50代女性・男性におすすめのがん保険を比較!選び方・必要性を解説

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50代になると、がん保険に入るべきか迷う方もいるでしょう。50代以上はがんの罹患率が急激に上昇するため、がん保険の必要性はかなり高まります。この記事では50代のあなたに向けて、おすすめのがん保険やがん保険の必要性、がん保険の選び方などをご紹介しています。




▼この記事を読んで欲しい人

  • 50代の人
  • がん保険への加入を検討している人
  • がん保険の必要性がわからない人
  • 自分にぴったりのがん保険について知りたい人


▼この記事を読んでわかること

  • 50代におすすめのがん保険
  • 50代にどうしてがん保険が必要なのか
  • 50代の人ががん保険を選ぶ際に注目すべきこと
  • がん保険を見直す際にチェックすべきポイント
  • 保険の見直しにおいて注意しなければならないこと

この記事を読めば、どうして50代にがん保険が必要なのかを理解することができます。


それにより、より一層安心できるがんへの備えが行えることでしょう。


また「自分にぴったりのがん保険がわからない」そんなあなたは、マネーキャリア無料保険相談から始めてみませんか?

内容をまとめると

  • 50代では、家計を圧迫しない程度の保険料で、保障内容がある程度充実したがん保険がおすすめ
  • 50代はがんの罹患率が高く、それに伴いがん保険の必要性も高い傾向にある
  • がん保険が特に必要なのは、喫煙者などがんへの罹患リスクが高い人とがん治療時の経済面が不安な人
  • 50代のがん保険の選択ポイントは「がん診断給付金」・「がん通院給付金」・「公的医療保険とのバランス」・「保険料」・「保障内容」の5つ
  • がん保険について質問があるなら、マネーキャリアで保険のプロに無料相談!相談場所も47都道府県・オンライン対応可能!

50代男性・女性におすすめのがん保険


人生100年時代といわれる現代、日本人の死因として第1位を占めるがんに対する備えはとても重要になってきます。


これまで自分自身ががんにかかる可能性についてちゃんと考えることはなかったのではないでしょうか。


50代はがんにかかる確率が上昇し始める境目の年代であり、50代以降はがんのリスクが急激に上がっていきます。50代のうちにがん保険に加入しておきいざというときの備えとして準備をしておきましょう。


ここでは50代におすすめのがん保険について詳しく解説していきます。


  • 50代男性におすすめのがん保険
  • 50代女性におすすめのがん保険


しっかりと理解して自分にぴったりのがん保険を選びましょう。

がん保険の保障内容や保障期間などがん保険についての基礎知識があいまいな人は下の章の「【基礎知識】がん保険とは」からご覧ください!

50代男性におすすめのがん保険


男性の場合、前立腺がんや胃がん、肺がん、大腸がんなど多くのがんの罹患率が50代から大幅に上昇していきます。一方、50代は、子供の教育費や住宅ローンなどいろいろなところでお金が必要になる時期でもあります。


そのため、家計を圧迫しない程度の保険料であり、保障内容がある程度充実しているがん保険がおすすめです。


その特徴としては以下のようなものがあります。


  • 定期型/終身型
  • 診断給付金型
  • 実損補填型
  • 収入保障型 

定期型/終身型


定期型を選ぶか終身型を選ぶかは人によって異なります。

ある程度の収入や貯蓄が安定しており、確実にがんに備えたい方は終身型がん保険がおすすめであり、貯蓄が少なく保険料にお金をかけられない方は定期型がん保険がおすすめです。

終身型がん保険は、加入時の保険料が高額かもしれませんが、それ以降は保険料が変わりません。また、定期型では70代以降に年齢を理由として加入できなくなるリスクがあります。

そのため、家計に余裕があるのであれば、終身型がん保険への加入をおすすめします。

保障内容がある程度充実しているもの


50代におすすめのがん保険として、以下のような保障内容がメインのものを選ぶと良いでしょう。

  • 診断給付金型:がんの診断を受けたときに保障金が受け取れる
  • 実損補填型:実際に支払った治療費が給付される
  • 収入保障型:がんにより働けなくなった際、給付金を毎月もしく毎年給料のように受け取れる

