アレルギー検査について費用や項目の種類を徹底解説!神奈川・大阪・広島などで受けれる病院はどこ?【219項目・39項目・遅延型】

現代において、アレルギーは珍しいことではありません。しかし、アレルギー検査の知識があるという人は意外と少ないのではないでしょうか。実は、現代では219項目もの検査が可能なのです。今回は、アレルギー検査について知ってもらうべく費用や種類についてご紹介します。

アレルギー検査について費用や項目の種類は?神奈川・大阪・広島などで受けれる病院はどこ?

内容をまとめると

  • アレルギー検査には主に4種類があり、最大で219項目について調べられる
  • 検査が可能なのは耳鼻科・皮膚科・内科、また漢方や美容整形を扱う病院でも受けられる場合がある
  • 検査キットを使って自宅で調べるのも問題はなく、その際の費用は2万〜4万円ほど
  • アレルギー検査は治療目的ならば医療保険が適用され7000円前後、それ以外ならば適用外で15000円前後
  • アレルギー検査は何歳からでも受けられるが、乳幼児の検査でわかるのは219項目ではなく4項目
  • 3歳に満たない小さな子どもには負担もあるため、アレルギー検査を受けられないことも


特定の食べ物で体調が悪くなったり、アクセサリーで肌荒れを起こしたり、花粉でくしゃみが止まらなかったり…。


アレルギーは珍しいものではありません。


しかし、自分に何のアレルギーがあるのか確実には知らないという方もおられるのではないでしょうか?


実はなんと、検査をすれば39〜219項目ものアレルギーの有無を調べることができるのです!


そこで今回はアレルギー検査について、

  • どんな種類があるの?
  • どの病院でできる?都道府県別実施病院一覧をご紹介!
  • 検査キットを使用して自分で調べても問題ない?
  • 検査は安い?検査費用として必要な金額とは
  • 子どもでも39〜219項目の検査が可能?
以上のことを中心に解説していきます。

そもそもアレルギーに219もの項目があったこと自体知らなかった方もおられるかもしれませんね。

そんな方でもこの記事を読んでいただければ、アレルギー検査について正しい知識を身につけることができます。

安全で健康な毎日を送るためにも、最後までぜひご覧ください。

アレルギー検査の全項目の種類と検査内容を解説

「アレルギー検査」とひとくちに言いますが、その種類は簡易的な検査からしっかりと細かく調べられる検査まで実に様々です。


そこでまずは

  1. 遅延型アレルギー検査
  2. 血液検査
  3. 特異的IgE抗体検査
  4. パッチテスト
この4種類の検査について、それぞれの検査の内容やその検査で調べられる項目を紹介していきます。

自分自身やあるいは家族になんらかのアレルギーの心当たりがあって検査を考えている人は、特に知っておくべき情報です。

しっかりご確認ください。

①遅延型アレルギー検査:219項目の食物アレルギーが検査可能

遅延型」とは、その食べ物を摂取してからアレルギー症状が発現するまでに時間がかかるものを指します。


摂取後すぐに発症するものは「即時型と呼ばれます。


例えば卵や牛乳など、対象のものを食べた後すぐに蕁麻疹が出たりむくんだりするというのはこちらのタイプです。


食べてすぐの反応なので、アレルギーの原因物質であるアレルゲンが判明しやすいという特徴を持っています。


それに対して「遅延型」は

  • 頭痛
  • 体重増加
  • 肩こり
  • 鬱状態
など一見するとアレルギーとは関わりのなさそうな症状が数日おいてから現れます。

遅延型アレルギー検査は、体内に含まれているIgE(アレルゲンに対して身体を守る機能がある抗体)を測り、その数値からアレルゲンを割り出します。

この検査では219項目が検査可能です。

その219項目の一部をご紹介します。

対象
乳製品・卵牛乳・卵白・卵黄など
肉類牛肉・豚肉・鶏肉など
魚介類エビ・鮭・カニ・牡蠣など
穀類・ナッツ類アーモンド・大豆・小麦など
野菜類もやし・人参・昆布など
フルーツりんご・バナナ・いちごなど
スパイスカレー粉・生姜・バジルなど
その他カカオ豆・はちみつ・紅茶など
この他にもたくさんあります。

