50代男女別おすすめの医療保険!病気別リスクと選び方・見直し方

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医療保険への加入は年齢が若ければ若いほど良いと言われますが、たとえ50代からでも医療保険に加入することには多くのメリットがあります。そこで50代におすすめできる保険の種類や、加入時に注意したいポイント、女性特有の病気に備えられる保険についても紹介します。





▼この記事を読んでわかること
  • 50代におすすめできる医療保険の種類
  • 50代から医療保険に加入することの注意点

内容をまとめると

  • 50代からでも安く加入できる医療保険がある
  • 通常の保険に加入できなくても「引受基準緩和型保険」や「無選択型保険」がある
  • ライフスタイルによって最適な医療保険は異なる
  • 保障のバランスやライフプランをもとに最適な医療保険を選ぶ必要がある
  • 医療保険の選び方で悩んでいる方は、マネーキャリアの利用がおすすめ!自分だけの最適なプランを無料オンライン相談で提案してくれます!

目次を使って気になるところから読みましょう!

50代におすすめの医療保険3選!


医療保険はいくつものタイプがあり、加入する方の年齢や状況によってニーズが大きく変わります。


では、50代の方が新規で加入する医療保険について、

  1. 定期型医療保険
  2. 終身型医療保険
  3. 引受基準緩和型保険

これらのタイプについて紹介していきます。

①定期型医療保険

医療保険のなかでも最もオーソドックスなのが「定期型医療保険」です。


このタイプの特徴は、一定年数(5年や10年など)で契約期間が満期を迎え、そのたびに保険料が変動するという点です。


満期が来るたびに臨機応変に保障内容の見直しができるというメリットがありますが、年齢が高くなるにつれて保険料も高くなります。


ある程度若い年齢で加入する場合はほかのタイプよりも保険料が安くなりますが、将来的には保険料が高くなるため、短期で加入したい方には向いていますが、それこそ老後のことまで考えて長期で加入したい方には向いていません


50代から定期型医療保険に加入する場合、入院保障だけなら保険料を安くおさえられますが、3大疾病に備えたり死亡保障を付帯するとなると大幅に保険料が高くなります。

②終身型医療保険

多くの方が選択する保険のタイプが「終身型医療保険」です。

終身型医療保険はその名のとおり一生涯にわたって保障を受けられる医療保険のことであり、保険料も加入時のままずっと変わりません。

一般的に若い年代での保険料だけを比較すると定期型医療保険よりも高くなりますが、保険料は生涯変わらないので、高齢になっても同じ保険料のままで保障を受け続けることができる、というメリットもあります。

50代、そして60代になるとがんなどの命にかかわる病気のリスクが高まるため、安定して保障を受け続けられることが重要あり、終身型ならば定期型のように「保険料が高くなった」ことを理由に保険を続けられなくなるようなリスクも少なく、おすすめできます。

デメリットとしては、定期型のように途中で保障内容の見直し(変更)が基本的にできない、という点が挙げられます。

③引受基準緩和型医療保険

持病、既往歴があり「定期型医療保険」および「終身型医療保険」への加入が難しい方は、「引受基準緩和型医療保険」への加入をおすすめします。


どれだけ保険料が安い医療保険であっても必ず加入時の審査があり、治療中の持病があったり、直近で入院や手術を行っていたりすると、審査に落ちて保険に加入できない可能性があります。


しかし「引受基準緩和型保険」は、その審査基準が通常の医療保険と比較して大幅に緩和されており、持病や既往歴があっても加入できる可能性が高いです。


また、この「引受基準緩和型保険」にも加入できなかった方は、「無選択型終身保険」を選ぶことも可能です。


デメリットとしては、審査が緩い分通常の医療保険よりも保険料が割高になっており、保障内容も限定されています。


あくまで50代から医療保険に加入しようとしている方が、通常の医療保険に加入できなかった場合の手段として考えておくことをおすすめします。

【男性・女性別】50代が医療保険の見直しをする必要性

50代は生活や環境の変化をむかえる大きな年代といえます。生活習慣病のリスクが高まるのはもちろんのこと、子供が独立し夫婦のみの生活になり、ご両親やご自分たちの介護がスタートする確率も高くなります。