がんになった際には、治療のために仕事を休まざるを得ない場合があります。そのため、減収や収入がなくなることもあります。

50代になると収入が多くなってくる人も増えるため、がんにかかったときの収入の減少による影響が大きい人もいるでしょう。

そういった人は、収入保障型を選択すると良いでしょう。

そのほかにも診断給付金型実損補填型もおすすめできます。家計と保険料のバランスを考えて選ぶようにしましょう。

50代女性におすすめのがん保険

50代女性におすすめできるがん保険も男性のものと類似しています。

ただし、女性の場合は女性特有のがんにも備えられる保障内容にすることをおすすめします。

まとめると以下のような特徴のがん保険がおすすめです。

  • 定期型/終身型
  • 診断給付金型
  • 実損補填型
  • 収入保障型
  • 女性特有のがんに備えられるがん保険

女性特有のがんに備えられるがん保険


女性の場合、乳がん、子宮がん、卵巣がんなど女性特有に見られるがんのリスクがあります。

3種類の女性特有のがんの特徴は以下の通りです。

がんの種類特徴
乳がん・女性特有のがんで最も多い
・30代で急増する
・40~50代で発症のピークを迎える
子宮がん・閉経していない20~30代で発症する
・近年では急増している 
卵巣がん・死亡率が最も高い
・腹膜や周辺臓器に転移やすい
・年代に関係なく発症する
・早期発見も困難

胃がんや肺がんなどの罹患率が男性ほどではないですが大きく上昇していく一方、こういった女性特有のがんの罹患率はピークを迎えます。

50代以降は罹患率が減少していきますが、50代ではかなり高くなっているためきちんと備えておきましょう。

がん保険を選ぶ際には以下のような特約や保障をつけておくことをおすすめします。

  • 女性がん給付金:女性特有のがんでの治療・入院・手術・退院・乳房再建術などに対し保証金が支払われる特約。
  • 外見ケア給付金:がん治療で頭髪が抜けたり、顔または頭部に傷跡が残った際に給付金を受け取れる。
  • ホルモン剤治療給付金:がんの治療のためにホルモン剤治療を受けた際に給付金が受けとれる。

乳がんで乳棒を摘出した際の再建術や、抗がん剤治療で抜けた髪を隠すためのウィッグの購入、傷跡を隠すための整形外科手術など、想像以上に外見ケアにはお金がかかります。

治療保障に加えて、外見に対するケアに対する保障もきちんとつけておきましょう。

自分にぴったりのがん保険が知りたい方は保険のプロに無料相談!

50代にどんながん保険がおすすめか理解できたでしょうか。


きちんと理解できたとしても、保険の種類はたくさんあるうえ、自分の収入や貯蓄、性格、家庭状況などにぴったり合うがん保険を見つけるのは難しいでしょう。


一度加入してしまうと見直しも容易なものではありません。


がん保険を選ぶときは一度保険のプロに相談してみることをおすすめします。保険のプロの意見を聞き、自分の最適ながん保険についてきちんと理解して加入するようにしましょう。


相談するうえでおすすめできるのがマネーキャリアです。


マネーキャリアの保険相談を利用する場合、

  • お金の専門家であるフャイナンシャルプランナーが3,000人在籍している
  • 利用者の相談満足度は93%
  • 相談料が無料

のようなメリットがあります。


マネーキャリアでは、何度でも無料で保険について相談できるので気軽の利用してみましょう。

【基礎知識】がん保険とは


がん保険とは、がんの入院費や治療費をカバーするための保険です。対象が絞られているため、比較的安い保険料でがんに対する大きな保障を得ることができます。


がん治療では、

  • 治療費
  • 入院費
  • 生活費

など様々な費用が発生します。これらをカバーするための保険です。


もしかすると医療保険で十分と判断する方もいらっしゃるかもしれません。


確かに医療保険の対象にがんも含まれています。しかし、がんの治療を行ううえでの懸念点として、

  • 長期入院
  • 通院のみでの治療
  • 治療期間中の収入減

が挙げられます。


このような場合、医療保険では入院期間に制限があったり、通院は対象外などで満足な保障が受けられません。


このような場合に備えるためにも、がん保険に加入しておくべきだということができます。


そこで、がん保険の基礎知識として、

  • 医療保険とがん保険の違い
  • 終身型がん保険と定期型がん保険
  • 保障内容

について詳しく解説します。ぜひ読んできちんと理解しておくことをおすすめします。

基礎知識①医療保険とがん保険の違い

それぞれの違いを見ていきましょう。

がん保険医療保険
がん診断給付金×
(特約で対応可)
がんでの入院・手術保障
(日数無制限)
×
(日数制限あり)
がん以外での入院・手術保障×
がん治療の通院保障×
(特約で対応可)
免責期間の有無ありなし
がん診断給付金がん通院保障はがん保険特有の保障です。がんの治療方法に合わせた保障内容となっているため、がんに特化したがん保険でしか得ることができません。