食品だけで219項目ですので、かなり充実していることが想像できると思います。

②血液検査:39項目の花粉・食物アレルギー検査が可能

血液検査では一度で39項目の検査が可能となっています。


先ほどの219項目ほどではないですが、食べ物や花粉症といったアレルギーだけではなく、生き物に対するアレルギーも明らかにすることができます。


39項目を「食物系」「吸入系・他」の2つに分けてご紹介します。


食物系

対象
乳製品・卵牛乳・卵白・オボムコイド
肉類牛肉・豚肉・鶏肉
魚類マグロ・鮭・サバ
甲殻類エビ・カニ
穀類小麦・ソバ・米
豆類大豆・ピーナッツ
フルーツりんご・バナナ・キウイ
その他ゴマ
以上です。

219項目ほどではないものの、比較的アレルギー人口が多いものをしっかりと調べることができます。

吸入系・他

項目
室内塵・ダニハウスダスト1・ヤケヒョウダニ
動物イヌ皮膚・ネコ皮膚
昆虫ゴキブリ・ガ
樹木花粉スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカバ
イネ科植物花粉カモガヤ・オオアワガエリ
雑草花粉ブタクサ・ヨモギ
真菌アルテルナリ・アスペルギルス・カンジダ・マラセチア
職業性ラテックス
以上です。

こちらは219項目がわかる遅延型アレルギー検査では調べられない分野です。

③特異的lgE抗体検査

特異的IgE抗体検査も血液検査によって行われます。


イノムキャップという世界でも標準的な測定方法を用いて血液中にあるIgEの数値を測定するもので、200種類以上のアレルゲンに対応しています。


一般的にアレルギー反応が強い人ほどIgEの数値は高くなります。


この数値を特異的IgE抗体検査では0〜6までの7クラスに分けており、より重度なものがクラス6となります。


食品アレルギーに関しては遅延型アレルギー検査の219項目ほど細かくないものの、ハウスダストや生き物についても満遍なく調べることができる検査です。

  

この検査で判明するアレルゲンの一例を、こちらも「食物系」「吸引系・他」に分けてご紹介します。


食物系

対象
乳製品・卵牛乳・卵白・卵黄など
肉類牛肉・豚肉・鶏肉など
魚介類エビ・カニ・ホタテなど
穀類・ナッツ類米・大豆・ピーナッツなど
野菜類トマト・セロリ・玉ねぎなど
フルーツモモ・メロン・オレンジなど
スパイスマスタードなど
その他カカオ・ビール酵母など
他にも複数あります。

219項目よりは少ないですが、血液検査よりは充実した印象を受けるかと思います。


吸引系・他

対象
室内塵・ダニハウスダスト1・ハウスダスト2・コナヒョウダニなど
動物ネコ(フケ)・イヌ(フケ)・ハムスター(上皮)など
昆虫ゴキブリ・ユスリカ(成虫)・ミツバチなど
樹木花粉スギ・ヒノキ・ブナなど
イネ科植物花粉カモガヤ・オオアワガエリ・アシなど
雑草花粉ブタクサ・ヨモギ・タンポポなど
真菌・細菌アルテルナアリア・カンジダ・ペルシニウムなど
寄生虫アニサキス・回虫
職業性絹・綿・ラテックスなど

他にも複数あります。


こちらも219項目がわかる遅延型アレルギー検査では調べられない分野です。

④パッチテスト

学生の頃保健の授業などで、簡易的なアルコールのパッチテストをしたことがあるという方もおられるのではないでしょうか。


パッチテストは、皮膚にアレルゲンと疑わしい物質が付着したフィルムを約2日間ほど貼り付け、はがした後の皮膚の状態・様子からアレルギーがあるかどうかを判断する検査です。


