更新日:2023/01/28
外貨建て個人年金保険の基礎知識!デメリットとリスクを解説
老後の資産は金利の高い外貨建て個人年金保険で形成するから安泰、と考えている人。保険の中身をしっかり把握できていないと増やすどころか減る危険性があります。当記事ではそのデメリットとリスクを解説しますので、外貨建て個人年金保険の基礎知識を習得して対策しましょう。
内容をまとめると
- 外貨建て個人年金保険は為替レートで保険料の支払い、保険金の受取の金額に差が生まれる
- 外貨建て個人年金保険はドル建てが基本で円建てよりも金利が高い
- 外貨建て個人年金保険の解約控除費用は保険加入当初の初期費用や運用費用などの手数料も含むので、解約すると損する可能性が高くなる
- 疑問点はお金のプロがいるマネーキャリアにてオンラインで気軽に相談できる!
目次を使って気になるところから読みましょう!
外貨建て個人年金保険の特徴
①保険料支払い・保険金受取が全て外貨
②外貨は米ドル・豪ドルが基本
③払込保険料が為替で変動する
外貨建て個人年金保険の3つのメリット
メリット①円建てより運用利回りが良い
アメリカのような金利の高い国の通貨を用いたドル建てと円を用いた円建てでは運用利回りに差が出ます。
金利が高いとその分、預けたお金が増えることに期待できます。
たとえば、支払った保険料を20年後に受取る場合を想定して、5,000,000円の資産をドル建てと円建てで比較してみます。
金利の数値でアメリカが1%、日本が0.1%とした場合、
ドル建て 5,000,000円×1%=50,000円
50,000円×20年=1,000,000円
円建て 5,000,000円×0.1%=5,000円
5,000円×20年=100,000円
20年で計算すると900,000円もの差が生まれます。注意点としてここでの数値はわかりやすくするために用いていますので、実際の運用利回りについては、保険会社の内容を参照してください。
金利の低い円よりも米ドルや豪ドルなどの方が高いので運用利回りにメリットがあります。
メリット②保険料が割安
メリット③為替差益が得れる
円安前 100×100=10,000円
円安後 100×110=11,000円
外貨建て個人年金保険の4つのデメリット
デメリット①為替手数料が発生する
デメリット②為替リスクで元本割れする可能性が高い
2ドル(2×100=200円)
2×90=180円
▼この記事を読んでわかること