二人暮らし(同棲・新婚夫婦)の生活費をシュミレーション

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同棲や結婚をして二人暮らしを始める時は、生活費をシュミレーションすることが大切です。どのくらいの生活費がかかるのか知ることで、自分の収入に見合っているのか確認できます。二人暮らしの生活費はどのくらいかかるのか、具体的にシュミレーションをしてみましょう。

▼この記事を読んで欲しい人
  • これから二人暮らしを始める人
  • 二人暮らしのマネープランを立てたい人
  • 今の収入で二人暮らしができるか不安な人 

▼この記事を読んで分かること
  • 二人暮らしの生活費のシュミレーション結果
  • 二人暮らしのライフイベントごとの費用のシュミレーション結果
  • 二人暮らしに必要な4つの初期費用


二人暮らし(同棲・新婚夫婦)の生活費をシュミレーション


二人暮らしの生活費は、実際に生活を始めてみないとどんな項目でどのくらいの出費があるのかわらないものです。どのくらいの生活費がかかるのか知るためには、シュミレーションする必要があります。


 そこで大体の生活費を算出するために、一般的な消費支出の内訳を見てみましょう。
家賃は地域によって金額が大きく変わるため、下の表に家賃は入れていません。


 <二人以上の世帯の消費支出の内訳>

項目
金額
食料79,982円
光熱・水道30,873円
家具・家事用品11,258円
被服及び履物10,552円 
保健医療14,839円
交通・通信46,307円
教養娯楽28,141円
その他の消費支出55,048円
合計277,000円

出典:総務省 家計調査報告 消費支出の内訳(2022年 3月二人以上の世帯)

 