検査自体も簡単で、患者への負担が少ないものとなっています。


ただしこの検査によって、かゆみの伴う皮膚炎が引き起こされる可能性や入浴できない期間が生じることがあるので注意が必要です。。


パッチテストは皮膚に直接触れるものや日用品に含まれている成分に対するアレルギー検査として使われることが多く、その一例としてアルコールや金属が挙げられます。

【参考】20分で結果が分かるアレルギー検査がある!

昨今、20分という短時間で8項目のアレルギーを調べられる検査が注目されています。


この8項目の内容は、

対象
室内塵系ヤケヒョウヒダニ・ゴキブリ・イヌ・ネコ
花粉系スギ・カモガヤ・ブタクサ・ヨモギ

以上となっています。


検査手順は

  1. 指先から採決を行う
  2. 結果が出るまで20分ほど待つ
  3. 医師の診察を受ける
注射を使わない検査なので、注射が苦手という方でも安心です。

また費用に関しても3割負担の対象となるため、約3000円前後で受けられます。

219項目には及びませんが、比較的安い価格で手軽にアレルギー検査が受けられるのでおすすめです。

アレルギー検査ができる病院一覧【神奈川(横浜)・大阪・広島・東京・札幌】

アレルギー検査についてはご理解いただけたところで、いざ受けたいと思っても「どこで受けられるの?」とお悩みの方もおられるのではないでしょうか。


そこで、この記事では

  • 神奈川(横浜)
  • 大阪
  • 広島
  • 東京
  • 札幌
以上の地域で、項目のアレルギー検査を実施している病院を各10箇所ずつご紹介します。

もちろん他にもアレルギー検査が受けられる病院はたくさんありますので、一度お住いから通いやすいところを探してみましょう。

【神奈川(横浜)】アレルギー検査ができる病院一覧

神奈川(横浜市)内にある、該当する病院は以下の通りです。

所在地連絡先
あざがみクリニック神奈川県横浜市青葉区美しが丘西3-65-6
045-909-0092
医療法人社団
古家内科医院
神奈川県横浜市港南区丸山台2-34-8045-844-3080
医療法人社団
宮下クリニック
神奈川県横浜市鶴見区豊岡町3-17
朝日生命ビル 4F
045-580-1231
菊名記念病院神奈川県横浜市港北区菊名4-4-27045-402-7111
たかみざわ医院神奈川県横浜市港北区日吉本町1-23-5045-561-8641
ときえだ小児科クリニック神奈川県横浜市都筑区北山田1-12-15045-595-4150
長浜医院神奈川県横浜市青葉区あざみ野4-2-4045-901-2525
メディカルクリニック
あざみ野
神奈川県横浜市青葉区黒須田33-5 1F045-978-0455
よこはまにしかげ
小児科・アレルギー科
神奈川県横浜市台町15-1
横浜西口KSビル 1F
045-323-5115
横浜馬車道
皮膚科ペインクリニック
神奈川県横浜市中区海岸通5-25-2-24045-664-9455


