更新日:2020/04/15
テレビの液晶割れが起きたら火災保険(家財保険)で補償されるの?
火災保険に入っていれば、テレビの液晶割れの際に保険金がおりることをご存知ですか?火災保険はテレビ破損に限らず様々な家財の破損や汚損が補償の対象になっています。今回は、どのような場合に火災保険が適用できるのか、また、液晶割れの際に保険を申請する手順を解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- テレビの液晶割れの際に火災保険は適用される?
- テレビの液晶割れが起きても火災保険(家財保険)で補償される
- 火災保険は「不測かつ突発的な事故」の場合に適応される
- 実際のテレビの修理代ってどれくらいかかるもの?
- テレビ破損が火災保険の補償の対象外になってしまうケースもある
- 火災保険のプランによっては補償されないので注意!
- テレビが経年劣化した場合
- 破損がテレビ機能に影響を及ぼす程のものではない場合
- 故障した日にちが分からない場合
- テレビの液晶が割れた時に火災保険の保険金請求方法
- まずは保険会社に連絡しよう
- テレビの液晶割れでかかる修理代の見積もりを依頼しよう
- テレビの修理業者に来てもらって写真を被害写真を撮ってもらおう
- 保険会社に必要書類を送ろう
- 参考:火災保険の家財保険で対象になるものとならないものを紹介
- 家財保険の対象になるもの
- 家財保険の対象にならないもの
- まとめ:家財も補償される火災保険だとテレビ破損の際も安心!
目次
テレビの液晶割れの際に火災保険は適用される?
あなたは今、子供・ペットによってまたは掃除中などにテレビを壊してしまい不安な状態にあるのではないでしょうか。
高額なテレビが壊れてしまったけれど、かわいい我が子やペットのしてしまったこと。
「本当についてないな~」なんて気分が沈んでしまいますよね。
でも諦めるのはまだ早いですよ!
テレビ破損のケースなど家の中で発生した不測かつ突発的な事故(破損・汚損)については、火災保険で補償される場合もあります!
以下では、「火災保険を利用したテレビ破損への対処」について
- テレビ破損の場合にも火災保険が適用されるの?
- 火事以外でも火災保険が適用される!?
- 補償金をもらうまでの流れ
この記事を読んでいただければ、テレビ破損の場合でも保険金がおりるのかどうか理解できます。そしてあなたの不安はおそらくなくなっているはずです!
テレビの液晶割れが起きても火災保険(家財保険)で補償される
- 火災保険の偶然の事故で補償されるテレビ破損ともらえる補償金額
- 偶然の事故で補償されないケース
- 火災保険のプランでも補償されないケース
火災保険は「不測かつ突発的な事故」の場合に適応される
「不測かつ突発的な事故」とは一体どのようなケースを指すのか、判断しづらい部分がありますね。
例えば、以下のようなケースでテレビの液晶割れが生じた時に補償金支給の対象となります。
- 子供が遊んでいたおもちゃが、テレビに当たり壊れてしまった
- 子供が洗濯機の中におもちゃを入れてしまい損傷した
- 子供が投げたボールがガラスに当たり割れてしまった
- 模様替えの最中に家具がぶつかり、ガラスを割ってしまった
- 電化製品・家具を屋外で使用して損傷した場合
- ソファーにジュースをこぼすなど、単なる外観の汚れに過ぎない時
実際のテレビの修理代ってどれくらいかかるもの?
あまりに修理用がかかる時には買い替えをした方がお得な場合があるので、どのくらいの費用が必要なのか重要なポイントですね。
テレビの修理は損傷した部分によって、大きく修理費が変わります。
例えば、電源部分の接触不良やコードの断絶といったケースは約2万円以下で修理可能ですし、埃による劣化で内部基盤が損傷した際もほぼ同額です
その一方で、液晶部の割れとなると約5万円〜7万円がかかり、修理するよりも新しいテレビに買い替えた方が安い場合さえあります。
さらに、修理スタッフに出張を依頼してお願いすれば、修理の有無に関係なく、出張費用が1件当たり約5千円も掛かってしまいます。
こうして見ると液晶テレビの修理は費用が高く、買い替えを検討なさった方がいいかもしれません。
テレビ破損が火災保険の補償の対象外になってしまうケースもある
火災保険のプランによっては補償されないので注意!