また、定年までの年齢も見えてきて老後の生活なども真剣に考えるのではないでしょうか。


50代だからこそ見えてくる変化やリスクに合わせて、現在加入中の保険が備えとして十分かを見直すことは必要になってきます。


ここでは、50代の医療保険の見直しの必要性について解説していきます。

必要性①:終身医療保険で病気のリスクが高い高齢時に備える

40代から血糖値や血圧が高くなるなど生活習慣病が気になる諸症状がではじめ、50代で今までの生活習慣や体質の変化などが原因で病気やガン・生活習慣病などの罹患率が増し、長期療養の危険性も高まる年代といえます。


体力、免疫力も落ち、病気や入院リスクが高まる50代以降こそ公的保障制度以外の医療保障が重要になってきます。


入院費用の平均自己負担額は約21万円といわれています。参考:社会保険文化センター


これが長期となった場合、会社員は傷病手当金で収入は3分の2、個人事業主なら収入はほぼゼロとなるため、家計への負担は相当な金額となります。


また、先進医療費も重粒子線治療を受ける場合は300万以上かかるなど十分な治療を受ける事を考えた場合、医療保険に加入をしていないと大きな負担となります。


人生100年時代といわれていますが、一般的な企業は60歳を定年とし再雇用で65歳まで、条件によってはそれ以上の年齢で雇用されるケースもありますが、実際には65歳で退職をむかえる方がほとんではないでしょうか。


お給料から年金にかわり収入が少なくなる一方で、5年や10年ごとの更新時に保険料が高くなり保険を手放そうと考えてしまうのは、病気リスクが増していくなかで大変危険なことといえます。


終身型の保険で支払への見込みを計算にいれながら、一生涯医療保障を持っていることは老後生活への安心につながります。

必要性②:数十年前と今とで必要な医療保障が異なる

高齢化や医療の進歩にともない医療崩壊は深刻な問題となっています。医療崩壊を食い止めるために、政府が2000年に入ってから医療費適正化計画など医療費の削減計画が実施されています。 

また、医療技術では、開腹手術から腹腔鏡手術などの手術が確立され術後の体力の回復も早くなることで短期入院から通院治療に治療方法が変化するなど、医療の進歩による医療提供は目まぐるしく変わってきています。

長期の治療期間の可能性が高いガンも、年々平均在院日数が減り、いまでは入院治療の数よりも外来で治療する数字が高くなっているのが現状です。

過去の保険の保障内容に「入院給付金が入院5日目の支給」や「日帰り入院は対象外」っといったものがあります。政府の施策や医療技術の進歩により、今現在の医療ニーズからかけ離れてしまっている可能性が考えられます。

このように、いざ保険金を受け取ろうと思っても、過去の保険内容のままでは支給対象外になる可能性もでてくることから、50代での医療保険の見直しは大切になってきます。

【ライフスタイル別】50代で医療保険を利用する必要性


一口に「50代」といっても、仕事をしている方だけでなく個人事業を営んでいたり、専業主婦として子育てに勤しんでいる方など、ライフスタイルはさまざまです。


次からは、どのような状況にあっても老後を見据えるべき50代という年代において、

  • 独身
  • 既婚者
  • 女性
それぞれの立場で、どのように医療保険と向き合うべきか、そのポイントを紹介していきます。

さらに詳しく知りたい方は以下の医療保険の必要性に関する記事をご覧ください!

医療保険の本当の必要性|後悔しないために必要な医療保険の知識

①独身の場合

独身の方は既婚者と比較すると医療保険への加入率は低い傾向にありますが、病気やケガなどで入院することになっても自分自身ですべて対処する必要があることから、最低限お金のことについて心配しなくてもよくなる医療保険へのニーズは高いです。


本来健康保険が適用となる治療に関してはそこまで負担が大きくなることはありませんが、問題なのは「保険が適用にならない治療」です。


50代で独身の場合は特に、リスクが高くなる3大疾病により保険適用外の治療が必要になったとき、仕事が続けられなくなり、費用を支払えない故に必要な治療が受けられないという事態に直面するかもしれません。


しかし医療保険に加入しておくなら、入院費や手術費、治療費が高額になる先進医療費まですべてをカバーされることが保障されるため、過度にお金の心配をしなくてもよくなり、普段の生活から安心して暮らせるようになります。


ですから、独身の方こそ自分の身を守るために医療保険の必要性や加入について、真剣に考えるべきだといえます。

②配偶者・子供がいる場合

結婚したことや子どもが生まれたことがきっかけで医療保険へ加入したという方は多いですが、50代で子どもがいるとなると特に教育費等のお金がかかる年代であり、家計に余裕がない方も多いでしょう。