【大阪】アレルギー検査ができる病院一覧

大阪(大阪市)内にある、該当する病院は以下の通りです。

所在地連絡先
医療法人
川村耳鼻咽喉科
クリニック
大阪府大阪市城東区古市3-23-2106-6939-8700
医療法人はぐくみの会
あべのメディカルクリニック
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋3-5-17-101
プラウドタワー阿倍野 1F
06-6627-0089
医療法人福愛会
いんべ診療所
大阪府大阪市都島区毛馬町1-8-406-6922-2526
医療法人
福田クリニック
大阪府大阪市城東区関目1-3-1106-6930-1120
こどもクリニック森大阪府大阪市住吉区苅田3-6-306-6697-4801
ザ・北浜タワー
耳鼻咽喉科
皮膚科クリニック
大阪府大阪市中央区高麗橋1-7-3
The Kitahama PLAZA 3F
06-4707-8700
耳鼻咽喉科
はしもとクリニック
大阪府大阪市鴫野西5-22-12
アマントリビエールシギノ 1F
06-6969-1169
虎谷診療所大阪府大阪市中央区高麗橋1-5-14-801
メゾンドール高麗橋 8F
06-6228-1307
阪神野田駅前
ファミリークリニック
大阪府大阪市鷺洲1-11-14-101
阪神ハイグレードマンション12番街 1F
06-6450-4976
まさもと耳鼻咽喉科
アレルギー科
大阪府大阪市淀川区宮原4-3-12-103
新大阪明幸ビル 1F
06-6395-3387


【広島】アレルギー検査ができる病院一覧

広島(広島市)内にある、該当する病院は以下の通りです。

所在地連絡先
石原耳鼻咽喉科医院広島県広島市西区井口明神1-14-49
明神ビル 3F
082-278-3320
かねはら内科
呼吸器クリニック
広島県広島市西区楠木町3-1-10082-230-1181
川口耳鼻咽喉科クリニック広島県広島市中区八丁堀1-12
マスキ八丁堀ビル 7F
082-222-2320
さくらい内科
アレルギー科クリニック
広島県広島市安佐南区緑井5-29-18-301
緑井ゆめビル 3F
082-831-1181
すがいこどもクリニック広島県広島市中区宝町2-1
フジグラン広島 4F
082-207-3888
たかはし小児科
アレルギー科クリニック
広島県広島市安佐北区口田3-26-5
MDRビル 3F
082-841-1661
ひよこ小児科内科広島県広島市東区戸坂千足1-22-6-11082-516-0015
ふろなか内科
呼吸器
アレルギークリニック
広島県広島市安佐南区祇園3-15-25082-832-2280
松島耳鼻咽喉科医院広島県広島市中区袋町1-1
松島ビル 2F
082-247-4718
山下医院広島県広島市安佐北区口田1-15-10082-843-1011


【東京】アレルギー検査ができる病院一覧

東京(23区)内にある、該当する病院は以下の通りです。

所在地連絡先
麻布医院東京都港区麻布十番1-11-1
エスティメゾン麻布十番 3F
03-5545-8177
医療法人社団厚洋会
長田こどもクリニック
東京都杉並区南荻窪1-31-1403-3334-2030
葛西よこやま内科
呼吸器内科クリニック
東京都江戸川区東葛西5-1-2
第二吉田ビル 3F
03-3877-1159
サザンガーデンクリニック東京都品川区東五反田2-10-1-202
パークタワーグランスカイ 2F
03-5791-3636
渋谷駅前おおしま皮膚科東京都渋谷区桜丘町25-18
NT渋谷ビル 3F
03-3770-3388
新宿駅前クリニック東京都新宿区西新宿1-12-11
山銀ビル 5F
03-6304-5253
都立大学駅前
すみクリニック
皮膚科・アレルギー科
東京都目黒区平町1-27-1
PAL都立大 3F
03-3725-1112
日比谷トータルクリニック東京都千代田区有楽町1-6-1
第2日比谷ビル 8F
03-3591-2617
みらいメディカルクリニック
茗荷谷
東京都文京区大塚1-4-15-202
アトラスタワー茗荷谷 2F
03-3943-0123
祐天寺ファミリークリニック東京都目黒区中町2-50-1303-5720-7750


