個人年金保険の持つ特徴と定期預金との比較についての基礎知識まとめ

個人年金保険は安全性の高い金融商品であり、定期預金と似ている部分があります。その上で個人年金保険には定期預金にはないメリットもあれば、逆にデメリットもあります。老後の資産形成のためにはしっかりと知識を身につけておくと良いでしょう。

個人年金保険と定期預金の比較まとめ

個人年金保険と定期預金はどちらも安全性の高い金融商品であるという特徴があります。一般に、より気軽に利用できるのは定期預金であると言えますが、将来的な資産形成を目的にしているのであれば、利率の優れている個人年金保険の方が魅力的などといった特徴があり、この記事では定期預金と比較した個人年金保険のメリット・デメリットについて解説します。

定期預金と比較した個人年金保険の2つのメリット

メリット1:定期預金よりはリターンが大きい

個人年金保険は種類によりますが多くは元本保障のあるリスクの低い安全性の高い投資商品です。一方で、昨今の低金利時代のなかでは、リターンの少ない投資商品と言われたりしますが、それでも定期預金よりもリターンが大きいです。個人型確定拠出年金(iDeCo)や投資信託よりはリターンは小さいとはいえ、元本保障されている中で、リターンが保障されているのはとても魅力のあるメリットだと思われます。


メリット2:税金が控除される

個人年金保険で支払うお金は預金ではなく保険料の区分に入ります。現在個人年金保険の保険料は生命保険料控除の対象となるので、一定の上限が存在するものの年末調整や確定申告によって届け出ることによって税金を控除してもらえる仕組みが存在しています。その影響は決して小さなものではなく、定期預金にはない大きなメリットです。

定期預金と比較した個人年金保険の2つのデメリット

デメリット1:中途解約をすると元本割れする可能性が高い

定期預金でもそうですが、個人年金保険も満期まで支払いを継続することを前提としている金融サービスです。そのため中途解約をしてしまう際のデメリットについては理解しておく必要があります。

定期預金ですと、中途解約しても元本保障されているため、損をする心配はありません。しかし、個人年金保険の場合は中途解約をすると、多くの場合元本割れをしてしまいます。定期預金よりも予定利率が高い分、中途解約をするリスクについて考慮しなければならないことを頭の中に入れておきましょう。

デメリット2:インフレリスクに弱い

個人年金保険は非常に長期間の運用を必要とする仕組みです。そして固定金利の金融商品であるという点に着目すべきです。この条件の場合、将来的に大きくインフレが発せ舌場合には運用によって増えたとしてもお金の価値が変動してしまっているというリスクの可能性があるのです。ある程度のインフレは問題ありませんが、過剰なインフレはマイナス要因になりますので注意が必要です。


定期預金

個人年金保険と銀行の定期預金ではどちらがお得なのか

個人年金保険と定期預金は長期間お金を預けることによって決まった利息を添えて元金を受け取ることが出来るという点が魅力になっています。リスクを伴う投資に比較するとリターンは少なめですが、安全性には定評があります。それらのどちらがお得なのかについては考え方によると言えるでしょう。

老後の資産形成目的なら個人年金保険

個人年金保険は運用期間が非常に長いという点を受け入れることが出来るかどうかです。この点に問題が無く、老後の資産形成と考えているのであれば個人年金保険の方が利率も高く魅力的であると言えます。中途解約の場合には元本割れがありうるため、無理のない運用にするというバランス感覚が必要になります。

一切使う予定のないお金が銀行に眠っているなら個人年金保険

一切使う予定のないお金が定期預金や普通預金として銀行に眠っている方は、そのお金で個人年金保険への加入をおすすめします。この場合は、個人年金保険を中途解約をするリスクがないので、定期預金よりは利率の高い個人年金保険に加入した方がお得かと思われます。


退職金を使って資産運用したいなら一時払いの個人年金保険

退職金を受け取ったということは50代60代の方だと思われますが、この年代の方ですと、保険料を支払ってから年金を受け取るまでの期間が短いので、インフレリスクが低く、定期預金と比較した個人年金保険のデメリット2がなくなります。また、退職金を使った一時払いの個人年金保険に加入した場合、中途解約をする可能性がほとんどなくなると思いますので、定期預金と比較した個人年金保険のデメリット1がなくなります。また月払いの個人年金保険よりも一時払いの個人年金保険のほうが予定利率が高く、リターンが大きいというメリットがあります。

定期預金の方が良い場合の特徴

定期預金は比較的短期で満期を迎えるのが特徴になっています。そのため何かしらの事情で資金が必要になった場合も中途解約を避けることが出来る場合が少なくありません。そのため比較的短期での運用に拘る場合には柔軟性に優れた定期預金の方が都合が良いという場合もあるでしょう。

まとめ

個人年金保険と定期預金はその仕組み自体はよく似ていますが、あくまでも保険と貯蓄と言う違いがありますのでメリットも異なります。老後までと言う長期間の運用を許容できるのであれば個人年金保険にはより多くの魅力があると言えるでしょう。特に節税効果についてはそれぞれのメリットを検討する上で必ず知っておきたい知識の一つに数えられます。

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