更新日:2018/01/12
介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)ってどんなサービス?
介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)は、介護保険制度の要とも言われる介護保険サービスです。必要なサービスを適切に受けることができるよう、ケアマネジャーが行うケアマネジメント(居宅介護支援)。どのようなサービスなのか、詳しくみていきましょう。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)とは
- 介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)サービスの目的
- 介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)サービスの内容
- 介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)サービスの対象者
- 介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)サービスの利用料
- 介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)を利用する方法
- 1.要介護認定を受ける
- 2.被介護者が住んでいる地区の居宅介護支援事業所を教えてもらう
- 3.ケアマネージャーを選定する
- 介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)のケアプラン作成の流れ
- 1.アセスメント
- 2.サービス担当者会議を経てケアプランを決定
- 3.ケアプランの作成と介護サービスの開始
- ケアマネージャーが行うモニタリングとは
- まとめ
目次
介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)とは
ケアプランが策定されなければ、介護保険サービスを利用することができないことから、介護保険上、重要な役割を果たしていると言うことができます。
この「ケアマネジメント(居宅介護支援)」について、どのようなサービスなのか、詳しくみていきましょう。
介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)サービスの目的
介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)サービスの内容
①本人・家族の心身の状況、生活している環境、希望などを聞き取り、必要としている支援(ニーズ)を把握し、
②その上で、援助目標を立て、それを実現するサービスを組み合わせたケアプランを作成、
③そのケアプランをサービス担当者会議などを経てサービス事業者で共有し、実行し、
④見守り、評価し見直していく
という各段階からなる支援です。
介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)サービスの対象者
介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)サービスの利用料
介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)を利用する方法
このケアマネジメント(居宅介護支援)を、どうしたら受けることができるのか、手順を細かく見ていきましょう。
1.要介護認定を受ける
まず、お住まいの市区町村の、介護保険を担当する窓口や市区町村のホームページなどから要介護認定の申請書を準備し、必要事項を記載し、窓口に提出します。この段階で、地域包括支援センターやケアマネジャーの所属する居宅介護支援事業所に相談をされていた場合は、この手続きから、ケアマネジャーが代行することも可能です。
申請書を提出すると、後日、認定調査員となっている、市区町村の担当者や認定調査の委託を受けたケアマネジャーが、自宅に訪問調査に訪れ、身体の状態や困っていることなどをお聞きすることとなります。
この認定調査の結果と、申請時に記入した主治医の意見書とをもとに、要介護認定がおります。
申請後おおよそ一か月で認定の結果が通知されます。
2.被介護者が住んでいる地区の居宅介護支援事業所を教えてもらう
かかりつけの病院に地域連携室などがある場合は、そちらでも教えてもらうことができます。
居宅介護支援事業所は、ケアマネジャーが複数所属している事業所、一人で運営している事業所、医療施設に併設している事業所、訪問介護事業所が併設されている事業所など、それぞれに特色があります。地域の方に、評判をきいてみたり、実際に電話をかけてみて対応を見たりして選ばれることをおすすめします。
3.ケアマネージャーを選定する
ただ、先にも述べたように、ケアマネジメント(居宅介護支援)を提供するケアマネジャーは、介護保険における大切な相談相手ともなり、介護を必要とする人が、地域で生活していくうえで、大きな味方となる存在です。せめて、「こういう人がいい」という希望は伝えての契約が大切かもしれません。
介護保険のケアマネジメント(居宅介護支援)のケアプラン作成の流れ
ケアプランは介護保険サービスを利用するうえで、必ず必要なものであり、本人や家族の意向や意思を表明できる書類でもあります。
そのケアプランの作成の流れを見ていきましょう。
1.アセスメント
2.サービス担当者会議を経てケアプランを決定
3.ケアプランの作成と介護サービスの開始
ケアマネージャーが行うモニタリングとは
ケアマネジャーはケアプラン作成後介護サービスが実施されると、月に一回以上の訪問を行い、ご本人と面談していきます。面談の中で、適切にサービスが実施されているかを把握するとともに、ご本人の状況に変化がないかを確認し、必要であれば再度アセスメントを行いケアプランを変更します。これがケアマネジャーの行う、モニタリングです。
まとめ
要介護者が必要とする支援を、適切に受け、在宅生活を安心して継続していくために、ケアマネジメント(居宅介護支援)は欠かすことができない介護保険サービスです。
自分の想いを実現するために共に考えてくれるケアマネジメント(居宅介護支援)、そしてそれを行うケアマネジャーは、要介護者だけでなく、支えるご家族にも、きっと大きな支えとなることでしょう。