ペット保険は緑内障に罹っていても入れる?緑内障の治療費等も解説!

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ペット保険は緑内障に罹っていても加入できるのでしょうか?なかなか完治しない犬猫の緑内障ですが、目薬での継続的な治療や高額な手術が必要になるので、保険で補償されると有り難いですよね。今回はペット保険に緑内障に罹ってても加入できるか、緑内障の治療費用を解説します。

ペット保険は緑内障に罹っていても加入できる?

緑内障というのは決して人だけでなく、犬や猫といった動物にもかかります。

では、ペット保険は緑内障に罹っていても加入できるのでしょうか?


緑内障はなかなか完治しないため、目薬での継続的な治療や高額な手術が必要になるので、保険で補償されると有り難いですよね。


今回ほけんROOMではペット保険に緑内障に罹ってても加入できるか、緑内障の治療費用について解説します。

  1. ペット保険は緑内障に罹っていても加入できるのか
  2. 緑内障に罹った状態でペット保険に加入する際の注意点
  3. そもそも緑内障とはどんな病気なのか
  4. 緑内障の原因や症状、治療法・治療費について

ぜひ最後までご覧ください!

ペット保険は緑内障に掛かっていたら加入できない!


緑内障は高齢者を中心にかかってしまう病気ですが、その症状は人間に限らず、犬や猫といった動物にもかかる可能性があることは知っていますか?

今回は実際にかかったときにペット保険に加入が出来るのかということについて解説していきます。


具体的には以下の内容について紹介していきます。

  1. 原則、ペット保険には緑内障に罹っている場合加入できない
  2. ただし条件付きでペット保険への加入が認められることもある
  3. 補足:加入した後に緑内障を発症した場合は補償される
ペット保険はすでに病気でも加入できるのかについては以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

基本的にペット保険には緑内障に罹っている場合加入できない!

緑内障にかかっているペットを飼っている方の中には緑内障にかかっていてもペット保険に加入できるのか気になるという方もいらっしゃるでしょう。


結論から申し上げますと、基本的には既にかかってしまっている場合、ペット保険に加入することは難しいでしょう。ペット保険の加入条件には健康であることが第一条件として挙げてるところが多く、持病を持っていると加入することが難しくなります。


もし、それでもペット保険に加入したいという場合には事前に緑内障が発症していることを保険会社に告知する必要があります。


そのうえで、保険会社がその保険を引き受けるかは保険会社の判断次第という事になります。先ほども言ったとおりに基本的には加入を拒否されるか条件付きでの契約となります。

ただし条件付きでペット保険への加入が認められることも

上記のことを踏まえるとペット保険を申し込む際に緑内障などの持病を持っていることは事前に保険会社へ告知しておかなければいけません。


しかし、緑内障にかかっているとはいえペット保険に必ず入れないというわけでもありません。具体的な加入方法としては条件付き契約という形での契約になります。


条件付き契約とは緑内障や目に関する病気にかかった際の治療は保険対象外とする代わりにペット保険に加入することが認められる加入のことです。


もし、自分のペットが持病を持っている場合は必ず告知を行いましょう。告知を怠ったり、故意に伝えていないと保険が適応されなくなったり、契約解除されてしまう可能性があります。

補足:加入後に緑内障を発症した場合は問題なく補償される!

緑内障はペットの中では比較的かかりやすい病気の1つです。


そのため、多くのペット保険で補償対象とされており、ペット保険加入後に緑内障が発症した場合は問題なく治療費などは保障されます。


緑内障は6歳を超えると発症率が高くなっていきます。そのため、まだ大丈夫と思っている方もいるでしょう。


これはどの病気にも言えることですが、緑内障などのペットがかかりやすい病気などはできるだけ早いうちにペット保険に加入しておくことをおすすめします。

緑内障に罹った状態でペット保険に加入する際の2つの注意点とは


先ほど、緑内障にかかった場合でもペット保険には加入することができる場合があるという話をしました。結論としては条件付き契約とすることで、持病を持っているペットでもペット保険に加入することができます。

では、次に実際に緑内障にかかった状態でペット保険に加入する際にはどのようなことを気を付ければいいのかについて解説していきます。

具体的には以下の2点が注意点となります。

  1. 加入時の審査で緑内障を正確に告知する
  2. 緑内障関連治療費は全額自己負担

①:加入時の審査で緑内障を正確に告知するのが大切

1つ目は加入時の審査で緑内障にかかっていることを正確に告知することです。


ぺっと保険では保険会社が契約を引き受ける稼働を判断するため、飼い主がペットの情報を告知する必要があります。


保険会社によって項目は異なりますが、ペット保険を申し込む際には告知書に以下のようなことを明記する必要があります。

  1. 生年月日
  2. 体重
  3. ペットの種類
  4. ワクチンの接種状況
  5. 過去にかかった病気やケガ
  6. 現在治療中の病気やケガ
  7. 他会社の保険への加入状況
もし、保険会社に緑内障を隠していたり、まだ初期段階だからバレないだろうと思って書かないでおいてしまうと、最悪の場合、契約解除になってしまう可能性もあります。

保険会社によっては獣医師や動物病院などに確認されるケースもあるので、決して告知を忘れず、正確に告知を行うようにしましょう。

ペット保険の審査内容については以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

②:仮に加入できた場合も、緑内障関連の治療費は全額自己負担

2つ目は加入できたとしても、緑内障関連の治療費は全額自己負担になるという事です。


先ほども言ったとおり、加入できた場合は条件付き契約となります。そのため、緑内障や目に関する治療は補償対象外となり、全額自己負担となります。


保険会社が定める部位に生じた病気や治療に関して給付金が請求できないことを特定部位不担保、保険会社が定める疾病の治療に関して給付金が支払われないことを特定疾病不担保と呼びます。


