」に着目しましょう。
どちらも一定期間割安な保険料で大きな保障を確保できる保険ですが、長期間の保障を定期保険で対応しようとすると、どうしても必要保障額と定期保険の保険金の乖離が大きくなって、保障に無駄が出てしまいます。
長期間の保障を確保する場合は収入保障保険を、短期間の場合は定期保険を選ぶと良いでしょう。
生命保険の選び方が気になるという方はぜひこちらを読んでみてください。