家計に余裕がなくなると、いざ病気やけがをしてしまうと治療費が払えなかったり、仕事を失って家族を養えなくなるリスクもあるため、医療保険へ加入しておくことは将来的な病気による失職のリスクにも備えられることになります。


また医療保険は加入年齢が若いほど保険料が安くなるため、50代から「定期保険」に加入しようとすると保険料がかなり割高になるか、そもそも加入できない可能性もあります。


ですから、50代から医療保険に加入するならば、一生涯保障がつづく「終身保険」でがんなどの命にかかわる病気に備え、万が一のことを考えて終身保障も付帯することをおすすめします。


保険料は入院一日あたりの保障額を低く設定したり保障対象となる入院期間の上限を調整することなどで安くすることが可能です。

③女性の場合

50代女性の場合、もっともリスクが高くなるのは女性特有の疾病、いわゆる「乳がん」や「子宮がん」などのリスクです。


さきほど紹介した医療保険もそうですが、基本保障にくわえて「女性疾病特約」に加入することで、女性特有疾病で入院した際に、

  • 基本入院保障(日額):5,000円
  • 女性疾病特約保障(日額):5,000円

基本保障での入院日額にプラスされた保障額(この場合では10,000円)となります。


今回紹介している医療保険はあくまで通常の医療保険に特約として付帯することで女性特有の疾病時に保障がプラスされるものですが、最初から女性特有疾病への保障が含まれている「女性向け保険」もあります。


必要に応じて、特約だけでなくメインで女性特有疾病に備えることができる医療保険への加入も考えてみましょう。

【病気のリスク別】50代男性・女性の医療保険の必要性


医療保険は「病気に備える」という点で有用ですが、その反面保険料というコストが掛かり続けることも確実なので、貯金で準備しておけば充分と思っていたり、加入する必要性をあまり感じていない方も少なくないでしょう。


医療保険の必要性について改めて考えるためには、入院日数の統計や実際にかかる医療費、病気のリスクなどについて知っておくことが重要です。


そこで次から、

  • 年齢別入院日数
  • 年齢別医療費
  • 50代での3大疾病リスク
  • がんの年齢別リスクと発生部位
  • 50代でのその他病気リスク
これらそれぞれの実例を挙げて、「なぜ医療保険が必要だといえるのか」という点についても説明していきます。

① 年齢別入院日数

最初に、50代での入院日数について、実情を知っておきましょう。


厚生労働省の「患者統計(平成29年)」によると、病気ごとの入院日数(50~54歳)の平均は次のようになっています。


病名20~24歳30~34歳40~44歳50~54歳
胃がん9.110.311.211.9
乳がん7.0
7.27.49.0
肺がん5.610.011.312.1
糖尿病11.711.714.017.2
肺炎7.37.29.345.2


資料から抜粋した病気はほんの一部ですが、入院日数自体は短期化しているとはいえ、年齢が高くなるにつれて入院日数は増えていることが分かります。


特に50代からのリスクが高い「肺炎」に関しては、他の年代での平均よりも30日以上も入院日数が長くなっています。


医療保険に加入することで、短期入院と長期入院の両方に備えることができます。

② 年齢別医療費

次は、50代でかかる医療費について知っておきましょう。


3大疾病のリスクが高まる50代、どれくらいの医療費がかかるのでしょうか。


厚生労働省の「厚生労働白書(平成29年)」によると、一人あたりの医療費および保険料平均は次のようになっています。


項目20~24歳30~34歳40~44歳50~54歳
医療費7.4万円11.0万円13.9万円21.9万円
保険料10.0万円23.4万円29.2万円33.6万円
自己負担1.7万円2.5万円3.2万円4.9万円


このように、医療費および保険料も年齢に比例して増えています。


とりわけ高額になる手術費用や、保険適用外の治療による自己負担額を大きく減らせることを考えると、たとえ50代になってからでも、医療保険への加入について考えるのは遅くないといえます。

