更新日:2023/03/15
貧血でも保険に加入できる?持病保険のプロがわかりやすく解説!
貧血は症状が重くなると保険に加入しづらくなったり、入れないこともあるのはご存じですか。この記事では、貧血の原因や症状、予防法や治療についても詳しく解説していきます。また、貧血でも入れる保険やその告知方法についても解説していきます。
内容をまとめると
- 貧血をひき起こす原因は様々だが、多くの人は鉄不足による貧血である
- 特に女性は、貧血になりやすいので注意が必要
- 貧血の予防・改善には鉄分の摂取、食生活、規則正しい生活が大切
- 貧血でも引受基準緩和型保険、無選択型保険には入れる
- 貧血の保険加入でお悩みの方は持病保険専門のマネーキャリアの保険相談を有効活用することがおすすめ!
目次を使って気になるところから読みましょう!
貧血でも通常の保険に加入できる?告知内容や治療法についても解説
「最近疲れやすい」「少し動いただけなのに息切れがする」その症状は貧血かもしれません。
「貧血くらい大丈夫でしょ」と症状が軽いうちは、あまり重要視しない人も多いかと思いますが、貧血の原因は様々で、がんなどの大きな病気が原因の可能性もあります。
生命保険も軽度の貧血なら問題ありませんが、重度になってくると、加入しづらかったり、加入できないこともあります。
そこでこの記事では、貧血について
- 貧血になるとどうなるの?原因は?
- 貧血の予防・改善にするべきことは
- 重い貧血でも入れる保険とはどんなもの?
- 貧血の場合の告知内容はどんなもの?
貧血の総患者数は13.9万人!症状や原因は?
- 症状
- 鉄欠乏性貧血
- 女性に多い理由
貧血の症状
貧血の人の体は、酸素不足になっています。
脳が酸素不足になると立ちくらみや、めまいを起こします。
疲れやすさやだるさは、筋肉が酸素不足なので代謝が悪くなりひき起こされるのです。
この他にも、集中力の低下や動機、息切れ、口内炎ができやすい、味覚の異常など様々な症状が貧血になるとあらわれます。
特に「スプーンネイル」と呼ばれる、爪の先が反り返る症状や「むずむず脚症候群」と呼ばれる脚に睡眠を妨げるほどのかゆみや、痛みなどの不快感をひき起こす症状は、貧血症状の代表例です。
貧血の症状は、我慢しようと思えば、我慢できてしまうものがほとんどですが、貧血を放置しておくと、うつ病や認知症などにつながってしまいます。
症状があらわれたら、放置せずにきちんと向き合い、改善するよう行動することが大事です。
貧血患者の半数以上が該当する鉄欠乏性貧血
貧血患者の中で、最も数が多いのが鉄欠乏性貧血と呼ばれるものです。
人間が快適に活動するためには、体内に十分な酸素が巡っていることが必要不可欠です。
ヘモグロビンには、酸素を体中に運ぶ役割があり、鉄分によってつくられます。
体内に鉄分が足りていないと、ヘモグロビンが作られず、それに伴い、酸素量も減ってしまいます。
酸素が足りないと「めまいや立ちくらみ、疲れやすい、動機、息切れ」などいわゆる貧血症状があらわれてきます。
これを鉄欠乏性貧血といいます。
鉄分が不足するのは
- 不規則な食事や無理なダイエットによって、必要な量を摂取できていない
- 妊娠、授乳などにより、必要となる量の増加
- 痔や胃潰瘍、がんなどによって出血している
以上の理由が、考えられます。
「少し動いただけで息切れがする、疲れやすい」のような症状が出ても、忙しさや年齢のせいだと考える人は多いと思いますが、もしかしたら貧血が原因かもしれません。
貧血には③のように大きな病気が、原因となっている場合もありますので、気になる人は早めに検査をしてみましょう。
女性の患者数が多く、出産や授乳期に多い病気
鉄欠乏性貧血は、女性の4人に1人は経験したことがあるといわれている、女性に多い貧血です。
女性は、月経や出産時に多くの量を出血しますし、妊娠、授乳期には、赤ちゃんに栄養を与えなければいけないので、体内の鉄が不足する機会が、ライフサイクルの中で多くあることが要因の一つです。
妊娠するとお母さんがそれまで蓄えていた鉄分は、赤ちゃんに優先して届けられます。またそれを届けるために、お母さんの体内では、血液が大量に作られます。
授乳の時にも、お母さんの持っている鉄分は、赤ちゃんに供給されます。
こうして、妊娠中から産後にかけて、赤ちゃんに栄養を与えるためにお母さんは、鉄不足となり、貧血になりやすい状態になるのです。
産後貧血になると、産後うつになりやすいという報告もあるので、あ母さんは、意識的に鉄分を補給していくことが大事です。
貧血の治療法や予防する生活習慣
貧血を予防、治療するために必要なことは「不足している栄養素を補う」「出血原因を治療するまたは出血量をコントロールする」の2点です。
それにはどんな方法があるのか
