持ち家の場合に家財保険は必要?家財保険の基本を分かりやすく解説!

持ち家の場合に家財保険は必要でしょうか。火災保険と比べると家財保険は加入率が低くなっています。しかしいざという時に家財保険を付けておくと安心ですよね。そこで今回の記事では、家財保険の基本的補償と仕組み、そして持ち家に家財保険が必要な理由を解説していきます。

持ち家の場合は家財保険が必要?


持ち家でも賃貸でも引っ越しをした際に検討する家財保険。


内容が分からないままに業者におすすめされて入っていませんか?


また、持ち家だから建物が補償される火災保険だけで十分だと思っている人もいるかもしれませんね。


万が一の際、生活を立て直すのにとても役立つのが家財保険です。一方で、どんなものが対象になるのかよく知っていないと必要な補償が得られない可能性もあります。


そこでここでは

  • 家財保険の補償内容
  • つけておきたい特約
  • 持ち家でも家財保険が必要な理由
  • 対象外になるケース
  • 家財保険の選び方

以上のポイントに関して分かりやすく説明します。


この記事を読んでいただければ家財保険のことをよく知ることができ、上手に家財保険を選ぶことができます。


ぜひ最後までご覧ください。

家財保険の補償内容について

家財保険とは建物以外の家財を補償する保険です


「そんなに高価なものは持っていないから必要ないのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、対象は家電から衣類と多岐にわたります。


家財の合計金額はどれくらいになるかというと、20代の夫婦2人暮らしだと、500万円程と言われています。


家族が増えると家財の対象も増え、40代の夫婦に子供が2人いると家財の合計金額は1500万円以上になります。


これだけの金額になると補償の必要性が出てきますよね。


そこで、ここでは意外に高額になる家財を補償する保険の

  • 補償内容
  • おすすめの特約①個人賠償責任特約
  • 家財保険の特約②借家人賠償責任特約

について詳しく解説します。

家財保険の基本的補償

家財保険ではどのような時に保険金が支払われるか知っていますか?基本的補償内容を紹介します。 


【補償内容】 

  • 火災 
  • 台風・豪雨・大雪・落雷などの自然災害
  • 水濡れ(マンションなどの水漏れ)
  • 盗難

などで家財が被害を受けたケースで補償されます。 


 例えば大雨が原因の浸水で洗濯機が壊れてしまったという時や火事でソファや洋服が燃えてしまったという時が対象になります。


上記のような原因で家財が被害を受けた時、一つ一つ買い揃えるとなるとかなりのお金がかかります。持ち家賃貸に関わらず家財保険に入っていれば安心ですね。


 保険商品や契約により保障されないケースもありますので必要な保障がしっかり得られるように申し込みの際は注意しましょう。

家財保険で付けておきたい特約①個人賠償責任特約

おすすめの特約一つ目は個人(日常生活)賠償責任特約です

この特約では
  • 買い物中、売り物の食器を割った
  • 子供がボールで遊んでいて他人の車に傷をつけた
  • ペットが通行人を噛んでケガをさせた
というような法律上損害賠償責任を負うケースで補償されます。


気になるのが保険料ですね。保険会社や契約内容によって変わりますが、月々百円~数百円程度です。


お手頃な保険料で大きな安心が手に入るのでぜひつけておきましょう。

家財保険で付けておきたい特約②借家人賠償責任特約

おすすめの特約二つ目は借家人賠償責任特約です

持ち家ではなく賃貸の場合の特約で、大家さんに対する損害賠償責任を補償します。

例えば料理をしていて火事を起こし部屋が燃えてしまった場合、借主には原状回復義務があります。
火事の規模によってはかなりのお金がかかりますが、特約に入っていれば保険金が下りるため安心です。

多くの場合、借家人賠償責任特約に入ることが物件を借りる時の条件になっています。契約更新の際に家財保険の更新をし忘れてしまうこともあるので気を付けましょう。

持ち家の方には家財保険が必要!その理由は?

持ち家の場合、「火災保険に入っていて建物は補償されるから家財保険まではいらないのでは?」と思っている人も多いかもしれません。


しかし、持ち家の方には家財保険が必要です


確かに火災にあった際、火災保険に入っていれば保険金が下りますがそのお金は住宅ローンにあてられて手元に残らないこともあります。


それでも生活をするために、家電製品や家具を一から買いそろえなければなりません。家財保険に入っていれば保険金が下り、必要なものを購入することができます。


家具や電化製品をそろえるのには意外とお金がかかります。必要以上の保険をかける必要はありませんが、生活を立て直せる金額が給付されるよう家財保険に加入するといいでしょう。

家財保険の加入率はどれくらい?

「家財保険の必要性は分かったけど、実際に持ち家でもみんな入るの?」という疑問もあるかもしれません。


そこで持ち家の方の家財保険の加入割合を紹介します


持ち家の方(火災保険加入済み)の補償対象は

  • 建物のみ:23.0%
  • 建物および家財:62.9%
  • 家財のみ:2.8%
  • その他:11.4%

となっており、家財保険に加入の割合はおよそ65%です。(参照:住宅購入および火災保険に関するWebアンケート調査


持ち家の半数以上の人が建物とセットで家財の補償もつけていることが分かります。

家財の対象となるものと家財の対象外のもの

家財と一言で言っても具体的にどのようなものが対象となるのか分かりにくいですね。


中には同じものでも持ち家と賃貸では扱いが違うものもあります。


被害を受けた時、「家財保険から保険金が出ると思っていたのに対象外で困ってしまった」ということが起こらないように家財の対象になるかどうかは加入する時にしっかりと把握しておきましょう