③ 50代の三大疾病にかかるリスク

50代は特に3大疾病のリスクが高まる年代と言われていますが、他の年代と比較してどれだけリスクが高まっているのでしょうか。


厚生労働省の「人口動態統計」によると、最新のデータでは年代別の死因上位三位は次のようになっています。


順位
20~24歳30~34歳40~44歳50~54歳
1位
(死亡数)
自殺
(1,474)
自殺
(2,003)
悪性新生物
(2,792)
悪性新生物
(9,084)
2位
(死亡数)
不慮の事故
(568)
悪性新生物
(802)
悪性新生物
(2,418)
心疾患
(2,791)
3位
(死亡数)
悪性新生物
(222)
不慮の事故
(546)
心疾患
(1,240)
自殺
(2,763)
4位
(死亡数)
心疾患
(170)
心疾患
(412)
脳血管疾患
(862)
脳血管疾患
(2,047)
5位
(死亡数)
脳血管疾患
(42)
脳血管疾患
(177)
不慮の事故
(729)
不慮の事故
(1,099)


この統計を見るとすでに40代から悪性新生物(がん)での死亡が高くなっていますが、50代は3大疾病での死亡数が倍増していることが見て取れます。


特に50代からは3大疾病による死亡率が全体の60%を超えるため、確かにリスクが高まっていることは否定できず、医療保険で備えることの妥当性が高まります。

④ がんの年齢別リスクと発生部位

三大疾病の中の一つガンは50代での罹患率は非常に高くなっています。


男性の罹患率が高い部位は、大腸・前立腺・胃・肺・肝およ肝内胆管です。

部位増加傾向となる年代
大腸50代前半から増加傾向
前立腺55~59歳の間に急増
50代後半から急増
50代後半から急増
肝及び肝内胆菅40代後半から緩やかな増加の傾き

(参考:厚生労働省「平成30年全国がん登録 罹患数・率 報告」)


女性の罹患率が高い部位は、乳房・大腸・子宮・肺・胃です。

部位増加傾向となる年代
乳房30代前半から急増
大腸50代前半から増加傾向
子宮20代後半から緩やかに増加
50代後半から増え始める
50代後半から増え始める

(参考:厚生労働省「平成30年全国がん登録 罹患数・率 報告」)


男性の場合は50代からがんの発症率がら高くなることが分かります。


それに対して、女性特有の部位は20代後半から罹患率が緩やかに増え始めるので、女性の方が早い段階からガンへの備えが必要といえます。

⑤ その他の50代の病気リスク

3大疾病の他に、50代でかかりやすいとされており特に命にかかわる病気には、

  • 肝硬変:肝臓の硬化および肝機能の低下
  • 肺炎:物が肺に入る「誤嚥性」とウイルスが原因の「ウイルス性」がある
  • 結核:結核菌への感染により様々な呼吸器症状を発症
このような病気が挙げられます。

いわゆる「働き盛り」としてピークを迎える50代という年齢において増えるのが、アルコールの多量摂取を起因とする肝臓の病気です。


肝機能が低下しているところにお酒を大量に摂取し続けると、肝臓に多大な負担がかかり、「アルコール性肝炎」を経て、最終段階である肝硬変へと至ります。


肝臓は臓器の中でもとりわけ病気の進行に気づきにくい臓器であり、知らないうちに手が付けられないところまで進行していることもあります。


ですからお酒の付き合いが多い方は特に、医療保険へ加入して入院に備えるメリットについて実感しやすいでしょう。


また、女性であれば

  • 乳がん
  • 子宮がん
  • 子宮内膜症

このような「女性特有疾病」になる可能性に備えて、特約を付帯することで女性特有疾病で入院したときの保障を充実させられるものや、女性向け保険への加入も考えるべきです。


女性向け保険では女性特有疾病にくわえ、妊娠や出産時の保障も手厚くなっています。

50代男性・女性の医療保険の選び方


3大疾病へのリスクが高くなる50代だからこそ、男性・女性それぞれ明確な基準をもって医療保険を選ぶ必要があります。


そこで最後に、

  1. 保障のバランス
  2. ライフプランの考慮
  3. 入院給付日額について
  4. 入院の支払限度日数
  5. 保険の加入条件
これら「選び方のポイント」について紹介していきます。

さらに詳しく知りたい方は以下の医療保険の選び方に関する記事をご覧ください!

医療保険の選び方|十分な医療保障で保険料を安くするための知識

①公的医療保障制度との保障のバランス |特約の充実度が大事!

