将来お金で苦労しないための資産形成の方法を徹底解説【初心者必読】

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まずは1000万円を目指そう。銀行にお金を預けるということはお金を眠らせているのと同じです。資産形成の方法を知ってお金にも働いてもらいましょう。老後までの時間を味方につければ初心者でも資産形成出来ます。将来のお金の不安を解消する方法をまとめました。



▼この記事を読んでほしい人

  • 将来に漠然とした不安を持っている方
  • これまで貯金しかしてこなかった方
  • とりあえず資産形成を始めたけれどこのままでいいのか不安な方

▼この記事を読んでわかること

  • 資産形成が必要な理由
  • 資産形成を始める上で大切なこと
  • 年代別の資産形成の方法
  • タイプ別の資産形成の方法
  • 中〜上級者がやっている資産形成の方法

内容をまとめると

  • 日本の年金制度は少子高齢化の波を受けて、将来規模が縮小する可能性が高い
  • 資産形成を始めている日本人は約6割、始めている人と始めていない人の差は拡大する
  • 資産形成には銀行の利息だけでは不十分、定期預金だけでは不適当、リスクとリターンは表裏一体、適切なリスクを取って将来に備える
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資産形成が必要となる2つの理由


まず初めに資産とは何かを確認していきましょう。


資産とは現金や預金のみならず、自宅、土地、自動車、株式、債券などを含めた全財産のことです。


この資産を作っていくことが資産形成です。


そして資産形成が必要な理由をまとめるとこの通りです。


  • 少子高齢化によって年金だけでは老後資金が不足する
  • 長生きリスクに備える
  • 教育にはお金がかかる
  • マイホーム購入には自己資金も必要
  • ライフステージごとにお金が必要になる
上記の内容を詳しく解説していきます。

理由①年金だけでは老後資金が不足する

日本の年金制度は、現役世代が支払った保険料を高齢者の年金に充てるという財政方式で運用されています。

つまり現在支払っている保険料は、将来の自分のために支払っているのではなく、今を生きている高齢者のために支払っているということです。

少子高齢化が進めば少ない人数で高齢者を支えることになるので、財源の確保が難しくなり、将来の年金が縮小される可能性もあります。

加えて医療技術の発達により、我々は長生きできるようになりました。

長生きするということはそれだけ生活費や医療費などのお金が必要になるということです。

この長生きすることによって発生するリスクに備えるために年金だけでは足りない、ということが個人で資産形成しなければいけない理由です。

理由②教育やマイホームなどライフステージごとにお金が必要になる

長生きリスクの他にも、結婚や出産、子育てやマイホーム購入などライフステージ毎にまとまったお金が必要な場面も出てきます。

資産が少ない状態ではこれらに対応することが難しくなってきます。

どうしてもという場面では、銀行などの教育ローンや住宅ローンといった商品を利用してお金を借りることも出来ます。

しかし未来の自分から借金をして、なおかつ利息も払うことになるので根本的な解決にはなっていませんし、おすすめもできません。

実はローンでお金を借り入れる際にもある程度の自己資金は必要になります。

こういったライフステージ毎に必要な金額を確保しつつ老後にも備えなければならないため、出来るだけ早いうちから資産形成が必要だということです。

資産形成の第一の目標金額は1000万円


資産形成が必要な理由はわかりましたね。


早速資産形成を始めようと思っても、目的や目標、方法が定まっていなければ長続きしません。


まずは資産形成をする目的を決めましょう。


老後資金のためなのか、自宅の購入資金のためなのか、子供の教育費のためなのか、あなたにとっての目的を明確にしておきましょう。


資産形成する方法としては大きく分けて2種類あります。


それは貯蓄投資です。


ほとんどの人が資産0からのスタートになるので、まずは1000万円を目標に貯蓄で資産を増やしていくと良いでしょう。


急いで資産形成したい方は投資を混ぜていくと良いのですが、投資にはリスクが伴いますので投資経験が少ない方は貯蓄を中心に組み立てていきましょう。

日本の資産形成と貯蓄額の現状

日本で資産形成を始めている人の現状はどうなっているのでしょうか。


  • 資産形成している人の割合
  • 資産形成している人が選んでいる最も多い方法
  • 欧米と比較して高い現金比率
  • 年代に関わらず少ない有価証券保有額
  • 最も貯蓄が多いのは60代
この項目で詳しく見ていきましょう。