そこでここでは家財について

  • 対象になるもの
  • 対象にならないもの

を具体的に紹介します。


家の中にあるものなのに家財に含まれなかったり、家の外に置いてあっても対象になったりと少しややこしいと感じるかもしれませんが、ここでしっかり確認しておきましょう。

家財の対象となるもの

まずは家財の対象になるものを紹介します


家財という言葉は日常ではあまり使わないかもしれませんね。家財保険の対象になるものは具体的に次のようなものです。

  • 電化製品:冷蔵庫・パソコン・テレビ・電子レンジ
  • 家具:タンス・本棚・ソファ・テーブル・寝具
  • 服飾品:バッグ・洋服・アクセサリー
  • その他:書籍・DVD・ひな人形・ゴルフ用品・レジャー用品

上記はほんの一例ですが、基本的に家の中にあり、建物に含まれないものだと考えておくと分かりやすいですね。


ただし、自転車は家の外に置いてあっても家財保険の対象になりますので、保険金を請求する時に忘れないようにしましょう。

家財の対象外のもの

次に家財の対象にならないものを紹介します。家の中にあるものでも家財に含まれないものがありますので注意しましょう。


家財対象外の例

  • ペットなどの生き物
  • 現金・預金通帳
  • 株券・商品券・切手
  • 商品・業務用の備品
  • 自動車・バイク・船舶・飛行機

現金や預金通帳は契約内容によっては盗難の補償の対象になります。


また、同じものでも状況により対象外になることがあります。


例えば、カメラは家財保険の対象になりますが、旅行などで家の外に持ち出している時に破損したケースでは保険金は支払われません。


エアコンは持ち家の場合は建物の付属品として家財には含まれませんが、賃貸住宅で借主の所有物の場合は家財保険の対象になります。

注意:家財の中には明記物件として申請が必要な物もある

基本的に家の中にあるものは家財保険で補償されることを説明してきましたが、以下のような家財には注意が必要です。

  • 壺・絵画などの美術品
  • アクセサリー・宝石などの装飾品
  • 稿本・設計書
上記のような30万円以上の高価なものや貴重な品は事前にリストを作り明記物件として申請が必要です。事前に申告をしておかないと保険金が下りないことがあるので気を付けましょう。

また、事前に申告しておけば必ず補償されるわけではなく、会社によっては
  • 1件につき上限100万円まで
  • 全体で1000万円まで
といった条件もあるので申込時に確認が必要です。

明記物件の取り扱いは会社によってかなり異なるので、自分にとって最適な会社を選びましょう。

参考①:家財保険に入っていても家財が補償されないケースが?

家財保険の対象になるものならないものについて詳しく解説してきました。


ここでは対象となる家財でも補償されないケースについて紹介します


【地震・津波・噴火による被害】

地震や噴火が原因の火災や、津波による浸水の被害にあっても補償されません。これらの災害による被害に備えるためには別途地震保険に加入する必要があります。


【災害・事故時の盗難】

災害や事故の際、どさくさに紛れて盗難にあってしまった場合。


【持ち出し時の盗難】

自転車などに乗って出かけた際、家の外で盗難にあった場合対象外です。


【故意・過失】

保険金目的等で自ら自宅に放火した場合は当然補償されません。ただし、放火をされてしまった場合は補償されます。

また、寝たばこをして火事を起こしてしまった場合は過失を問われます。


【戦争・内乱】

非常事態時は対象外になります。


さまざまなケースがありますが、地震や噴火・戦争などの緊急事態や、自分に責任のあるケース(故意・過失)、家の外での盗難には対応していないと覚えておくと良いでしょう。

参考②:家財保険のいい選び方

持ち家でも賃貸でも家財保険はぜひ入っておきたい保険ですが、どのように選べばよいでしょうか?


ここでは選び方のポイントを紹介します


【保険料】

年間で4000円から1万円が相場と言われています。保障内容に見合った保険料か確認しましょう。ネットで申し込めるタイプだと保険料が比較的お手頃です。


【補償内容】

それほど高価な家財を持っていないのに1億円が限度額の保険に入っていても仕方がありません。(損害を受けた金額以上の保険金は支払われないため。)

逆に少なすぎても困るので必要な金額が補償されるか確認しましょう。


【特約】

個人賠償責任特約(限度額のチェックも忘れずに)・借家人賠償責任特約など必要な特約がつけられる稼働確認しましょう。


持ち家だと火災保険とセットでお得な商品、賃貸だとネットで簡単に申し込める商品もあります。


さまざまな商品があるので比較サイトなどを参考にすることをおすすめします。

まとめ:持ち家の場合でも家財保険をつけておいた方が安心

持ち家でも家財保険が必要かどうかに関して詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか?


持ち家でも賃貸でも必要な保険であることがご理解いただけたと思います。


この記事のポイントは

  • 家財保険は火災などの際に家財を補償する
  • 個人賠償責任特約・借家人賠償責任特約等の特約がある
  • 持ち家と賃貸だと対象になる家財が異なることがある
  • 30万以上の美術品や宝石などは事前に申請しないと対象にならない
  • 選ぶ際は保険料・補償内容・特約を確認する

です。


持ち家でも火災などにあい、一から生活に必要な家財をそろえると思った以上にお金がかかります。一日も早く日常生活を取り戻すためにも家財保険に入っていると安心です。


ほけんROOMでは他にもお金や保険に関する記事を多数掲載していますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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