また、がんでの長期入院をカバーするために、入院保障の日数制限がないことも大きな違いです。

がんのみに対して手厚い保障が得られることががん保険の特徴となるため、がんに対する保障で大きな違いが見られます。


気をつけるべき違いに免責期間の有無があげられます。がん保険は手続きが完了していてもすぐに保障が開始されません。手続きが完了すればすぐに保障が受けられる医療保険とは異なる部分となります。


免責期間中にがんが見つかった場合には、契約無効、条件によっては契約解除となり保険料も戻ってこないため、契約時には注意が必要です。

基礎知識②終身型がん保険と定期型がん保険

がん保険は

  • 終身型
  • 定期型

の2つのタイプがあり、それぞれ特徴は以下のようになっています。

終身型定期型
保障期間一生涯満期まで
保険料一定更新ごと再計算

終身型がお得なのでは、と考える方が多いかもしれません。そこで、それぞれのメリット・デメリットも比較してみましょう。

メリットデメリット
終身型・保険料が変わらない
・保障が一生涯
・同年齢の定期型より保険料が割高
・見直し・乗り換えがしにくい
定期型・保険料が安い
・見直しのタイミングが取りやすい
・更新時に保険料が上がる
・更新に上限年齢がある
終身型の、生涯続く保障と変わらない保険料は確かに大きな魅力です。しかし、デメリットもあり、特に見直し・乗り換えのしにくさは保障が古くなることに繋がります。

古くなってしまうとその時代の治療法に合わせた保障が受けられなくなるため、そのままにしておくと保険金がほとんど受け取れないことも考えられます。

定期型ならば一定期間で更新が必要になるため、見直しタイミングで困ることはありません。しかし、その都度保険料が上昇することや、年齢制限があるため最終的に無保障となるリスクもあります。


それぞれ違った特徴があるため、自分に合ったものを選択するようにしてください。

基礎知識③保障内容

タイプ別に保障内容を確認していきましょう。

タイプ保障内容
入院給付金型がん保険入院日数に応じて保険金を支給
実損補填型がん保険実際かかった治療費をカバー
診断給付金型がん保険がん診断で一時金を支給
収入保障型がん保険がんでの収入減をカバー
女性保険女性特有の病気で手厚い保障
タイプ別に確認することで、保障内容が分かりやすくなります。自分の場合必要なタイミングはいつなのか、どの費用をカバーしたいのかなどを考えて保障内容を選びましょう。

入院給付金型がん保険

入院・手術で保険金が支給されるタイプです。金額は入院日数に応じて、手術は決まった倍率で計算された金額が受け取れるがん保険です。


診断給付金がある商品も多く、治療費だけでなく生活費などがんにかかる費用全般がカバーでまきす。

実損補填型がん保険

がん治療でかかった分をカバーしてもらえるタイプです。がん治療では

  • 入院費
  • 通院・手術費
  • 家族の介添え

などで費用が発生しますが、実際にかかった費用が支給されるため、確実に治療費がカバーできる保険です。保険ではあまりカバーされない自由診療にも対応している商品もあります。

