更新日:2023/01/25
不妊治療のやめどきはいつ?40代の方や苦しい方必見の妊活の終わり方
不妊治療はやめどきはいつなのかと限界の方は多いのではないでしょうか。妊活中の方でよく聞くことは、やめることが怖い。ということであり、受精はいつなのか、無駄なのかも、苦しいと思いながらもやめどきがわかりません。今回、特に40代の方に見てほしい辞め時を紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
不妊治療のやめどきを3つの視点から紹介
不妊治療のゴールはこどもが生まれることです。
なかなかクリアできないゲームのように、不妊治療のやめどきを見失っている人もいるかもしれません。
不妊治療はその治療法が高度になればなるほど高額になり、費用が自己負担となるものもあります。
また、不妊治療中は子宮がんや子宮内膜症などのケガや疾病を発症・発覚する事例が多く、不妊治療費とは別途で手術費や入院費を負担しなければいけないことが多いです。
そのため、不妊治療中は医療保険に加入する方が多いです。
金銭面の負担の他にも、治療は副作用をともなうケースもあり、身体面の負担がつらいと苦しむ女性もいます。
不妊治療中で医療保険に加入していない方は、下記ボタンの不妊治療中の医療保険の詳細にてご確認ください。
今回の記事では不妊治療に限界を感じているものの、いつやめどきか時期を見失っている人に向けて「経済面・精神面・身体面」から解説をしていきます。
不妊治療でかかる費用
不妊治療は健康保険が適用になるものと、全額自己負担になるものがあります。
なかでも体外受精など高度な治療は高額で、1回あたりの平均費用は30-50万円です。
治療を行うために通院や検査、それにともなう薬代などもかかることがあるでしょう。
高額な支払いを続けているうちに「1000万円以上もお金を使ってしまった」というケースも少なくありません。
特に40代以上となると妊活をするには高齢となり、妊娠が厳しくなるでしょう。
妊活にお金を費やしすぎて自己破産してしまう人もいます。
そうならないためにも、お金の限度額など含めた治療のやめどきを決めておくことがおすすめです。
タイミング法の費用
タイミング法は医師によって妊娠しやすい時期を診断してもらう治療です。
健康保険が適用となりますのでお金の負担は比較的に軽いでしょう。
病院にもよりますが1回あたり3,000円-5,000円ほどかかります。
健康的に問題がなければ、タイミング法だけで妊娠できることもあるでしょう。
良いタイミングを見計らうため、診断日前から通院をしたり薬を使って身体の調子を整えたりすることもあります。
タイミング法以外でも診察や薬の処方があれば、その分で費用がかかることもあるでしょう。
人工授精の費用
人工授精は夫の精子を子宮内へ注入し、受精するのを待つ治療法です。
1回あたりの費用は10,000-30,000円で、全額自己負担となります。
先ほどのタイミング法も含め、特定不妊治療助成金制度の対象外の治療です。
助成は受けられませんが、手の届きやすい金額のため複数回にわたって治療をくり返すことが多いでしょう。
5-6回続けても効果がない時は、より高度な治療を勧められることがあります。
妊娠の確実性をあげるため、排卵誘発剤など薬物治療を並行しておこなうケースも多いでしょう。
体外受精の費用
体外受精は健康保険適用外の治療で1回あたり30-50万円ほどかかり、数百万~1000万円ほどお金を使ったという夫婦もめずらしくありません。
体外受精は特定不妊治療助成金制度の対象となる治療です。
卵子を取り出し、夫の精子と受精をさせてから再び子宮へ戻すため処置は2回することになります。
そのため女性は身体的な負担も大きく、体外受精へステップアップさせるのを悩む人も多いでしょう。
子宮へ戻す前に受精しない、受精卵の成長がみられない場合は不成功となり再スタートを切るほかありません。
【経済面】不妊治療でお金がない人のやめどき
不妊治療は何にどれくらいの費用がかかるか予想しにくく、想定外の出費に驚く人もいます。
まさにお金がない人のやめどきは、不妊治療費の負担を感じはじめた時でしょう。
厚生労働省の行った調査では、不妊治療をしている女性のうち仕事と両立していると回答した人は約50%でした。
加えて両立が難しくなり仕事または不妊治療をやめた人は30-40%おり、女性の負担が重いことがわかるでしょう。
治療に専念するための退職は、家計の収入減になりますので余計にお金がない状態になります。
不妊治療に専念して妊娠となれば良いですが、なかなか結果があらわれず治療を続けているうちに貯金を切り崩すケースも珍しくありません。
このような状況では夫婦の結婚生活も危ぶまれます。
妊娠というゴールを目指すのも大事ですが、不妊治療をともに頑張ってきたパートナーとの生活も大切です。
お金がなくなる前に今後の夫婦生活をシミュレーションし、治療の継続とやめどきについて話し合ってみましょう。
いつまでこの苦しさが続くの?と言う心理
病気やケガは治療をすることで、状態が良くなったり完治したりと良い方向へすすみます。
不妊治療でも「治療」をするのだから、何らかしらの効果がえられると思う人が多いのではないでしょうか。
ただ不妊治療は人それぞれ原因が異なるうえ、不妊そのものに対する明確な原因はいまだに突き止められていません。
最近では個人の体験談などをブログにつづることも多く、不妊治療経験者の実体験など容易に知ることができます。