【札幌】アレルギー検査ができる病院一覧

札幌市内にある、該当する病院は以下の通りです。

所在地連絡先
いなづみ
皮フ科クリニック
北海道札幌市稲区前田六条6-1-1011-686-6611
大道内科
呼吸器科クリニック
北海道札幌市中央区北三条西4-1-1
日本生命札幌ビル 3F
011-233-8111
ごう耳鼻咽喉科
クリニック
北海道札幌市西区発寒七条12-3-46
発寒クリニックビル 2F
011-669-4133
札幌耳鼻咽喉科
アレルギークリニック
北海道札幌市中央区北二条西1-1
マルイト札幌ビル 2F
011-223-8787
札幌緑愛病院北海道札幌市清田区北野一条1-6-30011-883-0121
総合診療クリニック北海道札幌市北区西二十九条西4-2-1
ファミール札幌
011-746-3988
とんでん小児科北海道札幌市北区屯田六条6-5-32011-773-6121
内科・胃腸科
平岸台クリニック
北海道札幌市豊平区平岸七条14-1-38011-811-3434
北海道医療センター北海道札幌市西区山の手五条7-1-1011-611-8111
みんなのこども
クリニック
北海道札幌市白石区菊水元町五条2-2-4
UC・ラポール 1F
011-876-1717


アレルギー検査ができる診療科(耳鼻科・皮膚科・内科)

今ご紹介した一覧からもわかるように、アレルギー検査は

  • 耳鼻科
  • 皮膚科
  • 内科
で受けることができます。

アレルギー症状とひとくくりにされますが、アレルギー性鼻炎は耳鼻科、アトピー性皮膚炎は皮膚科、吐き気は内科など、人によって症状は異なります。

また、漢方美容整形を扱っている病院でもアレルギー検査が受けられることがあります。

それから最近はアレルギー専門の病院も増加していますので、そちらでも検査は可能です。

家から通いやすいか、症状に適しているかなど、自分に適した条件で病院を探すのが良いですね。

注意:血液検査しか受けられない病院もある!

どこの病院でも様々な種類のアレルギー検査が受けられるかというと、実はそうではありません。


病院によっては血液検査しか取り扱っておらず、パッチテストが受けられないという場合があります。


そもそも環境が整っていないということもあるためです。


最初の方にもご紹介しましたが、パッチテストは金属やその他にも洗剤や化粧水など、日常的に触れる成分に対するアレルギーを調べることができます。


しかしこの金属アレルギーといった類のものは、残念ながら血液検査では調べることができません。


もしパッチテストをご希望されているのであれば、あらかじめ病院への電話やホームページなどで取り扱いがあるかの確認をしておく必要があります。

検査キットを使って自宅でアレルギー検査をしても平気?

お住いの付近にアレルギー検査が受けられる病院がなかったりして、自宅で検査ができたらと考えている方もおられることでしょう。


そんな方へ、自宅でも可能な検査キットが販売されています。


この検査キットはインターネットや薬局で購入が可能なため、わざわざ病院へ向かう必要はありません。


検査キットの価格は約2万〜4万円代ほどと、検査内容によって多少ばらつきがあります。


検査項目はキットによって様々ですので、自分が知りたいものを選択することが可能です。


中には遅延型アレルギー検査と同じく、219項目の食物アレルギーについて調べることができるキットもあります。


大体の手順は

  1. 指先から採血を行う
  2. 指定の機関に郵送する
  3. 10日間程度で結果が返送される
以上です。

検査そのものの精度も病院と大差ないため、安心してお使いいただけます。

一例として、ネットでの検査キット購入先をご紹介いたしますので、検査キットの利用を考えておられる方はぜひ参考にしてください。

アレルギー検査の費用は?治療目的なら医療保険が適用される!

アレルギー検査には、医療保険が適用される場合と適用外になるケースがあります。


適用されるのは、もともとアレルギー症状があって投薬を含め治療を受けている場合です。


治療目的であれば、診察費など全てひっくるめておおよそ1回7000円ほどとなります。


一方で、アレルギー症状がない方が検査を受ける場合は医療保険適用外です。


その際の費用は全額負担となるため、15,000円ほどかかってしまいます。


念のため調べておきたいといった理由で検査を受ける場合は、保険がきかないということを念頭において受診するように気をつけましょう。

アレルギー検査は何歳から受けれるの?子供でも39~219項目検査可能?