診断給付金型がん保険

診断時に一時金としてまとまった保険金が支給されるタイプです。


入院・手術で給付金は出ませんが、利用目的は制限されることはないため柔軟に対応することで様々な費用にあてられることが特徴です。

収入保障型がん保険

一定期間年金形式で保険金が受け取れるタイプです。


がん診断後、年金形式で一定期間支給されるため、治療費はもちろん生活費に充てることもできます。


がん治療中には入院以外にも抗がん剤の副作用などで通常通りに働けなくなる可能性もあります。治療中の金銭的な不安を減らすことが可能です。

女性保険

女性特有の病気で保障が厚くなるタイプです。がんに対しても女性特有の

  • 乳がん
  • 卵巣がん
  • 子宮頸がん

などが対象となっているため、このような場合にはより多くの保険金が受け取れます。


また、医療保険としても普通に利用できるため、女性の方におすすめです。

50代女性・男性のがん保険の必要性を統計データから解説


この記事をご覧くださっているなかには「まだまだ健康なのに、どうして50代にがん保険が必要なの?」とがん保険の必要性に疑問を覚える方もおられるでしょう。


しかしがんはある日突然やってきます。


それに加えて実は50代にとって、がんはとても身近な病気。


つまりそのがんに罹患するある日が訪れる確率が、50代は男女ともにとても高くなっているのです。


それを示すデータとして

  • 男女別のがん罹患率
  • 男女別のがん保険加入率
  • がんによる平均入院日数
以上のことを紹介していきます。

がん保険自体の必要性については以下の記事で解説しています。気になった人はぜひご覧ください。

がん保険は必要ない?不要な人、入るべき人を解説

①50代・男女別のがん罹患率

そもそも、50代・男女別のがん罹患率はどの程度なのでしょうか。


国立がん研究センターの統計データによると、がんと診断される確率は以下の表のようになっています。


男性女性
20代0.3%0.4%
30代0.9%2.0%
40代2.5%6.0%
50代7.6%12.2%
60代21.8%21.1%
70代65.6%31.7%

この表を見ると、50代から男女ともにがんの罹患率が格段に上昇しています。


50代では、男性の場合およそ14人に1人、女性の場合およそ8人に1人の割合でがんにかかっているのです。


また、表を見てもわかるように、60代以降になると罹患率がさらに上がるため、がん保険の必要性は増すと考えられますが、60代以降になると入れるがん保険が限られてきます。


がん保険に入りたいと考えている場合、50代がチャンスであるといえるでしょう。

②50代・男女別のがん保険加入率

実際、周囲の同年代ががん保険に加入しているかどうかというのはなかなか知る機会のないことです。


それを知るべく今回は、がん保険加入率をまとめてみました。


50代のがん保険加入率


男性女性
がん保険加入率46.8%43.1%

(参考:生命保険文化センター「令和元年度
生活保障に関する調査」


50代の男女ともに、調査対象者全体の半数弱ほどの方ががん保険に加入していることが読み取れます。


全世代のがん保険加入率


男性女性
20代22.0%28.9%
30代46.3%46.5%
40代52.8%49.2%
50代46.8%43.1%
60代42.2%39.1%

(参考:生命保険文化センター「令和元年度
生活保障に関する調査」


年齢別のがん保険の加入率に注目してみましょう。


男女ともにがん保険への加入のピークは、30代〜50代となっています。


年齢別・男女別の加入者を見ると50代で多くの人ががん保険に加入していることが分かったと思います。


多くの人ががん保険に入るからという理由でがん保険に加入することはおすすめしません。


しかし、多くの人ががん保険に加入するということは、がん保険の必要性がそれだけ高く、50代でもがん保険への加入を考える大きな要因となりうるのではないでしょうか。

③がんになった場合の平均入院日数

がんに罹患してしまうと、どの程度の期間の入院が必要になるのでしょうか。


がん(悪性新生物)全体の入院日数と、部位別の入院日数に分けてご紹介していきます。


がん(悪性新生物)全体の平均入院日数


35〜64歳65歳以上
悪性新生物<腫瘍>13.0日18.6日

(参考:厚生労働省「平成29年(2017) 患者調査」


50代が含まれる年齢区分の平均は2週間弱という結果でした。


なお65歳を過ぎると1週間近く入院日数が伸びる傾向にあるので、そういう面でも早めの備えが必要と言えるでしょう。


がん(悪性新生物)部位別の平均入院日数


35〜64歳65歳

(胃がん)
13.0日20.8日
結腸・直腸
(大腸がん)
11.7日17.1日
肝・肝内胆管
(肝臓がんなど)
13.0日17.7日
気管・気管支・肺
(肺がんなど)
13.3日17.1日
乳房
(乳がん)
8.4日15.7日