もし、これらの条件でもペット保険に加入したいと思う場合はぜひ一度保険会社に相談してみるとよいでしょう。


その時には決して偽らずにペットが緑内障にかかっていることを告知するようにしましょう。

そもそも緑内障はどんな病気?原因や症状、治療法・治療費を解説


そもそも、緑内障とはどのような病気なのでしょうか。まずは、病気の理解をしていきましょう。

そのため、今回は緑内障という病気の症状、治療、予防やなりやすい犬種、猫種を紹介していきたいと思います。

具体的には以下の内容について解説していきます。

  1. 犬猫の緑内障はどんな病気なのか
  2. 犬猫の緑内障は治るのか
  3. 犬猫の緑内障の予防方法を紹介!
  4. 緑内障になりやすい犬種・猫種、年齢は?

犬猫の緑内障はどんな病気?原因や症状を徹底解説!

まず、緑内障とはどのような病気なのかについて解説していきます。


緑内障とは眼球の中で水圧が上昇することによって神経を圧迫させてしまい、視覚障害を発生させる病気のことを表します。


初期段階ではあまり症状はありませんが、眼圧が高くなっていくと目が白く濁る角膜浮腫、目が大きくなっていく牛眼、瞳孔が開してしまう散瞳などの症状も出てしまいます。


最終的には失明に至ることもあり、ペットが段差に躓いてしまったり、物にぶつかるようになってしまいます。


原因としては先天的なものと後天的なものの2つが考えられます。

具体的には以下の2つになります。

  1. 原発性緑内障:遺伝的に目の構造自体に以上あり発症してしまう緑内障
  2. 続発性緑内障:ぶどう膜炎や水晶体脱臼などの眼圧常勝による緑内障

また、緑内障が発症している可能性のある症状は以下になります。もし、ペットの視野に問題があるかもしれないと感じたときには確認してみると良いでしょう。
  1. ペットの眼がいつもよりも大きく見える
  2. 目が痛そうな瞬きをしだす
  3. 目が充血している

犬猫の緑内障は治る?治療方法、治療料金の相場とは

では次に緑内障の治療方法や治療金額について解説していきます。


緑内障は眼球の中にある水が適切に排出されずに眼圧が上昇してしまう事によって、発症します。そのため、初期段階での治療法は眼球内の水を排出して、眼圧を低下させることになります。


具体的な治療方法としては2つあります。

1つ目は点眼液により水の生成を抑えたり、排出量を増加させる方法、2つ目は外科手術によって水が産生させるところを凝固させ、人工的に水の産生をおさえる方法です。


これらの治療法を用いることで初期段階の緑内障をの治すことが可能です。


次に治療料金に関してですが、以下の例を確認してください。

  1. 治療するペット:柴犬5歳(体重11kg)
  2. 入院・手術(4泊5日):約17万円
  3. 通院(6日):約7万円
上記の場合だと約24万円の治療費がかかります。

そこで、ペット保険に加入していると、50%補償だと12万円に、70%補償だと7万円ほどに減額されます。

犬猫の緑内障はどう防ぐ?予防方法を紹介!

では次に緑内障を予防するためにはどのようなことを気を付けるべきかについて解説します。


結論から言うと以下の2つになります。

  1. 日常での観察
  2. 定期的に健康診断を行う事
先ほども言ったとおり、緑内障にかかった場合には目が大きくなったり、目が赤くなったりします。そのため、常日頃からペットのことをよく観察し、違和感に気づいてあげられるようにしましょう。

できれば、緑内障の早期発見を行えるように定期健診にも行くようにしましょう。

1年に数回、3,4か月に1回の割合で緑内障の検査を受けることで早期発見と予防につながります。

補足:緑内障になりやすい犬種・猫種、年齢はある?

補足として緑内障にかかりやすい犬種、猫種について紹介していきます。


次のような特徴を持った犬や猫は発症する可能性が高いといえます。

  1. 犬種:アメリカン・コッカー・スパニエル、プードル、シーズー、柴犬
  2. 猫種:シャムやペルシャ、外出の多い猫
原発性緑内障の発生は遺伝が関係していると考えられていて、柴犬を中心に好発犬種として挙げられています。

加えて、猫の場合はウイルスや寄生虫感染などによる続発性緑内障が多いため、外出の多い猫はかかりやすい傾向にあります。

年齢に関しては犬の場合、先天性の場合、4歳くらいで発症する場合がありますが、6~7歳あたりになると発症リスクが上昇します。また、猫の場合は6歳以上になると緑内障の発症率が上がるそうです。

ペット保険の一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較を行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

まとめ:緑内障の場合、ペット保険に加入できないことがほとんど

この記事では、

  1. 基本的に緑内障にかかっているとペット保険には加入できない
  2. 加入出来たとしても、条件付き契約になるため緑内障は補償されない
  3. 加入時には必ず緑内障の告知をする
  4. 緑内障を予防するためには日頃の観察と定期診断が必須
以上のことについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。

緑内障は寿命などには影響はないものの放置をしていると最悪失明してしまうかもしれません。

また、ペット保険に加入していないと治療費が高額になってしまいますので、できるだけ健康なうちからペット保険を検討してみてはいかがでしょうか。

またほけんROOMでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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