更新日:2020/07/11
家財保険は必要ない?家財保険の補償内容と必要性について徹底解説!
家財保険に入ることは必要なのでしょうか。家財保険は火災保険の中で「家財」の補償をする保険のことです。家財保険への加入は義務となっていないため、迷ってしまいますよね。今回の記事では、家財保険の基本的な補償について触れた後、加入の必要性について詳しく解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
家財保険って必要なの?補償内容と必要性について徹底解説!
家財保険とは火災保険の中でも「家財」だけを補償とした保険の事ですよね。家財保険を使用する機会は様々な場面であります。まず火災保険は火災の時のみではなく、災害や事故が起きた時にでも使用できます。
そこで今回は火災保険の中にある家財保険について
- 家財保険の必要性
- 家財保険の加入がおすすめの人、おすすめしない人
- 家財保険の保険料を安く抑える方法
家財保険について少しおさらい!
家財保険とは
まず火災保険の補償内容は大きく分けて”建物”と”家財”があります。建物の場合は建物全体を補償(庭などの付属物も含む)、家財の場合は建物内にある家具や電化製品を補償対象とします。
持ち家の場合には建物と家財とどちらも補償対象にするのがおすすめです。ですがアパートなどの賃貸の場合ですと建物の火災保険はアパートの持ち主である大家の方が加入しています。ですので借りる側としては賃借人用の火災保険(家財を補償対象とする)に加入する場合がほとんどです。すなわち賃貸の方が入る火災保険としては家財保険に加入するということになります。
家財保険の補償対象は?
- 電化製品
- 家具
- 衣類
- 食器
- 30万円を超える貴金属
- 預貯金証書、切手など
家財保険の基本補償
家財保険が適用される基本補償を解説していきます。
- 火災、落雷よる破裂や爆発
- 風災、雹災、雪災
- 水濡れ
盗難
水災
破損、汚損
結論:家財保険が必要かどうかは人それぞれ!
結論を言いますと家財保険への加入はご自身次第で決めていただいて構いません。もちろん入っていて安心なことは安心です。ですが家財保険に入る必要がある人と家財保険が不要な人とで違いがあります。ですのでどんな人に必要なのか、不要なのかを解説していきます。
家財保険が必要である人
まず家財保険が必要な人とは...
- 多くの家財を所持している人
- いざという時に不安な人
- 賃貸物件に住んでいる人
以上の方々は家財保険に加入していた方がいいでしょう。
多くの家財を持っている人の場合、災害が起きた場合に損害を受けるのが1つでは収まらず複数の家財が損害を受ける可能性があります。例えば大規模な火事が起きた場合には家財のほとんどが被害を受けるでしょう。その時に家財保険に入れば修理代などが保険金で賄えますが、加入していなかった場合には何も補助がないので金銭的に厳しくなってしまいます。
また日本は災害大国と言われるほど自然災害が起こりやすい国です。ですのでいざという時のために家財保険に加入するのもいいでしょう。合わせて地震保険加入していれば地震による損害も補償対象にすることができます。
賃貸物件に住んでいる方は部屋を契約するときに家財保険への加入が義務であることが多いです。ですので義務にしたがって加入してください。
家財保険が不要である人
家財保険への加入がオススメな理由
ですが家財保険には加入できるのならば加入をおすすめします。
なぜならば...
- 家財保険は使う可能性が高い
- 家財の平均額は意外と高い
- 家財保険の保険料はそんなに高くない
家財保険は使う可能性が高い
実は、家財保険の請求が一番多いのは「破損事故」なのです。
破損事故の例を上げていきます。
- 子供がテレビ台に登ってテレビを壊してしまった
- 模様替えをしているときにうっかり壁を傷つけてしまった
- パソコンに飲み物をこぼしてしまった
家財の平均額は意外と高い
皆さんはご自身の家財の総額を計算したことがありますか?これから家庭の家財の平均額について解説していきます。
独身や単身世代だと部屋の専有面積が30㎠以内だとすると平均家財総額は300万と言われています。次に家族の場合だといくらになるのでしょうか。
家族構成 | 夫婦のみ | 夫婦(子供1名) | 夫婦(子供1名、大人1名) |
---|---|---|---|
部屋の専有面積 | 〜40㎠ | 40〜60㎠ | 60㎠〜 |
27歳以下 | 500万 | 600万 | 800万 |
28歳〜32歳 | 700万 | 800万 | 1000万 |
33歳以上 | 1000万 | 1000万 | 1000万 |
人数に比例して家財の総額も高くなります。特に家族の場合では家財保険に加入した方が良いのがわかりますよね。
家財保険の保険料はそんなに高くない
保険と聞くと支払う金額が高いイメージもありますよね。ですが家財保険はそんなに高くはありません。
保険料は保険金額、補償内容、建物の構造によって決められます。平均的には年間で15000円ほどです。月々に換算しますと1250円ほどですので払えない金額ではありませんよね。また契約年数によっても保険料は変わってきます。
保険金額は基本的に家財の評価額を上限にいくらまで保険金が受け取れるかご自身で決められます。建物の構造も木造構造だと保険料が高くなりますが鉄筋コンクリートなどは保険料が安い傾向にあります。これは木造ですと火事が広がりやすいということは損害が大きくなる可能性が高いためです。
家財保険料を安く抑える方法
保険料が高くないとはいえなるべく出費は抑えたいですよね。保険料を抑える方法がありますので紹介していきます。まずはご自身の保険料を計算してみてください。こちらで簡単におおよその保険料を計算することができます。
なお保険料を抑える方法としては
- 不要な補償を外す
- 保険金額設定を見直す
不要な補償を外す
ご自身に必要のない補償内容は外してしまいましょう。
- 水災の補償を外す
- 無駄な特約を外す
保険金額設定を見直す
適切な保険金額を設定することが大切です。保険金額は家財の評価額や建物の構造によって決められます。家財の保険金額の上限としては家財の評価額まで設定できます。評価額とは家財を新しく購入した場合や修理した時にかかる費用のことです。その中でご自身で本当に必要最低限の金額を考えて費用を抑えることもできます。
まとめ:家財保険の必要性を考えて加入を検討しよう
いかがでしたでしょうか。
今回は家財保険について
- 家財保険の必要性
- 家財保険の補償内容
- 保険料を抑えるコツ