(参考:厚生労働省「平成29年(2017) 患者調査」


35〜64歳では、気管・気管支・肺に関するがんによる入院日数が最も長くなっています。


しかし乳がん以外は、がん全体の平均入院日数とそこまで差はありません。


1度入院すると長期的な治療が必要になるということは覚えておきましょう。


またこれは入院1回あたりの平均入院日数であるため、再発や転移で再度入院するとなればこの倍の入院日数が必要になってきます。



以上のように、50代以降になるとがん保険の必要性がかなり高まるといえます。

50代でがん保険は不要か?必要か悩む人が知っておくべきこと



「50代に本当にがん保険は必要なの?」とがん保険の必要性について悩んでおられる方もおられるでしょう。


もちろん、がん保険に加入するかどうかを最終的に決めるのはあなた自身です。


しかし、「自分にはたぶん必要ないだろう」と気楽に考えるのではなく

  • 家族の生活費・治療後の家計状況
  • 公的保障外の治療費
以上のことを良く考え、必要性を検討した上で判断することを強くおすすめします。

上記2点について、以下で詳しく解説しますので一緒に考えていきましょう。

①家族の生活費や治療後の家計状況も含めて検討する

仮にあなたががんに罹患したとしても、今まであった出費が免除されるわけではありません。


それぞれのライフスタイルに左右されますが、家族がおられる方は家族の生活費などの確保も求められます。


食費など日々生きるために必要な費用だけでなく、

  • 住宅ローンの返済
  • 子どもの教育費
  • 親の介護 など
このような部分の蓄えも当然必要です。

しかし入院すればその期間は働くことができません。

前述のように平均入院日数は2週間弱、人によればそれ以上に長引く可能性も大いにあるでしょう。

また退院後も通院治療が必要であったりと、罹患前の生活に戻るにはなかなか前途多難な面があります。

さらに治療が終わった後の家計の状況なども考慮しなければなりません。資金的余裕がない方であれば、もしがんに罹患した場合のがん保険の必要性は高いです。

そもそもこれからの生活において必要な費用と現在の貯蓄とを比較し、そこから「がん罹患時の治療費などを捻出することが可能か」しっかり計算してみましょう。

②公的保障外の治療にかかる費用を理解する

がんの治療には

  • 標準治療
  • 先進医療
  • 自由診療
の3種類があります。

標準医療は公的医療保険が適用されるため、自己負担額は3割となります。

問題なのは、先進医療と自由診療です。

どのようなものなのか、簡単に解説していきます。

▼先進医療

厚生労働大臣が定めた最新の医療機器や薬を使った治療、高度な医療技術を用いた治療のことです。

標準治療と共通する診察・検査・入院に関する費用には公的医療保険が適用されますが、技術料は全額自己負担となります。

例えばがん治療に用いられる先進医療には
  • 陽子線治療:がん細胞に陽子線を照射する
  • 重粒子線治療:がん細胞に重粒子線を照射する
このようなものがありますが、これらの技術料は以下の通りです。

