外貨建て個人年金保険の基礎知識!デメリットとリスクを解説

外貨建て個人年金保険の基礎知識!デメリットとリスクを解説-サムネイル画像

老後の資産は金利の高い外貨建て個人年金保険で形成するから安泰、と考えている人。保険の中身をしっかり把握できていないと増やすどころか減る危険性があります。当記事ではそのデメリットとリスクを解説しますので、外貨建て個人年金保険の基礎知識を習得して対策しましょう。






▼この記事を読んで欲しい人

  • 外貨建て個人年金保険の加入を考えている人
  • 外貨建て個人年金保険について知りたい人


▼この記事を読んでわかること

  • 外貨建て個人年金保険の特徴
  • 外貨建て個人年金保険のメリット・デメリット
  • 外貨建て個人年金保険のおすすめ商品

内容をまとめると

  • 外貨建て個人年金保険は為替レートで保険料の支払い、保険金の受取の金額に差が生まれる
  • 外貨建て個人年金保険はドル建てが基本で円建てよりも金利が高い
  • 外貨建て個人年金保険の解約控除費用は保険加入当初の初期費用や運用費用などの手数料も含むので、解約すると損する可能性が高くなる
  •  疑問点はお金のプロがいるマネーキャリアにてオンラインで気軽に相談できる!

外貨建て個人年金保険の特徴



外貨建て個人年金保険は、外貨(ドルやユーロのような通貨)で年金を積立てる保険です。

後述しますが、外貨を扱うため保険金の支払いや受取は円に換算する必要があり、その保険金は為替レートによって変動するのが特徴です。

また、円よりも金利が高い傾向にあり、どの国の外貨を選択するかで金額も変わります。

ただし、契約するときに特約を付けると円で対応できる場合もあるので、これからその点を含めた特徴を解説します。

①保険料支払い・保険金受取が全て外貨

保険料の支払いや保険金の受取が全て外貨で行われる外貨建て個人年金保険は、強制ではなく任意での加入になります。

日本では個人年金保険という国民年金保険とは異なる任意で年金を積立てる保険がありますが、外貨建て個人年金保険は円ではなく外貨で積み立てることからその外国仕様といえるでしょう。

そのため、保険料の支払いから運用や積立て、保険金や解約返戻金の受取は外貨で行われます。

保険の中身としては個人年金保険のように確定タイプや終身タイプの保険商品があります。

退職金や国民年金保険のような公的年金だけではお金に不安がある方にとって、金利の高い外貨建て個人年金保険は老後の資産を増やすチャンスです。

②外貨は米ドル・豪ドルが基本

外貨建て個人年金保険で取り扱う外貨は米ドル・豪ドルが基本で、他にはユーロなどがあります。

通貨の種類について、米ドルはアメリカ、豪ドルはオーストラリア、ユーロはヨーロッパ(フランスやイタリアなど)といずれも海外の通貨が採用されています。

用いる通貨や取り扱う保険商品は保険会社によって変わりますが、外貨しか使えないとは限りません。

外貨建て個人年金保険にはオプションとして特約を加えることで円を選択することも可能です。

ただし、特約はオプションなので別途支払いが発生します。基本は外貨での支払いや受取なのでその点は覚えておきましょう。

③払込保険料が為替で変動する

外貨建て個人年金保険は外貨を用いた保険になると述べましたが、日本の個人年金保険と比べて単に円が海外の通貨に変わる保険ではありません。

海外に行って現地のものを買う場合は円を海外の通貨に変換する必要があります。

つまり、為替レートを経由するので保険契約のときに選択した外貨と円の金額に差が生まれます。

たとえば、外貨建て個人年金保険の加入が米ドル(1ドル100円)で月額150ドルの場合、月額の支払保険料は15,000円になります。

一方で加入後に円高(1ドル90円)になった場合、13,500円と1,500円の差が出ます。

このように外貨は為替で変動するため、払込保険料はタイミングが重要といえます。

外貨建て個人年金保険の3つのメリット

日本在住で任意の保険を選択するのであれば個人年金保険で問題ないと考える方も少なくないでしょう。

決してその選択肢は間違いではありません。ただ、外貨建て個人年金保険が優れているのは為替レートによって変動するお金の差です。

また、保険料が割安な上に、円よりも金利が高いことから運用利回りに期待が持てます。

外貨建て個人年金保険は運用利回り、保険料、為替差益と3つメリットがあります。次項ではこれらの点を解説します。 

メリット①円建てより運用利回りが良い

アメリカのような金利の高い国の通貨を用いたドル建てと円を用いた円建てでは運用利回りに差が出ます。


金利が高いとその分、預けたお金が増えることに期待できます。


たとえば、支払った保険料を20年後に受取る場合を想定して、5,000,000円の資産をドル建てと円建てで比較してみます。


金利の数値でアメリカが1%、日本が0.1%とした場合、

ドル建て 5,000,000円×1%=50,000円
     50,000円×20年=1,000,000円 

円建て  5,000,000円×0.1%=5,000円
     5,000円×20年=100,000円 

 20年で計算すると900,000円もの差が生まれます。注意点としてここでの数値はわかりやすくするために用いていますので、実際の運用利回りについては、保険会社の内容を参照してください。