ここの項目を読めば、資産形成を始めている日本人の割合や特徴を掴むことができます。


あなたが資産形成を始めるきっかけになったり、すでに始めている人であれば自分と比較したりと参考になるはずです。

資産形成している人は全体の約6割

日本で資産形成をしている人はどのくらいいるのでしょうか。

みずほ銀行が実施した調査で、資産形成していると答えた人の割合を表にまとめました。
全体56.9%
20代56.2%
30代
56.7%
40代58.2%
50代56.7%
つまり全体の6割は資産形成に取り組んでいるということになります。

資産形成をしている理由の一つが、「預金だけだと金利が低いから」です。

現在、大手銀行の預金金利は1%を大きく下回っており、お金を増やすという観点から見るとかなり厳しいです。

資産形成をしていない人の理由の一つは「必要な資金がないから」です。

本来、資産形成は少額からでも可能ですが、まとまった資金が必要だと思い込んでいる人はまだ多いようです。

この調査では、資産形成を始めている人は少額でも取り組めることを理解しているということも推測できます。

資産形成の方法で最も多いのは定期預金

みずほ銀行が実施した調査の中で、実際に使っている資産形成の方法を表にまとめました。

定期預金67.4%
株式投資43.9%
NISA・つみたてNISA33.5%
投資信託
32.2%
外貨預金15.7%
資産形成の方法として最も多かったのは定期預金でした。

定期預金は、はじめに預け入れる期間を決めて利用する預金です。

満期を迎えるまでは引き出すことができず、通常の預金よりも金利が優遇されています。

簡単に引き出すことができないことと、金利が優遇されていることが人気の理由です。

次に多かったのが株式投資です。

その次に多かったのがNISA、積立NISAです。

配当金や値上がり益が非課税になることが最大のメリットと言えるでしょう。

加えて少額から積立投資が可能なため、資金にあまり余裕のない方や、時間を味方につけられる若い世代におすすめできます。

欧米と比較して高い現金・預金比率

資産形成している人の割合が分かったところで、欧米と比較してどうなのでしょうか。

この表は日本と世界の現金保有の割合です。
日本53.3%
アメリカ12.9%
ユーロ圏34.0%

日本は現預金の割合が欧米と比較して高くなっています。

つまり、株式や投資信託などのリスク資産が割合として少ないことを意味しています。

現在は超低金利時代なので、現金を銀行に預けておくだけではお金は増えません。

これからは現預金だけでなく、株式や投資信託のようなリスク資産の割合を増やしていくことが必要です。

リスク資産の割合を増やすことで、お金に働いてもらうことができます。

それにより効率的に資産を増やすことができます。

年代に関わらず少ない有価証券保有額

ここでは年代別の有価証券保有額を見ていきましょう。

有価証券を簡単に説明すると、株式、債券、手形、小切手などのことを指します。

つまりお金と交換できる券のことです。

日本証券業協会が実施した有価証券の保有額のアンケート結果をまとめました。
  • 20代〜30代では100〜300万円未満が一番多く、次いで10〜50万円未満
  • 40代では100〜300万円未満が一番多く、次いで10〜50万円未満
  • 50代では100〜300万円未満が一番多く、次いで1000〜3000万円未満
  • 60代では100〜300万円未満が一番多く、次いで1000〜3000万円未満
まとめると、全年代を通して有価証券保有額は100〜300万円未満が一番多い結果となっています。