技術料
陽子線治療約271万円
重粒子線治療約312万円

つまり例に挙げたような治療を受けた場合は、数百万円の治療費を全て自分で負担する可能性があります。

そのため、費用面で不安がある場合にはがん保険の必要性が大きく高まります。

▼自由診療

厚生労働省が承認しておらず、公的医療保険の適用外となる治療のことです。

標準治療との併用は認められていません。

すなわち、自由診療を選択した場合は他の治療費も含めて全額自己負担となるのです。

金額はまちまちですが場合によっては数千万円にものぼることもあるため、一個人が支払うにはかなり厳しいものとなっています。

50代で特にがん保険に加入するべき人


50代はがんの罹患率が一般的に高くなる年代ですので、なるべく多くの方に加入していただきたいものとなっています。


しかし、50代の方々の中でもとりわけがん保険の必要性が高い方がいらっしゃいます。


50代のなかでも、特にがん保険に加入すべきなのは

  • がんに罹患するリスクが特に高い人
  • がんに罹患した場合、経済的に苦しくなる人
  • がん治療の選択肢を広げたい人
です。

1つずつ詳しく解説していきます。

①がんに罹患するリスクが特に高い人

がんのリスクを高める要因として考えられているのが、

  • 喫煙
  • 飲酒
  • 不健康な生活習慣

です。


そのなかでも群を抜いて罹患率が高くなるのが喫煙者となっています。


国立がん研究センター「たばことがん」によると、


  • 男性で30%、女性で5%はたばこが原因でがんに罹患している 
  • 男性で34%、女性で6%はたばこが原因でがんにより死亡している 


以上のように考えられています。


このようなデータがあることから、喫煙者の方はより一層がんに対して備えておくことがおすすめです。


また、がんの家族歴がある人も注意しておきましょう。


罹患した人と生活環境を共有していたことや遺伝的な要因からがんのリスクがほかの人に比べて高いと考えられます。


このように、喫煙者、頻繁にお酒を飲む人、不健康な生活習慣を送ってきた人、がんの家族歴がある人は特にがん保険に加入するべきであるといえるでしょう。

②がんに罹患した場合、経済的に苦しくなる人

がんに罹患することで、診断や通院、入院、手術など、多くの費用が発生することとなります。


中でも以下のような、

  • 貯蓄が少ない
  • 自営業
  • フリーランス
といった方であると、入院費治療費生活費の観点から影響が大きいです。

会社からの保障や有給を利用することができない個人事業主の場合、仕事ができないことにより収入源にも直結してしまうのです。

ある程度貯蓄があり、生活費や医療費による経済的なひっ迫がない方であれば、がん保険の必要性は低いと感じるかもしれません。

しかし、治療費が膨れ上がったり思わぬ出費が重なったりすると、資金不足になることも考えられます。

少しでも経済的な影響を不安に感じ、がん保険の必要性が高い方は、加入しておくべきです。

③がん治療の選択肢を広げたい人

先ほども開設したように、がん治療には治療法が3種類存在します。

  • 標準治療
  • 先進医療
  • 自由診療
この中でも、一般的に標準治療は自己負担額が治療額全体の3割ですが、先進医療自由診療は違います。

どちらも高額な治療費がかかる可能性があり、その金額が数千万円になることも考えられるのです。

実際にこうした治療が必要になった際に、がん保険の必要性は大きく高まります。

がん保険の中には、
  • 先進医療給付金
  • 自由診療給付金
といった専用の給付金が用意されているものもあり、万が一高額な治療費が必要になった場合でも安心して治療を受けることができます。

いざ治療費が莫大になった時でも安心して治療を受けることができるのが、がん保険の大きな利点です。

がん治療の選択肢を広げたい人は、がん保険に加入するべきといえます。

50代向けがん保険の選び方のポイント


いざがん保険に加入しようにも、世の中にはたくさんの商品が発売されていますよね。


「どれを選ぶべきかわからない」そう思っている方もおられることでしょう。


がん保険選びに迷ってしまった際には、

  • がん診断給付金
  • がん通院給付金
  • 公的医療保険とのバランス
  • 保険料
  • 保障内容
以上の5つを重視してみましょう。

では、特にどんなところに着目すべきか解説していきます。

以下の記事ではがん保険の選び方について詳しく解説しています。気になった人はぜひご覧ください!

がん保険の選び方|絶対に押さえておくべきポイントをプロが解説!

①がん診断給付金

がん診断給付金の比較ポイントは

  • 金額
  • 回数
  • 給付条件
の3つです。

それぞれ簡単に説明していきます。

金額


保険金として給付される金額は商品によって異なります。

もちろん多い方が嬉しいですが、保険料と合わせて比較して
  • 自分に必要な金額を給付されるか
  • 保険料が身の丈に合っているか
を考えましょう。

回数


がん診断給付金は
  • 給付が一度きりと限定されているもの
  • 複数回給付を受けられるもの
の2種類あります。

どちらを選んでももちろん良いのですが、おすすめは複数回の給付があるがん保険。

というのも、がんは一度治療したとしても再発や転移の可能性がある病気だからです。

給付条件

がん診断給付金は、その名の通りがんと診断されれば給付されるのが一般的です。

しかしなかには、「がん治療のために入院をしたこと」が給付条件となっている商品もあります。

どうすれば給付できるのか、加入前にしっかりと確認しておく必要がある部分です。

②がん通院給付金

がん通院給付金も同じように

  • 金額
  • 回数
  • 給付条件
が比較ポイントです。

それぞれ簡単に説明していきます。

金額


受け取ることができる金額は、がん診断給付金同様に商品によってまちまちです。

比較するときは
  • 通院にばっちり備えることができるか
  • 保険料と見合っているか
この面を中心に考えていくと良いでしょう。

回数


がん通院給付金には
  • 通院日数に上限が設定されているもの
  • 無制限に何度でも給付されるもの
など、商品ごとに上限の有無が分かれます。

通院期間は人によって異なりますので、長期にわたる可能性があることも念頭に置いておかねばなりません。

給付条件


がん通院給付金が給付されるための条件には、
  • がん治療のための入退院後、一定期間内の通院のみのもの
  • 入院前の通院も給付対象のもの
  • がん治療のための通院であれば入院の有無は関係ないもの など
さまざまなものがあります。