医療保険への加入を考える際は、誰もが医療費補助という恩恵を受けている、国民健康保険などの公的医療制度でカバーできない部分、いわば「保険適用外」となる治療費用を、どれだけ医療保険でカバーする必要があるのか、そのバランスを考える必要があります。


たとえばサラリーマンなどが加入する協会けんぽの健康保険では、単に医療費の7割を負担してくれるだけでなく、

  • 病気やけがで3日以上仕事を休んだ場合、4日目から標準報酬日額の3分の2を支給
  • 妊娠により仕事を休んでいる場合、産前42日~産後56日は標準報酬日額の3分の2を支給
  • 死亡時に埋葬費として50,000円を支給
このような保障を受けることができます。

しかし、これだけでは入院・通院時の費用や手術費用の負担を完全にカバーしきれていません。

そこで別途医療保険に加入することによって、上記のような「保険は適用になるもののいくらか自己負担が発生する費用」だけでなく、先進医療など、「完全に保険適用外であり自己負担になる費用」までもカバーすることができます。

当然ながら保障を手厚くすることで保険料は高くなるため、あらかじめ家計のなかから保険料に充てられる予算を決めておき、その予算の範囲で、もっとも保障内容を手厚くできる医療保険を選ぶことをおすすめします。

②ライフプランを考慮する

医療保険に加入するなら、「今病気になったらどれくらいの保障が得られるか」だけでなく、「将来的にどのようなメリットがあるか」を考えるべきです。


老後も含めたライフプランをしっかり設計している方は、毎月貯蓄や保険料に充てられる金額をしっかり把握しており、老後にどれだけのお金が必要になるかも理解しているので、毎月の保険料が家計を圧迫したり、万が一病気になっても準備ができているので慌てることがありません


ライフプランを立てずに保険に加入してしまうと、いざ病気になっても十分な保障が得られなかったり、健康であるにもかかわらず必要以上の保険料を支払って、無駄に家計を圧迫するなど、たくさんのデメリットがあります。


退職後はどのような生活をするか、もし将来的に介護が必要になったらどれだけのお金がかかるのか、寿命を何歳と考えて計画を立てるか、そういったライフプランをしっかり立てておくなら、保険を選びやすくなります。

③入院給付日額

医療保険において「入院給付金」は保障の要であり、入院一日あたりどれくらいの金額が支給されるかという「入院給付日額」は、複数の医療保険を比較考慮するうえでも重要なポイントです。


基本的には医療保険のプランごとに、

  • 入院1日あたり5,000円
  • 入院1日あたり10,000円
このように入院給付日額が決められており、金額が高くなるほど保険料も高くなります。

入院一日あたりの費用は「1~2万円」あたりが平均ですが、それ以上になることもあり、長期化すればするほど負担が大きくなります。

ですから、保険料をできるだけ安く済ますために「1日あたり5,000円」が保障額のプランを選択すると、いざ入院した際に不足することが考えられます。

また保障の開始に関しては、必ず入院「1日目」から保障される医療保険を選択するべきです。

④1入院あたりの支払い限度日数

医療保険のプランによって、

  • 入院1日あたり5,000円、最高120日まで
  • 入院1日あたり10,000円、最高180日まで
このように入院給付日額にくわえて、保障の上限となる「入院限度日数」が決められています。

医療技術の向上により入院が短期化しているという事実はたしかにありますが、「年齢別入院日数」統計では50代以降の入院日数が若い世代と比べて大幅に増えているという事実もあります。 
病気によっては長期化する可能性が十分にあるため、可能な限り入院限度日数が多い医療保険を選ぶことができます。

⑤加入条件

すでに該当の保険を紹介しましたが、通常の医療保険に加入できなかった方のために

  • 引受基準緩和型保険
  • 無選択型保険
このような審査基準が緩和されている保険が用意されています。

「引受基準緩和型保険」は通常の保険よりは持病や既往歴の基準が緩くなっていますが、すぐ最近に入院または手術をした方などは加入できない可能性があるため、そこで最終手段となるのが、審査が必要ない「無選択型保険」です。

無選択型保険は誰でも加入できる分、通常の保障が充実した医療保険よりも保険料が割高になる、また保険金や入院給付日額が安くなるなど、制約が多い点には注意が必要です。

【独身・既婚別と病気リスク別】50代の医療保険加入パターン3選

人生100年時代の折り返し地点に立つ50代、人生経験も豊かとなり今後の生活を見据えていく中で、すべての人が同じ保険でいいというわけではありません。


両親も含めた子持ち家族だったり夫婦だけだったり、ライフスタイルにあった必要な保険はそれぞれ少しずつ変わり、特徴として大きくて3パターンに分かれると考えます

  • 独身
  • 独立前子持ち
  • 生活習慣に不安・持病がある人
次に詳しく説明していきます。

パターン①【独身】終身医療保険・介護保険がおすすめ!