最も貯蓄額が多いのは60代

日本の2人以上世帯の貯蓄額を見ていきましょう。

金融広報中央委員会が実施した調査の結果をまとめました。
  • 20代は165万円
  • 30代は529万円
  • 40代は694万円
  • 50代は1194万円
  • 60代は1635万円
  • 70代は1314万円
  • 全体では1139万円
この数字から読み取れるのは、20代の頃は収入も低く、支出の幅も広いため貯蓄しづらい傾向があるということ。

30代〜40代にかけては結婚や出産、子育てに住宅購入などライフステージ上お金が必要な時期になるので貯蓄しづらい傾向ということ。

50代以降は収入が増え、子育てがひと段落したり、住宅ローンの返済が終了したりと支出も減り、60代では退職金をもらうケースも多いでしょう。

従って貯蓄額が一番多いのは60代となっています。

資産形成の方法として定期預金だけでは不適当


2020年にみずほ銀行がおこなった調査では、資産形成しているか?という質問に対して「はい」と答えた人の割合が全体の6割弱となっています。


各年代別に見ても6割弱の方が資産形成をしています。


若い世代であっても多くの人が将来のために資産形成を始めているということがわかります。


資産形成の方法を見てみると定期預金が1位となっています。


預金に比べて金利が高く設定されており、簡単に引き出すこともできないため手堅い方法と言えるでしょう。


しかし、いくら預金と比べて金利が高いとはいっても0.2%程度です。


これでは資産形成においてはパワー不足です。


定期預金だけではなく、株式や投資信託といったリスク資産も組み入れていく必要があるでしょう。

初心者におすすめしたい資産形成の方法4選


初心者が資産形成をする場合どういった方法があるのでしょうか。

まず初心者におすすめしたい4つの方法として
  • つみたてNISA
  • 個人向け国債
  • iDeCo
  • 貯蓄性保険
の4つの方法があります。

資産形成を始めていくと本当にたくさんの方法に出会います。

資産形成の方法を間違えてしまうと、あなたの資産を大きく減らしてしまう可能性もあるので注意が必要です。

ここで紹介する方法は資産形成の上級者も使っている方法ですので、しっかり把握しておきましょう。

おすすめ方法①つみたてNISA

つみたてNISAとは、金融庁が用意している少額からの投資などを支援する非課税制度のことです。


つみたてNISA口座では年間40万円を上限として投資信託が購入可能です。そこから得られる利益については最長20年間非課税になります。


具体的なメリットとデメリットを見ていきましょう。


メリット

  1. 運用駅が非課税
  2. 少額から始められる
  3. 投資に関する知識がほとんど不要
  4. いつでも利益確定が可能
  5. 投資できる商品が厳選されていて安心
デメリット
  1. 投資信託の商品が限られている
  2. 所得控除の対象外
  3. 非課税枠の繰越ができない
以上が主なメリットとデメリットです。

まとめると、少額から始められて専門知識も必要ないので、特に初心者が始めやすい資産運用制度となっています。

おすすめ方法②個人向け国債

国債とは国が公共事業などを行う際の財源を確保するために発行する債権のことです。


個人向け国債というのは個人向けの債権のことです。


つまり個人が国にお金を貸し付けて利子をもらうことが出来る商品です。


発行元が国であるため、国が破綻しない限り元本割れの可能性が非常に低いです。


具体的なメリットとデメリットを見ていきましょう。


メリット

  1. 元本割れがない
  2. 発行元が国である安心感
  3. 10000円から始めることができる
デメリット
  1. 他の金融商品に比べて利率が低い(0.05%程度)
  2. 購入できる期間が決まっている
  3. すぐに換金できない
以上が主なメリットとデメリットです。

まとめると、元本割れのリスクをどうしても取りたくない方、中長期でお金を動かす予定のない方などにおすすめの商品です。

おすすめ方法③iDeCo

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の一つです。


簡単にいうと、自分で掛金を払って運用し、その掛金と運用益の合計を給付として受け取ることができる仕組みです。


具体的なメリットとデメリットを見ていきましょう。


メリット

  1. 運用益が非課税になる
  2. 掛金は所得控除の対象となる
  3. 月5000円から設定可能
デメリット
  1. 60歳まで引き出すことができない
  2. 運用するのはリスク資産である
  3. 様々な手数料がかかる
以上が主なメリットとデメリットです。
デメリットにも挙げた60歳まで引き出しができないというところが自分でやる資産運用と異なる点で、良い意味で拘束性があります。