入院を前提とするものであれば、通院治療のみであった場合保障を受けることはできません。

さらに通院治療の内容にも条件が設けられていることがありますので、あらかじめ確認が必要です。

③公的医療保障とのバランス

50代を含む70歳未満であれば、基本的には公的医療保障により自己負担額3割で医療を受けることが可能です。


それだけではなく、公的医療保険に高額療養費制度があります。


この制度により、1ヶ月の医療費自己負担額には上限が存在するのです。

厚生労働省保険局「高額療養費制度を利用される皆さまへ」


しかし、その上限額の分だけを備えておけば万全というわけではありません。


例えば

  • 差額ベッド代
  • 入院中の食費 など

については、全額自己負担となります。


もちろん入院中に限らず、入院の準備などにも様々な費用がかかるのです。


さらに前述したように

  • 先進医療(技術料)
  • 自由診療

を受けるのであれば、こちらも全額自己負担となります。


経済的な負担を考えることなく治療に集中し、さらに治療の可能性を広げられるがん保険に加入する必要性を考慮して選択しましょう。

④保険料は安いか

保険料と保障のバランスは、保険加入の上でとても重要なものです。


保障を厚くすることにばかり気を取られて保険料が高額になってしまっては本末転倒ですよね。


「自分にとって必要な保障はどんなものか」をまず明確にしましょう。


その上で、無理なく支払うことができるかをシミュレーションすることが大切です。


ほとんどの保険会社が、商品紹介ページに保険料シミュレーションを用意しています。


そちらを利用して確認するのも1つの手ではないでしょうか。

⑤保障内容の幅広さ(上皮内新生物や先進医療等も保障されるか)

保険料と合わせて、保障内容の幅広さも重視すべきポイントです。


例えば、がんは悪性新生物と呼ばれるものとなります。


しかしこの新生物には、他に上皮内新生物というものも存在するのです。


この上皮内新生物を保障対象としているかは、各商品により異なります。


他にも

  • 先進医療に対して保険金が支払われるか
  • 三大治療を保障されるか
  • 女性特有のがんに備えられるか など
あなたに必要な部分までサポートを受けられるのかをしっかり確認しましょう。

これらは保障内容として用意されていても
  • 基本保障に含まれている場合
  • 特約として付加する場合
に分かれています。

どちらが良い、悪いということはないので、保険料と照らし合わせながら必要な保障を確実に受けられるように検討するのがおすすめです。

50代なら加入しているがん保険の見直しも重要!ポイント3つ!


