不妊治療と仕事の両立がつらい人へ 不妊治療と仕事を両立する方法

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不妊治療と仕事の両立がつらい。疲れた。医院に通えない。など不妊治療と仕事の両立により退職を考えてる人は多いと思います。ですが、その前に休職などの制度を利用しないで退職する人は40%もいます。今回、働きながら妊活できる制度や辞めた人のパートの仕事も紹介ます。

不妊治療と仕事との両立は難しい?

日本のカップルの5.5組に1組は悩むといわれる不妊。なかなか子どもができず、不妊治療に踏み切った人もいらっしゃるでしょう。


そんな不妊治療ですが、現実は相当に大変なものであり、特に仕事との両立に難しさを感じる人は実に9割以上というデータを実感していることと思います。


また、不妊治療と仕事を両立する方は、金銭面での負担から両立を考えていると思いますが、注意してほしいことは、不妊治療中に子宮がん子宮内膜症を発症する事例が多いことです。


これにより、不妊治療費+手術費・入院費を負担しなければいけないため、さらに金銭面での負担が大きくなります。


そこで、この記事では「不妊治療と仕事の両立に悩んだときどうすればいいのか」について、

  • 不妊治療と仕事の両立に対する国の制度
  • 不妊治療と仕事を両立させるための方法
  • 不妊治療で退職を考える前に

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、不妊治療と仕事の両立に対するサポート制度や仕事にはさまざまな働き方があることを知り、不妊治療に悩む人の手助けになります。


また、最低でも手術費や入院費を抑えたい方は下記ボタンの「不妊治療中の医療保険の詳細」にてご確認ください


それでは紹介していきます。

両立するためには、不妊治療と仕事に関する制度を利用しよう!

不妊治療を始めた人は、9割以上が仕事との両立が難しいということで悩んでいます。


しかし、その割合に対してきちんと国としてサポートしてくれる制度があることについては、約4割もの人が知らないでいるのです。


この制度を知っているか知らないかで、仕事との両立を可能にできるかどうかは大きく変わってきます。


まずはこの制度について、詳しく見ていきましょう。


不妊治療と仕事に対する制度としては、以下のものがあります。

  1. 特定不妊治療への助成(国が行う治療費に対する給付金の支給)
  2. 不妊治療を目的とした休職・休暇制度(企業独自の制度)
  3. 不妊治療のための費用の助成制度…(企業独自の制度)
  4. 不妊治療と仕事を両立するための柔軟な働き方の制度
  5. 従業員の相談を受けるための企業の取り組み