火災保険のプランによっては、補償されないものもあります。
基本的には火災保険は上でも述べた通り「火災保険」+「家財保険」というセットで加入していることが多いです。
そのため、テレビ破損の例でも補償の対象になりました。
そのため、先ほども述べた通り、火災保険のみのプランだと液晶割れを含むテレビ破損では対象外になってしまいます。
今ご自身が加入されている保険が「火災保険」+「家財保険」なのか、「火災保険」のみなのかを一度確認しておくとよいでしょう。
また、火災保険のプランによっては補償されないものがあります。
そもそも、火災保険がカバーするベーシックなものは、「火災・落雷・爆発や破裂・風災・ひょう災・雪災」の場合です。
したがって、「水濡れ(配管設備の故障や雨漏り)・物体の落下・飛来・騒擾(そうじょう)(自宅の壁を誰かに破壊されたとき)」は特約をつけてカバーする形になります。
テレビが経年劣化した場合
破損がテレビ機能に影響を及ぼす程のものではない場合
「すり傷が気になるな」と思って修理したくても、残念ながらこのケースでは火災保険は適用されないんです。
故障した日にちが分からない場合
テレビの液晶が割れた時に火災保険の保険金請求方法
大切なテレビの液晶が突然割れてしまい、気分が動転しまいますが、まずは落ち着いて保険会社に連絡をしましょう。
しかし、多くの人にとって初めての経験とあって、火災保険会社にどのように申請を行へばいいのか分かりませんし、請求金が下りるまでのプロセスもイメージしにくいですよね。
そこで、
- 保険会社への連絡方法
- 修理代の見積もり
- 写真撮影の仕方
- 必要種類の提出
まずは保険会社に連絡しよう
「テレビが壊れたから家財保険を請求したい」という時には、早め早めに保険会社にまずは電話で連絡しましょう。
テレビが損傷した内容によって、各保険会社ごとに補償対象となるかどうか約款が違いますので、まずは「何が原因でテレビが壊れたのか」を担当者にしっかり伝えてくださいね。
お客様の話しを聞いた上で、ほぼすぐに補償対象かどうかを教えてもらえます。
その後は、一般的に別の担当者から今後の一連の流れや、お客様が補償金を得るために必要な手続きをしっかりと伝えてくれますよ。
テレビの液晶割れでかかる修理代の見積もりを依頼しよう
保険会社の担当者から「まずテレビの修理代がどのくらいかかるのか見積もりをお願いします」と依頼されるはずですから、家電メーカーに修理の申し込みをしてください。
この時、家電販売店に連絡する方が多いですが、修理の見積もりを取るのは製造先メーカーですから間違わないようにしましょう。
各家電メーカーの修理依頼フォーマットに、氏名・住所などの必要項目を入力するだけと申し込み方法がシンプルで簡単なのも助かりますね。
追って、メーカーから日時確認の連絡が届き、見積もり事態はおよそ30分もあれば終了です。
見積もり内容はメーカーにより差がありますが、一般的に後日郵送で届きますので、失くさずに大切に保管しておきましょう。
テレビの修理業者に来てもらって写真を被害写真を撮ってもらおう
見積もり当日に、テレビ業者は以下のような内容を確認して保険会社にその旨を伝えます。
- テレビの壊れた程度
- 年式と型番
保険会社に必要書類を送ろう
保険会社に補償請求をすると、後日必要な書類が郵送されて来ます。
保険請求書と聞いただけで面倒で難しく感じれますが、実はとっても簡単ですよ!
参考までに保険請求書では、以下の内容を記入します。
- テレビが破損した日時
- テレビが損傷した理由
- 氏名と自宅の住所
- 振り込み先となる金融機関口座番号
- 保険請求書の書類
- 見積もり書
- 破損状況を撮影した写真
を同封して送るだけとイメージしていたよりもとても簡単ですよ!
火災保険に加入しておくと、テレビや家具などが予測不可能なトラブルにより破損した時に安心ですので、この機会に利用を検討してみませんか?
参考:火災保険の家財保険で対象になるものとならないものを紹介
家財保険に加入しているにもかかわらず、家財保険で対象になるものとならないものがあるのをご存じですか?
なかなか詳しく分かりづらいと思いますが、重要なことなのでそれらについて一緒に見ていきましょう。
火災保険でいう「家財」とは具体的にどのようなものを指すのでしょう。
これは「屋内」・「屋外」とで区別されるんですね。
つまり、
- 屋内…畳・ふすま・エアコン・浴槽・ガス代など屋内に基本的に設置されているもの
- 屋外…門・垣・塀・物置・車庫・アンテナなど敷地内に基本的に設置されているもの
のことを指します。
以下では家財保険で対象となるもの、対象にならないものを紹介します。
家財保険の対象になるもの
上でも述べた通り、屋内であっても屋外であっても補償のカバーする範囲内にあるものは基本的には補償の対象になります。
したがって、火災保険で家財を新しくすることがきるんです!これは家計を支えている奥さま方にとっても非常に嬉しいですよね。
例えば、
- 台風で家の中が水浸しになり、家具がダメになってしまった
- 雪の重みで屋根の一部がつぶれてしまった
- 車が事故の弾みで家に突っ込んできた
家財保険の対象にならないもの
しかし、せっかく火災保険に入っていても対象にならないものもあります。
火災保険の対象にならないものは以下のものです。
- 自動車
- 現金
- 有価証券
- 切手
- プリペイドカード
- 動植物
これらは持ち出そうと思えば持ち出すこともできますし、「動産保険」というものに入っていれば補償の対象となるために支払い対象からは除外されます。
まとめ:家財も補償される火災保険だとテレビ破損の際も安心!
液晶割れを含むテレビ破損と火災保険の適用条件について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
今回のこの記事のポイントは
- テレビ破損の際にも、条件によっては火災保険が適用される
- テレビ破損の際に補償金を請求する手順をおさえる
- 火災保険の家財保険では対象外となるものがある
です。
家財も補償される火災保険なら、テレビ破損の際も安心ですよね。
もしも家財保険に加入していない方がいましたら、再度加入を検討した方がいいかもしれません。
ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。