更新日:2018/01/17
定期保険特約付養老保険と養老保険との違いは?メリットはあるの?
養老保険は、貯蓄性の高い保険で、満期日にはまとまった額の保険金を受け取れます。定期保険は、掛け捨ての保険です。主契約の養老保険に特約で定期保険を付けた定期保険特約付養老保険とはどのようなものなのでしょうか?メリット・デメリットとともにみていきましょう。
目次を使って気になるところから読みましょう!
定期保険特約付養老保険のメリット・デメリットなどの特徴を解説
養老保険に定期保険特約を付けたものを「定期保険特約付養老保険」といいます。
定期保険特約付養老保険とはどのようなものか見ていきましょう。
定期保険特約付養老保険とは?
養老保険は、保険期間内の死亡時、または満期時に保険金が支払われます。
定期保険は、死亡した場合に保険金が支払われる保険で、掛け捨てです。
死亡時には、主契約の養老保険と特約部分の定期保険、それぞれから保険金が支払われます。
保険期間が終了した場合には、主契約の養老保険から満期保険金が支払われます。
満期時にはまとまった保険金を受け取れるので貯蓄として加入しておき、その間のいざという時の保障に定期保険をプラスすることで、死亡時の手当を厚くする保険と考えると分かり易いかもしれません。
養老保険の定期保険特約には3種類ある
全期タイプ
全期間において、保険料は一定で変わりはありません。
更新タイプ
若い年代の収入があまり無いときには保険料も低くおさえ、収入が増えた更新時に保険料をあげることができることになります。
もし更新をしない時は、自動更新になっている場合、あらかじめ更新しない旨の連絡が必要になります。
保険会社から送付される更新時の書類や、保険契約時には気を付けて確認しましょう。
限定期間タイプ
その期間が終われば特約は終了し、更新はありません。
子供が小さい間や成人するまでの間に、もしものことがあった場合に備えて限定期間タイプを選ぶことで手厚い保障を得ることができます。
更新タイプと共に、限定タイプもライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
養老保険に定期保険特約をつけないほうが良い理由とは?
満期時までに死亡した場合も、満期時に受け取れるはずの金額と同額の保険金を受け取ることができます。
定期保険特約は、死亡した場合に、より手厚い保障を受けることを目的としてつけます。
しかし、養老保険そのものの保険料がかなり高額なうえに、特約をつけると負担が重くなります。
定期保険特約を付けた場合のデメリットを見ていきましょう。
保険料が高くなり、元本割れすることが多い
満期保険金の額をそのままに定期保険特約を付けると、支払い時の負担が大きくなります。
養老保険だけでは、払込金額を割ることはありませんが、特約を付けた場合、払込金の方が多額になることが多いです。
貯蓄性を重視して入ったのに満期時になって、そんなはずではなかったと後悔することのないよう確認してください。
また、近年の低利率の時代では養老保険の貯蓄性にあまりメリットはありません。
特約をつけた場合、主契約と違って保険の見直しなどに気が付きにくいという点にも気を付けたいものです。
養老保険の定期保険特約などの医療特約よりも、医療保険に加入するほうが良い
それに、医療特約は主契約として入っている養老保険の保険会社の指定する保険からしか選べません。
今は、医療の進歩により保険の内容も変化しています。様々な医療保険がある中で選べる、又は保険の見直しができる方が、より医療保険の価値を見いだせるのではないでしょうか。
まとめ
養老保険は、貯蓄を主な目的として加入するものですが、利率の低い現在では貯蓄としての利点はあまりありません。
定期預金などと比べて、死亡時の保障がついているメリットがあると考えれば加入することも考えられます。
その上で、ライフスタイルに合わせて、死亡時の保障を手厚くする定期保険特約を付けることも考えても良いのではないでしょうか。
生命保険の選び方が気になるという方はぜひこちらを読んでみてください。