国としての助成制度もあれば、企業独自の制度もありますが、いずれの制度も活用自体は難しいものではありません。


以下に、さらに具体的な不妊治療と仕事の両立の解決策をご紹介します。

不妊治療と仕事の両立に対する解決策を事例をもとに紹介

不妊治療と仕事を両立する方法として、例えば上記4の柔軟な働き方を活用することが挙げられます。


不妊治療において仕事との両立が難しい原因として、病院に行く回数が多く、しかも不定期に行かなければならないことが挙げられます。


これは生理の周期や体調の変化が決まったものではないためで、コンディションに合わせて通院しなければならないため、仕事しながらでは通えないということになります。


そこで、仕事の時間をある程度自由に調整できるフレックスタイム制や、派遣・パートといった働き方にすれば、妊活しながら職場に通い続けることができます。

不妊治療を始めようと思っているが仕事との両立が不安

しかし、そうはいっても職場がフレックスタイム制などを導入していなければ、不妊治療と仕事の両立は難しいと考えてしまう人もいるでしょう。


確かに、フレックスタイム制はすべての企業で導入されているわけではなく、また企業も導入する義務があるわけではありません。


やはり、これから不妊治療を始めようという方は、不妊治療がどれほどの時間や通院などの必要があるか分からず、不安になることと思います。


そこで、以下のような制度があれば不妊治療と仕事との両立をできる可能性がありますので、次の解決策をご紹介します。

解決策:不妊治療を目的とした休職・休暇制度がある

一般的な不妊治療のスケジュールは、月経周期ごとに1回30分ほどの診療時間で、4日から7日通院する必要があります。


また、人工授精を行う場合は上記に加え、診療時間が2時間ほどの通院が1日以上必要です。


つまり、週1回から2回は最低でも通院の必要があり、さらにその通院時間もクリニック等から指定されることが多いため、自分での調整が難しいです。


そこで、こういった状態では仕事との両立が難しため、不妊治療を目的とした休職・休暇制度を準備している企業もあります。


これは企業独自の制度になりますが、例えば体外受精を行う不妊治療を受ける場合、最長で1年間の休暇を取得することができる制度です。


このような制度は、すべての企業で導入されているわけではありませんが、国としても各企業に理解を求め、導入を推奨しています。


もしかしたら、自身が勤める会社にこのような制度があるかもしれませんので、まずは就業規則などで会社の制度を確認してみましょう。

不妊治療に専念したいが、お金がないため仕事辞めることは難しい

しかし、上記に述べたような制度が存在する会社もありますが、現実として制度を整備していない会社がかなり多いのも事実です。


そうすると、働きながら不妊治療をするというと通院が難しくなります。


不妊治療には相当に費用がかかることもあり、なかなかお金がたまらず、会社を辞めることもできないという事情もあるでしょう。


そこで、不妊治療のためには以下のような助成制度がありますので、ご紹介します。

解決策:不妊治療費の助成制度を使う

これも企業独自の制度になりますが、不妊治療に対して費用的なサポートをするための制度を作っている会社があります。

例えば、不妊治療期間中にかかる費用を本人に少ない利息で貸し付け、給与天引きの形で徐々に返済するといった不妊治療貸付制度があります。

他にも、不妊治療もしくは養子縁組をしたとき、その費用に対して毎年12万円、最大60万円の補助として支給する、こうのとりサポート制度といった制度です。


このように、各企業で費用面でのサポートを行うための制度が整備されていることもありますので、会社に相談してみるのも一つの手です。



不妊治療中で仕事を休職しようと考えているが、仕事復帰ができるか不安

働いている人は実感していることと思いますが、休職していた人が仕事に復帰するとき、なかなか職場に馴染めず、結局は退職してしまったという人を見たこともあるでしょう。


不妊治療での休職も長期間になることが想定されるため、休職できたとしても本当に復帰できるのかと不安になる人もいるでしょう。


そこで、不妊治療と仕事を両立するためには下記のような支援するための働き方制度があります。

解決策:両立を支援するための働き方制度を使う

不妊治療と仕事を両立するために、働き方制度を活用する方法があります。

たとえば、上記ですでに述べたフレックスタイム制もそうですし、有給休暇制度をうまく活用する方法もあります。

有給休暇は、これまで半日単位もしくは一日単位での取得が一般的でしたが、近年は法整備もあり1時間単位での有給休暇取得ができる会社が増えています。

また、不妊治療を続けている人が悩むことのひとつに、診断書が発行されない場合があることも挙げられます。

不妊治療をしていることが証明できないと支援を受けることができない場合もありますが、診断書がないと困ることもあるでしょう。

そこで、不妊治療連絡カードという証明書に代わるものがありますので、取得しておくと便利です。

不妊治療と仕事の両立に疲れて、退職を考えてる

ここまでにご紹介したような不妊治療と仕事の両立のための制度ですが、実はこういった制度を知らない人は不妊治療をしている人の約40%が知らなかったという調査結果があります。


不妊治療を続けている人の中には、仕事との両立に疲れて退職を考えているという人も多いです。


しかし、このような制度をまずは知ることで、退職しなくとも不妊治療と仕事との両立を可能にすることができるかもしれません。


まずは制度の内容をよく知っておくことが大切です。


神奈川県:不妊治療と仕事の両立の現状と必要性についてのアンケート

解決策:まずは制度を利用してから退職を検討する

ここまでに述べてきたように、不妊治療と仕事の両立に対する支援制度はたくさんあります。

働き方を変える、費用の支援制度を活用する、退職ではなく休職を検討する、といった様々な方法をまずはすべて利用できるだけ利用しましょう。

そのうえで、仕事を続けることがどうしても難しいという段階になった時に、初めて退職を検討するようにしましょう。

以下のように、都道府県ごとに助成制度を設けている場合もあります。

こういった制度はかなり大きな金額の助成を受けることができるものもありますので、見逃さないように活用してください。

会社を退職後、不妊治療と両立しやすい仕事を探している

このように、不妊治療中はなかなか思うように仕事と両立するのが難しい状況です。


あらゆる制度を活用しても、仕事を続けるのが難しい場合は退職も検討することになりますが、できれば仕事は続けたいというのが本音でしょう。


しかし、不妊治療で言われることとして、立ち仕事妊娠しにくいということもあります。


実際に立ち仕事妊娠しにくいかどうかは定かではありませんが、流産への影響も考えられなくはないです。


不妊治療中は特に立ち仕事は体への負担も大きくなりますので、なるべく避けてもらうようにしたほうが良いでしょう。


しかし、このように流産などにも配慮した仕事を用意しているといった会社もなかなかないでしょう。


そこで、不妊治療をしながらでも仕事ができる方法をご紹介します。

解決策:テレワークのできる仕事がおすすめ

不妊治療中でも働きたいと考える人におすすめなのが、テレワークが可能な仕事です。


テレワークは、会社に通勤することなく自宅で勤務ができる形態であり、またある程度勤務時間の自由も効きます。


テレワークであれば、病院に通いながら働くことも可能なため、テレワーク制度を導入している会社で仕事することを検討してみましょう。


なお、テレワークができる仕事は以下のような職種が代表的です。

  • 事務職
  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • コールセンター
  • ウェブデザイナー

特にシステムエンジニアやプログラマーは、PCを利用して仕事をすることが大半ですので、テレワークに向いていると言えるでしょう。


この他にも、クラウドソーシングやウェブライターなどを活用し、仕事をすることもできます。

不妊治療と仕事に対する制度を導入しない企業の考えとは

ここまで不妊治療と仕事の両立に対する制度をご紹介してきましたが、一方でそのような制度を導入していない企業も多くあります。


企業側の理由としては、以下のようなものがあります。

  • 治療中の休みは不規則になるため、仕事のスケジュールが組みずらい
  • 管理職は定期的な会議が必要になるが、その会議に必ず出席できるとは限らず、突然の休みで穴が開くと困る
  • 不妊治療と妊娠とは違うため、不妊治療による業務の軽減は認められない

このように、休みが不定期になることに対する不安感が大きいようです。


一方で、また制度を導入している企業が少ないうちからこのような制度を整えておくことにより、企業の魅力を増すことができます。


他の企業との差別化も図れるため、特に中小企業においてはこのような制度の導入も検討されても良いと思います。

まとめ:不妊治療と仕事のための制度は使えるだけ使う

不妊治療と仕事の両立について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、

  • 現状では不妊治療と仕事の完全な両立は難しいが、それをサポートする制度がある
  • 不妊治療を目的とした休職や休暇制度がないかを確認する
  • 不妊治療で退職をしても、働くことのできる体制はある

です。


不妊治療は病院に通い続けなければならず、思った以上に大変という声も聞かれます。


それをおしてでも子どもが欲しいと考えている人は、うまく制度を活用したり、不妊治療中でも働くことのできる会社を探し、仕事を継続する努力もしてみましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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