独身の場合、両親は高齢となり兄弟それぞれ家庭を持っていたりと生活が確立されています。そんな中、ご自身に何あったときに家族に頼れない可能性は非常に高く、金銭的な援助や介護を手伝ってくれる人が周囲に少ないのが現状です。


また独身に限らず、両親や親せきに糖尿病や高血圧など患っていると遺伝リスクとして生活習慣病を発症する確率も高くなると考えられます。


歯周病菌が原因で脳卒中や認知症などさまざまな病気を発症するとも言われていることから、年齢を重ねるほど病気リスクが増し病と付き合っていくことになります。

参考:日本臨床歯周病学会


発症後も生活習慣の改善や見直しをしないと、病状を進行させ心筋梗塞や脳卒中など症状を重くしてしまい、介護リスクも高くなるといえます。


一人で出来ることにも限界があり、ヘルパーを雇ったり介護施設への入所は必須となり、金銭的な負担が大きくのしかかります

  • 介護保険   要介護状態へのリスク
  • 終身医療保険 病気やケガ・心疾患や脳血管疾患などの後遺症のリハビリ
  • 就業不能保険 働けなくなり在宅療養になる場合の収入の確保
独身の場合、入院や介護の面から金銭的にも精神的にもサポートが必要になってくることから、少しでも将来に備えるための保険に入るよう、積極的に検討すべきといえるでしょう。

パターン②【独立前子持ち】終身医療保険・生命保険がおすすめ!

働き盛りでもある50代は、子供が独立したり、役職が変わり働き方に変化がでたり、親の介護や相続などがライフスタイルが大きく変化しやすい年代でもあります。


会社員であれば役職定年なども始まり収入も少しずつ下がるなどの変化が出始めるなか、高校生や大学生に在学中の子供がいる場合、教育費への支払いはピークとなるタイミングといえるでしょう。


また、同時に病気へのリスクも高まる年代となるため、病気や入院など長期入院や療養になった場合、働くことができず収入が入ってこないの割合が多く、家計を圧迫し深刻なダメージとなります。


長期の入院で働けなくなること、もしも万が一のことがあったときに生活費や教育費などの支出分を確保することを考えると、家族が困らないようにするための対策は必須といえるでしょう。

  • 終身医療保険 病気やケガにともなう治療費やそれらにかかわる費用の補てん
  • 生命保険   残された家族のために、しばらく生活できるための資金確保
とくに子供が独立するまでの間は、子供にかかわる生活費や教育費などの支出の確保が最優先事項となってきます。

パターン③【生活習慣に不安・持病がある人】がん保険の併用

先ほど肺がん胃がんなどへの罹患リスクが50代から高くなることを紹介しました。


偏った食生活や睡眠・運動不足などの悪い生活習慣や両親や親族がガンになった事がある遺伝的リスクから、いつだれが発症してもおかしくない病気で、通院のみの抗がん剤治療が長引く場合もあります


医療保険の仕組みとして支払限度日数が設けてあり、入院後の通院しか保証されていないなどの欠点があることから、入院を伴わない通院治療への備えも必要になことから現在加入の医療保険の保障にガン保険を付け加えるのがおすすめです。


通常、新しく保険に加入する時は審査が必要となり持病がある場合は加入できない事もありますが、がん保険持病との因果関係がなければ加入できるので、他の病気への対策が難しくても罹患率の高いがんへの対策ができます

まとめ:自分に最適な保険を見つけたいならまずは無料保険相談!


今回は50代におすすめの医療保険について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。


自分自身の健康状態は把握できていると思っていても、年齢が高くなればなるほど高まる、3大疾病などの命にかかわる病気のリスクについてそれぞれが正しく認識することは簡単ではありません。


50代の方は特に、加入が遅れていると感じ、焦ってライフプランなど計画もろくに立てずに加入してしまうのではなく、きちんと保険のプロに相談してから決めることをおすすめします。


ぜひ専門家に無料でオンライン相談ができる顧客満足度93%マネーキャリアなどのサービスを利用して、自分にとって最適な医療保険を見つけましょう。


ほけんROOMではこの記事意外にも役に立つ記事を多数掲載していますので、そちらもぜひご覧ください。

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