将来年金が減るリスクに備えて自分で用意したいという方におすすめの制度です。

おすすめ方法④貯蓄性保険

貯蓄性保険とは、保険商品に貯蓄機能や運用機能を合わせた商品です。


加入者は保険料を支払うだけで保険に加えて運用までしてもらえるので負担は少ないです。


主に学資保険や個人年金保険外貨建て保険などがあります。


具体的なメリットとデメリットを見ていきましょう。


メリット

  1. 支払った保険料に応じて生命保険控除が利用できる
  2. 資産運用は保険会社がやってくれる
  3. 満期になれば支払った以上のお金が返ってくる
デメリット
  1. 途中解約すると元本割れの可能性がある
  2. 運用して得られる利率が低い
以上が主なメリットとデメリットです。

近年は歴史的な低金利が続いており、商品としての魅力は低下しつつあります。

しかし、保険に加入する際に掛け捨てが嫌だと考える方にとってはおすすめです。

初心者が資産形成の方法を選ぶ際の3つのポイント

おすすめした方法以外で、自分で資産形成の方法を選ぶ場合は、以下の3つのポイントをしっかりと押さえてください。


  • 資産形成の目標を明確にする
  • 資産形成の方法について勉強する
  • まずは少額から資産形成を始める
上記の3つのポイントを詳しく解説していきます。


おすすめされた方法で資産が減ってしまったとしても、誰も責任を取ってはくれません。


自分で判断し、自分で決めて、自分で責任を取るということがとても大事な考え方です。

ポイント①資産形成の目標を明確にする

なぜ資産形成をするのか、どのくらいの資産が必要なのか、どのくらいの期間できるのかなど資産形成には目標が必要不可欠です。


出発地点や目的地は人によって違いますし、出発地点や目的地が違えばそこに行くまでの手段も変わります。


周りの人と同じやり方や、同じ商品を買っていれば達成出来るものではありません。


例えば、自分の老後資金を貯めたいのに老後にいくら必要かがわかっていないという場合、まず最初にやるべきことは何年後にいくら必要なのかを明確にすることです。


そこが明確でない場合、資産形成の方法や金額のペースなどが定まりません。


そもそも貯蓄額が足りていてリスクを取る必要が無いかもしれません。


目的や目標をハッキリさせて適切な方法や商品を選ぶようにしましょう。

ポイント②資産形成の方法について勉強する

これは当たり前と言えば当たり前ですが、その方法がどういった仕組みなのか、メリットやデメリットは何か、など自分で勉強して知識を持っておくことがとても大事です。

資産運用をする場合、扱う商品はリスク資産です。リスクを負うことでリターンを得ることが出来ます。

ですが知識が無いとリスクの大きさに気が付かなかったり、リスクに対してのリターンが小さいことに気が付かなかったりと思わぬ損失を被る可能性もあります。

資産形成の方法についても、長期で資産形成したいのに短期的な方法を選んでしまったり、資産が少ないうちに資産が多く必要な方法を選んでしまったりする可能性もあります。

知識は資産形成を加速させる可能性もありますし、資産を守ることにも重要となります。

ポイント③まずは少額から資産形成を始める

資産形成をする中で、資産運用を始める人も多いでしょう。

その場合は必ず少額から始めましょう。

少額だとリターンも小さくなりますが、リスクも小さくすることが出来ます。

最初にうちはリターンを求めるよりも経験を優先させましょう。

なぜかと言うと、資産運用を始めると、利益が出ることもあれば損失が出ることもあります。

そういった場面で冷静な判断をするためには経験が必要となります。

また、資産運用には資金が必要になるわけですが、少額であれば生活に影響を与えるリスクも少なくなりますし、始めるハードルも低くなります。

今まで経験したことのないことを始めるわけですから、失敗がつきものです。

失敗しても生活が破綻しないように少額から始めましょう。

年代別おすすめの資産形成方法

様々な資産形成の方法があるわけですが、始める年齢によっておすすめな方法もあります。

  • 20代〜30代の資産形成方法は外国株式のインデックスファンド
  • 40代からの資産形成方法は今ある資産を増やすこと
ということで年代別に解説していきます。