子どもにもアレルギー検査を受けさせておきたいと考えているご家族の方もおられますよね。


しかし実際、何歳から検査可能なのか知らないという方も少なくないと思います。


まず結論から述べると、たとえ子どもだとしてもアレルギー検査は何歳からでも受けることが可能です。


とはいえ、小児科によっては断られることがあるのも事実です。


また39〜219項目検査できるというわけでもない模様。


一体どういうことなのか、子どものアレルギー検査について解説していきます。

アレルギー検査は何歳からでもできる!

アレルギー検査は小さい子どもであっても受けられます。


子どもは赤ちゃんの頃から成長するにつれて、少しずつ食事が変わってきますよね。


その度にアレルギーは心配の種となります。


子どもに特に多いのが

  • 牛乳
  • 小麦
のアレルギー。

いずれも様々な料理に含まれているものです。


もし重度のアレルギーがある場合は、口にしてしまって症状が出てからでは不安です。


そういった意味で、早めに検査しておくことをおすすめします。


ただこの場合、費用は医療保険の適用外となってしまいます。


地域によっては未就学児であれば補助金が出ることもありますが、検査に2万円近く費用がかかってしまう可能性もあるので、自治体などに前もって確認しておくと安心です。

注意:小児科の医師がアレルギー検査をさせてくれない可能性あり!

何歳でも受けられるアレルギー検査ですが、小児科によっては3歳未満の乳幼児は検査を断られる可能性があります。


これは

  • 採血の量が多いため、乳幼児には負担となってしまう
  • 実際にアレルギー反応を見るには幼く、早い
  • 乳幼児にはアトピー性皮膚炎の対応だけで問題がない
以上の理由があります。

まず採血ですが足の裏からの採血になるとはいえ幼い子どもに採血を行うのは難しく、また痛みも伴うため採血量以外にも負担があります。

それから39〜219項目の検査は残念ながらできません。

検査でアレルギーがわかるのは
  • 鶏卵
  • 牛乳
  • 小麦
  • ピーナッツ
4項目であり、仮に陽性率が出たとしても可能な摂取量やいつ頃からアレルギー反応が出るのかは明らかになりません。

食物アレルギーの症状としては圧倒的に皮膚症状が多く、その割合は2016(平成28)年のデータによると92%を超えています。

特にアトピー皮膚炎が多いようで、その対策を行うことで症状の改善が見込まれます。

アレルギー検査についてのまとめ


アレルギー検査について、方法や費用などを中心に説明してきましたがいかがだったでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • アレルギー検査には主に4種類があり、最大で219項目について調べられる
  • 検査が可能なのは耳鼻科・皮膚科・内科、また漢方や美容整形を扱う病院でも受けられる場合がある
  • 検査キットを使って自宅で調べるのも問題はなく、その際の費用は2万〜4万円ほど
  • アレルギー検査は治療目的ならば医療保険が適用され7000円前後、それ以外ならば適用外で15000円前後
  • アレルギー検査は何歳からでも受けられるが、乳幼児の検査でわかるのは219項目ではなく4項目
  • 3歳に満たない小さな子どもには負担もあるため、アレルギー検査を受けられないことも
でした。

219項目の食品アレルギーを調べられる検査から、金属など日用品に対するアレルギーを調べるパッチテストなど様々な種類があることがご理解いただけたかと思います。

まず食品だけで219項目あることに驚いた方もおられるかもしれませんが、アレルギーは本当にたくさんのものが原因になり得ます。

そして人と場合によっては、命まで奪いかねないものなのです。

アレルギーとうまく付き合っていくためにも、安全に生きていくためにも、一度アレルギー検査を受けてみてはどうでしょうか。

ほけんROOMには、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されています。

ぜひご覧ください。

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