金利の低い円よりも米ドルや豪ドルなどの方が高いので運用利回りにメリットがあります。 

メリット②保険料が割安

外貨建て個人年金保険2つ目のメリットは保険料が割安になるところです。金利の高い外貨は積立利率を高く設定でき、運用成績の向上から保険料の割安につながっています。

一方で、日本は積立利率が低いことから低金利で保険料は比較的に割高な部類に入るでしょう。

運用利回りが高くなると保険料の低下に期待できることから、少ない負担で積立てができます。

つまり、金利が低いと目標とする積立金までお金がかかりますが、金利が高いとその分上乗せして計算できます。

外貨建て個人年金保険は積立利率が高く、保険料も割安なところにメリットがあります。

メリット③為替差益が得れる

外貨建て個人年金保険3つ目のメリットは為替差益が得られる点です。

すでに説明しましたが改めて保険料の支払いや保険金の受取をする場合、円を米ドルや豪ドルに変換するとき為替レートによって金額が変わりました。

ここは為替差益についての項目なので、保険料の受取において米ドルを円に変換した場合を例に説明します。

利益を得るには保険に加入したときよりも円安になっていることが望ましいです。

たとえば保険加入当初は1ドル100円だったものが、円安の影響で1ドル110円になったとします。

受取る保険金を月額100ドルとすると、

円安前 100×100=10,000円

円安後 100×110=11,000円

となり、1,000円の損失が生まれます。10年、20年積み重ねることで10,000円、20,000円と円安になる分為替差益も上がりやすいです。

円高や円安は経済に左右され、お金は為替レートによっても変わるので、自分が契約している、またはこれから契約する保険会社の担当者に確認しておきましょう。

外貨建て個人年金保険の4つのデメリット

これまで外貨建て個人年金保険のメリットについて見てきましたがデメリットもあります。

為替の変動による保険金の減少や加入当初から運用などで発生する手数料、解約するときの費用など問題点があります。

保険料が割安で高金利な点はメリットですが、デメリットは見過ごせるようなレベルではありません。

以降では為替手数料、為替リスクによる元本割れ、専門知識の有無、解約控除費用の4つのデメリットを解説します。

デメリット①為替手数料が発生する

外貨建て個人年金保険1つ目のデメリットは為替手数料が発生する点です。

運用費などの手数料は日本の個人年金保険でもかかりますが、その点は海外でも同じで為替が絡む場合はさらに費用が発生します。

保険料の支払い、保険金の受取には米ドルや豪ドルなどの外貨を円に変換する必要があるので、その都度為替手数料がかかります。

たとえば、手数料が1ドル25銭(0.25円)と仮定して100,000ドルを両替するとき、25,000円余分に負担しなければなりません。

米ドルや豪ドルなどの外貨は為替手数料が高い部類に入るので、両替を何度もするとその分損失が発生します。

また、保険会社によっていくらかかるのかが変わってくるので加入する会社の情報は把握しておきましょう。

デメリット②為替リスクで元本割れする可能性が高い

外貨建て個人年金保険2つ目のデメリットは為替リスクで元本割れする可能性が高い点です。

メリットの項目では為替の変動で保険金の受取が増える説明をしましたが、逆に加入当初から支払っている積立金が減る場合もあります。

これを元本割れといい、はじめに支払った積立金を元本として、為替の変動などで元本が下がることを意味します。

たとえば、1ドル100円のときに保険料を積立て、運用の成果が出て

2ドル(2×100=200円)


に増えたと仮定します。

ただ、円高の影響で1ドル90円になり

2×90=180円


となった場合20円の損失が生まれます。

20円といえば一見すると低い数値に見えますが、積立てる年数や金利が絡むと元本割れの金額の差は大きくなります。為替の変動はメリットにもデメリットにもなる点に注意してください。