ライフステージが違うということは、支出の内容や支出の額も変わってきますし収入の額も変わります。

資産形成の目的によっては資産が必要になるまでの期間も変わってきます。

現在の年齢と目的を照らし合わせて適切な方法を選んでください。

20代~30代の資産形成方法:外国株式のインデックスファンドを長期積立

20代〜30代は定年まである程度時間があるため、同様の方法で資産形成をすることが出来ます。

そこでおすすめなのが外国株式のインデックスファンド長期で積立することです。

インデックスファンドとは投資信託の中で、特定の経済指数に連動した値動きをするものです。
外国株式である理由は、日本の企業より業績が伸びている企業が多いからです。

長期積立をする場合はドルコスト平均法を使うと良いでしょう。

ドルコスト平均法というのは、一定額を定期的に購入する方法です。

これをすることで安い時は多く買って、高い時は安く買うことができるので時間を使ってリスクを分散させることが出来ます。

リスク商品の値動きは誰にもわからないので、しっかり備える必要があります。

40代からの資産形成方法:今ある資産を着実に増やすことが第一

40代はライフステージの上でも出費が多くなります。

住宅ローンや子供の教育費や受験などがある上に、老後に向けても準備を始めなければいけません。

そこで大切なのはリスクを抑えて投資をし、資産を減らさないようにすることです。

インデックス投資に加えて、暴落局面に備えて債権などの安定的な資産への投資もしていくと良いでしょう。

出費が多くなりすぎないように家計の見直しもしっかりしていく必要があります。

固定費の見直しを最優先し、資産を減らさないことが大事です。住宅ローンについては繰上げ返済しない方がいい場合もあります。

住宅ローンはそもそも低金利ですし税金面でも優遇されています。

借金は基本的に早く返したいものですが、優先順位をしっかりつけておきましょう。

おすすめの資産形成方法をタイプ別に比較

ここではタイプ別におすすめの資産形成方法を3つ紹介します。

  • わかりやすい方法で資産形成したいならインデックス運用
  • とにかくリスクを抑えつつ老後に備えるならバランス運用
  • 子供の将来の教育費を作るならターゲット・データ型
この3つの方法を詳しく解説していきます。