- 薬を使って補う
- 食事から摂取する
- 生活を整える
鉄欠乏性貧血の場合は鉄剤を服用
鉄を多く含む食材を取る
貧血予防、改善には「鉄」「葉酸」「ビタミンB12」「ビタミンC」の4つの栄養素を摂取できる食事が理想です。
鉄
規則正しい生活
せっかく食事に気を付けていても、胃腸が弱っていると、栄養素の吸収がうまくできません。
胃腸が元気な体にするためにも、暴飲暴食はやめ、アルコールも適度な量にし、睡眠もしっかりとって、できるだけストレスを減らすようにしましょう。
バランスの良い食事と、規則正しい生活が、貧血の予防・改善につながります。
重い貧血の方でも審査に通りやすい保険の種類とは
貧血をひき起こす原因は、鉄が不足していることをはじめ、遺伝性の病気や胃潰瘍、癌などいろいろあります。
そのため、症状や治療状況にもよりますが、貧血だと生命保険に入れないこともあります。
そんな持病があって、一般の生命保険に入れない人のために「引受基準緩和型保険」と「無選択型保険」という保険商品があることをご存じですか。
そこでここからは、重い貧血の方でも入れる2つの保険について
- 引受基準緩和型保険
- 無選択型保険
告知が緩い引受基準緩和型保険
引受基準緩和型保険は、その名の通り「引き受ける基準を通常の保険よりも低くしている」保険です。
告知事項が一般の生命保険よりも少なく、加入条件が低くなっています。
最近よくCMなどで見かける「持病があっても入れます」という保険が、この保険です。
告知内容はほとんどが3~5項目となっており、それに該当しなければ加入できます。
告知項目の例
- 最近3カ月以内に、医師から入院・手術・先進医療をすすめられたことがある
- 過去2年以内に、入院したこと、または手術を受けたことがある
- 過去5年以内に、がんや肝硬変、統合失調症、認知症で医師の診察を受けたことがある
告知のない無選択型保険
引受基準緩和型保険にも加入できなかった人にとって、唯一入れる保険が「無選択型保険」です。
この保険は、告知義務がなく、持病があるなど健康状態に問題がある人でも加入できます。
ただこの保険は、保険料が高く、保険金も少ないため、加入者にとってデメリットが多いので、おすすめできません。
契約後数年間は、支払保険料と同等額の保険金しか保証されず、保険料も高いとなれば、かなり割高なものになります。
無選択型保険についてこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
通常の保険にも加入できる場合もあるので、まずは相談してみよう
引受基準緩和型保険や無選択型保険は、保険料が高くなり、保障も十分とは言えないので、できることなら一般の生命保険に加入したいですよね。
貧血と診断されても、病状や通院歴によっては、入れる一般の生命保険もあります。
「貧血と診断されたけど、入れる保険を探したい」「一度鉄剤を服用したことがあるから、通常の保険には入れないのかな」など保険選びでお悩みの方は、保険の無料相談を利用してみるのはいかがですか。
「マネーキャリア」では、無料で相談ができ、あなたの健康状態をしっかりとヒアリングし、あなたに合った保険選びを、保険のプロであるFPと連携してお手伝いします。
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貧血の場合の告知内容とは?告知義務違反について
告知は、保険加入者の義務です。
無選択型保険のように告知が必要ないもの以外は、必ず正しく、正直に告知しなければいけません。
もしも、告知事項に嘘をついたり、告知漏れをしてしまった場合は、故意でなくても告知義務違反となります。
告知義務違反が発覚した場合は、たとえ給付金の対象となることが発生したとしても、給付金が支払われなかったり、契約の解除、契約の失効などの罰則があります。
貧血の場合でも、しっかりと告知しましょう。
貧血の告知内容は、通常の告知内容に加え、以下のことを告知します。
- 直近のヘモグロビン濃度と、それを測定した日
- 基礎疾患の有無、あれば病名も
- 入院をしたことがあるかないか
- 服用している薬の名前
- 診断された病院名
まとめ
貧血について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか
この記事のポイントは
- 貧血をひき起こす原因は様々だが、多くの人は鉄不足による貧血である
- 特に女性は、貧血になりやすいので注意が必要
- 貧血の予防・改善には鉄分の摂取、食生活、規則正しい生活が大切
- 貧血でも引受基準緩和型保険、無選択型保険には入れる
- 貧血でも一般の生命保険に加入できる場合もある
- 告知では、貧血についても告知しなければいけない