更新日:2020/05/04
火災保険金の実際の支払い例って?補償内容ごとに支払い例を紹介!
火災保険金は実際にどのようなケースで、いくら支払われているのでしょうか。火災保険に入っていても、より具体的な支払い例を知りたいですよね。そこで今回の記事では、火災保険の支払い例を補償内容ごとにご紹介して、火災保険金が支払われないケースも併せて解説していきます。
目次を使って気になるところから読みましょう!
火災保険の保険金の実際の支払い例は?
火災保険の保険金はどんな被害で、どれだけの保険金が支払われるのか知りたい方も多いと思います。
実際に起きた被害によっては支払われる保険金の額は違います。
しかし、火災保険の保険金の支払い例を知らない人は多いと思います。
そこで今回は「火災保険の保険金の実際の支払い例と保証内容ごとの支払額」について
- 火災保険の保険金の支払い例は保証内容によって変わるの?
- 火災保険の保険金が下りない場合がある
- 地震保険の保険金はいくらぐらい支払われる?
- 個人賠償責任特約で支払われる保険金の事例は?
ぜひ、最後までご覧ください。
実際の保険金支払い例を補償内容ごとに紹介!
火災保険の保険金支払い例には様々な保証内容があります。みなさんがよく知っていると思うのは、火災や落雷によって保険金が支払われる事例だと思います。
しかし、火災保険は火災や落雷以外の災害でも保険金を受け取れることができます。
風災、雹災、雪災、水災など様々な災害でも保険金を受け取れることができます。建物や家の設備などの損害は想像以上に高額になるケースがあるので、火災保険に入っていたことで助かっている人もたくさんいます。
なので、他人事にはせず火災保険についてしっかりと学んでおきましょう。火災保険について学ぶことは無駄ではないと思います。
ここからは実際に火災になどの災害で保険金が支払われた例を、災害別に紹介していきたいと思います。
ちなみにここから事例を解説していきますが、保険金が損害額よりも多い理由を最初に解説していきます。
それは臨時費用が保険金の中に含まれているから保険金が損害額よりも多いのです。
火災・落雷の保険金支払い事例
- 例1.タバコの不始末で火災、260万円を保証
- 例2.落雷によってパソコンが故障、33万円を保証
風災・雹災・雪災の保険金支払い事例
- 例1.台風の影響でひさしに穴があいて13万円を保証
- 例2.雹で窓ガラスが割れて18万円を保証
- 例3.風雪によって、どいが破損し7万円を保証
水災の保険金支払い事例
- 例、土砂崩れによる建物の破損で2000万円を保証
水濡れの保険金支払い事例
- 例1.自宅トイレの排水管が壊れ水が漏れてしまって10万円を保証
- 例2.防水パンから排水があふれてしまい90万円を保証
盗難の保険金支払い事例
- 例1.空き巣に入られ宝石を盗まれて15万円を保証
- 例2.物置からゴルフセットと釣具を盗まれて37万円を保証
火災保険の保険金が下りないケースって?
火災保険は火災だけではなく様々な自然災害など幅広い範囲の損害を保証してくれますが、住宅に関する損害ならなんでも保険金の支払いが下りるとは限りません。
契約者や保険に加入していない人、一緒に生活している人の重大な過失または法令違反などによって発生した損害には保険金の支払いはありません。
例えば、保険金の支払い目的で自宅に放火をした場合などは、保険金は下りません。
一番重大な過失に陥るケースは、寝タバコです。これは過失になってしまうので、火の管理は徹底的に行う必要があります。
少しでも注意をしていれば防げたのにもかかわらず、それを見過ごしたときも保険金の支払いはありません。それではばかばかしいですよね
ここからは火災保険の保険金が下りないケースについて、さらに詳しく解説していきたいと思います。
経年劣化による被害の場合
経年劣化とは年月が経つうちに製品の品質や性能が低下することを言います。
火災保険では経年劣化によって発生した損害では保険金の支払いは行われません。火災保険は突然、突発的に発生した損害の保証を行うものなので、経年劣化で発生した損害には保険金の支払いはありません。
日頃から適切にメンテナンスを行っていくことが大事になってきます。
被保険者に重大な過失があった場合
自宅がいくら燃えたとしても、被保険者や契約者に重大な過失があった場合は保険金の支払いはありません。
ちなみにどのような場合があると重大な過失なるかご存知でしょうか?重大な過失とは、少しでも注意を払っていれば防止できたのに、それを見過ごした状態です。
重大な過失に相当するかどうかは個々の案件の状況によって判断されます。火災においては油を入れた鍋に火をかけて長時間その場を離れたりとか、寝タバコが重大な過失に該当します。
被害から3年以上が経って保険会社に連絡した場合
地震が原因の場合(地震保険未加入の場合)
地震や噴火などによって起こる津波よる損害では火災保険の保証対象外です。なので、火災保険といっしょに地震保険にも加入することをおすすめします。
地震保険で対象となるのは、地震や津波によって起こる津波が原因で起こる以下のことです。
- 火災
- 損壊
- 埋没
- 流出
参考①:地震保険の保険金支払いの具体例は?
地震保険の保険金支払いの具体例を実際に起きた例をもとに解説していきたいと思います。
- 例1.自身で棟部分が崩れて、建物に亀裂ができて50万円を保証
- 例2.地震によって外壁にひびが入って30万円を保証
参考②:個人賠償責任特約の保険金支払いの事例
- 例1.自転車で駐車中の自動車にぶつかって16万円を保証
- 例2.給湯管から水漏れして1階下の部屋の天井にシミができて20万円を保証
まとめ:火災保険の支払い例を参考に保険金を請求しよう!
火災保険の支払い事例を保証内容ごとに解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは
- 火災保険は火災以外の自然災害(風災、水災、雹災など)で起きた損害でも保険金が支払われる
- 同居親族等の重大な過失や法令違反で生じた損害には火災保険の保険金は下りない
- 地震が原因で起きた損害は地震保険に加入していないと保険金が下りない