どんな目的で資産形成するかは人それぞれです。

あなたに当てはまるものがあれば、そこでおすすめの方法で資産形成を始めてみてください。

タイプ①わかりやすい方法で資産形成したいならインデックス運用

とにかくわかりやすい方法で資産形成をしたいならインデックス運用がおすすめです。

インデックス運用は指数と連動して動くため、どの指数に連動するものを買うか選べばあとは長期的に買い続けるだけで資産形成できます。

証券会社によっては、金額を指定して定期的に買い付けることもできるため、一度設定をしてしまえば手放しで積み立てることが出来ます。

さらに、投資信託であれば少額から積立ができるので、初心者向けと言えます。

インデックス運用の他にアクティブ運用がありますが、こちらはおすすめできません。

過去の歴史を振り返っても、長期的に見るとインデックス運用の方が良い結果を残しているからです。

始める際の知識がほとんど必要ないという点も初心者向けです。

タイプ②リスクを抑えつつ老後に備えるならバランス運用

とにかくリスクを抑えて運用したい方はバランス運用がおすすめです。

バランス運用とは値動きの異なる複数の投資対象に分散投資することで安定した運用を目指すことです。

異なる値動きというのは、片方が値を上げているときに、片方は値を下げているということです。

老後までの長い期間を利用して緩やかに資産を増やすことが出来ます。分散投資するということは、ある程度の知識が必要になるので、中級者以上向けの投資と言えます。

知識が無いままこの方法をとると、偏りが出てしまったり、分散投資になっていないといった可能性も出てきます。

初心者がバランス運用をする場合は、バランス型の投資信託を選ぶと良いでしょう。

手数料はかかりますが手軽に分散投資することが出来ます。

タイプ③子供の将来の教育費を作るならターゲット・データ型

子供の将来の教育費を作るならターゲット・データ型がおすすめです。

これは事前にある年を定めて、その年が近づいてくるにつれて銘柄の組み入れが行われリスクを軽減するという投資信託です。

子供の教育費であればいつ頃にいくらぐらい必要かがある程度わかりますよね。

そこでその年を目掛けて投資をしていくということですね。なぜ近づくにつれて銘柄の組み替えが行われるかというと、投資している方が年を重ねることによってリスク許容度が低くなるからです。

どのように組み替えされるかというと、投資を始めた時期は株の比率が高くなっています。

定めた年が近づいてくるにつれて株の比率を減らし債権の比率を高めるといった組み替えがなされます。

上級者向け資産形成の方法3選


これまでは初心者の方に向けておすすめを紹介してきましたが、ここでは中級者以上向けの資産形成方法を3つ解説していきます。

  • 仮想通貨投資
  • 不動産投資
  • 外貨預金
この3つの方法は中級者以上向けだということを説明していきます。

まず価格のボラティリティが高いということです。

ボラティリティとは変動率のことで値動きの激しさだと思っておいてください。

値動きが激しいということは、ハイリスクハイリターンになりやすいということです。

資産形成方法①仮想通貨投資

仮想通貨投資というのは、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨を売買しその利鞘を稼ぐという投資方法です。

この他にも仮想通貨は存在し、どれをいつ、いくらで売買するかは自分で決めることが出来ます。

仮想通貨投資のメリットを紹介します。

  • 自分で運用することができるので自由度が高い
  • 24時間365日取引が可能
  • 忙しくて時間が取れない方でも兼業でできる
  • レバレッジをかけられる

次にデメリットを紹介します。

  • 自分で運用しなければいけない
  • 仮想通貨についての知識がある程度必要
  • 売買時にかかるコストが高い
仮想通貨投資を始める場合は取引所を選ぶ必要がありますが、売買コストが安いところを選ぶことが重要です。

資産形成方法②不動産投資

不動産投資というのは、土地や建物などの不動産を購入し、人に貸し出して利益を得たり、値上がりした土地や建物を売却して利益を得る投資方法です。

メリットを紹介していきます。
  • 家賃などの安定した収入が見込める

土地や建物を貸し出す場合、多くの場合が数ヶ月〜数年単位ですので、将来のキャッシュフローが読みやすくなります。

デメリットを紹介していきます。

  • 多額の元手が必要になる
  • 建物や土地のメンテナンスが必要
  • 所有しているだけで維持費がかかる
土地や建物を買おうとすると数百万〜の資金が必要になります。

基本的には自分で用意するのが一番ですが、銀行などからローンで借り入れる事も出来ます。

一見デメリットの方が多いように感じますが、とても人気のある投資方法です。

資産形成方法③外貨預金

外貨預金とは、日本円をドルやユーロなどの外貨に変えて預金するという方法です。

現在の日本の預金金利は0.001%とかなり低いです。

海外に目を向けると日本よりも預金金利が高い国はたくさんあります。

その点を踏まえてメリットを見ていきましょう。

  • 預金金利が高い国の通貨に変えて預金することで、高い金利を受け取ることが出来る
  • 預金時よりも円安が進んでいれば為替差益も期待できる。

デメリットとしては
  • 通貨の種類を替える際には為替手数料が発生する
  • 円高の場合は為替差損が発生する場合もある
さらに、預け入れている国の情勢が不安定の場合、通貨の価値自体が大きく変動する場合があるので注意が必要です。