 この表は二人以上の世帯の数値なので、二人暮らしの場合は20%~30%くらい低くなると考えられます。25%低かった場合は、家賃を除いて207,750円になります。 


 つまり家賃が8万円の時は二人で287,750円、一人あたり143,875円かかるというシュミレーション結果になりました。 


 光熱、水道費は季節によって変動しますが、大体の目安になります。

また実際にいくらくらいかかるかわかる項目は、置き換えてより正確に計算してみましょう。

二人暮らし(同棲・新婚夫婦)の生活費シュミレーションの具体例

使える生活費の額で、内訳の金額も変化していきます。


以下では

  • 手取り合計が15万円
  • 手取り合計が20万円
  • 手取り合計が30万円
の3パターンを詳しく内訳を見ていきましょう。

今回、家賃は同棲カップルの手取り合計金額の約30%と設定しています。

また、食費は手取り合計金額の約20%と設定しています。

他の項目は一定金額の設定として計算していきます。

手取り合計で、生活費がどのように変化するのか確認していきましょう。

同棲カップルの手取り合計が15万円の場合

同棲カップルの手取り合計が15万円の場合を以下の表にしてシミュレーションしてみましょう。

生活費内訳金額
家賃5万円
食費3万円
水道・光熱費1万8000円
通信費(スマホ代含む)2万4000円
娯楽費・お小遣い2万円
日用品・消耗品5000円

合計で14万7000円、手取り合計から生活費をひいた残金は3000円となります。


このシミュレーション結果ですと、万が一怪我や病気をした場合に用意できるお金がありません。


ここは苦しいですが、娯楽費をちょっと節約するしかなさそうです。

同棲カップルの手取り合計が20万円の場合

次に同棲カップルの手取り合計が20万円の場合を以下の表にしてシミュレーションしてみましょう。

生活費内訳金額
家賃6万7000円
食費4万円
水道・光熱費1万8000円
通信費(スマホ代含む)2万4000円
娯楽費2万円
日用品・消耗品5000円

合計で17万4000円、手取り合計から生活費をひいた残金は2万6000円となります。


手取り合計15万円の時は万が一の出費があったらお金に余裕がない状態でしたが、2万円ほど余裕ができました。


もし、ちょっとした風邪になったとしても少しは安心できる金額です。


少し貯蓄にも残りのお金をまわせそうです。

同棲カップルの手取り合計が25万円の場合

最後に同棲カップルの手取り合計が25万円の場合を以下の表にしてシミュレーションしてみましょう。

生活費内訳金額
家賃8万3000円
食費5万円
水道・光熱費1万8000円
通信費(スマホ代含む)2万4000円
娯楽費2万円
日用品・消耗品5000円

合計で20万円、手取り合計から生活費をひいた残金は5万円となります。


手取り合計が15万円に比べると将来のために貯蓄にまわしたり、万が一の為に保険に加入できるほどお金がのこりました。


今回は以上のような結果になりましたが、一般的な例ですので節約して家計を見直し生活費を下げることも十分可能です。

二人暮らし(同棲・新婚夫婦)のライフイベントごとの費用をシュミレーション

同棲は結婚に向けての第一歩、と考えてはじめる方も多いと思います。

また、子育てやマイホームの購入も考えている場合は多くのお金が必要となります。

二人の夢の実現のために今から少しずつ、貯金しておきましょう。

以下ではライフイベント別の費用を紹介していきます。

平均金額の紹介になりますので、是非必要な金額の参考にしてください。

結婚式を挙げる場合にかかる費用

結婚式を挙げるために必要な費用は平均300万円以上となりかなり高額です。


最近では結婚式をしないカップルも約3割ほどいらっしゃるみたいですが、やはり人生において大きなイベントだと思います。


結婚式はご祝儀制の式の場合ゲストからご祝儀がいただけるので相場としては必要な金額の半分以上がご祝儀として返ってくるようです。


平均で友人3万円で、親族6.7万円がご祝儀の相場となっています。


友人と親族が各20人ずつ計40人が集まる式として計算しますと

3万×20人+6.7万円×40人=194万円

となり、300万円からご祝儀合計額をひくと106万円が自分達で実際に負担する金額になります。


もちろんあくまで例なので料理や会場のグレード、招待人数で大きく結婚式費用は変わります。


一度招待したい人をリスト化しておくと用意する金額のイメージがつかみやすいと思います。

出産前後にかかる費用

帝王切開や無痛分娩を選択すると金額が増えますが、出産・入院中にかかる費用は平均50万円ほどといわれています。


しかし、自治体に申請すると「出産育児一時金」が42万円もらえますので実際に最終的な自己負担額は少なくてすみます。


また、妊娠中には厚生労働省に定められている妊婦検診が約14回あります。


基本的な検診だけですと数千円の負担ですが、詳しい検査をすると1万円を1回の検診で越えてくることもあります。


平均すると合計金額約10万円ほどですが、こちらも妊娠を役所に届けることで、母子手帳と共に自治体からもらえる「妊婦検診補助券」を使用することでで実際の自己負担額は少なくなります。


妊娠したら、まず自治体の窓口に相談するとよいでしょう。

マイホーム購入にかかる費用

マイホーム購入にかかる金額は平均3000万円ほどといわれています。


マイホームを建てる場所や、注文住宅や建売住宅でも金額に差が出てきます。


マイホームを現金で一括で購入する人は少なく、多くの人は住宅ローンを利用することになります。


そこで必要なのが購入にあたっての頭金です。


頭金が多ければ多いほど、住宅ローンの残高が少なくなるので後々の返済が楽になります。


頭金の相場は大体、購入金額の2割といわれています。


購入金額3000万円の、住宅の場合は600万円ほど頭金が必要という計算になります。


大きい買い物ですので、しっかりと検討したいものです。

まとめ:二人暮らし(同棲・新婚夫婦)の生活費・初期費用をシュミレーション


二人暮らしを始める時は、どのくらいの生活費がかかるのか具体的にシュミレーションしましょう。住んでいる地域によって家賃が変わったり、生活費は年収や年齢によって違ったりします。


また二人暮らしを始める時は、初期費用も忘れないでください。 


<二人暮らし必要な4つの初期費用>

  1. 賃貸契約にかかる費用(敷金礼金、前家賃、火災保険、仲介手数料)
  2. 引っ越し代
  3. 家具、家電
  4. 最初に必要になる生活用品


上記の初期費用にかかる4項目は、あらかじめ計算しておくと安心です。


この記事を参考にして、二人暮らしが順調にスタートできるようにしてください。


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