がん保険にすでに加入済みであるあなたも、50代というタイミングで今一度見直しが必要です。


がん保険の補償内容の中でも年齢によって必要性の異なる保障があるため、自分の年齢に合った保障に美馬押す必要があります。


見直しで注目すべきなのは

  • 給付日額
  • 保障内容
  • 女性特有のがんに備えられているか
以上の3つのポイント。

それぞれ簡潔にまとめていきますので、一緒にチェックしていきましょう。

▼給付日額

昨今では、がん治療は入院より通院をメインとするようにシフトされてきています。

つまり通院保障がより手厚くなっていることが求められるのです。

そのあたりを踏まえて、給付日額に過不足がないか確認してみましょう。

また入院給付金に関しては、最近では入院1日目から手当が出る商品が登場しています。

より自分にマッチする保険はないか、比較して見ることがおすすめです。

▼保障内容

若いときに加入したのであれば、今と必要な保障も異なるでしょう。

もしかすると、今はもう必要ではないと思う特約まで孵化してしまっている可能性も。

無駄な保障がないか、必要な保障は足りているか、あなた自身の健康状態などと合わせて考える必要があります。

女性特有のがんに備えられているか

これは女性に限ることですが、
  • 乳がん
  • 子宮がん
といった女性特有、あるいは女性の罹患率が高いがんに備えられているかも見直しのポイントです。

がんの罹患率が高い日本に置いては、女性特有のがんに対する保障の必要性は言うまでもなく高いです。

女性特有のがんに備える特約がある商品に加入しているのであれば付加するかどうかを、ないのであれば他の保険への乗り換えなども視野に入れてみてください。

50代でがん保険を見直す際の3つの注意点

がん保険の見直しはとても大切なことです。


しかし、その一方で注意しなければならないことも存在するのです。


今回はその注意点として

  • 保険料が割高になる可能性がある
  • 新しい保険に加入できない可能性がある
  • 保障の空白期間が生まれる
以上の3つをご紹介していきます。

①保険料が割高になる可能性

がん保険に限らず、保険料は加入時の年齢によって左右されます。


一般的に加入年齢が上がるほど、その金額は高額になるものです。


この背景には、年齢を重ねるごとに病気になるリスクも上がっていくことがあります。


言い換えれば給付金の支払い事由(がん保険の場合はがんへの罹患や治療など)が起こるリスクが高ければ高いほど、保険料も高額になる仕組みです。


つまり昔加入した保険から乗り換えて新しい保険へ加入する場合、「以前の保険と比較して保険料が高額」ということが起こりやすくなっています。


保険の見直しでは
  • 保険料の安さ
  • 保障内容の手厚さ
どちらを優先すべきかをじっくり考える必要がありそうです。

②新しい保険に健康リスクで加入できない可能性がある

保険には、告知というものがあります。


これは自身の過去5年から現在における健康状態を保険会社に告げることで、言うならば保険加入のための審査です。


もしあなたが最近傷病により入院や治療を受けたりしていた場合、新しい保険に加入することができない可能性があります。


もちろん、持病があるなど健康状態に不安がある方へ向けて

  • 引受基準緩和型がん保険:告知項目が少ないもの
  • 無選択型がん保険:告知項目が全くないもの
も販売されていますので、一切加入できないということはありません。

しかし上記の2種類は一般的ながん保険と比較すると
  • 保険料が割高
  • 保障内容が手薄 など
といったデメリットが存在するのも事実です。

既往歴がある方は、新たな保険に加入できない可能性を考えて見直しを行ってください。

なお告知については、下記リンク先の記事からさらに詳しい解説を見ることができます。

③保障の空白期間

今まで加入していたがん保険をやめて新しく別のがん保険に加入しようとする際、気をつけなければ保障の空白期間が生まれてしまいます。


保障の空白期間とは免責期間のことで、「がん保険に加入できしているけれど何の保証も受けられない期間」のことです。


がんはいつ罹患するかわからないもの。この保障の空白期間にがんと診断される可能性ももちろん否めません。


この期間が生じてしまうのを避けたいのであれば、

  1. 新しいがん保険を契約をする
  2. 新しいがん保険の責任開始日(保障が開始される日)を迎える
  3. 2を迎えてから以前加入していたがん保険を解約する
という順番で保険の解約・再加入をする必要があります。

せっかくがん保険に加入して保障に備えるわけですから、なるべく無保障の期間が生まれないように気を配りましょう。

まとめ:50代でがん保険の検討をするならまずは無料保険相談!


今回は、50代のがん保険の必要性について解説してきましたがいかがだったでしょうか。


50代は、男女ともにがんの罹患率が高くなる年代です。


さらに日本ではがんは国民病と言われ、今では2人に1人が一生のうちに罹患する可能性があると言われています。


それなのにがんの治療の幅を広げようとすれば高額な治療費が降りかかることも。


治療や入院のみならず、守るべき家族にまで負担が及んでしまう可能性があるのです。


もちろん、何度か述べましたががん保険に加入するかどうかの最終的な判断はあなたがすること。


しかし、この記事を読んでその必要性を知りがん保険への加入を検討してくださる方が1人でも増えれば私共としても嬉しい限りです。


また「どのがん保険に加入すべきか自分ではよくわからない」という方には、マネーキャリアの無料保険相談をおすすめします!


マネーキャリアでは保険のプロと一緒に、自分にぴったりの保険を探すことができます。


スマホ1つで簡単に相談できますので、がん保険を検討している方はぜひ利用してみましょう。


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