同じような体験をしている人に共感し自分を当てはめることで、不妊治療のやめどきがわからなくなったという人もいるでしょう。
不妊治療に限らずですが、人には「治療をすれば良くなる」という潜在意識が少なからずあります。
そのため治療に対する期待が高くなり、結果が出なかった時に落ち込みやすくなるという傾向があるのでしょう。
そのような気持ちがつづくと「治療を辞めるのが怖い」「治療を継続してきたからこそやめどきを見失っている」と考えてしまいます。
【精神面】不妊治療で苦しいと思う人のやめどき
不妊治療をする女性では仕事との両立の難しさから、退職を選ぶ人もいると先ほど述べました。
退職という環境の変化に加え、不妊治療のことばかり考えてしまうと精神的に苦しいと思う人もいるでしょう。
仕事をしている間は気がまぎれていても、退職後は不妊治療で頭がいっぱいになり気持ちが落ち込んでしまうのかもしれません。
いままで仕事に注いでいたエネルギーを不妊治療に使うわけですので、ちょっとした出来事にも過敏に反応することもあるでしょう。
ただ結果がともなわず苦しいと感じているならば、思い切って不妊治療を継続するか考えなおすことも大切です。
「自分の気持ちだけで決めても良いのかな」と心配になるかもしれません。
しかし気持ちの落ち込みが激しく、身体の調子が悪くなっては本末転倒です。
「赤ちゃんを授からないから不妊治療の終わり方や諦め時がわからない」のではなく、そこまで考えてしまう時こそが治療のやめどきなのです。
仕事との両立、治療での身体の負担
働く女性の不妊治療で悩むのが「仕事と治療の両立」です。
最近では20代や30代の不妊治療も増えてきましたが、40代以降の年齢層では責任のある仕事を任されていたりすることもあるでしょう。
出産・育児休暇は浸透してきましたが、不妊治療に対する福利厚生や企業の姿勢はまだまだ手探りの状態です。
迷惑をかけないようにと無意識のうちに仕事との両立を頑張りすぎてしまうこともあるかもしれません。
不妊治療は仕事との両立以外にも、身体への物理的な負担が大きいことも懸念されています。
不妊治療と仕事との両立
先ほど紹介した厚生労働省の調査によると、不妊治療で精神的な負担が大きいと回答した女性は約50%、体力面では約30%という結果があります。
他にも仕事と治療日のスケジュール調整が大変という声もあり、働きながら治療を続けるには周囲の協力が不可欠であるとわかるでしょう。
治療のやめどきを見失いながら長い間で両立を続けると、しだいに身体の疲れが溜まってきます。
そのような時に思わぬケガや病気にかかるのは心配です。
不妊治療中は「病気の治療中である」とみなされるため、医療保険の見直しや加入が難しいこともあります。
もし不妊治療中をまだ続けるけれども医療保険を見直したいという場合は、アイアル少額短期保険が扱う「子宝エール」がおすすめです。
不妊治療以外で健康上の問題がなければ加入ができます。
不妊治療による身体の負担
不妊治療は妊娠の確実性をあげるため、さまざまな治療を組み合わせておこないます。
ただ不妊治療は高度になるほど身体への負担が大きく、複数の治療を組み合わせることでさらに負荷がかかるでしょう。
高度な治療となる体外受精では処置が2回になると先述しました。
採卵や受精卵を子宮へもどす処置は、麻酔をともなうことから手術扱いになります。
そのため治療前後では身体の安静が必要です。
仕事をしている人の場合、休みを取らなければ対応が難しいでしょう。
また職場の人に不妊治療を打ち明けていないと、休みを取ることに罪悪感を感じてしまうこともあります。
物理的な身体への負担もありますが、仕事やスケジュール調整といった別のストレスが重なることで身体の調子が悪くなる人もいるでしょう。
先ほど説明したように、不妊治療中は新たな医療保障を持つことが難しいです。
不妊治療はただでさえ負担が大きいので、身体が悲鳴をあげた時がやめどきなのかもしれません。
【身体面】不妊治療で身体がボロボロとつらい人のやめどき
不妊治療では体外受精など本番の治療以外でも、身体への痛みをともなうことがあります。
タイミング法や人工授精、体外受精をおこなう際はいずれも元気な卵子が必要不可欠です。
確実に排卵するため排卵誘発剤を投与したり、ホルモン注射をしたりと投薬治療を併用することがあります。
投薬には注射を用いるケースもあり、その痛みに身体がボロボロになったという声もありました。
使用期間が長くなることで、太ももや腹部など注射をするところがないほどあざだらけになり、治療を続けるのが苦しくなったという人もいます。
医療の進歩と共に治療の幅も広がり、不妊治療もさまざまな方法が選べるようになりました。
逆に選択肢が多いため、治療のやめどきを見失い身体がボロボロになるまで継続してしまうともいえるでしょう。
身体のダメージ回復には時間を要します。
妊娠と自分の身体を天秤にかけて、やめどきではないか考えてみましょう。
まとめ:不妊治療のやめどきは夫と2人でまず決める
不妊治療のやめどきについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは以下のとおりです。
- 不妊治療はやめどきを見誤ると経済的、精神的、身体的にも負担が重くなる
- お金を無駄にしたくないと無理に治療を継続すると家計が回らなくなることも
- 年齢問わず無理な治療は精神面で深く落ち込むやすい
- 身体がボロボロになると別の不調が現れることもあり体調をくずしやすくなる
- 不妊治療中でも医療保険の「子宝エール」は加入ができる