デメリット③加入の検討に専門的な知識がないと危険

外貨建て個人年金保険3つ目のデメリットは加入の検討に専門的な知識がないと危険な点です。

具体的には為替の変動によるリスクや外貨になります。

為替の変動はこれまで述べてきた円安や円高の影響で、外貨はその国の通貨なので経済情勢から金利が変動する可能性があります。

ですから、単に保険に加入するのではなく、経済面についても情報を入手しておく必要があるでしょう。

また、それらに付随する点として元本割れも考慮しなければなりません。個人年金保険のように最終的に受け取る保険金が決まっていないからです。

外貨建て個人年金保険は貯蓄性の高い保険ですが、その分確実に保険金を増やせるともいえません。上手く使いこなせる自信がない方や専門知識が少ない方は加入の検討は慎重に行うようにしましょう。

デメリット④解約控除費用がある

外貨建て個人年金保険4つ目のデメリットは解約控除費用についてです。

外貨建て個人年金保険を解約するときに発生する費用で、解約返戻金を受取るとき加入した日を起点に10年の間は経過期間によってそこから一定の金額を差し引く費用になります。

これは保険会社によって計算方法が異なるようです。

大まかな例として、1,000万円の資金を元手に加入したものの諸事情から解約することになり、そのときの解約控除費用が10%だったため900万円しか受け取ることができず、余分に100万円の損失が発生したケースがあったとします。

解約するだけでも多額のマイナスを計上することから安易に加入するのは控えておいた方がいいでしょう。

それに、費用については為替の変動によるリスクや両替だけでなく、加入当初の初期費用や運用費用などの手数料も含むので、解約控除費用以外にも損失は発生します。

特に解約に至る問題点としては、保険担当者が話すことに疑問を持たず、保険商品を理解しないまま契約する場合が少なくないようです。

その上で、理解しないまま選んだ保険商品が最初から手数料などで損した状態になります。もし解約する場合は少しでも費用を抑えるべく、保険金を受取るときは円安のときにするといいでしょう。

外貨建て個人年金保険の加入は慎重に!まずは専門家に無料相談!



ここまで外貨建て個人年金保険のメリットやデメリットなどを解説してきましたが、為替レートが絡むことで得することも損することも両方の可能性がありました。

将来受取り可能な金額が不確定な上に、保険商品や契約によっては解約控除費用が大きな損失につながる恐れもあります。

とはいえ、悪いことばかりではなく外貨建て個人年金保険についての知識を習得することで上手く運用できる可能性が上がります。

ですから、外貨建て個人年金に加入したい方は専門家に相談するのが一番です。

疑問点がある方はオンラインでFP(ファイナンシャルプランナー)などに相談ができる「マネーキャリア」という無料相談サービスがあります。

些細な事でもお金の「プロ」が対応します。公式ページの申し込みフォームにて相談予約を済ませると、LINE上でヒアリングや日程調整が完了するので便利です。

相談したいと思われる方は、ぜひ「マネーキャリア」を利用してみてはいかがでしょうか。

外貨建て個人年金のおすすめ商品を比較

外貨建て個人年金保険のおすすめ商品3選比較しやすいようオリコン株式会社公式HPのデータをを基にランキング形式にてご紹介します。


契約通貨は米ドルで解約返戻金に特化した保険になり、保険料の払込終了後に解約することで返戻率が120%を超えるケースがあります。払込期間中の解約返戻金は低いですが、払込期間が終わってからが真価を発揮する保険です。 


契約通貨は米ドルと豪ドルで最低保証積立率が1.5%です。
条件付ですが不測の事態に陥り保険料が払えなくなった場合は保険料の払込を一旦中断できます。また、保険料払込期間を延長することもでき、その間に払込みした分で年金を増やすことができます。 


契約通貨は米ドルで最低保証積立率が2.5%と比較的高い部類になります。保険料払込期間中に心疾患や要介護などの状態になると、三大疾病・介護保険料払込免除プラン、三大疾病・介護給付終身保険特約が利用できます。他には低解約返戻プランがあるので万が一の保障に、老後の積立てを手堅くしてくれる保険商品になるでしょう。

外貨建て個人年金保険に関するまとめ



以上で外貨建て個人年金のデメリットとリスクなどの解説を終わりますが、いかがでしたでしょうか。

円建ての個人年金保険では将来の積立てが不安だから、外貨建ての個人年金保険に加入して少しでも資産を増やしたいと考える方は少なくないでしょう。

だからといって安易に加入すると為替レートによる保険金の減少、保険商品を理解しないまま契約し続けると解約したときに痛い目を見ることはおわかりいただけたと思います。

保険はなんでも加入すれば良いものではありません。それぞれ人に合ったものを選ぶことで効果に期待できます。

ですから、リスクのある保険を選ぶときは専門家と相談して決めましょう。

ランキング