資産形成で増やしたお金を減らさず守る2つの方法

資産形成と聞くと資産を増やすことに目がいきがちですが、一番大切なのは資産を守ることです。

資産を守る2つの方法として
  • 収入の一部をあらかじめ貯蓄に回す
  • 固定費を削減して節約する
を解説していきます。 

この2つの方法は資産を貯める力と言えます。

0からスタートする場合、投資に回す資金もないですし、生活するので精一杯の場合はいつまで経っても資産形成に手をつけることが出来ません。

増えた資産を散財しないためにも長い目線で身につけていきましょう。

方法①収入の一部をあらかじめ貯蓄に回す

収入の一部をあらかじめ貯蓄に回す方法は、多くの人が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ここでは収入の1割を先取り預金に回す方法をおすすめします。

実はこの方法を実践するだけで多くの人が資産形成できてしまいます。

会社員の生涯賃金は2〜3億円と言われており、その1割を貯めるだけでも2000〜3000万円になります。

老後資金を用意するとしてもこれでほぼ賄えます。この方法のメリットは、リスクを取らずに資産形成ができる点です。

投資については資産が減るリスクがありますが、預金だとほぼノーリスクです。

そしてこの方法にデメリットはありません。

まずは生活防衛資金として生活費の6ヶ月分を目安に先取預金で資産形成してみましょう。

方法②固定費を削減して節約する

収入の一部を貯蓄に回すためにも、支出をコントロールしなければいけません。

その第一歩として固定費の削減から手をつけましょう。

固定費というのは一度下げてしまえばそれ以降は手間がかかりません。

しかも固定費には金額の大きなものが多いのですぐに効果が期待できます。

毎月の固定費で気にしたいのが、通信費、水道光熱費、保険代、車、サブスクなどが手をつけやすくて効果が大きいです。

通信費についてはスマホ1台3000円以下が目安です。

電気やガスは色々な企業が参入してきているので乗り換えるだけで支出を抑えられる可能性があります。

保険については加入後全く見直していない方も多いのではないでしょうか。

保険の見直しならマネーキャリアがおすすめです。

資産形成の方法で迷ったらプロの助言を得よう

いざ資産形成を始めてみようと思っても、なかなか踏み出せない方も多くいるかと思います。

そういう時はプロに助言を求めてみてはいかがでしょうか。

なぜ資産形成をするのか、目的のためにはどの手法がいいのか、そのくらいの資産を目指すのか、そのためにどのくらいリスクを取れるのか、資産形成できる期間はどのくらいかなど、考えるべき項目はたくさんあります。

助言をもらいながら進めると失敗するリスクも減らすことが出来ます。

一言にFPといっても経験や知識に差があったり、自分に合わなかったりする可能性があります。

この人にお願いしたい!という特別なこだわりがなければマネーキャリアのFP相談を使ってみてはいかがでしょうか。

気になった方は一度覗いてみてください。

資産形成の方法に関するまとめ

将来お金に苦労しないための資産形成方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?


まずは資産形成する目的を決めて、将来の出費に備えましょう。


資産額の目標としては1000万円を目安にしてください。


日本では約6割の方が資産形成を始めています。


まだ始めていない方は、NISA、つみたてNISA、iDeCoなどの税制面で優遇される制度もありますので少額から始めて積極的に活用したいですね。


こういった制度を活用していく中で、自分でもリスク資産について勉強をしながら、少しづつ投資経験を積んでいきましょう。


お金が必要になるまでに時間がある方は外国株式を長期積み立てをして時間も味方につけましょう。


時間があまりない方は資産を減らさないように、リスクを取りすぎないようにしましょう。


増やした資産を守るために、収入の一部を貯蓄に回して、固定費を削減することも意識してください。


目的や目標を決められなかったり、資産形成を始める一歩が出ない方はマネーキャリアのFP相談を活用してみてください。


これからの時代、資産形成している人としていない人の格差は開き続けていきます。

1日でも早く資産形成について考え、1日でも早く資産形成に手をつけて将来に備えましょう。

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